空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

女性は男以上に見かけで選んで恋をする

 女性はよく、「男は女を顔で選ぶ」と言う。
 しかし筆者は、女性だって面食いと言うか、「女は男より見かけで相手を選んでいる」と思っている。

 先日、機会があって原作者の山田典枝さんが脚本も担当した『魔法遣いに大切なこと』という映画をDVDで見た。
 魔法が存在する現代世界での若い魔法遣い同士の恋愛を描いた、まあハートウォーミングな映画なのだが。
 それを見て、「女性はやはり男の見かけが何より大事なのだな」と、改めて痛感させられた。

 その映画のヒロイン(研修中の魔法遣い)は、相手役の男に初対面の時から「お前」と呼ばれる。
 ちなみにその男も同い年の研修中の魔法遣いなのだが、礼儀も常識も知らず、言葉遣いも態度も悪い。そしてやる気も無い上に、女癖もよろしくない。
 うまく行かないとふて腐れ、女と遊んで研修所の宿舎の門限を破る。
 そしてヒロインの鈴木ソラに対しても、すぐに「ソラ」と呼び捨てにする。
 正真正銘のDQNだ。

 しかしヒロインは、そのDQNの出来損ない魔法使いが好きなのである。
 ヒロインはそのDQNのせいで持病の発作を起こし、失神して病院に運ばれたりもする。
 それでもヒロインは、DQNのアホ魔法使いが好きなのである。
 そして魔法がうまく使えずにいじけるDQNを励まし、力を貸してあげて助けるのだ。

 この「良い所など何一つ無し」のDQNに、ヒロインが何でここまで好意的なのか。
 それはすべて、そのDQNがイケメンだからである。
 ちなみにそのDQNで出来損ないの魔法使い見習い緑川豪太の役を演じているのは、人気俳優の岡田将生さんだ。
 もしこの「礼儀知らずで非常識で、言葉遣いも態度も悪くやる気も無い上に女癖も悪いDQN」が、岡田将生さんでなくブサメンだったら、女性にはボロクソに言われて叩かれるに違いないと、筆者は確信している。

 確かに男も、可愛い女の子には弱い。
 しかし「顔とスタイルは良いが後は全部ダメで、礼儀知らずで非常識で、言葉遣いも態度も悪くやる気も無い上に男癖も悪い」という女に惚れる男は、まず居ない。
 見かけが良くて中身が悪い女性が男を捕まえるには、少なくとも男の前では態度を変え、振る舞いや性格も可愛く見せかけて騙す演技が必要だ。
 だがイケメンが女性をモノにするには、その異性の前での偽装の演技すら必要ないようだ。
 ただイケメンでありさえすれば、非常識で態度も女癖も悪くてもモテるのだから、容姿に恵まれた男性は可愛く生まれた女性よりもかなりお得だ。

 筆者は大学は都心のマンモス校に通い、様々な男女を見てきた。
 それで不思議に思ったのが、「なぜ性格に難のある、癖の強い嫌なヤツばかりモテるのだろう」ということだ。

 いや、別に「女性は男の見かけにこだわらず、性格だけで選ぶべきだ」と言いたいわけではない。
 筆者だって可愛い女性は好きだし、女性も容姿の良い男性に惹かれるのもわかる。
 ただ筆者の目には、女性は「顔も性格も良い好青年」は、あまりお好きでないように見えた。
 彼女がいる男と言うと、たいてい押しの強い癖のある、同性から見て素直に「良いヤツ」とは言えないような男ばかりだった。
 そして「人柄は申し分ない上に、容姿も悪くない(5段階評価で4くらいの)好青年」というと、意外にモテることなくたいてい彼女ナシだった。

 女性から見れば、その種の好青年は異性としてどこか物足りなくて、押しと癖の強い男にオスとしての魅力を感じるのかも知れないが。
 性格が良い上に見てくれも悪くない好青年が意外にモテず、むしろ性格に難のあるイヤなヤツほどモテていた現実に、筆者は何とも言えないやり切れなさを感じた。

 ついでに言うと、その「性格が良い上に見てくれも悪くない好青年」達は、大学時代こそあまりモテなかったものの、適齢期には皆しっかり結婚していた。
 それを見て筆者は、「女性という生き物は、やはり男より一枚上手で人生を巧みに、美味しいところを選んで吸って生きて行けるものなのだなあ」と、慨嘆したものだ。
 結婚をまだ意識しないうちは、ワルっぽくオスとしての魅力のあるイケメンの男とアブない恋を楽しんで。
 そして適齢期になったら、性格の良く見てくれも悪くない好青年にさっさと乗り換える
……と。
 その「恋愛と結婚は別」というギアの切り替えは、男より間の違いなく女性の方がシビアでキッチリしている。
 そういう実態を見ているだけに、ますます結婚に積極的になれずにいる筆者だ。

 少女漫画を試しに読んでみてほしい。
 顔も性格も良い優しい好青年の彼氏に物足りなさを感じて、ワルっぽい強引な男に乗り換える話とか。
 最初は「ヤなヤツ!」と嫌ってたイケメンに、次第に惹かれてゆく話とか。
 その種の物語がいやと言うほど描かれている。

 例の『魔法遣いに大切なこと』という映画でも。
 落ちこぼれでDQNの魔法遣い研修生の緑川豪太(岡田将生)はヒロインと両思いになるだけでなく、最後は他の研修生たちと同様に魔法も使えるようになり、常識や礼儀も少しは身につけ「よく頑張ったね」と誉められるのだけれど。
 本当にDQNって、漫画家の秋本治先生が作品の中で主人公に言わせたように「マイナスをゼロにしただけ」で誉められちゃうんだよねぇ……。
 世の中って、特に女性たちってイケメンのDQNが大好きなのだなと改めて思わされ、溜息をつきながら『魔法遣いに必要なこと』を見終えた次第でありました。

 ただ女性にモテるワルはイケメン限定で、ブサメンで性格や態度の悪い男はゴミ以下の扱いを受けるので、その点はご注意を。
 女性はブサメンには冷たいデスよ、本当に
 男も女性を容姿で差別したりもするけれど、女性のイケメンとブサメンに対する態度の差はそれ以上ではないかと、最近では「香川照之に似ている」と言われる筆者は思う今日この頃でありマシタ。

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一人のクリスマス・イブも悪くない

 もしこのブログを、アップした今日12月24日の夜に見て下さっている方がいるとしたら。
 貴方はクリスマス・イブの夜を、恋人もなく一人寂しく過ごしているのだね?
 安心してほしい、筆者も今年は彼女なしで一人で過ごすつもりだ。
 クリスマスを彼女なしで過ごすのは、決して貴方だけではない

 筆者も以前には、彼女がいる時もあった。
 そしてクリスマスを彼女と共に過ごした事もあった。
 その経験から言うが、彼女という存在は、恋人がいた事のない人達が想像するほど素晴らしいものではないぞ。

 それは確かに、大好きな可愛い彼女と共に過ごす時間は楽しい。
 しかし楽しいのと同時に、異性と交際するのはかなり面倒でもある。

 まず女性は、男性とは思考も発想も感情も違う。
 自分と同じ人間だと思って交際すると、まず間違いなく痛い目に遭う。
 女性と交際するなら、「自分たち男とは違う生き物なのだ」と、初めから肝に銘じておいた方が良い

 例えば何か問題が起きた時、男は当然のように対処の方法を考える。
 しかし女性は違う。
 女性はとにかく、自分の話をただ聞いてほしいのである。

 その“女性の話”というのは、一方的な愚痴である事が少なくないのだが、いくら非生産的なくだらない話だと思っても、すべて肯定的に受け入れなければならない。
「こうしたら良いのでは?」とか、「違う見方をすれば、こうだったのでは?」などと言った問題解決の為の前向きなアドバイスは厳禁だ。「あたしの気持ちをわかってくれない!」と、ただ女性をキレさせるだけである。

 何かトラブルが起きた時、男はまず問題の解決を最優先する。
 しかし女性が最優先するのは、“あたしの気持ち”なのだ。
 その“あたしの気持ち”を受け入れ肯定してもらう事が第一で、「こうすれば良い」などという理性的なアドバイスなど、女性は欲しくないのだ。

 女性が「白」と言ったら、どう見ても真っ黒なものでも「ハイ、ソウデスネ、真っ白ダネ」と受け入れる。
 それが女性と上手く付き合う秘訣だ。

 そうすれば女性は、「気持ちをわかってくれる、良い人!」と喜んでくれる。
 そのコツさえ覚えれば、女性とうまく付き合うのはとても簡単だ。
 簡単だが、心を殺し女性に合わせて黒も白と言うストレスは、男性、少なくとも理知的な男性にとってはかなりのものになる。
 そして「真実や現実より、とにかく気持ち最優先」という女性達と付き合えば付き合うほど、「女は馬鹿だなあ」という思いも心の中に澱のように溜まってくる。

 これは筆者が物事を理詰めで考えたがる、かなりの男性脳の持ち主だからかも知れないが。
 女性と付き合えば付き合うほど、「男と女は共感し合えない、違う生き物だなあ」という思いが深まってくる。
 感情最優先で、女が白と言えば黒も白というポイントさえ理解してしまえば、女性と付き合うのはそう難しい事ではないが。
 しかし自分を殺して本音を隠し、相手に合わせて女性と付き合えば付き合うほど、ストレスが溜まり女性と付き合うのが面倒になってくる。

 気持ちの問題だけではなく、男性が女性と付き合うには金銭的な負担も大きい。
 筆者は「デート代は男が出すのが当たり前」という時代に育ったから、何日もの旅行も含めて、デート代はほぼ全額筆者が負担してきた。
 今はデート代は割り勘というカップルも増えてきたとはいえ、それでも女性側の本音は「奢られると嬉しい」という。

 例えば、今日この日のクリスマス・イブのデートを考えてみよう。
 素敵なレストランやホテルを探して事前に予約しておくのは、まず男の義務のように思われているのではないだろうか。むろん、それなりのプレゼントも用意した上でだ。
 今日この日に、男が「レストランとホテルの費用は割り勘ね」と言ったら、「ムード台無し、サイテー!」と、女性にまずドン引きされるだろう。

 バレンタイン・デーにチョコレートを配らなければならないのは、女性にとって負担だと言うが。
 しかしホワイト・デーには、男性側は三倍返しをすべきだとも言われている。
 このように、女性と付き合うには気を使う上にお金もかかるものなのである。

 女性と付き合うのは、本当に難しい。
 例えば食事ひとつにしても、安いお店に連れて行けば機嫌を損ねられてしまうし。
 かと言って、立派なレストランに連れて行けば喜ばれるというわけでもない。
 それなりのテーブル・マナーを求められるような店に連れて行くと、それはそれで女性は機嫌を損ねるのだ。「恥をかかせた、窮屈だ」と。

 女性とのデートって、プランを立てるのもお金を出すのもほぼ男性側だからね。
 で、女性がするのは、その男性が無い知恵を絞りお金を出してセッティングしたデートを採点して、ただダメ出しするだけだから。
 今の男性が女性と付き合うのが面倒だと思う気持ち、筆者にも本当によくわかる。

 一握りのイケメンを除いて、筆者も含めた大半の男性は女性に気も金も使ってご機嫌を取って、ようやくお付き合いしていただけているようなものだから。
 で、ふと正気に戻ると、つい考えてしまうわけデスよ。
女性って、そこまでして付き合っていただくほど価値のある生き物なの?」と。

 コレを言ってはおしまいだが、今日のこの日も、可愛いキャラの出てくる萌え系のアニメでも見ながら一人でケーキとチキンを食っていた方が、余程も気楽で楽しい上に安上がりなのではないかと、ふと思ってしまったりするのでありマス。

 萌え系アニメはどうあれ、女性と付き合うには金も気も消費され過ぎる、女性にそれだけの金と気を使う価値はないと考える男性が増えている事もまた、厳然たる事実である。

 面白いデータがある。
 国立社会保障・人口問題研究所が2015年に実施した『第15回出生動向基本調査』によると、恋人がいる男性は19.7%で、それに対し恋人がいる女性は27.3%なのだそうである。
 この7.6%にもなる男女差は、一体どういう事であろうか。
 日本の未婚の男女の人口差に、それほどもの差があると聞いた事もない。
 つまりコレは、「少なからぬ男が“フタマタ”をかけ、一人で複数の女性と交際している」という事であろう。

 不倫はもちろんいけないが、結婚前のフタマタ交際も当然けしからぬ事である。
 とは言うものの、女性という気も金も使うメンドクサイ生き物と、よく複数相手に交際できるものだと感心もしてしまう。

 女性が相手を恋人と認識しているという事は、女性も公認で複数の相手と交際しているわけではなく、その男性はそれぞれの女性にはバレないよう内緒でフタマタ交際をしているのであろう。
 例えばこのクリスマス・イブやバレンタイン・デーなどには、その複数の相手にどう言い繕っているのだろうか。
 本命の女性とは逢い、浮気相手には「ごめん、急な仕事が入っちゃって……」とか嘘をついて誤魔化しているのだろうか。
 浮気など一度もした事がなく、たった一人の恋人と付き合うのでさえ時には「女性と付き合うのって、面倒だな」と思ってしまうような筆者には、複数の女性と付き合うような苦労をあえて背負い込もうとする一部の男性の気持ちが、どうにも理解できない。

 現状を見るに、女性の交際を「気とお金を使って大変」と感じる適齢期の未婚男性の草食化が進み、その一方で「一部の肉食男性が、複数の女性を食い荒らしている」というのが、日本の恋愛事情の実態ではあるまいか。

 筆者は、桂明日香さんという漫画家が好きで、桂明日香さんの作品はほぼ新刊で買っている。
 その最新作の『レディ・ハニカム』に、祖父から譲られたビルや土地などの不労所得で遊び暮らしている、ロクデナシのオッサン(顔だけはイケメン)が出て来るのだが。
 そのエロいオッサンが言うのだ、「俺おっぱいの重さと脳(オツム)の重さが反比例してる子が好きだからさ~」と。
 その巨乳好きで、しかも飽きたら捨てるというオッサンは、こうも言う。
他人より自分の下半身に誠実に生きたいから

 ……ふうむ。
 女をマタがけして、浮気や不倫をする男性の感覚とは、そういうものらしいデス。
 だが凡人でちゃんと他人にも誠実に生きたい上に、たった一人の彼女も持て余してきた筆者としては、あちこちに嘘をつき、それがバレないように冷や冷やしながら複数の女性と付き合う気になど、とてもなれない。

 そのたった一人の彼女を喜ばせる為に、プレゼントやレストランなど事前にいろいろ考えて苦労した事もある筆者に言わせて貰えば。
 一人で気楽に過ごすクリスマス・イブも、そう悪いものでもないよ。

 この日のプレゼントとデートの為に、何ヶ月も一生懸命バイトしたり節約したお金をつぎ込んだ彼氏。
 複数の女性をマタがけして、演技力を駆使して片方の女性には「仕事が忙しくて……」と嘘をついたり、時間を遣り繰りして一夜で二人の女性と逢ったりしている、桂明日香さんの言うところの“下半身に誠実な方”。
 どちらもホントにご苦労様デス。

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「恋愛すれば輝く」という、まやかし或いは戯言

 先月、毎日新聞で若い世代の癌について記事を連載していた。
 乳癌や子宮癌など女性特有の癌があるゆえに、特に若い女性は癌になると恋愛や結婚を躊躇う方が少なくないという。

 実は筆者も二十代の頃に下腹部に大きな腫瘍が出来てしまい、大学病院で七時間以上もの手術を受けて摘出した。
 残念ながらそれで完治したわけではなく、日常生活には大きな支障は無いものの、体に後遺症を残してしまった。
 だから若くして癌になってしまった方の辛さは、筆者にもわからないでもない。

 ただその癌にかかってしまった若い世代の、特に女性が恋愛や結婚を躊躇ってしまう事についての毎日新聞の記事に、いささか気になるものを感じてしまった。
 この9月13日の記事には、こう書いてある。

 闘病中でも「輝いていたい」と、恋愛に前向きな女性もいる。


 記事に取り上げられた癌患者に限らず、女性には「恋愛をすると輝く」と信じている方々が少なからずいる。
 だがもし男性が「恋愛をして輝きたい」と言ったとしたら、何かキモチ悪くないだろうか。
 いや、性別に限らず「恋愛をして輝く」という言い方や発想を、筆者は違和感以上の不快感をもって受け取る

 断っておくが、筆者は独身だが決して恋愛と無縁の人生を送ってきたわけではない。
 その筆者の実感からすると、「恋愛をすると輝く」という発想はあべこべなのだ。
 恋愛をするから輝くのではない、まず人として輝いているから異性も寄って来て恋愛が出来るのだ。
 間違えてはならない、これが現実だ。

 恋愛とは、まず相手があっての事だ。
 いくら本人が「したい」と思ったところで、当人に何らかの魅力がなければ出来るものではない。
 断言するが、男性であろうが女性であろうが、いくら恋をしても当人に魅力がなければ何も輝かない

 パナールというフランスの名車を造ったある技術者が、こう言った。
「仕事に打ち込み、詩の一つでも作っていれば、女などいくらでも寄って来るさ」
 筆者もそれに同意する。

 考えてみてほしい。
 異性のことばかり考え、異性の尻ばかり追っている者が輝いているように見えるだろうか?
 輝くというより、ただサカリがついてギラついているだけではないか。

 さらに聞こう。
 恋せずに自分の仕事に打ち込んでいる女性は、輝いていないとでも言うのだろうか。
 恋せずに趣味を持ち生き生きと活動している女性は、輝いていないとでも言うのだろうか。
「恋をしていない=輝いていない」という発想は、何とくだらないものだろうと筆者は呆れる

 断言するが、「恋をすれば、女は綺麗になる」などと言うのは、全くの戯言だ。
 元々お洒落でセンスの良い女性は、恋をしていなくても綺麗だ。
 恋でも趣味でも何かに打ち込んでいる女性もまた、恋とは無関係に輝いている。
 内から人間的な魅力がにじみ出ている女性もまた、恋愛していなくても人を引きつける魅力を発している。
「輝きたいから恋をする」などという発想は、そうした人としての魅力を無視した、愚かな恋愛至上主義に過ぎない。

 まず人としての魅力があるからこそ、人は輝き、異性にも好意を持たれるのだ。
 だから恋をしたければ、「まず自分の人としての魅力を磨け」と筆者は言いたい。
 仕事に頑張り、趣味に打ち込む。
 そうして人としての魅力を磨いていれば、恋など向こうの方から転がって来る。
 その人に魅力があり輝いているから異性とも親しくなれ恋も出来るのであって、恋をするから輝いて綺麗になるというのは、まるで話があべこべなのである。

 いくら恋をしたところで、仕事もダメで打ち込む趣味も無いような人としての魅力のない者は、少しも輝くわけがない。
 恋をしたければ、まず仕事を頑張るなり趣味に打ち込むなりして自分を輝かせろ。話はそれからだ。

 それにしても、世間の人達はなぜ恋をして、そして結婚しないと一人前とみなしてくれないのだろう。
 恋をしても別れる事もまたあるし、結婚しても離婚に至る事だって少なくない。
 恋せずに仕事に打ち込むのも良いし、趣味もまた恋と同じくらいに楽しい。
 恋愛も何度かしてきたが、「恋して結婚するのが一番の幸せ」とは決して思わない。

 そんな筆者のような人間が増えてしまうと少子化がますます進み、国としては困るのかも知れないが。
 それでも「人生、恋がすべてではない」と筆者は思う。
 独身者を「なぜ結婚しないの?」と問い詰めたり「早く結婚しなさいよ」と責めたりする風潮や、「女は恋をして綺麗になり磨かれる」と信じる恋愛至上主義者の存在は、恋愛以外の分野でも人生を充分に楽しめる人間には、少しばかり鬱陶しい。

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結婚は若さと勢いで!

 筆者は別に独身主義者というわけではないが。
 出逢いと別れを幾たびも繰り返し、どうやら独身のまま生涯を終えそうな予感がしている。

 恥ずかしい話だが、若い頃の筆者は本当に女性を見る目がなかった。
 事実、親しかった女友達にも、「キミって、ホントに顔が綺麗で性格の悪い女の人が好きだねぇ」と呆れられた程である。

 いや、別に好き好んで性格の悪い女性ばかり選んだつもりはないし、「顔さえ良ければ、性格などどうでもイイ」などと思ったつもりもない。
 ただ若い頃の筆者が惹かれてしまう女性は、同性から見れば「あの子、顔は可愛いけど性格悪いよね」という種類の子ばかりだったようだ。
 若いうちはどうしても容姿に目を眩まされてしまい、顔が綺麗だと性格まで良いように思えてしまうから困ったものである。

 今の筆者はそんな事はない。
 容姿は劣化するものだという現実を、自分や自分と同年代の人たちを見て、身に染みて理解できるようになったから。

 断言するが、容姿は間違いなく劣化する
 しかも元が綺麗であればあったほど、その劣化の具合が目立つケースが多いようだ。
 それに対し、性格はまず劣化しない
「前は優しく女らしかったのに、結婚したら我が儘でだらしなくなった」という場合は、性格が劣化したのではなく、ただ結婚前に猫をかぶっていたというだけの話だ。
 そして家事能力に至っては、向上する事はあっても劣化する事は無い。

 とは言え、結婚すれば毎日顔をつき合わせていなければならないわけだから、容姿が「生理的にダメ」という相手と無理に結婚する事も無い。
 まず大切なのは相手の人間性で、そして家事が苦手でなければラッキーで、容姿は「どうしてもムリ」というタイプでさえなければ充分だ。

 綺麗な女性は、実は今でも好きだ。
 しかし「見ていて楽しい観賞用の女性と、実際にお付き合いすべき女性は違う」という現実も、今の筆者はよくわきまえている。
 そしてその種の目に優しい綺麗な女性は、テレビ等で眺めて「いいなあ、可愛いなあ」と思っていれば充分である。

 しかし悲しい事に、容姿に惑わされず本当に好ましい異性が誰であるか見分けられるようになった頃には、当人は既に適齢期を過ぎ、異性からは恋愛や結婚の対象と見られなくなっているのが現実である。
 で、筆者は適齢期には間違った好ましくない異性とばかりお付き合いしていて、その恋愛は幸か不幸か結婚には至らず、相手の人柄をしっかり見抜けるようになった今もまだ独身でいる次第だ。

 その筆者は、「結婚とは賭けではないか」と思っている。
 適齢期の若いうちは、男女ともどうしても相手の容姿に目を奪われがちだ。
 中には「いや、自分はちゃんと性格で選んでいる」と言う方もいるだろうが。
 若いうちの人を見る目など、なかなかあてにならないのが現実だ。
 何しろ人には外での顔と内での顔があって、特に好かれたい相手の前では無理をしてでも良い人を演じるものだ。

 実は筆者の姉も、容姿は良くないが姉を好いてくれて、優しくよく尽くしてくれる人を「良い人」と信じて結婚した。
 しかしその相手は、結婚すると本性を出すようになり、卑屈で嫌味っぽく女々しい性格である事がわかった今、姉は度々「結婚するんじゃなかった」と言い、離婚を考える事も少なくないらしい。

 よく「美人は性格が悪い」と言う人がいるが、それは違う。
 美人でしかも性格の良い人もいれば、ブスでさらに性格も悪い人もいる。
 それが現実だ。
 もちろん性格の悪い美人も人柄の良いブスもいるし、容姿と性格は全く関係が無いのだ。
 だから見た目で惚れて勢いで結婚してしまっても、相手がたまたま容姿に加えて性格も良ければ、そのまま幸せな結婚生活を送る事が出来る。
 そして筆者の姉のように、容姿に目をつぶって人柄で選んで結婚したつもりでいながら、「こんな人とは思わなかった」と後悔し続けている人もいる。
 だから本当に人を見る目がまだ育って無い若いうちの結婚とは、運任せの博打のようなものだと思っている。
 そして若さに任せて勢いでしてしまわなければ、結婚などなかなか出来ないものだと筆者は思う。

ひとりで生きるモン・EPSON002
 引用したのは、西炯子さんの『ひとりで生きるモン!』の5巻だが。
 本当にその通りだと、筆者は心から共感してしまった。

 冷静に考えてみると、結婚はなかなか面倒だ。
 結婚式そのものも男にとっては面倒なものでしかないが、結婚したら配偶者の親兄弟とも親戚付き合いをしなければならないし、家事を分担したり子供を育てたりと、大変な事ばかりである。

 筆者は大学生時代に一人暮らしを経験していて、家事なら一通り出来る。
 実は筆者の母は家事があまり得意ではなく、だから実家に戻っても料理等の家事はかなり自分でやっていた。
 そのせいか、これまでお付き合いしてきた女性たちより、筆者の方が家事が出来る事が多かった。
 だから結婚するとなると、「男女平等」、そして「家事は出来る人がやれば良い」という名目で、多くの家事が筆者に押しつけられるであろう事が目に見えていた。
 それを思うと、結婚生活に夢と希望を持つ事が出来なかった。

ひとりで生きるモン・EPSON001
 これも西炯子さんの『ひとりで生きるモン!』だが、この気持ちは筆者にもよくわかってしまう。

 そして筆者には、やりたい趣味があった。
 筆者は賭事はしないし、風俗遊びなど一度もした事も無いし、大酒も飲まない。ブランドものにも興味が無いし、車も古いやつに長く乗り続けている。
 しかし他の事には構わない代わりに、写真と書籍にはかなりのお金を遣う。
 写真を撮ることと、一人でゆっくり本を読むことを筆者は無上の楽しみとしている。そしてその一人でいる時間を邪魔されたり、写真や本にかけるお金を無駄と言われるのは耐えられないほど嫌だ。
 稼いだ金のごく一部を“お小遣い”として与えられ、その使い道すら無駄だの何だのと文句を言われ、一人になる時間も与えてもらえない生活など、筆者にとっては苦行でしかない。

 以前、ある二人組のアイドル(女性)に、雑誌の記者がこんな質問をした。
「もし誰もいない無人島に、嫌いな男と二人で島流しになってしまったらどうする?」
 すると一人はこう答えた。
「寂しいから一緒にいる」
 それを聞いたもう一人が、呆れたようにこう言った。
「えーっ、嫌いな男なんだよ!? あたしなら島の反対側に逃げるわ」

 その二人組のアイドルではないが、人には二通りあると思う。
 一人でいると、寂しくてたまらない人と。
 そして逆に、一人になる時間を持てないと息が詰まってしまう人と。
 無論、筆者は後者の方である。

ひとりで生きるモン・EPSON003
 これもまた西炯子さんの『ひとりで生きるモン!』からの引用だが、筆者にはこの「わかり合えない他者を無条件に受け入れる」覚悟が、まだ出来ないでいる。

 若い頃の筆者にも、好きで好きでたまらない人がいた。
 しかし結婚について冷静に考えると、どうしても二の足を踏んでしまいがちになるのが常だった。
 彼女の親兄弟と、親戚付き合いをうまくやっていけるのか?
 子供を生み育てるだけの充分な金があるか?
 仕事と家事と子育てに追われ、趣味にかける金と時間も無く一人にもなれない暮らしに、果たして自分が耐えられるのか?
 それらを考えると、「付き合うのは楽しいけれど、まあ結婚は急ぐこともないか」と思ってしまいがちだった。
 そして筆者がもたもたしているうちに、筆者と付き合っていた女性達は筆者に見切りをつけ、さっさと他の男と結婚してゆくのが常だった。

 だから断言するが、結婚については冷静に考え過ぎると駄目だ。
 華やかな結婚式とその直後の甘い生活でなく、生活費の問題や家事の分担、それに子供が産まれた後の事などを考えると、結婚に夢や希望をあまり持てなくなってしまう。
 特に筆者のようにある程度家事が出来て一人でいるのを苦にせず(むしろ一人になる時間が持てないと苦痛)、自分の趣味もあるという人間は、結婚生活にメリットを感じにくいのだ。
 だから好きで好きでたまらない相手が出来たら、その勢いに任せてしてしまわないと、結婚などなかなか出来るものではない。
 よく考えないで結婚すると、確かに痛い目に遭う事もあるが。
 しかし「いろいろ考え過ぎると出来なくなる」というのもまた、筆者が身をもって体験した結婚の現実だ。

 しかも出逢いなど、その気になれば幾らでもあるものだ。
 好きだった女性にいつの間にか二股をかけられて、その相手とさっさと結婚されてしまうという痛い目に遭い、「女なんか信じられない、もう二度と恋などするもんか!」とか思ったりもした筆者だが。
 ……痛い失恋をしても、また数ヶ月後には別の誰かを好きになっているものなのだ、現実の人間とは。
 で、出逢っては別れてを繰り返すうちに、次第にこう思うようになってくるのだ。
「たった一人の運命の相手などいるものか、恋人など探せばまた見つかるさ」

 そしてそうなると、お付き合いしている相手に対するこだわりもより減ってくる。
 好きな相手にふられれば、それはもちろん辛いけれど執着はしない。
 スッパリ諦めて、「仕方ない、また別の相手を探そうか」と思う。
 そして新しい恋人も、若いうちならやがて見つかってしまうものなのだ。人並みの顔をしていて、マメにアプローチさえしていれば。

 ただ一人の運命の人など存在しないし、恋人は努力すればすぐ見つかる。
 そんな姿勢で恋愛していると、相手に対する執着が薄くなる一方だから、「いろいろな困難を乗り越えてでも、是非この人と結婚したい!」って意志がますます薄れてしまうのだ。
 で、結婚には至ることなく、付き合った(そしてフラれた)相手の数だけだけ増えて行ったというのが、筆者の人生だ。
 そして適齢期をとうに過ぎてしまった今もまだ、独身のままでいる。

 その筆者から、結婚しようかどうか迷っている人たちに是非言いたい事がある。
 いろいろ考えるな!
 結婚したければ、若さと勢いに任せてしてしまうのが一番だ。

 結婚は、その先に待っている面倒(子育ての手間とか、家計の問題とか、家事の分担とか、相手の親兄弟が苦手だとか、自分の自由になるお金や時間が無くなるとか)を考えれば考えるほど、したくない気持ちが強くなるものなのだ。
 そして「今の恋人と別れても、次の出逢いはきっとある」という現実に気付いてしまうと、今の恋人に対する執着が無くなって、恋ばかり多くて結婚に至らない残念な人になりかねない。

 と言っても、二十歳前後での早婚や出来婚を勧めるつもりは全く無いのだけれど。
 ただ、「本当に結婚したければ、まだ若いうちに、勢いに任せて」というのは、まだ結婚出来ずにいる筆者が自分の体験から言える現実なのだ。
 結婚できないうちに年を取れば取るほど、変に目が肥えてしまい、自分はオッサン(オバサン)なのに相手に対する要求レベルばかり上がり過ぎてしまうものだから、本当に怖いよ。

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デートの費用は男が持つべきなのか?

 男女が親しくなりデートをすると、一つの難しい問題に直面する事になる。
 それはズバリ、「デートにかかる費用を、どちらがどう持つか?」である。

 以前は、デートの費用は男が負担するのが当たり前だった。
 しかし男女平等が当たり前の世の中になり、そして男が明らかに経済的に優位な立場にあるとは限らない今、割り勘というケースも少なくなくなった。
 だが女性の本音を聞いてみると、女性はやはり「男性には奢ってほしい」と思っている女性が多いようだ。
 そして割り勘を求める男に対して、「セコい」とか「器が小さい」などという感情を抱くらしい。

 これを読んでくださっている男性の方々からは、「口では男女平等とか言いながら、カネの事となると女は都合良く男をあてにするからズルい」という怒りの声が聞こえてきそうだ。
 だが女性というものは、妊娠し出産したら何年間かは働けなくなる生き物である。
 いくら男女平等を叫ぼうと、妊娠中と出産後のある程度の期間はパートナーである男性の収入に頼って生きなければならない現実は変わらない。
 だから女性は本能的に、自分に気前の良い、デートの費用くらい持ってくれる男性に好感を抱き、頼りがいを感じるのだろう。

 筆者の場合、交通費や食費や現地での遊興費や宿泊費など、デートの費用は基本的に筆者がすべて出してきた。
 育った時代のせいか、それとも持って生まれた性格なのか、支払いの場では男が黙ってサッと全額出した方がスマートだと思うからだ。

 割り勘派の男性にお尋ねしたいが、会計の時に相手の女性からどうお金を受け取っているのだろうか。
 今は8%の消費税が加算されるし、何千円ちょうどとか何万円ちょうどとか、綺麗に割り切れる金額を請求される事は少ない。むしろお食事2人分で3380円とか、細かい金額を請求される場合の方が多い。
 それを「3380円を2で割って……」とか、「君が頼んだのは1180円のパスタと380円のミルクティーだから……」とか、いちいち端数まで暗算して小銭まで出して貰うのだろうか。デートとして、それは興醒め極まりないと思うのは、筆者が古いタイプの男だからだろうか。

 まあ、「ボクが3千円出すから、キミは端数だけ出して」と女性に求めるやり方もある。
 だがそれでも、「オレの方が多く出している」という気持ちが男性側に残る事には変わりない。
 だったらスッパリ全部男が出した方がスマートだし、気分的にもスッキリするのではないだろうか。

 サイテーなのは、女性にも割り勘や応分の負担を求めるくせに、そのお金はそっと出させ、会計の時にはいかにも自分が出したかのように払おうとする男である。
 男の顔を立てろ、という事なのだろうが。
 そんなに“男の顔”とやらを立てたければ、最初から全部自分が払えば良いではないか。
「男女平等だから」と女性にも応分の負担をさせておいて、会計となると“男の顔”とやらを立てたがる奴は、ハッキリ言うが男としてゲスである。
 割り勘を当然と思うなら、人前でも堂々と女性にもカネを出させるべきだ。それを「恥ずかしい、男としての顔が……」とか思うなら、割り勘などせずに自分で奢れよ。

 断っておくが、筆者は別に金持ちというわけではない。むしろカネは無い方だし、しかも写真というお金のかかる趣味を持っている上に、欲しい書籍類は躊躇わずに買う悪癖もある為、カネの工面にはいつも苦労している。
 だから筆者は、かけるべき所にはお金はかけるが、それ以外の方面に対する支出は徹底的に切り詰めている。
 例えば筆者の車は古い軽自動車だし、服やバック等の持ち物もブランド物は一切持たないでいる。

 筆者は自分の感性や教養を高める為のお金は惜しまないが、持ち物や衣服で自分を飾る事に一切の興味が無いのだ。
 大切なのは、人としての中身と思っているから。
 だから見栄を張る必要も感じないし、外面を飾って「スゴい!」と思われたくもない。
 だからデートも古い軽自動車で平気で迎えに行くし、それを恥ずかしいとか貧乏くさいと思うような女性など、こちらの方からお付き合いはお断りだ。

 デートでの食事も同じで、その時に筆者にお金のゆとりがあればホテルの最上階のレストランとかお洒落なレストランとかに(全額こちら持ちで)ご招待するが、お金が無ければファミレスに平気で連れて行く。
 デートにかかる費用は全額こちらで持つから、その代わり車が古い軽だろうが、どこで何を食べようが文句は言うな、というわけである。
 いや、もちろん相手の好みも考えもするし、「どこに遊びに行きたい?」とか尋ねもするよ。そうして相手の意向も考慮した上で「デートは(費用も含めて)こちらに任せて」というわけ。

 で、デートの費用はこちらが全部持つけれど、無理はしない。
 好きな女の子に「ここに連れてって!」と言われても、無理な時は無理ときちんと言うよ。
 以前の夏に、ある女の子と数日間旅をして。ハイ、交通費も宿泊費も食事代もすべて筆者持ちデス。
 で、その間もなく後に同じ相手に「今度は東京に連れてって!」とねだられた時には、「駄目、お金がナイ」ってきっぱり言った。

 デートの費用は全額持つ代わり、カネが無ければ見栄を張らず、駄目な時は駄目と言う。これが筆者のやり方なのだ。
 無理はしてないから、女の子に奢ってもそれほど負担に感じないのだ。
 むしろ可愛い女の子と楽しい時間を過ごせたのなら、そのくらいのコストは負担しても充分OK、と言うか。

 筆者の経験で言うと、割り勘を自分の方から言い出してくる女性は、素直に奢られる女の子より意識過剰で付き合いにくい女性が多かった。
「貴方とアタシは対等な友達で、恋愛感情も無いし借りを作りたくないの」みたいな感情が見え隠れしていてね。
 むしろ素直に奢られて「ありがとー、ごちそうさま」とニコッとしてくれる女の子の方が、ずっと可愛げがあったね。

 ただ本当に性格の良い子は、何度か奢られた後で多過ぎない程度のお金をそっと渡して来たね。
 筆者が「別にいいよ」と言っても、「いいから、受け取って」と。

 デートして、相手の女性がお金を出さない事に不満を感じるのは、その男性が無理をしているからではないかと思う。
 相手の希望ばかり聞き、そして見栄も張り、行きたくもない所に高いお金を払ってデートに行くから不満が溜まるのだと思う。
 見栄を張らずにありのままの自分を出し、「それで振られるなら仕方ない」くらいの気持ちで、無理の無い予算で自分も行って楽しい所に行けば良いのだ。

 割り勘にするのも、男が多めに費用を持つのも、お金は男が全部払うのも、それはそのカップル次第だけれど。
 ただ言えるのは、女性すべてが「オトコが奢って当然」と思ってるわけではないけれど、「奢られると嬉しい」という女性が多いのも事実なのだ。
 だからデートでは男が黙ってさっさと会計を済ませた方が、好感度が高まる場合が多いね。
 で、「ワタシもお金出すよ」とか「今度はワタシに払わせて」とか言ってくれるかどうかは、その相手の気持ち次第という事で……。

 良いか悪いかは別問題として、「男が奢るもの」と覚悟した上でデートした方がうまく行くのは事実だ。そして奢るなら、かかる費用を負担に感じないよう、無理せず見栄を張らない事が大事だね。
 筆者はデートで女の子に奢りはしてきたけれど、決して貢ぎはしなかったから。
 だからデートがいつも全額自分の奢りでも、「可愛い子と楽しい時間を過ごせたのだから、ま、いいや」と割り切れているよ。
 と言うか、一緒に過ごして楽しくない、御飯を奢るくらいのお金も惜しいような女性とは、そもそもデートなどしない方が利口なのだ。

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恋人に手酷く裏切られて、傷ついた心を抱えている方に

 唐突だが、己の人生をつらつら振り返ってみるに、筆者は女性に振られてばかりである。

 筆者は別に、女性と縁が無いわけではない。
 と言うよりむしろ親しい女性が居なかった時期の方が少ないくらいで、お付き合いしてきた女性の数も二桁に近い。

 いや、決してリア充を自慢しているのではない。
 何故なら筆者は、そのお付き合いした女性に、ことごとく振られているからだ。
 泣くのを通り越して力なく笑ってしまうくらい、筆者は女性に振られてばかりいる。

 振られる原因はこちらにもある事は、筆者自身もわかっている。
 完全な男脳で、女性の「理屈より感情」という部分を「面倒くせえ」と思ってしまう所とか。
 趣味が多く自分の世界を強く持っていて、普通の家庭の良いパパにはなりそうも無い所だとか。
 家で共に暮らしている猫を大事にし過ぎて、付き合ってきたどの彼女にも「猫とあたしと、どっちが大事なの!」とキレられている事とか。

 ただそれにしても、筆者が付き合ってきた彼女たちが、別れる時に筆者にした仕打ちはちょっと酷かったと思う。
 はっきり理由を言い、きちんと話し合って綺麗に別れた相手は一人も居なかった。
女という生き物は、みな隙があれば二股かけて浮気する」とまでは言わないけれど。
 ただ少なくとも筆者が付き合ってきた彼女たちは、みな内緒で二股をかけ他の男とも既成事実を作った上で、もう引き返せない状況になってから「実は別に好きな人が……」と切り出してきた。
 筆者がお付き合いしてきた女性たちと別れる時は、一人残らずそのパターンだった。

 両手の指で数えるくらいの女性たちと付き合ってきてはっきり言えるが、女性はズルい
「筆者の欠点に愛想を尽かされ、別れを告げられる→その後に、元彼女が新しい恋に落ち新しい彼氏を作る」というパターンなら問題は無いし、筆者も別に文句は言わない。
 しかし少なくとも筆者の元彼女たちは皆、別れ話を切り出す前に別の男と二股交際をし、ヤる事もヤってどちらの男が良いか値踏みをした上で「他に好きな人が出来たから別れたい」と言ってきた

 遠距離と言うほどでもないがそう気軽に会うわけには行かないという、言ってみれば中距離恋愛をしていたある彼女など、「仕事がものすごく忙しくなるから、これから一年はなかなか会えない」と言ってきて。だから筆者はそれを信じて、会う回数も減らしメールも時々にして待っていた。
 そしたらその彼女は、その間に他の男とただ付き合うだけでなく、同棲までしていましたとさwww。
 実はその彼女は筆者に内緒で参加していた合コンで他の男と出逢ってて、それで「仕事がものすごく忙しくなるから」と言って筆者と会う機会を減らし、そして新しい男とは楽しくお付き合いして同棲までしていたのだ。
 で、別れる時にその彼女が言うには、「一年も放っておけば、貴方(筆者)もあたしに見切りをつけて別の彼女を作ってると思ってた」そうデス。
 ちなみにその彼女は、出逢った新しい男には「彼氏は居ない」と語っていたと、その同棲中の新しい彼氏も交えての別れ話の際に聞きマシタ。

 筆者は付き合ってきた彼女たちによく二股をかけられたけれど、筆者は本気で好きで付き合っているつもりだったのに、実は相手にしてみればつまみ食いの遊び相手のつもりだった……って事も、複数回あったなあ。
 だから筆者は、複数の女性にこう忠告されたよ。
「女はいい加減だからね、そんなに女を信じちゃ駄目よ」
 ……本当に筆者は、女性から見ると騙しやすいらしいデス。

 筆者は男脳だし多趣味だし猫が好き過ぎるし、彼氏としては問題アリだっただろうと思うけれど。
 それにしても、振り返ってみると恋愛では痛い目にばかり遭ってきたとつくづく思う。
 それはまあ、付き合っている時には楽しい事もいろいろあったさ。けどどの恋も必ず、彼女に二股をかけられて筆者が裏切られる形で終わっているからね。
 ……痛いデスよ、信じていた好きな彼女に、二股をかけられた上で切り捨てられるのって。
 しかもそれを、両手の指で数えるくらい繰り返されてごらんなさい。性格も曲がるし、女性不信にもなりマスって。

 裏切られて振られた時には、本当に辛かったし苦しかった。
 生きているのさえ厭になって、何日もウイスキーばかり飲んで過ごした事もあった。
 でも人はなかなか死なないものだし、心に傷を抱えつつもいつの間にか普段通りの暮らしに戻っているものなんだよね。
 で、また新たな出逢いがあって、懲りずに別の誰かを好きになったりして。

 もちろん、裏切られた心の痛みは治まっても傷痕は残る。
 その裏切られた時の事を思うと、今でもまだ心が疼くよ。
 でもそうして何度も傷ついて来たからこそ、言える事がある。
少なくとも自分が恋人を裏切って傷つける立場にならなくて良かった」って、今では心から思ってる。

 別に綺麗事を言っているわけではないよ。
 実際、筆者は元彼女たちがした仕打ちを忘れてないし、許してもいないから。
 だからこそ筆者は、少なくとも自分が恋愛で相手を裏切って、恨まれたり憎まれたりする立場に無い事を幸いに思ってる。

 まあ、筆者の場合は「大金をとられた」とか、「身体的な危害を加えられた」とかいう事は無く、ただ精神的に苦しい思いをさせられただけだったからね。
 警官や弁護士のお世話にならざるを得ないような被害は受けず、心から好きだった人に裏切られた痛みをただ耐えれば良いだけだったのは、ある意味では幸いだったのかも知れない。

 付き合った彼女たちにはことごとく二股をかけられた上で振られ、それでもDV男にもストーカーにもならずに堪えて生きてきた筆者がはっきり言おう。
 自分を信じて愛してくれた人を裏切ってずっと恨まれるより、誰かを信じて裏切られてその辛さに耐える方がまだマシだよ。

 信じて愛してくれた人を傷つける“加害者”になるのと、傷つけられる“被害者”になるのと、さあ貴方はどちらの方がまだマシだと思いますか……って話だよ。
 傷つけられるのも痛いし辛いけれど、「裏切って傷つけた」って負い目を己の黒歴史として抱き続けて生きるのも、なかなか辛いものだと思う。
 でも、ま、世の中には「だって、仕方なかったんだもん」と、自分を守る為にはどんな事でも正当化してしまえる人も、中にはいるようではあるけれどね。

「彼女に二股をかけられた上に切り捨てられる」という失恋を繰り返してきた筆者として、はっきり言える事がある。
 大丈夫、酷い振られ方をして今はとても苦しくて「もう女(男)なんか信じられないし、二度と恋なんか出来ない」とか思って絶望の淵に沈んでいても、時が経てば必ず立ち直れるし、また恋も出来るように自然になっているから。

 はっきり言って、筆者も死にたいくらい辛かった事もあったさ。でも仕事以外の事は全くせずに、家に籠もってじっと心の痛みに耐えているうちに、やがていつの間にか立ち直れる日が来たよ。
 だから人を裏切るようなサイテーな相手の為に自らの命を縮めたり、ストーカーになったり復讐を企てたりして警察のお世話になるような事をしたら、結局は貴方が損をするだけなのだ。
 自分を裏切る形で振ってくれた相手には、心からの軽蔑を。それだけで充分だ。
 世の中には、異性は何十億人といるのだから。綺麗事のように聞こえるかも知れないけれど、サイテーな相手を恨んでこだわり続けるより、もっと良い相手を見つけた方がずっと得だし利口だよ。

 あ、でもただ二股をかけられて乗り換えられただけではなくて、「お金を取られた」とか「身体的な危害を加えられた」というような被害もあったなら、そこは警察なり弁護士なりに頼って、しっかりカタをつけてやるべきだけれどね。
 被害に対する仕返しは個人的にするのではなく、法律に則ってやるのを忘れずに。

 女性はよく「どうして男は浮気するの?」とか言うけれど、少なくとも筆者自身の体験では女性の方が浮気性だよ。
 と言うより、女性の場合は“本気”でその相手に乗り換えてしまう場合が多いような気がする。

 以前、アイドルの北岡夢子さんという人が、雑誌に連載していた男の子が対象の恋愛相談で、「女の子は渡り鳥だからねー」と言っていたけれど。
 筆者の恋愛経験でも「まさにその通り!」という感じで、ちゃんと彼氏がいても、もっと条件(顔とか地位とか財力とか)の良い相手が見つかれば、それまでの彼氏は容赦なく切り捨てて新しい男に移って行くのが、女の子という生き物だよ。
 だって女の子は、より良い男を捜して飛んで行く“渡り鳥”だからさー。今の貴方の可愛い彼女も、貴方の所にはただ羽根を休める為に留まっているだけなのかもwww。

 だとしても、好きになって付き合った相手には、いつも二股をかけられ乗り換えられてばかり……って、筆者は本当に女性を見る目が無かったのだろうね。
 ハイ、今の筆者は痛い失敗を繰り返した結果、普通の男性以上に女性を見る目はあるつもりデス。「あ、この子は可愛いけどブリで性格に裏があるな」とかすぐわかるし、熱くならずに作り笑顔でそつなく応対しながら相手を冷静に分析してしまうし。
 でもそれだけに、なかなか恋にのめり込めなくなってしまっているのが実状デス。

 イギリスのロバート・ゴダードという作家が、『一瞬の光のなかで』という作品の中で、こんな事を書いていて。

 恋をするのは正気を失うのとたいして変わらんよ。まあ、それよりちょっと楽しいだけだ。


 確かに恋というものは、正しい判断力を失い相手の悪い所すら目に入らないくらい熱くなれないと出来ないものなのかも知れないね。
 そして多くの人間は、その熱く燃えられる部分が心の片隅にでも残っている限り、痛い失恋をしてもまた立ち直って再び恋をするものなのだ。

 大丈夫、大好きだった人に手酷い裏切られ方をして絶望している貴方も、時が経てば必ずまた新しい恋が出来るようになっているから。
「女なんて信じない、恋なんてもう絶対しない!」なんて言葉はね、筆者のように両手の指で数えるほど裏切られて振られてから言ってほしいね。
 たった二度や三度、女の子に“渡り鳥”されたくらいで恋に絶望してちゃ駄目デスよwww。

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くたばれ、DVヒロイン!(意外に多い女性から男性へのDV)

 近年、マンガを読んだりアニメを見たりしている途中で、イヤ~な気分になる事がある。
 それはズバリ、対象が男性のマンガやアニメには、暴力ヒロインが少なからず出て来る事である。

 例えば数年前の恋緒みなと氏の『イオ』というマンガでは、主人公は幼なじみの三姉妹のうち、同い年の次女に好意を持つのだが。
 この次女というのが、なかなかにヒドい。顔とスタイルだけは良いものの、素直でなくてやたらにツンケンするだけでなく、主人公に暴言と暴力を浴びせるのである。
 それに比べて長女はいかにも“お姉さん”という感じの優しくおっとりした人で、三女は無口だが家事が良く出来て気も付く良い子である。
 で、主人公はその三女に一途に慕われて告白もされるのだが、何とその子をフッて“素直になれない暴力女”の次女を選ぶのである。
 筆者は思ったよ、「この主人公は罵られたりぶったり蹴ったりされたいマゾ男、ってことか!」とね。
 で、筆者の気持ちは一気に醒めて、主人公が三女をフッた時点で『イオ』を読むのを止めたよ。

 しかし“素直になれない暴力女”のヒロインが、最近の男性が対象のマンガやアニメには本当に少なくないのである。
「本当は好きなんだけど、素直になれないの」って女の子なら、少女マンガにもよく出て来るけれど。
 しかし少女マンガの主人公は、少なくとも好きな男に暴言を浴びせたり暴力を振るったりはしない。
 だが男が読むマンガのヒロインは、しばしば主人公に暴言を浴びせたり暴力を振るったりするのである。しかもそれでもなお、主人公はその暴力女が好きなのである。
 罵られ、ぶったり蹴ったりされてもまだ好き……って、「今の男って、そんなにマゾばかりなのかよ!」と呆れてしまうね。

 まあ少女マンガにも、「好きな彼氏は強引なオレ様オトコ」ってパターンもよくあるけれど。
 しかしそれは適度に尊大で、迷ったり戸惑ったりしている主人公をグイグイ引っ張って行くという感じであって、少なくとも主人公にモラハラ的な暴言を浴びせたり、ましてや暴力を振るったりなどしない。
 と言うより、女性向けのマンガや恋愛小説で、もし主人公の女性に相手の男性が暴言を吐いたり暴力を振るったりしたら、一発で読者にドン引きされてしまうだろう。
 しかし男性向けのマンガやラノベやアニメには、例の暴力ヒロインが当たり前に出て来るのである。
 そして困った事に、暴力ヒロインは「マゾ男子を喜ばせる想像上の存在」ではなく、現実にも存在するのだ。

 この2月8日の毎日新聞の記事によると、大阪府の高校生グループが府内の約1000人の中高生にデートDVについて調査したところ、男子の3割以上が「彼女から暴言や暴力を受けて傷ついた」経験があるそうなのである。
 で、それに対して彼氏から暴力を受けた女子は12%で、彼女から暴力を受けた男子の半分以下なのだそうだ。
 DVと言うと「女子が男から被害を受ける」というイメージだが、現実にはその逆なのである。

デートDV(大阪の中高生)P1090530

 毎日新聞に載っていた、その大阪府の高校生の調査結果を転載するが、「暴言」や「暴力」だけでなく、「LINEチェック」や「お金の要求」でも、女子が男子にしている割合の方が高い現実を見ていただきたい。
 さすがに「性的強要」のみは、女子より男子の方が多い。
 しかし彼氏に性行為を強要された女子が16%いるのに対して、彼女に性行為を強要された男子も12%ほど存在するのもまた現実である。
 ……男子の草食化がここまで進んでいる、という事ですかな。

 そしてその調査によると、男子たちは「死ね、デブと暴言を吐かれるが、好きなので別れられない」とか、「叩かれて嫌だが、男として我慢せざるを得ない」などと言って、女子からの暴言や暴力に耐えているのである。
 マンガやラノベやアニメの話ではなく、リアルの世界で現実に。

 それも「まあ中には、彼氏に暴言を吐いたり暴力を振るったりする女子も稀にいるだろうよ」というレベルの話ではないのだ。
 調査対象は大阪の中高生1000人だが、付き合っている相手からDVを受けている割合は、女子よりも男子の方が多いのである。
 DVと言うと、世間的には「女性が男からされるもの」というイメージが強い。しかし現実には(少なくとも若い世代では)その逆なのである。

 だが男性向けのマンガやラノベやアニメでは、主人公に暴言を吐き暴力を振るうヒロインが相変わらず登場している。そして美少女の暴言や暴力は、まるで“ご褒美”か、せいぜいギャグ程度にしか扱われていない
 その種のマンガでは、ヒロインにどんな暴言を吐かれても主人公は傷つかないし、どれほど酷く殴られ蹴られしてもすぐに怪我ひとつ無い状態に復活しているのが常である。
 しかし現実にはどうだろうか。
 相手が女の子なら、どんな暴言を吐かれても男ならまるで傷つかないのだろうか。
 相手が女の子なら、殴られ蹴られしても男なら少しも痛くないのだろうか。

「そんな事は絶対に無い!」と筆者は断言する。

 男だって、女と同じ人間なのだ。酷いことを言われれば傷つくし、暴力を受ければただ痛いだけでなく強い屈辱感も味わう。
 しかも男は、女性からDVを受けてもなかなか反撃出来ないのだ。ただ「自分が男で、相手が女だから」という理由で。

 何しろ女性からの暴言や暴力は、「素直になれないツンデレ女性の裏返しの愛情表現」とされ、笑い話かご褒美のようにしか扱われていないのが現状だ。
 だから男がその女性の暴言や暴力に同じようにやり返せば、モラハラのひどいDV野郎のレッテルを貼られて皆から非難されてしまう。
 で、「男だから」というだけで、彼女から暴言を浴びせられようが暴力を振るわれようが、男は誰にも相談できずに、一人でじっと耐えているのである。

 もし女性が同じように彼氏から暴言や暴力を受けていたら、女性ならすぐに友達に“相談”するだろう。すると友達は「何よ、その酷いモラハラDV男!」と皆で憤慨してくれるだろう。
 しかしもし男が同じように彼女のDVを友達に相談したら、「だらしねぇ~」と笑われるのがオチだろう。
 男が女性からDVを受けても同情されるどころか、真剣に取り合っても貰えずに笑い話のネタにされるのが実態だ。
 だから(一部の)女性たちがますますつけ上がって、「相手が男なら、どんな暴言を吐き、暴力を振るっても構わない」と信じ込むようになる。

 例の『デートDVを受けた経験』のグラフの「性的強要」の所を、もう一度見ていただきたい。
 彼氏に性行為を強要された女子が16%いるのに対して、彼女に性行為を強要された男子も12%ほど存在する現実を見て、「男が女子に性行為を強要するのは犯罪だけど、女子が男に性行為を強要するのはご褒美じゃん」と思った方がいるとしたら、貴方は感覚が狂っているよ。
 暴言や暴力と同じで、相手が望まぬ性行為を強要するのも立派なDVで、そこに男女は関係ないのだ!

 筆者自身はこれまでに両手の指の数を超えるくらい恋愛をして、そうして付き合った彼女の殆どにフラれた挙げ句に、今もまだ独身でいるのだが。
 筆者をよく知る女友達に言わせると、筆者は「顔が綺麗で性格の悪い女の人が好き」なのだそうだ。
 自分としてはあえて性格の悪い子を選んで付き合ったつもりは無いのだが、少なくともみな気が強い女性であった事は間違いない。
 ただ「気が強い」と言っても「勝ち気で負けず嫌い」とか「気性が激しい」とかではなくて、外見はいかにも女性らしくて落ち着いているのだけれど、芯に強いものがしっかり通っている感じの人が多かったデスね。

 で、その種の気の強い、同性から見れば性格の悪い女性と付き合ってきた筆者だけれど、DV女と付き合った事だけは、本当に一度も無いよ。
 された事と言えば、他にもっと良い男を見つけられて「アナタはもういい」とバッサリ切り捨てられたくらいでwww。
 別れる時にはいつもその繰り返しだったけれど、付き合っている間に相手の女性から「暴言」とか「暴力」とか「LINE(ケータイ)チェック」とか「性的強要」とか「お金要求」などのDV的な行為を受けた事は、本当に無かったよ。
 と言うか、筆者は彼氏に暴言を吐いたり暴力を振るったりするような女は大嫌いだし、そういう気配のある女性には近付かないようにしていたからな。

 例の女友達の言った「キミは顔が綺麗で性格の悪い女の人が好きよね」という言葉は、付き合った何人もの女性にフラれフラれ続けて今もまだ独身でいる現状から見れば、確かにその通りかも知れない。
 本当にいつも、見事なくらいに他の男に乗り換えてくれたものね、筆者の元彼女さん達は。
 でもその元彼女さん達は、別れる時はどうあれ、少なくとも付き合っている時はいつも筆者に優しく可愛く女らしく接してくれていたよ。暴言や暴力など、全く無かったし。
 もちろん筆者も、付き合った女性に手を上げた事も、それどころか声を荒らげた事だって一度も無いよ。
 そういう付き合いをしてきた筆者としては、DVモラハラ男も最低だと思うけど、彼氏に暴言を吐いたり暴力を振るったりする女など嫌悪の対象でしか無いね。
 だからマンガやラノベやアニメで暴力ヒロインが出て来るのを見るだけでも、本当に嫌な気持ちになってしまう。

 で、その筆者からのお願いなのだけれど。
 素直になれなくて好意の裏返しだかツンデレだか何だか知らないけれど、男に暴言を吐いたり暴力を振るったりするDV女をヒロインにして、可愛い存在として肯定的にマンガやラノベやアニメに登場させるの、もういい加減でやめてくれませんかね
 少なくとも女性向けのマンガや恋愛小説では、DV男は肯定的に描かれていない筈。
 暴言や暴力などをギャグやご褒美として肯定的に描くのは、もうSM専門誌だけにしてほしいものだと心から思う。
 世間が未だに「女の暴言や暴力は可愛いもので、女からの性的強要はご褒美」みたいな認識だからさ、彼女や妻のDVに苦しんでいる男性達が、「辛い、もうやめてほしい」って声を上げにくい雰囲気になっているんだよね、今の日本って。

 暴言や暴力やLINEチェックや性的強要や金銭要求がDVでサイテーなのは、男女に関係なく人類共通の事だから。
 例の大阪府の1000人の中高生を対象にした調査だけれど、今の若い世代ではむしろ女性から男に対するDVの方が多い現実を見て、「女子からの暴言や暴力くらいで男は傷つかないという誤った認識は、もういい加減に改めてほしい!」と、この電脳世界の片隅から小さな声を上げてみた。

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女子の可愛さはまず“偽装”である

 ここのところ、政治や時事に関する固い(かつ偏った見解の)話を多く書いている筆者だが。
 しかしこのブログは、元は筆者自身のおバカでイタい失恋話などを多く話していた。
 というわけで原点(?)に戻り、今回は柔らかで下らない雑談をしよう。

コミックス・猫戸さんは…P1090386

 筆者は本もよく読むだけでなく、コミックスも同じくらいよく読んでいる。
 で、先月に読んだ真昼てくさんの『猫戸さんは猫をかぶっている』の一巻に、こんなシーンがあった。
 主人公は高校生の男子ながら、女子が猫をかぶっているのがありありと見えてしまって、そのせいでなかなか恋ができない。
 その主人公は、クラスの女子二人がこんな話しているのを、たまたま耳にしてしまう。

「でねっ、休日は何してる? って聞かれてぇ。お菓子作りしてるよぉ(ハァト)、って答えたらマジ喜んでてぇ」
「ぎゃはは、どんだけ猫かぶってんだっつの!」

 目一杯ブリブリして彼氏を騙している実態をあからさまに喋っている女子トークに、主人公は思わず苦笑いしてしまう。
 で、それに目ざとく気付いた例の女子二人に、主人公は凄まれてしまうわけだ。
「ちょっと! あんた何笑ってんの?」
「なんか文句あんの? ぶりっ子ウゼーとか思ってんじゃねぇの?」

 そう詰め寄られた主人公は、人間(特に女性)不信気味ながら世渡り上手なので、咄嗟に上手くかわしマス。
「ちょっと猫かぶってるくらいが可愛いじゃん。今の感じもギャップあって可愛いけど」

 笑顔でそう言われて例の女子二人組は気を良くして、「ぎゃーっ、なにあいつ、うちらに気ィあんの!?」とか騒ぎつつ、こう言うのでアリマス。
でもさっ、女子は大体偽装だし

 また、筆者が何度も思い切り笑わせていただいた大島永遠さんの『女子高生 Grls High』の七巻でも、男にモテるギャルグループの女子が、男の心理を逆手にとってモテる方法を主人公にいろいろ伝授した上でこう言いマス。
カワイイフリならまかせろ! つーか、まかせとけ☆

 ……おわかりでしょうか、世の中の男性諸氏。
 男から見て「可愛い!」と思いドキリとしてしまう女子の言動は、ほぼ99パーセント偽装で「可愛いフリ」なのデスよ。

「いや、あの子は違う! あの子だけは天然で本当に可愛いんだ!!」
 そうおっしゃりたい男性も、きっと多くいらっしゃる事でしょうな。
 でも貴方、甘いよ。
 それは天然なのではなく、天然を装っているだけのブリに違いないのだ。99%、ほぼ間違いなくね。
 可愛さと女らしさを偽装するのが巧みな女子ほど、天然のフリをするのも上手いのだ。

 筆者は断言する。
 可愛い女子の“可愛さ”はまず偽装で、猫をかぶり可愛いフリをしているだけなのだ。

 とは言え、筆者は女子が可愛さを偽装して猫をかぶるのを「悪いことだ」とは、決して思っていない。
 何故なら、女子が「可愛く見せよう」という努力をしないという事は、女を捨てるという事に他ならないからだ。
 想像してみてほしい、もし女子が「可愛く見せよう」という努力を放棄したら、どんな姿になるかを。
 筆者は考えるのすら恐ろしいね。
 食欲のままガツガツ食べてブクブクに太り、肌は脂じみて吹き出物も多く、着るものはヨレヨレのジャージかスウェットで、太い声でギャーギャー喋り、ジコチューで我が儘放題に振る舞う、かわいげの欠片も無い醜い生き物になるだろう。
 そんな生き物を、貴方は女と見て愛する事ができるだろうか。

 それに偽装や“フリ”という点では、男だって同じではないだろうか。
 福山雅治やジャニーズなどのモテ男は、何の努力せず素のままでイケメンなのだろうか。
 いや、それは無いだろう。イケメンはフツメン以上に髪型やファッションやスタイルにこだわり、態度も気を付けコミュ力も磨いているからモテるのだ。
 最初からモテることを諦めて、見かけに全く気を配らず体型はピザで、見かけだけでなく言動もスマートでなく、コミュ障も治さず女子とまともに喋れないようなブサメンとは、そもそもモテに対する努力が違うのだ。

 いくら地の顔が良く生まれついても、ピザになればその顔すら台無しだし、「顔さえ良ければ、ジャージ姿で髪ボサボサのコミュ障でもモテる」とは、少なくとも筆者には思えない。
 さらに逆に、自意識過剰になり過ぎてもイタい人になってしまってアウトだ。
 廣瀬ゆいさんの『ワンダーラビットガール』というコミックスの二巻にも、顔は良いのにカッコつけ過ぎで、「中身がイタい」と陰で言われて女子たちのイジられキャラになってしまっている残念なイケメン君が登場する。

 いろいろ努力は怠らず、けれどその部分は悟られぬよう自然にカッコ良く爽やかに振る舞って。
 ……モテるイケメンでいるのって、なかなか難しいもののようである。
 ちょうど女子が、天然の可愛い子を演じるのにかなりの努力を必要とするように。

 だから筆者は、女子が男の前では猫をかぶって可愛いフリを偽装するのを、決して悪い事だとは思わない。
 むしろ可愛く振る舞う事を諦めた女子は、女を捨てたも同然の醜い女子だと思う。

 アヒル口で上目遣いと萌え袖とフワフワ髪と高めの甘い声を装備した、作っているけれど見た目や仕草は間違いなく可愛い子と。
 そしていつもふくれっ面で、スウェットの上下でボサボサ髪で下品でガサツに振る舞う、飾らず素のままの天然モノのブスな子と。
 そのどちらかを選べと言われたら、筆者は間違いなく、そして迷わず前者の偽装でフリをしている可愛い子を選びマス。

 ある年齢以上のお方は、よく覚えておられるだろう。大手のハムのメーカーが、こんなCMをかつて盛んに放送していた。
「ワンパクでも良い、逞しく育ってほしい」
 それは男児に対する父親の目線だったが、筆者なら世の女性たちに声を大にしてこう言いたい。
ブリでも良い、可愛く振る舞ってほしい

 何しろ筆者には、一つ年上の姉がいたからね。
 だから女の実態とか、かなり知り尽くしているのだ。
 家では普段は見苦しい格好でだらしなくしているくせに、外出時には半ばヒスりながら必死こいて身支度を整えて可愛く化けて出掛けたりとか。
 いつもは太く低い声でぶっきらぼうに喋るくせに、男から電話があると一オクターブは高く可愛い声になったりとか。
 ある人と会っている時には笑顔で優しく愛想良く応対しつつ、その人が帰った途端に般若の顔になって悪口がマシンガンのように繰り出されたりとか。
 だからわかってる。
 女の子の可愛いのは“フリ”で“偽装”なんだと、痛いほどよくわかってるさ。
 それでも地のブスで性格悪くてだらしないのを素で丸出しにされるよりは、偽装でも可愛いフリをしていてくれた方が何倍も嬉しい。
 って言うか、女の子が可愛く振る舞ってくれなきゃ、男は女子に夢とか持てないし、愛する気持ちも持てないでしょ。

 だから筆者はあえて、偽装でも可愛いフリをする女の子の肩を持ちマス。
 で、年頃なのに可愛く振る舞おうとしない女子は、自分から女を捨てた存在として相手にシマセン。

 けど筆者のような「ブリや偽装を見抜いた上で、あえて許容している男」って、当の偽装の女子たちにはウケが悪いデスね。
 女子たちから見れば、自分たちのブリや偽装に相手が気付かずコロリと騙されるところが騙されるのであって、それと見抜いた上で「あー、よしよし、可愛い、可愛い」みたいのって、一番ムカつくかも。

 そしてまた、筆者も相手の可愛さを偽装と見抜いているから、相手に今一つ夢中になれないんだよね。
「俺には君しかいない、君をどうしても失いたくないんだ!」
 本当に正気でそう言い切れてしまうほど相手の女の子に惚れ込むには、相手が演じている可愛さを天然のものと信じて疑わないだけの純朴さが必要なようデス。
「あ、この子も可愛いフリをしてるな」
 そう見抜けてしまうと、いざ別れ話になった時にあまり未練が持てなくて。この子がダメでも、また次の子に行けば良いか……みたいな、妙にアッサリした感じになってしまって。

 だからか、筆者は恋愛は何度も(両手の指でも足りないほど)しているのだけれど、不思議なくらいどの恋も結婚には至らなくて、今もまだ独身なのでアリマス。
 バツの方もまだゼロで、本当に結婚すらまだした事が無いのでアリマスよ。

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毎日新聞に寄せられた二つの人生相談から、恋愛と結婚について考える

 筆者は幾度かの恋愛(と失恋)を経験した挙げ句、かなり長いこと独身のまま過ごしているが。
 そうした適齢期を過ぎても独身でいる者たちに対し、マスコミはよく「結婚しない女、結婚できない男」という言い方をする。
 そういう発言を耳にする度に、筆者はカチンと来る。

 独身でいるアラフォーなどの女性は「結婚できるのに対し、自らの意志で独り身でいる」と肯定的に見られ、それが男性だと何故「結婚したいのに、人格や容姿や収入などに何らかの欠陥があってできないでいる」というように、否定的に見られるのだろうか。
 筆者自身について言えば、別に生涯独身で通す決意をしているわけではないけれど、女性との出逢いはあっても不運にもそれが結婚にまで至ることなく、今に至ってしまっている。

 親戚などからもよく「早く結婚しなさいよ」と言われているのだが、現実問題として独り身でいて困る事が殆ど無いから、今日に至ってもまだ婚活もせずにいる。
 筆者は得意というわけではないが、とりあえず料理くらいは一通り作れる。実際、筆者が交際してきた女性の殆どは、筆者よりも料理が下手だった。
 交際してきた中で筆者よりも料理が上手かった唯一の女性は、調理師の専門学校を卒業した半ばプロの料理人だった。
 そして掃除も洗濯も、今では機械がこなしてくれるから、上手いも下手も関係が無い。
 だから独り身でも別に困らないし、と言うよりむしろ下手な相手と結婚しようものなら、楽になるどころか家事の負担が増えるだけの話になってしまう。

 何しろ今は男女平等で、家事も分担するのが当たり前の世の中になっているからね。そして筆者は、男である筆者より家事が不得手な女性を数多く見てきた。
 で、彼女らはこう言うのだ。
「家事は出来る方がやればいいでしょ」
 と言うわけで、筆者が誰か女性と親しくなると、料理や洗い物などの家事を筆者がやらねばならなくなる事が少なくなかった。

 ならば女性が同等かそれ以上にお金を稼いでくれるかと言うと、そうでもなくて、日本の女性の殆どは「稼ぐのは男の義務」と考えている。
 実際、筆者が女性と交際した時には、食事や交通費や宿泊費や入場料などのデートにかかる費用の全部を筆者が負担してきた。
 そして相手の女性もそれを当然と思っていて、「割り勘で」とか、「次には私がお金を出すね」などと言ってきた女性はまずいなかった。

 いや、筆者自身もデートで割り勘というのは、どうも興醒めだと思っている。
 レジに行ったら自然にスッと男が支払う方が、どう見てもスマートだと思ってはいるよ。
 けどね、「おカネは男が払って当然、でも男女平等で同権だから家事は出来る方(つまり男)がやればいいでしょ」という姿勢を見せられちゃうと、その子との明るく楽しい結婚生活が思い描けなくなっちゃうわけデスよ。
 お金も出して生活を支え、かつ家事の大半もこなさなきゃならなくて……って、殆どATM兼用の下男じゃん。

 で、一人暮らしの経験の無い若い女性などよりずっと家事がこなせてしまう筆者は、イケメンでもお金持ちでも無いくせにあれこれえり好みをした挙げ句に、今もまだ独り身でいるわけデスが。
 そんな筆者の気持ちを、結婚からますます遠ざけてしまう記事が、二日続けて新聞に載ったのでアリマス。
 我が家で読んでいる新聞は、一応全国紙の毎日新聞だけれど。
 その毎日新聞のこの9月25日の人生相談のコーナーに、こんな相談が掲載されたのだ。

 彼との食事がつまらないんです。私が話しかけると、ちゃんと答えてくれるのですが、それ以外は黙って食べます。私は楽しく会話したいのです。先日、あまりにも黙って食べていたので、腹が立って殴ってしまいました。どうすれば彼と楽しく食事ができますか?(20代・女性)

 ……絶句シマセンカ。
 別に無視しているわけでもなく、話しかければちゃんと返事をしているんだよ? それで殴られるって、筆者など「その彼氏、よく耐えてるじゃん」と言いたくなってしまう。
 と言うよりむしろ、「それでも別れないでそんな女と付き合い続けるって、その彼氏はドMなのでは?」って気持ちが本音だね。
 筆者なら、殴られたというだけで、間違いなく別れるけれどね。

 例の人生相談を、男女を逆にして考えてみよう。

 彼女との食事がつまらないんです。僕が話しかけると、ちゃんと答えてくれるのですが、それ以外は黙って食べます。僕は楽しく会話したいのです。先日、あまりにも黙って食べていたので、腹が立って殴ってしまいました。どうすれば彼女と楽しく食事ができますか?(20代・男性)

 もしこんな相談を寄せたとしたら、相談者は非難されて叩かれまくりになるに違いない。
「どんな理由があろうと、女性を殴るなんて酷い!」
「貴方のしている事は間違いなくDVです、一度カウンセリングを受けなさい」
「ちゃんと返事をしている彼女を殴るなど、貴方は余りにも幼稚です」

 DVってのはさ、女性だけの伝家の宝刀ってわけではなくて。
「男に殴られるのは痛いけど、女になら殴られても痛くない」なんて事は、現実にはあり得ないのだ。
 女性が男を殴ったり蹴ったりする行為だって、間違いなくDVだ。
 仮にさほど痛くなかったとしても、「暴力をふるわれた」という事で心に傷は残るよ。男だから殴り返さず我慢したにしろ、「彼女に殴られた」という事で傷つかない男がいるとしたら、それは間違いなくドMという性癖の人間だ。

 しかもその相談者の女性は20代の若さで、「腹が立って殴ってしまいました」と言うのだから、甘えて軽く可愛く叩いたわけではない事は明白だ。
 にもかかわらず日本では、「男が女性に手を上げるのは絶対にしてはいけないDVで、女が男をブン殴るのは愛情表現」みたいな、誤った認識がなされている
 今は男女平等で同権なんだからさ、女性が「思い通りにならないから」と彼氏を殴るのも立派なDVでモラハラだ。

 しかしその人生相談の回答者で劇作家のわかぎゑふ氏のコメントは、いかにも今の日本の風潮通りでお気楽だ。
「あなたは彼を愛してらっしゃるのですね。食事中に会話をしたい。なのにできない。それが高じて殴ってしまうなんて、まるでフランス映画にでも出てくるようなシチュエーションじゃないですか」
 ……殴るのも愛、ってわけデスか、日本の女優で劇作家さんの見解によれば。
 でも「殴るのも愛してるから」というのが通用するのも女性限定で、男性がソレを言うと「フザケンナ、この最低のモラハラDV野郎!」と罵倒されちゃうんだよね。

 筆者自身について言えば、この相談者の女性の彼と同じで、食事中にはあまり喋らないタイプかも知れない。
 と言うのは、まず食べている食事を味わう事に集中したいので。
 一般的に男性は女性より同時に二つの事をこなすのが苦手で、相談者の彼も「食べるか喋るか、どちらかに集中したい」というタイプなのではないかという気がする。

 それと、回答者のわかぎゑふ氏も「人間というのは、食事時の態度にかなり個人差があります。(中略)食べることに関しては育った環境や好みでかなり変わります」と触れているが、筆者は食事中に喋ることそのものは否定しないけれど、口の中にまだ食物を入れたままモゴモゴ喋る人間は大っ嫌いだ。クチャラーと似たような、食べ物を咀嚼する音と一緒に喋られるのが不快でならない。
 だから筆者はそのような人には、「ものを飲み込んでから話して下さい」とお願いする。
 そしてそれでも聞き入れてもらえずに、相変わらず口の中にものを入れたまま話しかけられた場合には、無視して答えないようにしている。

 子供っぽい、と思われるかも知れない。
 だが「口の中にものを入れたまま喋らない」というのは、欧米でも常識のテーブルマナーだ。
 それを知らず、「食事は喋りながら楽しく食べるもの」と信じ込み、口の中にものを入れたままクチャクチャ喋るのは下層階級の人間のみだ。

 だから筆者は、テレビのコメンテーターが口の中にまだものがある状態でモゴモゴと味の感想を言うのが非常に気になっていて不快である。
 アレはテレビの放送時間の関係と、間を空けて視聴者にチャンネルを変えられないように急いでコメントする必要に迫られてしている事であって、「口の中にものを入れたまま喋るのは、下品でマナー違反なのだ」という事実を、ぜひご理解願いたい。

 欧米では楽しく会話しながら食事をしているからと、そしてテレビのコメンテーターもそうしているからと、口の中にものを入れながら喋るのは、本当にやめてほしいと思っている。
 欧米の中上流家庭では、口の中にものを入れたまま喋ると、その家庭の母親に「食べながら喋るなんて、忙しいこと」と窘められるという。

 思うに相談者の彼は、食事は話すよりまず味わいたいのと、それと口の中に食べ物がある状態で喋るのに抵抗があるのではないかと思う。だから話しかけられれば、飲み込んでから答える……と。
 で、相談者の女性は、口の中にまだ食べ物が入っていようが関係なく、喋りたい瞬間に喋らなければ気が済まないタイプの人で、「口の中にものを入れたまま喋らない、喋りたければ飲み込んでから」と教えられた事もないのだろうという気がする。
 そして「腹が立ったから彼を殴ってしまった」とか、決して育ちが良いようにも思えないし、筆者が回答者なら「別れなさい」と答えてしまうかな、その相談者の彼の為に。

 そしてその翌日の9月26日には、続いてこんな人生相談が寄せられていた。

 主人が内緒でアイドルグループのファンクラブに入っていることが分かりました。気持ち悪い存在になってしまい、視界に入ってくるだけで吐き気がします。子供が3人いるので離婚はしたくないですが、生理的に受け付けなくても我慢するしかないのでしょうか?(40代・女性)

 この日の回答者は作家の高橋源一郎氏で、高橋氏の実の母親が森進一の熱狂的なファンで、ファンクラブにも入っていたことを書いた上で、相談者の女性をこう優しく諭していた。
「いいじゃないですか、アイドルのファンになったって。しょせん、幻なんだから。ご主人も寂しいのかもしれません。察してあげてください。現実の人間に夢中になるよりずっとましですよ」

 相談者の女性が40代とすると、夫も同じ40代か、もしかすると50代といったところか。で、AKBとかももクロとかのファンクラブに入っていたら、確かにちょいと呆れられてしまうかも知れない。
 でもさー、「母娘揃ってジャニーズのファン」とか、いい年をしたオバハンで息子くらいの年の韓流スターのファンで韓国まで追っかけをしてる人、女性(特に主婦)にはかなりいるよね。
 もう孫と言っても良いくらいの年齢の氷川きよしの熱烈なファンのオバアチャン達だって、大勢いるよね。

 結局さ、傍から見れば同じなんだよ、AKBやももクロのファンのオジサンも、ジャニーズや韓流スターのファンのオバサンも
 なのにAKBファンのオジサンについては「気持ち悪い、視界に入るだけで吐き気がする、生理的に受け付けない」とまで叩く一方、自分たちが夢中になるジャニーズや韓流スターについては「ステキじゃない!」と居直ってはばからないのだから、女性の神経ってスゴいよね。

 それに比べて男は呆れるほど寛大だ。専業主婦の妻が娘と一緒にジャニーズや韓流スターに夢中になって追っかけまでしても、呆れ顔をしつつも許してしまってる。
「いい年して気持ち悪い、視界に入るだけで吐き気がする、生理的に受け付けない!」なんて暴言を吐いて毛嫌いしたり、まずしないものね。

 なのに「夫がAKBやももクロを好きになるのも、妻がジャニーズや韓流スターに夢中になるのと同じだよね?」という正論を言っても、女性にはまず通じないんだよね。「でも気持ち悪いものは、気持ち悪いの!」みたいな感情論だけで終わりで、冷静な話し合いすら出来ない女性がすごく多いのが現実で。
 女性はまず感情で理屈抜き。そしてその女性の感情の前には、正論は全く通用しない。これ、筆者が幾人もの女性と交際してきた長年の経験で、いやと言うほど味わってきた現実デス。

 繰り返し言うけれど、筆者は別に「結婚なんて絶対したくない!」などと思っているわけではないよ。
 ただ家事能力は一応あるから独身でも暮らしには何も困っていないし、焦って妥協してまでする必要を全く感じていないのだ。
 むしろもし不出来な妻と結婚などしてしまったら、余計な負担が増えてより不幸になるだけ……という感じで。

 そして毎日新聞に二日続けて掲載された人生相談は、そんな独身生活をこじらせかけている筆者の結婚に対する見方を、より冷ややかにさせてくれマシタ。
 食事中に喋らない彼を殴る20代女性に、アイドルのファンになった夫を「気持ち悪い、視界に入るだけで吐き気がする、生理的に受け付けない」と毛嫌いする40代の妻って……女性と共に暮らす事って、本当に息苦しくて耐える事ばかりなんだね。

 でも思うのだけれど、筆者のように家事が人並みに出来る男って、女性にとって結婚相手としてはなかなか厄介だよ。
 だって自分が一応家事が出来て一人暮らしにも困ってない分だけ、女性を選ぶ目もシビアになってくるからね。自分より稼ぎが悪い上に家事能力も劣る女性などと、誰が結婚しますか……っての。

 と言うと、女性達には「愛が無い!」って怒られるだろうけど。
 でも結婚生活ってボランティアじゃないんだからさ、「家事能力も無く低収入の妻の為に一生たくさん稼いで、家事もして尽くしてあげよう」なんて、冷静な頭があればまず思えないよ。
 貴女たち女性だって、稼ぎも無く家事能力も無い男に“愛情”だけで一生尽くしたい、なんて思わないでしょう?
 それと同じだよ、男だって。

 だから女性は、低収入でも家事能力だけは人並みに身につけておいた方が良いデスよ。
 男は家事能力だけでは結婚できないけれど、女性ならそれが可能だから。
 で、一人暮らしの経験が無くて家事が出来ない、そして大手の企業か公務員で平均よりは高収入の男をオトせば、後は安定したそれなりに良い暮らしが出来るのではないかな。

 ネットで“たおぱんぱ”という言葉を知ったけれど。
 呆れたね、世の中には母親や妻に、タオルとパジャマとパンツを出しておいて貰わないとダメな男が本当にいるのだとか。
 筆者は自分の下着や衣類の置き場所はもちろん知っているし、そもそも自分の着る下着や服は自分で選ばないと気が済まないよ。
 いい大人の男が自分の下着を母や妻に買って選んで貰うなんて、はっきり言って気持ちワルイ。

 でもね、こういう“たおぱんぱ”の男の方が、妻としては間違いなく扱いやすいよ。だってこういう男は、妻が居なければ暮らして行けなくなっちゃうからね。
 家事が苦手な男は結婚すると妻に依存して、妻が居ないと何も出来ない男になりがちだから。だから家事が不得手な男の方が、いざとなると妻に弱いね。
 で、逆に筆者のように家事が一通り出来てしまう男は、妻の言う通りにさせにくいんだよ。だって喧嘩して妻に実家に帰られてしまっても、暮らして行くのに別に何も困らないからね。

 筆者は家事は人並みに出来るし、デートでは(彼女の好みも聞くけれど)細かいプランを立てるのも運転も支払いも全部自分でやって、彼女には何もさせなかった。そして彼女の相談事にはとことん付き合って話を聞いたけれど、彼女に相談事をして弱い所を見せたりは全然しなかったなー。
 こんな筆者は、長く付き合ううちによく「あたしの居る価値ある? 全然頼ってくれないし、いなくても良いみたい」と言われたよ。
 それで現在でも独身でいるわけだけれど、本当に難しいデスね、女性と付き合うのって。

 これまでいろいろ恋愛をしてきて思うのだけれど、男は容姿も収入も平均に達しているのだけれど弱い所や少し危なっかしい所があって、女性に「あたしがついていて支えてあげなくちゃ」と思わせるタイプが一番楽に結婚しているような気がする。
 そうわかったからと言って、今さら自分のキャラを変えて、そういう隙のある男を演じるつもりはないけれどね。

 結婚したくないわけではないけれど一応の家事能力はある筆者としては、結婚については今まで通り、焦らず成り行きに任せ、「良い人が居たら考えるけれど、ずっと独身でも構わない」という姿勢で遠そうと思ってイマス。
 周囲の現状を見ていると、結婚にあまり夢を抱けないんデスね、実際。
 安倍首相がいくら出生率を上げようと旗を振ろうと、そして福山雅治が結婚しようと、素直に「お国の為に結婚して子供を作りましょう」とは思えない筆者は、非国民なんでしょうかねえ。

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今、辛い失恋をして苦しい思いをしている貴方へ

 男女関係のもつれの果てのストーカーや暴力、そして殺人などに至る事件がよく報道されるけれど。
 それも十代や二十代の人生経験の浅い若者が、激情のあまり我を忘れて暴挙に出てしまうのなら、まだわかる。
 しかし現実には、論語に「迷うことがなくなる」という不惑の年(四十歳)を過ぎていながら痴情のもつれから犯罪を犯す者も少なくない。
 それどころか、「心の赴くままに行動しても道を踏み外さない」筈の従心の年(七十歳)を越えても、ただ恋愛をするどころか、色恋沙汰に関わる犯罪を犯す者がいるのだから驚きである。

 好きな相手に裏切られたりフラれたりする事は、それはものすごーく辛く苦しい事だ。
 それは筆者もよくわかるし、失恋の痛みは幾度も体験して身に染みて知っているつもりだ。
 しかしだからと言って、その自分を傷つけた相手に危害を加え、自らを犯罪者の身に落としてしまう心理は、正直に言って今の筆者には理解できない。

 このブログで以前にも何度か触れて来たが、筆者は恋愛経験は少なくない方だと思う。
 それは百人斬りとか千人斬りとかいう剛の者には足下にも及ばないが、それでも付き合った女性の数は両手の指の数を超えている。
 と言っても、残念ながらそれはあまり自慢にはならない。
 何故なら、筆者はその付き合った女性すべてにフラれていて、自分からフッた事は一度も無いからだ。
 しかもそのフラれ方というのが、ほぼ全て「フタマタをかけられては、他の男に乗り換えられて切り捨てられる」というパターンで。

 今になってみれば、筆者がなぜ普通の男性より多くの女性と付き合え、しかしその全ての相手にフラれたのかも、よくわかる。
 まず筆者には年子の姉がいて、そしてイトコたちも女ばかりという環境で生まれ育ったから。
 おかげさまで、女性と話す時に緊張する事が殆ど無く、異性と意識せずにごく普通に女性と接するスキルが自然に身についていたのだ。
 そしてイケメンではないがブサメンでもなく、童顔かつ小柄であったため、警戒感を持たれること無く女性に接近する事ができた。
 さらに人当たりも悪くないし、女の子の話もよく聞いて、相談事には親身になって応じるから、いつの間にか仲良くなって……というパターンが多かった。

 ただね。
 筆者は趣味も多いし、叶えたい夢もあったし。
 だから誰か女性と付き合っても、「余暇の時間や自由になるお金すべてをその相手の為に使う」という風には、全然なれなかったのだ。
 彼女とは付き合う、でも自分の時間は削らず好きな事で頑張る事は止めない……という感じで。
 そしてまた、筆者は集団行動がキライで、一人でいる事を全然苦にしないタイプでもあって。

 よく、「誰かと一緒でないと寂しい」という人が居るけれど。筆者の場合はその逆で、皆と一緒にいる時にはちゃんと楽しむのだけれど、一人になる時間も持てないとストレスが溜まってしまう。
 また、姉や従姉妹など女ばかりの間で育ったせいか、「自分は男なんだから」という意識も案外あって、女子に頼られる存在であろうとする一方、女子に相談事を持ちかけたり頼ったり……という事は全然しないのだ。

 だから相手の女の子からしてみれば、初めは人当たりも良いし、話もよく聞いて相談相手になって頼れるのだけれど、その逆に女の子を頼る事が全然ないものだから、「このヒトって、あたしの事を必要としてないんじゃないのかも」みたいに感じてしまうらしいデス。
 実際、「何でも自分で抱え込んでしまう人」とも、複数の女の子に言われたしね。
 また、打ち込んでいる趣味があって「彼女を最優先」って感じにはならないし、行動原理が感情より理性優先だし、だから「最初は優しくて人当たりがいいと思ってたけど、付き合ってみると意外に個人主義で心の中に入り込みにくい」って感じになるようで。

 筆者は本当にマイペースと言うか、何と言うか……。
 彼女が出来れば、それはもちろん彼女も大切にするよ?
 でもだからと言って、自分の好きなことに打ち込むのを控える事も、それまでの生活スタイルを変える事も全然無かったな。
 だからはっきり言って、結婚して家庭を持つのにはあまり向かないタイプだと思う。
 別に結婚したくない独身主義者ってわけでもないのだけれど、結婚しても好きな事を止めるつもりも無いし、自分の時間だって持ちたいし……。
 それがわかっちゃうと、相手の女の子に見切りを付けられて、他の男に乗り換えられてしまうんだよねえ……。

 女の人って、男性にリードされたいようでいて、本当は何でも自分の思う通りにコントロールしたい人が多いから。
 実際、離婚せずに長く結婚生活を続けている夫婦のダンナさんの方にその秘訣を聞くと、「妻の言う通りにする事」って言う人が多いしね。
 今時、亭主関白なんか本気でやっていたら、子供が独立した後で妻から熟年離婚を突きつけられるのがオチだよ。

 アメリカの男女関係に関する本に、こんな事が書いてありまして。
男は女が変わらないものと思って結婚し、女は男が変わるものと思って結婚する

 ……実際、付き合う相手を自分好みに変えようとする女の子って、かなり多いよ。「女の子は付き合う男によってすごく変わる」と言うけれど、同時に女は男もすごく変えようとするから。
 結婚する前の交際期間には、女性のその働きかけは間接的に「それとなく」だけれど。だから鈍感な男性は、気付かぬままうっかり結婚しちゃう。
 そして結婚後には、妻があからさまに夫を“教育”して自分好みに「しつけよう」とする事は、多くの既婚男性が実感していると思う。
 実際、本屋などで探してみてごらん。女性向けのコーナーに、『夫のしつけ方』とか『彼氏のしつけ方』というような、男性から見れば大変失礼な本やマンガが、結構あったりするから。
 もし逆に『妻のしつけ方』とか『彼女のしつけ方』というような本やマンガが本当に出版されたら、女性たちは「差別だ、女性蔑視だ!」ってカンカンになって怒って大問題にするくせに、ねぇ……。

 で、筆者はとってもマイペースで、彼女にそれとなく働きかけられても、自分の生活スタイルは絶対変えないから。
 それで「女が変えようとしても変えられない人」って、結婚する前からわかっちゃうんだよね。
 おかげさまで、これまで付き合ってきた女性すべてに見切りをつけられ、結婚に至る前にフラれてきたのでアリマス。

 ま、結婚前に見切りをつけられたおかげで、今も独身であるだけでなく、バツもゼロで済んで戸籍に傷がついていない事は、不幸中の幸いと言うべきかも知れないけれど。
 でも女性って狡いんだよ。
「この男は結婚には向かないな」と見切りを付けても、ただそれだけではフッたりしないんだよね。

 他に好きな男が出来たわけでもないのに、彼女に「別れたい」と言われたとしたら。
 それは男が余程も悪いんだよ。
 他の女と浮気したのがバレたとか。
 パチンカスなど悪い遊びが好きで、借金もあるとか。
 変態的な性的嗜好があるのがバレたとか。
 DVやモラハラをしたとか。
 そのように明らかに男の側が一方的に悪い場合だけだよ、他の男の影も無い状態で彼女から別れ話を切り出されるのは

 相手の男に不満があっても、もっと条件の良い別の新しいオトコが見つかるまでは、それまでの彼氏も手放さずにキープし続けるんだよ、女性って生き物は。「だって、一人になるのは寂しいから」ってね
 で、今の彼氏とも付き合いながら新しいオトコを物色して、そしてしばらくフタマタ交際をしてヤることもヤって新しいオトコと既成事実も作り、もう引き返せない状態になってから「別れたいの」って言って来る
 筆者はいつもこのパターンで、フタマタをかけられ寝取られた上で彼女に別れを告げられマシタ。

 だからねー、もし貴方が浮気もDVも悪い遊びもしてないし借金等も無いのに、いきなり彼女から「別れたい」と言われたとしたら。
 彼女はもう他にもっと条件の良い男を見つけて、既にヤる事もヤっていて、貴方とは「別れる」って固く決意してる状態なんだと思ってまず間違い
ないね。
 で、貴方がいくら彼女に未練があって別れたくなくても、既に新しいオトコを見つけてゲット済みの女の子の気持ちを取り戻すのはまず不可能だと、覚悟しておいた方が良い。

「男の恋は名前を付けて保存だが、女の子の恋は上書き保存だ」とも言うが。
 あの『鬼平犯科帳』の池波正太郎も、ある作品の中でこう書いていたよ。
女には過去(むかし)も行く末もなく、ただ今があるだけ
 本当にその通りで、女性にとっては常に今の新しい男がすべてで、元彼なんか塵クズも同然なんだよ。
 昔の彼女の事をつい懐かしく思い出したりしちゃう甘っちょろい男などとはまるで違う生き物なのだと、忘れず肝に銘じておいた方が身の為だから。
 新しいオトコが出来ると、女はそれまでの彼氏に本当に別人のように冷たくなるよ。それはもう、信じられないくらいにね。

 それは、筆者の人柄には問題が多々あるけどさ。
 でもただ別れ話を突きつけられただけでなく、信じて愛していた彼女が「フタマタかけて、既にヤることもヤっていた」とわかった時には、本当に生きているのが厭になるほど苦しかった。
 まだ未成年のうちなど、その相手の前では歯を食いしばって何とか耐えたものの、家に帰って自室で一人になった後でマジ泣きした事もあったし。
 そして成人以後には、もう何の気力も無くなって、何日も自室に籠もりきりになり、食事も一切せずにただウイスキーだけ飲み続けていた事もあったな。

 恋愛経験がまだ浅い頃は、失恋のショックも本当に大きいんだよね。しかもただフラれるだけでなく、他の男とフタマタをかけられていた上で「要らないもの」として切り捨てられてごらん。
 鬱も入るし女性不信にもなるしで、それはもう大変だから。
 もう絶対、二度と恋なんかするもんか……って、その度に思ったね。

 けど大丈夫、人間って貴方が思っている以上にタフだから。
 その失恋後の、生きている事さえ厭になるほど苦しい時期を何とか乗り越えさえすれば、気がついたら元気になっていて、時々チクリと心が痛みはするけれど普段通りの生活を送れるようになっているよ。
 そして懲りもせずに、また別の誰かを好きになっていたりするんだよね。
 そのようにして筆者は、裏切られて失恋というどん底から這い上がってまた恋をして、そしてまたフタマタをかけられ寝取られてどん底に落ちてまた這い上がり……の繰り返しで、性懲りもなく両手の指の数を越えるほどの女性と付き合ってきたわけデス。

 ……それにしても、それだけの数の女性と付き合って、そしてその全員に「フタマタをかけられた上で切り捨てられる」って、筆者の人間性に問題があるか、筆者に女を見る目が無さ過ぎるのか、多分その両方なのだろうね。
 かつて、こんな筆者を好きになってくれた女性がいて、その子は「もしあたしが先に死んだら、守護霊になってキミを護ってあげるね」とまで言っていてくれていたのだけれど。
 ハイ、その子も見事にフタマタをかけて筆者を切り捨ててくれマシタよ。しかもその筆者から乗り換えた相手というのが、妻子持ちの既婚男性というのだから、もう怒りとか悲しみとか情けなさを通り越して、ただ力なく笑うしか無かったよ。

 それだけ裏切られてフラれてどん底にまで落ち込んでも、懲りずにまた恋をして別の女性と付き合う筆者も、ゴキブリなみにタフだなと思うけど。
 その失恋を繰り返してきた筆者の実体験から言えば、失恋にもやがて慣れマス、間違いなく

 と言っても、裏切られたりフラれたりする痛みや辛さそのものは変わらないさ。けれど失恋も何度かしているうちに、対応の仕方みたいなものがわかって来るんだよね。
 まず、何の証拠も無くても「これはヤバいな、他の男に心を移してるんじゃないかな」って空気が感じられるようになってくる。
 だから破局に至ってしまう前に、何とか関係を改善する手を打つことも出来る。そしてそれが上手く行かずに、本気で他の男に乗り換えられてしまったとしても、いきなり別れを告げられるのとは違って、少なくとも事前にそれなりの心構えをしておける。
 大地震だって、地震そのものの規模と被害は同じにしても、事前に予知できているのと、不意打ちでいきなり食らうのとでは、受けるショックはかなり違うよね。

 失恋に慣れていないうちは、相手を運命の女性と言うか、「好きになれる女の子は、この世の中に彼女一人しかいない」みたいに思って執着しちゃうんだよねえ。
 で、挙げ句に「彼女がいなければ生きて行けない」とか、「彼女を他の男の手に渡すなんて耐えられない」とか思い詰めて、自殺したり相手の女を殺したりしちゃったりして。

 客観的に冷静に見れば、自分と交際中に他の男とフタマタかけて乗り換える女なんて、運命の女性どころか“股ユルのクソビッチ”そのものじゃん。
 だからある意味、「結婚に至る前にそんな女と別れられて良かった」と考えるべきだと思っているよ。

 大変だよー、結婚して子供も出来ちゃってから、妻の不倫が発覚したりすると。
 何しろ日本の裁判では、痴漢冤罪事件だけでなく、離婚についても女にメチャ甘いのだ。
 たとえ離婚の原因が妻の不倫であっても、子供の親権は妻側に取られた上に、莫大な養育費も取られたりするのが日本の裁判の現実なんだよね。
 そしてその子供にはろくに会わせてもらえず、我が子は間男を「お父さん」と呼ばされて育ち、離婚の原因も「アナタの本当のお父さんはロクデナシで、他の女と浮気して」とかの嘘を教え込まれて実の父を恨むようになって……みたいな話は、実際によくある事なのだ。
 幸い、筆者自身はまだ恋愛が結婚にまで至った事はなく、おかげで不倫発覚→離婚という泥沼にハマらずに済んでいるけれどね。

 でも、たかが一人の女性にフラれたくらいで「もう恋なんてできない、もう生きて行けない」とか思い込むのは、まだ失恋に慣れていない、恋愛初心者のうちでね。
 冷静に考えてみてごらん。
 世界の約半分、まあ35億人は女なのだ。
 なのに「ボクには彼女しかいない、彼女が運命の女性なんだ」とか、マジあり得ないから!
 何とか失恋の痛みに耐えて、それまで通りの普通の生活をしているうちに、そのうち必ず別の誰かを好きになるものだよ。
「また新しい恋をして、あんな女の事は早く忘れなきゃ!」なんて頑張らなくても、本当にいつの間にか、自然に好きな人がまた出来ているから。
 手痛い失恋とまた新しい恋を繰り返しているうちに、その事が経験的にわかるようになって来るよ。
 だから裏切られてフラれた痛みそのものは変わらないけれど、それで絶望したりせずに、また明日に希望を持って生き続けることができるようになるんだよね。

 時々ニュースで報道される、中高年にもなって恋愛関係のもつれで女性に暴力を働いて逮捕されるオッサン&ジーサンがいるれど。
 そういう人達は、自分が結婚する前にいろいろ恋をして来ていなかったんだろうね。だから一人の女性に執着した揚げ句にストーカー化して、怪我をさせたり殺したりしてしまって自分の一生を台無しにしてしまう。
 裏切られて、あるいは心を傷つけられて「コロしてやりたい!」くらいに相手の女を恨む気持ちもわからないでもない。
 けどさー、実際に凶行に及ぶ前に、「自分の一生を棒に振るだけの価値のある女か?」って、よく考えてみてほしいと思うよ。

 筆者もねー、複数の女性に本当に手酷く裏切られマシタから。
 だから正直に言って、「コロしてやりたい」くらいの気持ちを持った事もありマス。
 けどね、その後の自分に待っているのは、犯罪者の汚名と長い刑務所暮らしでしょ?
 相手がどーしよーもないクソビッチであればあるほど、そんなクズ女の為に自分の一生を棒に振るだけでなく、家族にまで大迷惑をかけるなんて馬鹿らしい、と思えてならなくてさ。

 恋愛関係で相手に手酷く裏切られた時、よく「相手に対する一番の復讐は、自分がもっと幸せになる事だ」と言うけれど。
 ただの綺麗事でなく、それは実際にもっともな事だと思う。
 相手が下らないクソ女であればあるほど、そんな女の為に自棄になって自分の一生を台無しにするのは馬鹿らしいからね。
 この駄文を読んで下さっているのが女性で、もし仮に貴女がかつて悪い男に手酷く裏切られて深く傷ついた過去があるとしても、全く同じ事が言えると思いマス。そんな下らないクソ男を恨んで貴女の人生を無駄にするのは、結局貴女自身の損にしかならないよ。

 裏切られてフラれたその時は、本当に苦しくて腹も立って、相手の子をコロしてやりたいくらいに思ったりもした筆者だけれど。
 でも今では、「人柄はともかく容姿は水準以上の子とヤる事はヤったんだし、年齢=彼女いない歴で生まれてこの方女の子となーんにもナイ、というのに比べれば、まあいいか」と思えるようになってマス。
 それを言ったらある女友達に、「うわ、サイテー」と呆れられてしまったけれどねwww。

 ちょっと思い出してみるだけでも、筆者は恋愛では本当に何度も痛い目に遭ったよ。
 ただフラれるだけではなくて、フタマタをかけられ他の男とも関係を持たれた上で切り捨てられるとか、ザラにあったし。
 可愛い子に付き合って貰えたと思ったら、実はお金目当てで、利用された揚げ句にポイされた事もあったしねえ。
 そうそう、心から好きだった元彼女から久し振りに連絡があって浮かれていたら、実はその元彼女は893関係者の情婦のような女になっていてさ。……美人局って言うのかな、後で893関係者に脅されて酷い目に遭った事もあったな。
 ま、「過去の筆者に女性を見る目が無かった」と言えば、それまでなんだけど。
 それにしても、付き合ってきた女性たちにこれだけ裏切られたりして痛い目に遭って、よくグレたり心を病んだりしないで生きてきたと思うよ。

 でも、時の流れって、本当に優しいものだから。
 失恋の痛みは、時がいつか必ず癒してくれる
 フラれた当時は本当に辛くて、生きているのが厭になるくらい苦しくても、その痛みはいつか必ず和らいで、笑って暮らせるようになるから。

 筆者など、かつてすごーく憎く思った、筆者を裏切って心をメチャクチャに傷つけてくれた元彼女の名前を、気がついたらいつの間にかすっかり忘れて思い出せなくなっていてさ。
 それ以外の元彼女についても、普段はそんな子がいた事すら記憶から抜け落ちていて、何かの機会にふと「昔、あんな子とも付き合ってたな」とだけ、殆ど無感動に思い出す程度になってるし。
 そうそう、筆者を金ヅル扱いにして利用して捨ててくれた元彼女の名前でさえ、実は今ではよく思い出せないんだよ。
 アツコ、って読み仮名だけは何とか覚えているんだけれどね。ただそれが敦子なのか厚子なのか温子なのか篤子なのか、それとも別の字だったのか、本当に思い出せないんだ。

 どんな酷い失恋の痛みも、そのうちいつか本当に忘れてしまうものだから。
 忘れはしないまでも、思い出してもどうとも思わないようになる。そりゃあ良い気持ちにはならないけれど、かつてのような強い憎しみとか恨みとか、殆ど無くなって「あんなカス女、もうどーでも構わねーよ」って思うようになっているから。
 それは両手の指の数を越える女性と付き合って、そのすべてにフラれてきた筆者が保証する。
 だから貴方(貴女)をフッて心を酷く傷つけた相手に執着して、深く恨んで自暴自棄になったり、あるいは自らの手で復讐したりするのは止めた方がいい。そんな事をしても、結局貴方(貴女)自身がより深くダメージを負って損をするだけでしかないのだ。

 だから今、辛い失恋に苦しんでいる貴方(貴女)。
 その彼女(彼氏)の事はもう死んで存在しないものくらいに思って、頑張って明日を生きてほしい。

 それまで本気で好きで、それだけでなく恨みつらみもある相手の事を「忘れろ」と言っても、なかなか無理な事ではあるけれど。
 でも出来るだけその相手の事は考えないようにして、歯を食いしばってそれまで通りの日常を一日ずつ送っていれば、気がついたらあんな下らない元彼女(元彼)の事など、本当にどーでも良くなっているものだよ。そのうち、いつか……ね。

 ま、失恋後はしばらく「恋なんて、もうコリゴリでしたくない!」って感じだけれど、そのうちまたいつか新しい恋を始めているものなんだよねえ。
 恋とは、自分の意志で「する」ものではなく、気がついたら「落ちている」ものなのだよ。散々恋してはフラれてきた筆者の実感として、本当にそう感じマス。

 だからどんな酷いフラれ方をしても、ヤケになって自分を傷つけたり相手に危害を加えたりするのだけは、絶対に思いとどまってほしい。
 人類は70億を越え、そしてその半分の35億は女(男)なのだから。
 貴方(貴女)をフッた相手よりもっと良い人は、他に本当に絶対いるから、まず自分を大切にして、恋や人生を諦めないで明日を生きて欲しいよ。

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