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空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

流れる雲

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 貴方の周囲に、正論なのだけれど「感情的に賛成できない」という意見を言う人がいませんか?
 ハイ、私がズバリそれです。

 何しろ私、まず小さい頃に東京から地方に引っ越してなかなか土地に馴染めず、さらに小柄で病弱ときていましたから。
 チビで病気がちでしかも余所者がクラスにいたら、学校でどう扱われるか、容易に予想がつきますよね?
 しかも女子ではなく男子です。
 ええ、当然イジメの対象にされましたとも。
 だから私、人間の汚く悪い部分を幼い頃から嫌と言うほど知っていたのです。
 当然私は性悪説に共感しまして、「本当に悪い人なんて誰もいないんだよ」などと真顔でぬかす性善説の人は反吐が出るほど嫌いです。

 イジメの対象にされた時、対処方法は二つに一つです。
 逆らわずに出来るだけ目立たないでいるか。
 それとも理不尽なイジメとは、徹底的に戦うか。
 そして私は後者を選びました。

 けれど戦うと言っても、相手は大勢で、しかも体力も敵の方が勝っています。
 まともに戦っては勝てません。
 だから頭を使い、場所と相手を選ぶんです。
 喧嘩はですね、それこそ死にものぐるいで、どれだけ殴られてもギブアップせず、殺されても構わないくらいの気合いでやるのですが、しかし同時に皆がいる場所でやらねばなりません。
 そうすれば騒ぎになって、やがて教師が止めに駆けつけて来ますから。
 体育館の裏とかの誰も止めに入ってくれない場所に連れ込まれるとか、それは絶対に気を付けなければなりません。
 そのくらい喧嘩は本気で、けれど同時に戦闘力やら何やら、冷静に状況も読んでやらなければならないのですよ。

 私がアメリカとイギリスにまとめて喧嘩を売った東条英機と違うところは、ただ気合いや精神力に頼るのではなく、「そのうち教師が止めに駆けつけて来るだろう」と予想される所で騒ぎを起こしたことです。
 イジメられれば、悔しいです。
 けれど自分の戦闘力では勝てません。
 自分が弱いということも、しっかり認めなければなりません。
 ならば「どうせ勝てないから、仕方ない」と諦めるか?
 ノーです。
 そこで自分の貧弱な戦闘力を自覚した上で、それでどう戦うかを考えるんです。
 感情は一切抜きにして、ただ客観的な理屈だけで考える。
 日本軍顔負けのバンザイ突撃や特攻なみの精神力もフルに沸き立たせるのと同時に、自分の戦闘力も弱さもちゃんと心得、状況も見極めて、KOされる前に引き分けに持ち込める場所で戦う。
 私は幼い頃から、そんな生き方をしてきたんです。

 ですからね、ものを考える時の基本が「まず自分の感情は脇に置いておいて、現実を見て客観的に考えよう」なんですよ。
 だから周囲の人達と、ものの考え方や意見がかなり違いましたね。
 私が安倍政権にとても批判的で「民主党政権の方がまだずっとマシ」と言い切れるのは、イメージだの感情だのに一切惑わされず、現実に起きたことや数字だけを見て理屈で冷静に判断しているからです。
 でもかなり少数派なんですよね、私のような人間というか、日本人は。



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青いキャンバスに白を描き殴る

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 この夏は、猛烈に暑かったです。
 そして初秋になっても残暑が酷いです。
 それでも今日は秋分の日で、これからは太陽が出ている時間が短くなってくるわけだから、涼しくなる筈なんですがね。

 けれど長期予報では、10月も気温は高めのようです。
 そして11月になると気温が「平年並み」に下がるので、急に寒くなったように感じるらしいです。

 寒いのも辛いですが、暑いよりはマシですよ。
 と言うか、近年は猛暑が続いて本当に耐え難いですから。
 以前の夏は、こんなに辛くなかったと思うのですがね。

 冬は、寒ければ厚着すれば済むだけの話です。
 けれど猛暑の夏だと言って裸にはなれませんし、近年の夏は裸になってもまだ暑いのですから、どうしようもないですよ。
 どんなに暑くても皮膚までは脱げないですしね。

 あと、暑いと猫がなかなか寄って来てくれなくて、それも寂しいです。
 肌寒くなると猫がすり寄ってきて、夜も一緒に寝てくれるので嬉しいです!
 私、秋の半ばから春の終わり頃までは、夜はいつも猫と一緒です!!
 正直、女の人と一緒に寝るより幸せデス。

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行きつけの店で見た夕空

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 今日は敬老の日ですね。
 我が家にも年寄りは居ますが、特に別に何もしませんねぇ。
 だって日頃からそれなりに介護とかして世話をしていますし……などと、自分から偉そうに言ってはいけませんね。
 ま、こうした特別の日の年寄りのお祝いやもてなしは、別の町に住んでいて、普段は親の面倒を見ていない姉に任せます。

 でも凄いですね、今年は土曜日も入れれば四連休ですから。
 コロナ禍でも出かける人は出かけるでしょうね。
 姉も我が家の母を連れて旅行に行く計画ですし。

 でも、度々思うのですが。
 休みがカレンダー通りでなく土日や祝祭日も出勤して、平日に週休二日という方は損ですよねぇ。
 だって、こうした四連休とか関係なく、休みは週休二日ですから。
 休みが平日に週休二日の方は、休みがカレンダー通りの人に比べて取れる休日の点でかなり損をしているように思えます。
 でも現実には、仕事は土日も祝祭日も関係ないサービス業等が増えていますから。
 政府が景気対策と消費増を考えていくら連休を増やしても、現実にはその連休もお仕事で「関係ねーよ」と面白くなく思っている人も多いでしょうね。

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秋の金麦&金麦琥珀の秋

 筆者は最近の新ジャンル酒の品質の向上に驚いている。
 もちろん麦芽をたっぷり使った本物のビール、クラフトビールやエールビールなどのプレミアム・ビールとは格が違うし、比べるまでもなく味も香りも満足感も劣るが。
 しかし多くの日本人が“ビール”と認識している、米やコーンやスターチなどの糖質副原料をたっぷり使ったラガー系のアレとはほぼ同等か、モノによってはそれ以上かと思っている。
 筆者は日本人が好きなスーパードライを飲むくらいなら、絶対に新ジャンル酒を飲む。
 値段の問題でなく、味の点で「新ジャンル酒よりスーパードライの方が不味い」と思っている。

 筆者の感覚では、「今の新ジャンル酒≦糖質副原料を何種類も使った日本に多いラガー系のビール<麦芽とホップだけで造ったビール<<<越えられない壁<<<クラフトビールやエールビールなどプレミアム・ビール」という印象だ。
 で、この秋に出された金麦と、限定醸造の金麦琥珀の秋を飲んでみた。

サントリー・金麦琥珀の秋P1200177

 まずは、通常の金麦から。
 金麦は季節ごとに味を変えているが、飲んでみたのは秋の金麦である。
 香りはほのかだが、悪くない。
 メーカーは「まろやかに仕立てた」と言うが、確かに軽めで料理を食べながらグイグイ飲むのに向いている。
 だが夏の金麦より少しだがコクと味わいがある。
「美味しい!」と声を上げたくなるような出来ではないが、優しい甘さと苦さのバランスが良く、飲みやすくて欠点や嫌味がまるで無い。
 後味も案外好ましい。

 さて、金麦琥珀の秋だ。
 メーカーは「ロースト麦芽の香ばしいコク」と言うが、確かにローストされた麦芽の良い香りを感じる。
 名前の通りに琥珀色で、普通のビールと黒ビールの中間のような色だ。

 まず感じるのは麦の豊かな甘さで、その中にローストされた麦芽の香ばしさをほんのりと感じる。
 香ばしくはあるが、苦くない。
 色だけでなく、味も普通のビールと黒ビールの中間のような感じだ。
 だから苦いビール黒ビールが苦手な人にも合いそうだ。
 コクはビールとして考えると「そこそこ」という程度だが、新ジャンル酒としてはコクがある方で飲み応えもある。
 飲んでいる時は「苦くない」と思ったが、飲み終えた後の余韻にホップの不快でないハーブ感ある苦さが残る。
 後味も良い感じだ。

 普通のビール好きにも、黒ビール好きにも好まれそうな、なかなか良い出来の酒だ。
 嫌味も全く無いし、黙って出されたら新ジャンル酒とわからないのではないか。
 サントリービール株式会社はプレミアム・ビールだけでなく安い新ジャンル酒まで、本当に手抜き無く良い物を造る。
 この金麦琥珀の秋は限定醸造品だが、店にあるうちに是非また飲みたく思った。
 今はもう「新ジャンル酒なんて飲めねぇよwwww」と馬鹿にしてはいけない。

 とは言うものの、この10月から酒税が変更され、新ジャンル酒の値段が上がるという。
 その新ジャンル酒といわゆる“ビール”の価格の差が縮まった後が、新ジャンル酒が存続できるかどうかの勝負だろう。
 麦芽と良質なホップをたっぷり使った本物のビールとは、最初から勝負にならないが。
 しかし出来の良い新ジャンル酒なら、「米もコーンもスターチもと、糖質副原料をたっぷり使って麦芽をケチった日本の自称“ビール”にならば勝ち目もあるのではないか」と筆者は思っている。
 実際、筆者は例え同じ値段だとしても、自分で買って飲むならスーパードライより、金麦やザ・リッチや麦とホップなどの新ジャンル酒を選ぶ。

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安倍政権の支持率に大衆の愚かさを痛感する

 筆者は歴史が好きで大学でも日本史を専攻してきたが、歴史を学べば学ぶほど「大衆と言うか民衆は愚かだ」と思わざるを得なくなる

 例えば卑怯者でずる賢い上に、政治的にはまるで無知で後白河法皇にうまうまと利用された源義経が、「判官びいき」という言葉を生んだように大衆の人気と同情を強く集めている。

 また、愚鈍な暴君が失態の挙げ句に「殿中で刃傷」という暴挙に及んで処罰されたのを逆恨みして、何の非も無い吉良上野介を襲ってその家来共々殺害したテロリストでしかない赤穂の遺臣を“赤穂義士”と持ち上げ、吉良を徹底的に貶めたフィクションの芝居『忠臣蔵』が、今もなお人気で上演され続けている。

 さらに“維新”というだけで、その中身もろくに知らずにイメージだけで良いことのように思い込み、これまた自分が政権を握る為に世を乱したテロリストを“勤王の志士”と持ち上げ、苦境の中で頑張った幕府の人間を時代遅れで何も出来なかった間抜けの集団のように貶めて。
 それだけでなく、ただその一方的な良いイメージで維新という名を党の名にも付け、そしてその維新を名乗る党が一定の得票を得ている有り様だ。

 つい近年も、熱心な新自由主義者で国と国民の財産を民間と外資に売り渡し、この国を“派遣さん”ばかりの酷い格差社会にした小泉純一郎氏が、ただワンフレーズのキャッチコピーが上手いというだけで、八割もの国民から支持を得ていた。

 そして大衆の知性と理性に対する筆者の絶望に、止めを刺してくれたのが、つい最近の安倍政権に対する支持率だ。
 安倍氏が辞任を発表すると、その記者会見を見た国民が大いに同情し、下がりつつあった支持率が一気に20%も跳ね上がったのだ。
 そして安倍政権への評価も、「良くやった」と「まあ良くやった」と合わせると、何と70%を越える始末だ。
「あなた方は正気か!?」と、国民に心から問いたい。

 街頭インタビューでは、無名の一国民が「いろいろあるけど、昔から見ればよくやってくれた」と言っていたが。
 本当にそうだろうか?
 安倍政権と言えば、支持される理由の第一は常に「他の人より良さそうだから」で、その“他の人”とはおそらく民主党政権を指すのだろうが。
 それほど今の国民には、民主党政権がトラウマになっている。
 だがここで、イメージではなく事実で冷静に「安倍政権は、本当に民主党政権よりマシか?」を考えてみたい。

 まず、異様な長期政権となった安倍政権の“業績”を、ざっと振り返ってみよう。
 憲法9条の解釈変更による集団的自衛権の行使を容認した安保関連法案(日本を戦争の出来る国にした、いわゆる戦争法案)の、数の力による強行可決。
 平成の治安維持法とも呼ばれる共謀罪も、これまた数の力で強行可決。
 特定秘密保護法案を成立させるのと平行して、国民の財産でもある公文書の改竄と廃棄を進め、情報は極力国民から遠ざけ、都合の悪いことは国民に知られないように全力を尽くす
 沖縄イジメにも力を尽くし、辺野古の美しい海も、反対する現地の人に土人と罵声を浴びせ、機動隊を動員して埋め立てる
 森友・加計問題桜を見る会と、自分のお友達は国民の財産を使ってでも優遇する。
 配下の河合夫妻には選挙資金に一億五千万円も与えて、強引に当選させる
 内閣人事局を作って官僚の人事を一手に握り、出世できるのは佐川氏のような“忖度マン”ばかりにして、真っ当な官僚のやる気を削いでしまった。
 マスコミを依怙贔屓して、批判的なマスコミは徹底的に叩く反面、尻尾を振るお気に入りのマスコミを使って大手のメディアを政府公報の道具とした
 国会答弁で「讀賣新聞に詳しく書いてあるから、それを読んでいただきたい」と堂々と、恥ずかしげも無く答弁できるあたりに、安倍氏のマスコミに対する姿勢がよく現れている。
 だから「悪夢のような」民主党政権下では11位だった国際的な報道の自由度が、安倍政権下で60位よりも下にまで急落した。
 これはただ韓国だけでなく少なからぬ発展途上国よりも下で、先進国中では最低である。
 国会では、首相の身でありながら議長に制止されるまで野党議員に野次を飛ばす。
 それどころか国をまとめるリーダーの筈なのに、自分に批判的な国民を指さして「こんな人達には負けるわけにはいかない!」と叫び、国民の融和でなく対立を煽る
 異常な低金利を長く続け、おかげで国民は預貯金に頼れなくなり、リスクのある投資に手を出さざるを得なくなった。
 それで財産を失った人もいる他、利息の運用からも利益を得ていた保険等の料金も上がった
 これが安倍政権である。

 民主党政権は確かに無能で何も出来なかった。
 しかし何も出来なかった代わり、安倍政権のような悪いこともしなかった
 つい最近の朝日新聞の世論調査で、安倍政権の成果について「良くやった」あるいは「まあ良くやった」と答えた七割の国民に問う。
 安倍政権は「良くやった」どころか、「悪いことばかりした」のではないか?
 民主党政権は、こんなに悪いことをしたか?
 安倍氏とそのお仲間は、民主党政権時代を繰り返し「悪夢のような」と例えるが。
 筆者から見れば安倍政権下の八年弱は、まさに暗黒時代そのものだ。

 と言うと、支持者たちは安倍政権の成果に「アベノミクスがあるじゃないか、経済が持ち直したぞ」と言うだろうが。
 政権に洗脳されてイメージ先行でそう思い込む前に、論理と数字でアベノミクスを冷静に考え直してみよう

 アベノミクスは、デフレからの脱却を目指した安倍首相の経済政策だが。
 果たしてアベノミクスでデフレは脱却したか?
 金融の異次元緩和の結果、円が安くなって株価が上がったが、起きたことはただそれだけだ。
 そしてアベノミクスで2%のインフレを目指したが、結果の物価上昇率は0.5%に過ぎない
 何故か。
 儲かったのは大企業や、あと不動産業などの特定の業種だけで、中小や零細企業や非正規労働者までお金が回らなかったからだ。
 アベノミクスによる賃上げと株高で潤ったのは、ズバリ富裕層だけである。
 安倍氏が幾度も口にしたトリクルダウンという言葉通り、安倍氏は「下々の者はおこぼれを貰えば良い」と思っていたのだ。
 あくまでも大企業と富裕層優先なのだ。
 何故庶民たちがそれを理解できず、庶民たち自身が与党に一票を要れ安倍政権を選挙で勝たせ続けてきたのか、筆者にはその自虐的な行動と心理が理解できない。

 それだけではない。
 例えば安倍氏の支持者は、「アベノミクスで雇用が良くなった」と言う。
 だが安倍氏とそのお仲間が「悪夢のような」と言う民主党時代には35.2%だった非正規雇用の割合が、安倍政権が長く続いた2019年には38.3%に増えているのだ。
 辞任を表明した8月28日の会見で、安倍氏は「四百万人の雇用を作り出した」と自画自賛した。
 しかし安倍政権下で増えた465万人の雇用のうちの350万人までが非正規なのである。
 平たく言えば安倍政権とアベノミクスは、この少子化の国で経済的に結婚できない、あるいは結婚しても子供を産めない非正規雇用を増やしたに過ぎない

 もう一つ数字を挙げよう。
 確かに安倍政権下のアベノミクスで景気拡大は71ヶ月も続き、株価も二万円台を回復し、企業収益も過去最高を記録した。
 しかし例の安倍氏とそのお仲間が言う「悪夢のような」民主党政権の2012年の実質賃金指数を100とすると、安倍政権下の2018年にはそれが96.44に低下しているのだ。
 おわかりか?
 安倍政権下で、実は賃金は「悪夢のような」民主党政権時代より下がっているわけだ。
 しかもアベノミクスと異次元の金融緩和で、物価は0.5%上がっている
 国民の皆さんよ、民主党政権を「悪夢のような」と呼ぶなら、それよりも非正規雇用が増えて低賃金になっている安倍政権時代を何と呼ぶ?

 現実には安倍政権下で非正規雇用が増えて賃金は減り、儲けているのは大企業と不動産業者や株関係者など一部の者だけである。
 この数字と実態を見ずして、「民主党政権は悪夢」とか「また民主党政権に戻るくらいなら、安倍サンの方が良い」という人は、コチコチの右翼を除けば「自分は儲けているお金持ち」か「頭の悪いマゾの人」のどちらかに違いないと断言できる。

 儲けている一部のお金持ちならともかく、安倍政権に実は損をさせられている大衆まで安倍氏に洗脳されるかのように何故「民主党は悪夢、それよりはマシ」と思い込むのか、筆者にはまるで理解できない。
 要するに大衆や民衆は脳味噌をしっかり使わず、何事もイメージで直感的に判断していて、「数字や現実をもとに、じっくり考えてから結論を出す」ということが嫌いなのだろう。
 で、そうした「イメージと直感」の人達に選ばれるのが議員で、内閣の支持率もそれによって出されているのだ。
 だから民主政治はしばしば衆愚政治に陥り、ヒトラーやその同類を当選させるのだ。

 大日本帝国の昔が恋しい歴史修正主義者やネトウヨではないのに安倍政権を支持する人が少なからずいるのは、「アベノミクスの成果で経済が良いから」と考えているからだろう。
 しかし「アベノミクスの成果」と考えられているものの大半は、世界経済の回復の追い風によるものだ。
 だから安倍政権下で株高・円安が急ピッチで進んだのである。
 だが今は、世界中がコロナ禍の最中である。
 世界経済が順風でなくなるこれから、日本の経済も苦しくなるだろうしアベノミクスも行き詰まるだろう。
 その意味で「安倍氏は良い時期に逃げ、後任の首相は貧乏くじを引く羽目になるだろう」とも言える。

 先の数字で示したように、安倍政権は格差是正にまともに取り組む気が無かった
 日本経済の最大の問題は、一見豊かに見えて、実はその中にかなりの貧困が存在することである。
 日本は富の蓄積が大きいが、相対貧困率が約15%も存在し、そしてその弱者を切り捨ててアベノミクスを進めて来た。
 そしてコロナ禍で、弱者がより痛む構図をもたらしている。

 それにしても、我が日本国民は「安倍政権と民主党政権の、それぞれがした事としなかった事」を冷静に見比べる事すら出来ず、数字やデータを確かめてみることも面倒がり、ただイメージで「民主党はこりごり、まだ安倍内閣の方がマシ」と決め付けているのだから、その知性と論理性と冷静さの無さに呆れる。
 さらに安倍首相が辞任を発表すれば、「これで平成から令和にかけての長い暗黒時代が終わった」と喜ぶのではなくて、それどころか「安倍内閣の支持率が20%も急上昇し」、「70%の人が安倍政権は良くやったと思う」のだから、今の日本の大衆の民度の低さには心から絶望させられる。

 繰り返すが、安倍政権に踏みつけにされ痛めつけられている大衆自身が、その安倍政権を支持しているのだ。
 日本国民よ、あなた方は苦しめられることに快感を得ているドMか!

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