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空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

ティーチャーズに、今一度だけチャンスを与えて下さい!

 千円前後のウイスキーと二千円以上のウイスキーでは、味も香りもまるで違う。
 安心して飲めるウイスキーを飲みたければ、二千円以上のものを選んだ方が良い。
 その現実は、よくわかっているのだが。
 しかし日常に気軽に飲めるウイスキーを探して、つい千円前後のウイスキーばかり飲んでは、たいていガッカリするという繰り返しをしている筆者だ。

「千円前後のウイスキーは、すべて不味い」というのなら、スッパリ諦めて二千円以上のウイスキーを飲むが。
 しかし時々、千円前後で案外イケるウイスキーに出合ってしまうから、安いウイスキーも飲むのを止められずにいる。
 で、こだわりの酒ばかり置いてある酒屋の店主が、「良心的な製品」として自信を持って勧めていたスタンダード・スコッチが、次の三つだ。
 ホワイト&マッカイ、ベル、そしてティーチャーズ。
 確かにどれも、間違いなく美味かった。

「美味かった」
 そう過去形で書いたのは、その中のティーチャーズを製造していた会社が、あのサントリーに買収されてしまったからだ。
 ティーチャーズと言えば、他のスタンダード・スコッチより高い比率でモルト原酒を使用していることが売りだった。
 そしてティーチャーズはサントリーに買収された後リニューアルされ、悪い方に変わった。
 ストレートで美味しく飲めた名門スコッチが、割ってハイボールにでもしなければ飲めない、ただの安酒になってしまった。
 リニューアルされたティーチャーズについての悪評は、ウイスキー好きなら多くの者が知っている。

 ところが最近、サントリーがティーチャーズの販売に力を入れている。
 普通の酒屋だけでなく、コンビニのお酒コーナーでも「150年こだわった、スモーキースコッチ。」との宣伝文句を大書した紙をボトルの首からぶら下げたティーチャーズが売られているのを、よく見る。

「その150年こだわって造り続けてきた名門スコッチを台無しにしたのは、サントリー、お前だろうが!」と心の中で悪態をつきながら、ティーチャーズを眺めてきた筆者だが。
 しかしサントリーが扱うようになって、ティーチャーズは以前より安くなった。
 そして筆者は、スモーキーなスコッチが大好きである。
 だから安さにも釣られ、「もう一度だけ騙されてやろうじゃないか」という気持ちになって、自称「150年こだわった、スモーキースコッチ。」を買ってみた。
 買い値は、何と898円である。

ティーチャーズ・ポップP1120475

 キャップを開けた直後の香りは弱い。
 他の良いウイスキーのように、キャップを開けただけで良い香りが漂ってくるようなことは無い。
 グラスにワンショット注いで揺すると、穏やかながら甘いハニーな香り、続いてスモーキー香、さらにその底にアルコールの匂いを感じる。

 飲んでも若いアルコールのキツさはあるし、ウイスキーらしい甘さとコクとビターさもまだ広がりきらずに縮こまっている印象。
 だが、ホワイトホースの開封直後のような、痛いレベルのアルコールの刺激は無い。
 チェイサーさえあれば、開封直後でもストレートで充分飲める。
 これは意外だった。
 リニューアルされて間もない頃のティーチャーズより、間違いなくまろやかで、かつスモーキーになった。

 サントリーに買収されてリニューアルされた直後のティーチャーズは、以前より安くなったが不味くなった。
 文字通り、「安かろう、悪かろう」だった。
 サントリーに買収される前のティーチャーズよりスモーキーさとコクが弱まり、代わりにアルコールの刺激が強くなった。
 だからティーチャーズが好きだった筆者は、それを不味くしたサントリーを深く恨んだ。
 しかしリニューアル後のティーチャーズを「不味くなった」思ったのは筆者だけではなかったようで、同様に「味が落ちた」と言うウイスキー好きが大勢いた。
 その悪評が、サントリーをも動かしたのだろうか。
「150年こだわった、スモーキースコッチ。」の宣伝文句をボトルの首から下げて売られていた今のティーチャーズは、リニューアル直後の悪評高かったティーチャーズよりただスモーキーになっただけでなく、コクも増し、かつまろやかになった。
 サントリーはティーチャーズをリニューアルした後、さらにブレンドを変えて再リニューアルして「150年こだわった、スモーキースコッチ。」として売り出しているように思える。
 サントリーは「ハイボールなら、さらにスモーキーさが際立つ」とも宣伝しているが。
 ホワイトホースと違って、開封直後のまだ空気とろくに触れ合っていないうちから、ストレートで充分飲める。
 さらに数日間待って空気と触れさせるのが、とても楽しみになった。

 で、日に一度キャップを開けて軽く揺すりつつ一週間待ち、改めて飲んでみた。
 グラスに注ぐと、今度は甘いウイスキーらしい香りをしっかり感じる。
 飲む前はほのかだったスモーキー香が、飲むと口の中から鼻孔へと抜けて行く。
 口当たりも悪くなく、ストレートで意外に飲める。

 サントリーに買収される以前のティーチャーズは、モルト原酒を45%使っていて、「今もそれは変わっていない」と言う。
 リニューアル直後のものはともかくとして、少なくとも現在流通しているものは「そうかも知れない」と思わせる出来だ。
 バニラの甘さがありクリーミーでコクもあり、そしてスモーキーでなかなかイケる。
 余韻はスモーキー香が主体で、そして甘やか。
 確かにこれは、スモーキースコッチだ。

 この空気に触れさせた今のティーチャーズを、大切に取っておいてあるリニューアル以前のティーチャーズ(以後、旧ティーチャーズ)とまず飲み比べてみた。
 旧ティーチャーズの方が、少しだけまろやかな印象だ。
 しかし今の新しいティーチャーズの方が、よりスモーキーに思える。
 甘さもスモーキーさも香りも、今のティーチャーズの方が個性がはっきりしている。
 ある時、グラスに注ぐ際にうっかり少量、今のティーチャーズを手にこぼしてしまったが、するとその手からピート香が漂ってきた。
「150年こだわった、スモーキースコッチ。」と宣伝されている今のティーチャーズは、それくらいスモーキーだ。
 ストレートでは旧ティーチャーズの方が飲みやすいものの、今のティーチャーズもリニューアル直後のものより良い意味で「変わった!」と言い切れる。

 続いて、スタンダード・スコッチで筆者が「一番好き!」と言える、ジョニ赤と飲み比べてみた。
 もちろん、ストレートで。
 比べると、ジョニ赤の方がよりスモーキーで、ビターさがある。
 そしてジョニ赤の方が、よりまろやか。
 ただジョニ赤も甘く力強いが、ティーチャーズの方がよりコクがあり甘い。
 ジョニ赤はチェイサー無しで飲めるが、ティーチャーズはチェイサーを用意しておいた方が良い。
 余韻も、ジョニ赤の方が強いし長く続く。
 飲んでいる時にはティーチャーズによりコクと甘さを感じるが、余韻ではそれが逆になる。
 個人的にはジョニ赤の方が好きだし「より良い」と思うが、ティーチャーズも意外に健闘していてジョニ赤に迫る品質だ。

 ホワイトホースとも、飲み比べてみた。
 今のティーチャーズはとにかく甘くスパイシーで、そしてスタンダード・スコッチの中では際立ったスモーキーさがある。
 この価格帯では意外なほどまろやかで、かつウイスキーらしいコクと味わいがある。
 それに比べ、ホワイトホースは香りも穏やかで、甘くビターだが、コクや深みはティーチャーズよりややライトな印象。
 ホワイトホースも「スモーキー」と言われるが、スモーキー香はティーチャーズやジョニ赤より明らかに弱い。
 スモーキーさは、飲んだ後に余韻に感じる。
 ほぼ同じ価格なら、ホワイトホースよりティーチャーズが勝る。
 ホワイトホースの方がより若いアルコールの刺激を感じ、ストレートで飲むならチェイサーは絶対に欲しい。
 だがチェイサーで口の中をリフレッシュしつつほんの少しずつ口に含むと、ホワイトホースは花の蜜のように甘く、そして心地良いスモーキーさが余韻に残る。

 ティーチャーズやホワイトホースを飲んだ後でジョニ赤を飲むと、「ジョニ赤はまろやかだなー」と実感してしまう。
 だがジョニ赤には及ばないものの、このクラスとしては間違いなく「お値段以上」のウイスキーだ。
 ジョニ赤より原酒に少し若さを感じるものの、ホワイトホースよりまろやかで、普段飲みとしては充分な品質だ。

 ウイスキーはとにかくハイボールでゴクゴク飲ませたがるサントリーは、このティーチャーズも「ハイボールなら、さらにスモーキーさ際立つ」と宣伝している。
 実際にハイボールを作ってみると、確かにスモーキーだ!
 何かの薫製のような匂いが辺りに漂う。
 コクはそれなりにあるし、ウイスキーらしい味わいもそこそこある。
 しかしコクやウイスキーらしい味わいより、とにかく「スッキリ!」という印象が強い。
 喉越しを楽しむタイプのビールのように、ゴクゴク飲むのに向いている。

 同じハイボールなら、ホワイトホースの方がコクもあり濃い味で、余韻も楽しめる。
 そしてブラックニッカ・リッチブレンドのハイボールの華やかな香りと味わいにも、遠く及ばない。
 だが、ティーチャーズのハイボールはコクは程々で余韻は無くとも、スモーキーさを感じつつスイスイ飲めるから、料理にはとても合うかも。

 ウイスキー好きな筆者としては、ハイボールならホワイトホースやブラックニッカ・リッチブレンドの方が明らかに美味いと思う。
 だがとにかくスッキリしていて飲みやすいので、「ウイスキーでなく、ハイボールが好き」という人には、ティーチャーズのハイボールの方が好かれるかも。

 スーパードライのように、麦芽を減らし糖質副原料(米・コーン・スターチなど)を法律の限界まで減らした旨味の少ないビールをキンキンに冷やして、料理を流し込みつつ喉越しでガブガブ飲んでいる人達には、このティーチャーズのハイボール、きっと好かれるだろうと思う。
 スモーキー香こそあるものの、ウイスキーらしさとかをあまり感じさせず、とにかくスッキリ感が強いので。
 つまり「ウイスキー好きにはホワイトホースやブラックニッカ・リッチブレンドのハイボール、日本のハイボール好きにはティーチャーズのハイボール」と言ったところか。

 少なくとも筆者は、サントリーが推すティーチャーズのハイボールは、もう二度と飲む気はない。
 筆者はまずティーチャーズのハイボールを飲んでみて、その味と香りに満足できなかったので、直後に続けてストレートで飲んでみた。
 そして個人的にだが、味、香り、余韻、すべての面で「ティーチャーズは、ハイボールよりストレートで飲む方がずっと美味しい」と心から感じた。

 それにしても、サントリーに買収されてリニューアルされた後は、ウイスキー好きにとかく評判の悪かったティーチャーズだが。
 最近になり、サントリーが「150年こだわった、スモーキースコッチ。」と宣伝に力を入れるようになってあまり期待せずに飲み直してみたところ、良い意味で「変わった!」と間違いなく感じた。
 ジョニ赤にこそ及ばないまでも、それに匹敵する品質に今はなっている。
 サントリーの宣伝通り、今は間違いなく“スモーキースコッチ”になっている。

 リニューアルされたティーチャーズを飲み、ガッカリしてティーチャーズを見放したウイスキー好きの皆さん。
 サントリーに買収こそされたものの伝統あるティーチャーズに、今一度だけチャンスを与えてやってほしい。
 リニューアル直後のものはともかく、今のティーチャーズはスモーキーなスコッチを好きな人が、気楽に飲めるお安い上に良いスコッチになっている。

 それにしても、悪評に耳を傾け、ブレンドを変えてティーチャーズの質を良くしたサントリーの判断を誉めたい。
 このように品質をより良くする姿勢があるのなら、「あの角瓶を、何とかまともなウイスキーにしてもらいたい」と思うのは、筆者だけだろうか。
 消費者の反応に敏感なサントリーが、ティーチャーズは変えても角瓶は変えないということは、「角瓶を飲む人はみなハイボールなどにして割って飲んでいて、角瓶をストレートや濃いめで飲む人などまず存在しない」ということなのだろう、多分。

 それにしても、ハイボールで飲むにしろ、ストレートで飲むにしろ、「千円以下でティーチャーズが買える今、あえて千三百円前後も出して角瓶を買う」という感覚と味覚と嗅覚が、少なくとも筆者には理解できない。

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軽自動車に乗るのは「恥ずかしい」か?

 独身で「カネはどう使おうが勝手」という事もあって、筆者は金銭感覚が“変”である。
 普通の人が金をかける部分に殆ど遣わず、その代わりに個人的な趣味には呆れられるほど遣う。

 例えば筆者はブランドものの持ち物や衣服には全く興味が無く、普段の服はユニクロ、場合によってはワークマンで買って平気だし、腕時計はカシオ、そして先週も記事に書いたが乗っている車は軽自動車だ。
 その代わり、写真と書籍には全く惜しいと思わずに金を遣っている。
 筆者は元々活字中毒の“本の虫”だが、本は「欲しい!」と思ったら迷わず買う。
 学生時代には本気で「写真家になりたい!」と考えていて、それは諸事情があって断念したものの、写真を撮るのは今でも好きだ。
 だからカメラも、人から呆れられるほど持っている。
 何しろライカだけで8台持っていて、他にもドイツ製のカメラが20台近くある。
 国産の一眼レフカメラと交換レンズについては、冗談でなく「何十台持っているか、自分でも把握できていない」のだ。

 車も、実は好きである。
 何しろ幼い頃の筆者の一番のおもちゃはミニカーで、車の名前もいろいろ覚えた。
 車の運転は、今でも大好きである。
 ただ遣えるカネは有限であり、「まず本と写真に遣いたい」という理由で、車は維持費の安い軽自動車にしている。

 筆者は良く言えば「割り切りの良い」、平たく言えば極端な価値観の持ち主で、「車も衣服も持ち物も他人に見せて恥ずかしくない“ほどほど”のものを買う」というバランス感覚を持ち合わせていないのだ。
 本は部屋の床が傾くほど買い、カメラも通好みの凝った良いものを揃えるが、服は安物で車は軽自動車で全く平気で恥ずかしいとも思わない。
 それが筆者という人間なのだ。

 筆者は車も好きだ。
 しかし筆者は、レーサーになるつもりで車に乗っているわけではない。
 本を読めば知識が広がるし、写真を撮れば作品ができる。
 しかしレーサー志望でない筆者にとって、車は「単なる移動の手段」に過ぎない。
 車は知恵や知識を与えてくれるわけでなく、何か作品を残してくれるわけでもない。
 良い車を買ったところで、ただ「移動が快適になる」、それだけに過ぎない。
「乗っていて気持ちイイ」、ただそれだけの為に何百万円ものお金を遣うのは勿体ないと、個人的に心から思う。
 だから筆者は車(それに服や装飾品)にかけるお金を思い切り切り詰めて、使えるお金は書籍とカメラに集中したのだ。

 近くの長屋、文字通りの棟割り長屋(しかも古くてボロ)に、ベンツに乗っている人がいる。
 トイレすら汲み取り式の老朽化した長屋の狭い庭いっぱいにベンツが停められている光景は、確かに異様ではある。
 何にカネをかけるか、それについての価値観は筆者と真逆ではあるが。
「今にも傾きそうな長屋に住んでも、車にカネと時間すべてをつぎ込む」
 そんな生き方も「アリ」だと思うし、筆者は理解できる。

 仕事の際に、筆者が上司と車(職場の公用車)で移動した時、その上司がこう言った。
「いいよなぁ、クラウン。でも俺なんかがクラウンに乗ったら、周りから、あの人は何してるんだろうと変な目で見られるし、だから俺は、その下のランクの車で良いんだ。人には、分相応ってものがある」
 ナニ言ってんだぁ、コイツは。
 筆者は心底うんざりしたし、「この上司は人として尊敬できない」と思った。
 どーでもいいじゃないかよ、周りの人からどう思われようが。
 自分のカネをどう遣おうが、それは本人の自由だし、クラウンに乗りたければ誰にも遠慮せず乗れば良いのだ。
 少なくとも筆者には、「自分の意志より、周りの人にどう見られるかに重きをおく」種類の人の気持ちが理解できない。
 他人に迷惑をかけず、法も犯していないなら、何をしようが個人の自由だと、筆者は思っている。
 だから筆者は安い服を着て軽自動車に乗り、少しでも良いカメラを探しては写真を撮り、本を山ほど買って読んでいる。

 人、特に女性には持ち物で相手の人としての値打ちを判断する者が、少なからずいる。
 実際、「信じられるぅ!? デートに軽自動車で迎えに来たのよ、だからその場で振ってやったわ!」とドヤ顔で言う女性が間違いなく存在することも知っている。
 だが筆者は構わず軽自動車で迎えに行き、そしてそれでイヤな顔をされたり、振られたりしたことは、ただの一度も無い。
「自分には、こんな取り柄がちゃんとある」という確固たる自信があれば、人は、女性も交際する値打ちのあるまともな人なら、必ずついて来る。

 近年、普通車のそれによく似た白いナンバーをつけた軽自動車を、実によく見かける。
 町内会の同じ隣組にすら“白ナンバーの軽”に乗っている人がいるのだから、例の白ナンバーの軽自動車の増加ぶりは恐ろしい勢いだ。

 で、不思議に思ってよく見てみると、ナンバーの隅に本当に小さく、しかも地味な色でラグビーボールや東京オリンピック・パラリンピックのマークが入っている。
 調べてみると、2017年4月より、千円以上の寄付を条件に、軽自動車のナンバーを普通車と同じ白いプレートにできる制度(通称ラグビーナンバー)が始まったそうだ。
 そしてさらに、オリンピック・パラリンピック競技大会特別ナンバープレート(通称オリンピックナンバー)も登場した。
「僅か千円の寄付と手数料で、軽でなく普通車に乗っているフリができる!」
 それで昨今、白ナンバーを付けた軽自動車が激増しているようだ。

 特別ナンバープレートにはもう一つ、地方版図柄入りナンバープレート、通称ご当地ナンバーというものも存在するが。
 このご当地ナンバーは、ベースは白でも縁が黄色にペイントされていて、「軽自動車じゃないフリ」が出来ないゆえ不人気なようで、ラグビーナンバーやオリンピックナンバーと違って滅多に見ない
 そしてこの白ナンバーの軽自動車の急増を、筆者は「軽に乗っていながら、軽に乗ってるとは思われたくない」という卑屈なコンプレックスのあらわれと見て、苦々しく思っている。

「いや、自分は純粋にラグビーやオリンピックを応援したくてこのナンバーにしたのであって、コンプレックスなどではない」と言う人がいるかも知れないが、それにしてはラグビーやオリンピックのエンブレム、やけに小さい
 よくよく見なければ、まず普通車の白ナンバーにしか見えない。
 本当にラグビーやオリンピックを好きで応援する人の為のナンバーであれば、エンブレムははっきりわかる大きさでなければおかしい。
 また、このラグビーナンバーやオリンピックナンバーに変更したドライバーの7割以上が軽自動車のオーナーである事実を見ても、「ラグビーやオリンピックを応援すると言うより、とにかくナンバーの色を普通車と同じ白に変えたいのが大半の人の本音」というのが現実であろう。

 と言うと、「白ナンバーにするのは、見栄を張ってるとか、コンプレックスとかじゃない、ただナンバーの黄色が車体の色と合わなくて嫌なだけなんだ!」と反論する方がいるだろう。
 軽自動車の黄色いナンバーは、確かに白より目立つ。
 だから色彩に過敏な人は、「お金を出し手間をかけてでも、ナンバーを白に変えたい!」と思うかも知れない。
 その種の、ただ純粋に「見栄もコンプレックスも何も無く、軽自動車の黄色い色が死ぬほど嫌い!」という人が、自分の軽自動車のナンバーを白に変えるのは認めよう。

 そうではなく、「軽自動車に乗っていると思われたくない、恥ずかしい」という理由でナンバーを白に変える卑屈な心根の人を、筆者は心から軽蔑する。
 少なくとも筆者は、道路を走る上では「ベンツやレクサスも、アルトやミラも対等」と思っているし、胸を張って軽自動車に乗っている
 女性とのデートにも、その軽自動車で堂々と迎えに行く。
 筆者の人としての中身も見ずに、ただ「車が軽自動車だから」というだけで冷たくなるような女性は、そもそも筆者の方から選ばない。
 よく、「男のくせに軽自動車なんて、恥ずかしい」と言う人がいるが。
 そんな人については、「軽自動車が、いつ女性専用車になった?」と小一時間問い詰めたいものだ。

 何しろ他に優先してお金を遣いたいものがあって、「車は移動の手段」と割り切っている筆者だが。
 そんな車に詳しいと言えない筆者でも、「エセ白ナンバーの軽自動車」はすぐわかる。
 ナンバーの隅に、わざと(?)小さく入れたエンブレムは見えなくとも、白ナンバーの普通車にしては妙に車体が小さいからだ。
「巨乳と思っていたら、実は豊胸手術をしたニセモノだった」という女性の方が、元の微乳のままの女性よりさらに残念であるように。
 最初から軽自動車とわからせて乗っているより、「普通車のように見せかけて、実際は軽だった」という方が、ガッカリ感や騙された感はより強い。

 筆者は、日本の道路事情にも合い、小さなボディでありながら極限まで車内を広くした、今の軽自動車が大好きだ。
 だから周囲の人達にどう思われようが全く気にしないし、これからも軽自動車に乗り続けるつもりだ。
 もちろん黄色のナンバーのままで、堂々と。

 この軽自動車の件だけでなく、「日本人は、何故こうも見栄と世間を気にするのか?」と、不思議に思う。
「こういう服を着て、こういう車に乗り、こういう家に住み、こういうブランドのものを持つべき」とか、いちいち鬱陶しいのだよ!
 ただある方面にお金を遣わないでいると「いい年をして、貧乏人www」と馬鹿にするくせに、逆に普通より良いものを持っていると妬むのだから、本当に心から面倒くさい。
 安い服を着て軽自動車に乗っていても卑屈になるつもりは全く無いし、カメラなど良いものを持ってはいてもそれを自慢したり見せびらかしたりするつもりも全く無い筆者としては、この国は少々息苦しい。

 近年、日本のテレビでは外国人(たいてい白人)に日本を誉めさせ、「日本、スゲー!」という結論に持って行って盛り上がる番組が増えているが。
 欧米に実際に何年か住んでいた日本人によると、「外国人は日本に殆ど無関心で、日本のことも殆ど知らない」のだそうだ。
 それで良いのだ、お互いに。
 日本人は何故「外国人が日本をどう思うか」を異様に気にして、そして外国人に「日本はスゴい!」と言ってもらえないと安心できないのだ?
 それは日本人同士でも同じだ。
 日本人は何故こんなに「周りが自分をどう思うか」を気にし、そして誉めてもらえないと安心できないのだろうか。


 周りに迷惑をかけず、そして法にも触れていなければ何をしても良いと、筆者は本当に考えている。
 だから綺麗な花や可愛い猫がいれば、出掛けた先でも人目も気にせず地べたに腹這いになって写真も撮るし、ミリオタ趣味(特に戦争映画ではたいてい悪役な、欧州某国軍が好き)も隠さず平気で軍放出のジャケットやコートを着たりしている。

 かつての大ヒット曲の歌詞の、「ありのーままのー、姿見せるのー、ありのーままのー、自分にかえるのー」ではないが。
 もっと自由に、もっと好き勝手に生きて良いと思うぞ、日本人たちよ。
周りからどう見られるかなど、本当に知ったことではない」と、筆者は心から思って生きている。
 だから「軽自動車と見下されたくないから」と、見栄でラグビーナンバーやオリンピックナンバーといった“エセ白ナンバー”に飛びつく人の気持ちが、全く理解できずにいる。

 例の“エセ白ナンバー”を付けた軽自動車は、己の意志や考えよりも「周りからどう見られるか?」を大切にする日本人の気性を考えれば、これからも増え続けるだろうが。
 それにしても、わざと隅に小さく目立たぬよう形だけエンブレムを入れた、軽自動車を普通車もどきに見せるナンバーを出してまで金稼ぎをするとは
 それに見事に釣られてしまう民衆も民衆だが、日本という国の指導者層も品性がかなり卑しい

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空を見て無心に…

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 私、自然や動物の番組が大好きで、よく見ているのですが。
 野生の動物、特に雄たちを見ていて、よくこう思います。
「雌を廻る争いなんて止めれば、穏やかに長生き出来るのに」
 マジでそう思います。

 よく“草食化”とか言いますが、草食動物の雄だって、メスをめぐる争いは激しいですし。
 人間だって、女性をめぐって争い合う男は少なくないです。

 バカバカしいですよ、そんなの。
 命を賭けて争うほどの価値はメスには無い、って、この年になるとつくづく思います。
 同窓会などに行けば、「君の為なら死ねる!」とまで本気で思った美少女も、今やただの太ったオパサンになっていて、こんな女に思い詰めて愛の告白などした自分が、心から恥ずかしくなります。

「彼女を失ったら、生きて行けない!」などと思い詰めている貴方、頭を冷やして、よく考えて!
 今は美少女でも、みんないずれ“ただのオバチャン”になるのだよ、本当に!
 嘘だと思うなら、一度、彼女のお母様に会ってみるのも良いですね。
 彼女は、たいていお母様そっくりになりますから。

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高い空

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 大腿骨突発性壊死、病名を聞いた時には、「困ったな」と思いましたが。
 でも私、病気には慣れているんですよ。
 幼い頃から病弱でしたし、喘息持ちで、メニエール病で片耳の聴力も衰えて。
 日本で20人目という難病にも罹って大手術をして、その後遺症を今も引きずっていますし。
 だからショックは、それほど無かったです。
「そうか、じゃあ治療とリハビリ、気長に頑張るか」
 気持ちはそんな程度です、本当に。

 一病息災と言いますが、それ、本当ですよ。
 私、いろいろ病気はしていますし、今も通院中ですけれど、苦にせず普通に生きてますから。
 自分は丈夫だと過信している人達と違って無理はしないし、そして具合が悪い時も、「安静にしていればそのうち治る普通の具合の悪さ」か、それとも「すぐ病院に行くべき只事でない不調」か、すぐにわかりますから。
 だから普段は無理せず適当に生きていて、いざという時にはすぐに病院に行って。

 周囲の人達には、「長生きしないだろうな、お前の姉さんより先に死ぬね」と言われていますが。
 自分では案外長生きするような気がします。

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飽きずに空と太陽を撮ってます

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「膝を痛めた」と以前書きましたが、正しい病名がわかりました。
 大腿骨突発性壊死、だそうです。
 リハビリと治療、頑張らねば……。


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