空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

クリスマスに一人でナニが悪い!

 もうすぐクリスマス、だけれど。
「クリスマスは彼女(彼氏)と過ごすもの」なんて、いったいいつ誰が決めたんだよお……なんて、まるでガキみたいなヒネくれた事をつい言いたくなる黒沢デス。

「そうか、おめー彼女がいねーんだろ」って?
 うん、まあ今年のクリスマスは残念ながら、彼女とでなく家族と過ごすさ。
 でもこんな黒沢にも彼女がいて、その彼女と二人きりでクリスマスを過ごしたことも何度かあったよ。
 その黒沢に言わせてもらえれば、クリスマスをどう過ごすかは本当に「当人の自由」で良いと思う。家族と過ごすのでも、恋人のいない友達同士で騒ぐのも、一人静かに過ごすのも「何でもアリ」でいい。
 とにかく「クリスマスを彼女(彼氏)と過ごせないのは、ひとつランクが下の寂しい人間」みたいに決めつける風潮は、本当にウザいよ。

 こんな事を言ったら、実年齢=彼女いない歴の人達には「そりゃ、贅沢な悩みってヤツだよ!」と恨まれてしまうかも知れないけど。クリスマスの時期に彼女がいるのって、意外に大変なものだよ。
 まず第一にかなりのカネがかかるし、気もいろいろ使わなきゃならない
 だって彼女にはまずプレゼントを贈らなきゃならないし、それもかなり気張らないと彼女のご機嫌を損ねちゃうからね。
 プレゼントって、ただ高けりゃ良いってものじゃなくて、彼女の好みに合ってセンスの良いモノじゃないと駄目なんだ。いくらブランドものだって、彼女には彼女の好みがあるわけでさ。
 だから自分としてはかなり思い切った買い物をしたつもりでも、彼女には良い顔をされない事もマジであるんだ。

 クリスマスに男が彼女にしなければならない事は、ただプレゼントだけじゃ無いから。
 まずどこかのお店でディナーを食べて、そして夜景やイルミネーションを見るなどしてムードも盛り上げた上でホテルに……ってことになるわけだけれど、そのお店やホテルの選び方や、デートコースの選定やムードの盛り上げ方まで、責任はほぼ全部男にかかっているんだからね。もちろん、ディナーとホテルの代金もオトコ持ちでさ。

 まっ、彼女もプレゼントはくれるけどさ。
 でも彼女がくれるモノが男の側のプレゼントより高価なことは、断言しても良いけれどまず無いね。と言うか、もし男のプレゼントが彼女がくれた物よりショボかったら、好感度は大幅にダウンし「セコい男!」と永く恨まれるのは間違いないね。
 もちろんディナーに選んだお店やホテルが彼女の好みに合わなくても、「ダサッ!」とか「ショボ!」とか心の中で毒づかれ、やはり好感度がダウンするのでアリマス。費用はすべて男である貴方持ちであるにもかかわらず、ね。

 それでもね、最初のうちはただクリスマスを彼女と過ごせるだけで嬉しくて、プレゼント選びやデートコースの選定、そしてその資金の捻出にいろいろ頑張ったものだけれど。
 ただそれが当たり前の「毎年の恒例行事」になってしまうとね、感動も薄れるし、疲れてもきちゃうわけデスよ。「何で男ばかり、毎年こう気張らなきゃならないんだろう」って。
 だから「彼女と過ごすクリスマス」も、慣れてくると「家族や友達と過ごすクリスマスも悪くないね」と思うようになっちゃうよ、ホントに。

 だってさー、クリスマスの次にはお正月、そして三月にはホワイト・デーと、何かとおカネのかかるイベントが続くじゃん。
 そりゃあ、ま、2月14日にはバレンタイン・デーがあるけどさ。でもそのちょっとしたチョコレートのお返しに、翌月にはその何倍かのものを贈らなきゃならないわけでさ。
 これも多分黒沢だけの勘違いではないと思うけど、女の子がくれるバレンタイン・デーのモノより、ホワイト・デーの男のお返しの方がまず間違いなくおカネをかけているよね?

 彼女がいる時って、ホント何かとお金がかかったよ。特にクリスマスからホワイト・デーまでは。
 まっ、夏は夏で「せっかく休みなんだから、どっかに連れてって!」ってコトで、それはそれでまたお金がかかるんだけれどね。
 それは黒沢が「何でもワリカンにしようね」ってタイプの女の子と付き合った事がなくて、「デートは男がリードしなければ」と思っているせいかも知れないけれど。女性とお付き合いするのは楽しいものの、おカネも気も遣ってそれなりに大変なのだと、まだ彼女がいた事の無い人達に言いたいね。

 シタラマサコさんの、『セーラーズエンジェル』ってメチャ笑えるマンガがあって。
 で、その主人公(?)で橋田壽賀高校wwwセーラーズエンジェル部の部長である宮本みつサンは、ホワイト・デーに校内が盛り上がる中、自分はお返しを貰えるアテが無くて(そもそもバレンタイン・デーにチョコをあげた相手もナイ)逆ギレするわけデス。
3月14日はね、円周率の日よ!」って。

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シタラ マサコ

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 うん、3月14日なんて「円周率の日」で良いと思うよ、ホントに。
 あ、けどゆとり世代の人達にとっては、円周率は3.14じゃなくてただの“3”だったかなwww。
 それはともかくとして、シタラマサコさんの『セーラーズエンジェル』はメチャ面白いっス。ジャンルとしては女性向けのマンガ(月刊プリンセス連載)だけれど、男が読んでも充分に笑えるよ。

 でも「彼女がいない」って、ある意味ホントに気楽だよ。おカネも時間も全部自分の為に遣えるし、いろいろ気を使うことも無いしね。
 だから黒沢は、彼女はいればそれなりに楽しいし、けどいなければいないで気楽で良いし、どちらでも構わないと思ってる。

 そういう意味で、「彼女はいなかったけれど、親しい女友達は複数いた」時の黒沢は、ホント地獄だったね。
 だってクリスマスやホワイト・デーの度に、その何人もの女友達にそれなりの貢ぎ物をしなければならなくてさ。でも彼女ではないのだから、当日は「布団は一つ、枕は二つ」ってやつで寝所を共にしてしっぽり楽しめるワケでもなく、ホントにただ出費が嵩むだけだったよ。

 ……結局さ、バレンタイン・デーやホワイト・デーもそうだけれど、クリスマスは恋人と過ごすもの」ってムードは、プレゼントを買わせたりケーキやディナーを食わせたりホテルを満室にしたりして潤いたい業界の悪巧みで盛り上げられているに違いないよ。
 そもそもキリスト教国でもキリスト教徒でもない日本と日本人が、クリスマスで大騒ぎする方がおかしいのだし。
 クリスマスはまずパーティー(ディナー&ケーキ)にプレゼント……って、日本のクリスマスはやはり業界の仕掛けた商戦にただ乗せられているだけだね。

 だからクリスマスを一人静かに過ごすとしても、肩身の狭い思いをする事は少しも無いと思う。「世間のムードや業界の商戦に乗らない賢い一市民」として、むしろ誇りに思っても良いくらいなのだ。

 というワケで。
 クリスマスに一人でもイジケず卑屈にならず、おカネも時間も自分だけの為に遣って自由に楽しく過ごそうよ
「クリスマスは恋人と過ごすもの」って世間のムードの方が、むしろおかしいんだからさ。

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動物園の“安倍さん”

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 さる動物園にいたこの大きなオウムはとても凶暴なヤツで、近づく人は噛もうとし、さかんに鋭い爪を伸ばして攻撃しようとしてきました。
 そう言えばどこかの国(建前は民主主義の国)にも、国会で痛いところを突かれるとすぐむきになり、逆ギレして大人げない答弁をする首相がいましたな。
圧倒的多数の議席を持つ与党の首相なら、もっと心に余裕を持った大人の対応をすべきなのに、みっともない」と呆れているのは、この黒沢だけでしょうか。
 貴方はこのオウムそっくりですよ、安倍さん。

 でもこのオウムは少なくとも檻に入れられているから安心ですが、安倍さんの方は圧倒的多数の議席をもつ政権与党の党首なので、「特定秘密保護法の制定、集団的自衛権の解釈の変更、諸物価の高騰を招く円安誘導」とやりたいように国民に咬みつき、鋭い爪で引っ掻いて、痛みを与え続けています。
 そして国民たちは、12月14日の総選挙で、そのような安倍政権を信任しました。
 自らあえて進んで、「もっと痛みに耐えたい」とは……。
 日本国民のマゾっぷりに、ただ呆れるばかりの黒沢でした。

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子虎さんの、お気に入りのオモチャ

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 例の子虎さんは、飼育員さんの靴が大好きで、いつも“仮想敵”としてこのように咬みついて遊んでいるそうです。
 こう見ると、やはり「猫と同じだなあ」と思ってしまう黒沢でした。

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猛獣の「じゃれる」はシャレになりません

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 昨日もお見せした虎の子です。
「ただじゃれているだけ」とのことですが、咬まれている飼育員さんによると、長靴越しでも「かなり痛い」そうです。
 でも、仕草そのものは、猫そっくりなんですがね。

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幼くても、やはり家猫とは迫力が違いました

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 さる動物園の、生後数か月の子虎です。
 本当は、触らせてもらえる予定だったのですが。
 ただ「大きくなりすぎていて危険」とのことで、触るのは中止になってしまいました。
 けど、近くでただ見るだけでもかなりの迫力でした。
 子供でも、やはり「虎の子は虎」ということですね。

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これも“猫さん”?

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 猫の仲間の“王様”です。
 こうやって見てみると、やはり迫力が違いますね。
 でも黒沢は、ライオンより虎の方がより好きだったりします。

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大きな“猫さん”たち

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 ホント、黒沢の頭の中では「虎=大きな猫」なのですwww。
 大好きなのだけれど、動物園でしか見られないのがちょっと残念です。
 でも、「いつか一度、あの虎を撫でてみたい」って、本気で思っているのです。
 ……怖いデスね、猫好きもここまで来てしまうと。



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女性にモテるのは簡単だ、ただ“共感”して話を聞くフリだけしてりゃ良い

 もうかなり前の話だが。
 当時付き合っていた彼女に「いつか、ジムニーを買って乗りたいの」と言われて、かなり驚いてしまった事がある。
 いや、スズキのジムニーは良い車だよ? いわゆるオフロード車には、実際に荒れ地を走破する能力が伴わない「カッコと雰囲気だけのオフロード車」もあるけれど、ジムニーは軽自動車ながら本格的なオフロード車である。
 ただ彼女には好んで山野に出掛けるような趣味はなく、そして居住地も職場も市街地だ。
 だから「彼女にジムニーは実用的ではない」と、黒沢はすぐに思った。

 実は彼女の昔からの親友が、似たようなオフロード車の三菱パジェロ・ミニに乗っていたのだ。
 だから彼女も、「じゃあ私はジムニーに乗ろう」と思ったのだろう。
 しかしパジェロ・ミニとジムニーは、どちらも四駆で形も似ているが、中身はかなり違う。パジェロ・ミニははっきり言って雰囲気優先で性能は乗用車に近いが、ジムニーはまずシャーシーの構造から本格的なオフロード車である。

 それを知っていたから、黒沢はすぐにこう言った。
「本当に未舗装の野山を走りに行く事が多いなら良いけどさ、市街地を走るにはあまり向かないよ? 高速で走ると、騒音とかもかなりあるようだし」
 そしたら彼女に、本当にキレられたね。
「何で人の夢を壊す事を言うのッ!」
 ってね。

 当時の黒沢は、彼女に何でキレられたのかまるでわからなかった。
 だって黒沢には悪気などまるでなく、ただ事実を言っただけだし。
 と言うより、彼女の為に親切で忠告したつもりだったんだよね。オフロードなど殆ど走りに行かないであろう彼女が、友達の影響と気分だけでジムニーなどを買ったら、後で「こんな筈じゃ無かった」と思うのは目に見えていたし。

 車を買うのって、お菓子とか普段着とかを買うのとは全然違う高い買い物じゃん。相手が大切な彼女だからこそ、うっかり気分で買ってしまって、後で後悔するような目には遭わせたくないでしょ。
 気安く「いいね!」なんて無責任な反応、黒沢にはとてもできなかった。
 だから「ジムニーを買いたい」と言った彼女に水を差すようなことを言ったのは、黒沢としては「彼女のことを思えばこそ」だったんだ。

 で、その結果として彼女にキレられてしまったわけデス。
 別に「バカなこと言ってんなよ、ジムニーなんて全然ダメだって!」みたいな失礼な言い方をしたわけでなく、ただ冷静に「ジムニーは不整地を走りに行くなら良いけど、街乗りには向かない」って話しただけなんだけどね。

 うん、なぜ彼女にキレられてしまったのか、今ならよくわかる。
 その話をした時の彼女はジムニーに乗りたい気分でいっぱいで、黒沢にも……と言うか彼氏だった黒沢にこそ共感して、「いいね!」って反応して欲しかったんだ。

 女性が話し相手に求めているのは、「そうだね」または「いいね!」って共感だけなのだ。
 それがわかるようになって、黒沢は女性とそつなく話すのがとても巧くなった。しかしそれと同時に、女性と話すのがとても馬鹿馬鹿しく思えるようになったよ。
 だって彼女たちにとっては、相手の為を思った誠意ある忠告など何の価値もないどころか、逆に「気持ちをわかってくれない!」と怒らせるだけでしかないのだからね。

 科学的に言えば、男の脳は「問題解決脳」で、女の脳は「共感脳」なのだそうで。
 だから男は、女に何か言われると必ず答えを出し、解決してあげなければ思う。しかしそうした男のアドバイスはまるで的外れで、女が求めているのはただ“共感”だけなんだよね。
 ただ時々相槌を打ちながら話を聞いて、適宜に「そうだね」とか「いいね!」などと共感の意志を示し、時には「大変だね」と同情したり。女性との会話って、本当にただそれだけで良いんだよね。
 だからそのコツさえ掴めてしまえば、女性に好感を持たれる会話をするのはとても楽だし、同時に「バカみたいだな」ってすごく思ってしまう

 黒沢にはK子さんという女友達がいて、黒沢が女性に好感を持たれる話し方を会得できるようになったのは、そのK子さんの存在がかなり大きかった。
 そのK子さんは美人でスタイルも良く、しかも料理等の家事も苦もなくこなせてと、女性として見ればかなり魅力的だったと思う。
 ただ残念ながら、K子さんはいわゆるダメンズ好きだった。いつも「イケメンだけど女好きのワルっぽい男」に惚れては、その彼の浮気癖や身勝手さに泣かされてたよ。
 で、男友達である黒沢に、K子さんはよく相談の電話をかけてきたのだ。「彼氏の気持ちがわからない、どうしたら良いと思う?」って。

 K子さんの話をちょっと聞くだけで、「彼氏はただ顔が良いだけのクズ男だな」と同じ男としてすぐわかるからさ。だから当然、黒沢はそんな男とは別れるよう忠告したわけデスよ。相談の電話がある度に毎回、言葉を尽くしてね。
 でも黒沢のどんな忠告も、K子さんの心には届かなかった。
 別れた方が良い。そう言う度に、K子さんは“デモデモダッテちゃん”になっちゃうんだよね。
 直前までは、彼氏がどんなにヒドいかを黒沢に散々訴え続けていたのにさ。なのに黒沢が「そんな男とは別れなよ」と言うと、その途端にK子さんは彼氏の味方になって、彼氏の弁護を始めるんだよ。

 ……本当にもう、K子さんの“恋愛相談”って、いつもいつもその繰り返しでさ。何をどう言っても黒沢の言葉はK子さんの胸には届かなくて、「やっぱり好きで、別れられない」って答えに戻っちゃう。
 で、「彼氏についてのK子さんの愚痴を延々と聞かされる→別れるよう忠告する→デモデモダッテちゃんになるK子さん」というパターンをうんざりするほど繰り返して。
 そしてK子さんの“恋愛相談”に長電話に散々付き合わされ、貴重な自分の時間を無駄に費やした挙げ句に、男性の典型的な“問題解決脳”の持ち主である黒沢もようやく悟ったわけデス。
 K子さんは黒沢の考えを聞く気など全くないんだ、ただ自分の愚痴を聞いて欲しいだけなんだ……ってね。

 そう、多くの女性が求めている“会話”がコレなんだよ。愚痴だろうが、どんな馬鹿馬鹿しい話だろうが相槌を打ち頷きながらとにかく徹底的に聞いて、そしてただ「いいね!」と賛意を示す……と。
 それがわかってから、黒沢はK子さんのことを本気で心配して忠告するのを一切やめたよ。
「どーせそのクズ彼氏と別れる気はなくて、愚痴もノロケのうちなんだろ」
 そう悟ると、K子さんの話をまともに聞くのも馬鹿馬鹿しくなってね。

 ただ幸い、K子さんから例の“恋愛相談”をされるのは、夜に電話で……ということが多かったから。
 それで黒沢はK子さんから電話がかかって来たら、極力ボリュームを絞ってゲームをやってたよ。で、話の殆どは聞き流して、話の切れ目には相槌を打ち、そして「そうなんだ、大変だね」と“共感”の意志を示して同情もし、仕上げに「でも頑張ってね」と励まして。
 これで本当に、十二分過ぎるほどだった。
 このK子さんには「クロサワくんって、ホント癒し系だよねぇ」と心から感謝されちゃってさ。

 で、例のK子さんの彼氏というのは、やっぱり見てくれが良いだけのロクデナシだからさ。黒沢が忠告とか全くしなくても、結局そのうちK子さんも愛想を尽かして別れることになってさ。
 問題はその後デス。
 そのK子さんに、黒沢は惚れられてしまったのだ。「優しくて、本当にイイ人」って。

 優しい? とんでもないよ。その時点でK子さんは、黒沢にとって「どーでもいい子」になってたんだ。
 わかるかな、K子さんの事を本気で心配していたからこそ、以前はいろいろ耳の痛いことも言って忠告したんだ。
 けど「この子には人の話を聞く耳も、誠意を理解する頭も無い」ってわかって、「このバカ女、ダメンズに泣かされて痛い目に遭おうが自業自得だ」と思うようになったからこそ、一切の忠告をやめて耳障りの良い“共感”の言葉しか言わなくなったんだよ。
 よく「共感力が大事だ」とか言うけどさ、実はその“共感”って上辺だけの安っぽいもので、心はとても冷たいものなんだよね。

 時には耳の痛い忠告こそ、本当に相手を思う真心から出たものでさ。
 そして耳障りの良い“共感”の言葉なんて、中身は優しくも何ともなくて、心の中では相手を突き放しているんだよね。「コイツが後で痛い目に遭おうが、知ったこっちゃない」と
 でもその事がまるでわからずに、ただひたすら“共感”を求める女の人が本当に多過ぎる。

 その子が後で泣こうが痛い目に遭おうが知ったこっちゃないから、上辺だけ“共感”を示し、適当に慰めたり励ましたりしているだけなんだけれどね。なのに「ホントに優しい、イイ人!」って惚れてくれる女の子が、呆れるほど多いんだよ。
 だから失礼ながら、つい「女ってバカだなあ」って思っちゃう。

 もし女性の好感度を大きく上げたければ、貴方もやってごらん。
 まず自分の本音の意見は極力言わずに、女の子の話(ほぼイコール愚痴)をウンザリする気持ちを辛抱しながら、とにかく最後まで根気よく聞く。
 そして内心はどうでも「そうなんだ」と共感を示しながら相槌を打ち、時には「うんうん、それで?」と興味のあるフリをして話の先を促すの。
 さらに仕上げに、場合に応じて「大変だったね、辛いよね」と同情したり、「いつか良い事もあるから頑張って」と励ましたりするのも忘れずに

 コレをやってごらん。貴方は周囲の女性から間違いなく“良い人”と認定され、状況とタイミングさえ良ければ“良い人”から“好きな人”に昇格する事だって、充分にあり得るのだ。
 事実黒沢も、その手で複数の女性に惚れられた。

 ……でもね。
 耳の痛い忠告の底にある、相手を心から案じての思いやりにはまるで気付いでもらえず、無責任な形だけの“共感”ばかりが喜ばれる。それが現実に「女性の心を掴む会話のコツ」なんだから、本当に情けないし悲しいし、女性と付き合うことそのものまで虚しくなってしまうよ。

 そうそう、その“上辺だけの共感”をフルに活用してでK子さんに惚れられた黒沢だけど。
 そのK子さんと付き合ったか……って?
 答えはNOデス。だってK子さんって、「顔もスタイルも良い上に、家事能力もアリ」と、女子力の点ではかなり高めなんだけれど、物事をよく考えないで感覚だけで動くタイプでさ。それに何より、惚れっぽいと言うか恋愛体質と言うか、ぶっちゃけ頭もお尻も軽めなんだよね。
 だからただ眺めて楽しむ分には良いけれど、彼女として付き合うにはふさわしくない相手だ……って、幾度も痛い失恋を体験していた黒沢にはよーくわかってたんだ。

 で、告られてはっきり断るでなく、答えをはぐらかしたまま「友達以上、恋人未満」のお付き合いを続けていたのだけれど。
 そしたら案の定、二ヶ月も経たないうちに「他に好きな人ができたから」って、黒沢を振ってくれマシタよ。それもその新しい男と、ヤるコトもちゃんとヤっちゃった後でね。
 で、寝取られてしまった黒沢は、「悲しいけれど、K子ちゃんの幸せの為に」と、最後まで“良い人”を演じ続けて戦略撤退を果たしたわけデス。

 いろいろ痛い失恋や失敗を繰り返した挙げ句、「女子の好感度を高める会話術」を会得したwww黒沢だけど。
 でもその「まず共感」という女性と会話するコツを理解すればするほど、「共感なんかクソ喰らえ!」という、唾でも吐きたいような気持ちがさらに強くなって行ってしまってどうしようもないのが本音だよ。

 女性と話す方法だけではとどまらずに、今の日本ではやたらに“共感力”とやらの重要性が強調されているよね。
 だが、そもそも“共感”って何だ?
 金子みすずのあの有名な「みんなちがって、みんないい」という言葉の通り、人って皆それぞれ違うもので、考えも感じ方もいろいろなんだよ。
 人がみな同じように感じて、何でも共感し合えるとしたら、それこそエヴァンゲリヲンの人類補完計画だよ。

 例えば黒沢は“サッカーのまち”と言われる市に住んでいるが、だからと言って「市民すべてがサッカーを好きになって、サッカーを応援して盛り上げなければならない」とは全く思わない。
 いくら“サッカーのまち”でサッカーが好きな人が多数派でも、野球やバスケットやテニス、それにラクロスやカバティなどを好きな人が居ても良い筈だ。
 だが世の中には金子みすずの言葉とは真逆に、「みんな同じで、他と違う者は悪」と感じている人達が、驚くほど多のだ。
 事実、黒沢の住む市でも、「サッカーを応援できない人は、市から出て行くべきだ」と公言する市議すらいた
 そしてその種の、個々の考えを認めず多数派の意志を全体に押しつけたい人々が武器にする言葉が、あの「共感力」というやつなのだ。

 男の脳が「問題解決脳」なのに対して女の脳は「共感脳」なのだそうだと、前にも触れたが。
 とかく理屈っぽくなりやすくて意見が分かれることも少なくない男性に比べて、女性は本当に共感を求める生き物だとつくづく感じる事が多い。

 例えば男の間では、AKBで推すメンバーが違おうが、ももクロとか違うグループが好きだろうが、そもそもアイドル自体に興味が無かろうが、喧嘩にはまずならない。それは結局、「好みは人それぞれ」というコトで。
 しかし女性の間では、ある女の子がアイドルの誰かを好きだと言った時に、うっかり不同意の意志を示そうものなら、「アタシにケチをつけて、アタシを否定した!」ことになるというのだから恐ろしい。
 ゆえに女子の社会では、もし誰かが「アタシは○○○が好き!」と言ったら、内心はどうあれ皆が笑顔を作って「いいね!」と応えるものらしい。
 そしてそうしないと“浮く”どころか、仲間外れにされイジメられてしまいかねないらしい。

 ちなみに黒沢の住む市が“サッカーのまち”だからと、「サッカーを応援できない人は、市から出て行くべき」と言い放った例の市議もまた女性だった。
 しかし元々サッカーに興味が無かった黒沢は、そう言われて肩身が狭い思いをするどころか、逆に怒りと反発しか感じなくて、その一件でサッカーそのものがキライにすらなってしまったゼ。
 ハイ、こんな天の邪鬼でヘソ曲がりで偏屈な黒沢は、アスペルガー障害の疑いも持たれていマス。
 でも変わり者と言われようがアスペと呼ばれようが、黒沢は空気などあえて読まず、言いたいことは何でも言って、自分の生きたいように生きているよ。

 とにかく空気を読むことが最重要で、誰かが何か言ったら心の中ではどう思おうと、笑顔を作って「いいね!」と同意して見せる。
 こうした“共感力”が要求されるセカイって、とても生き辛いし、息苦しいよね。
 だって人間は、人みなそれぞれ違っていて別の気持ちを持っているんだもの。
 にもかかわらず女の社会では、その己を殺してまず周囲に合わせることが要求される。

 女性は共感だけを求めて、異論や反論は一切認めない。だから男から見れば、女性にウケる会話をするのは簡単だが耐え難いほど退屈だ
 それに女性同士だって、本当の自分を偽って相手に合わせることばかり求められる女同士の付き合いは、息が詰まって疲れて堪らないだろう。
 だからあの『アナ雪』の「ありのままのー」の歌が、女性に特に大受けしたんだよ。

 あの『アナ雪』の「レリゴー、レリゴー!」に感動した女性たちに、黒沢は声を大にして言いたい。
 共感など求めるな、空気も読むな。そして思ったことを言い、好きなように行動してみろ……と。
 その方が、女性達もきっと楽になり、生きやすくなる筈だ。

 事実、本音を隠さず何でも言い合える女友達同士の会話はものすごく楽しいゾ。
 無理に相手と合わせず、何かあれば鋭いツッコミを入れ合う彼女達の会話は、ただ聞いているだけでもすごく面白い。

 黒沢がこう思ってしまうのは、「アスペルガー障害なんじゃねーの?」と噂されている人間だからかも知れないけれど。
 他人に共感することが何故そんなに大事なのか、黒沢には本当にさっぱりわからないのだ。

 例えば、どうしようもないダメ男を好きで好きでたまらない女の人がいるとする。その女の人の彼氏を好きな気持ちにも“共感”して、「頑張って!」と応援してあげるべきなのか?
 薬物依存症で「危険ドラッグ、サイコーだぜ!」と言うヤツがいたら。それにも「いいね!」と“共感”するべきなの?
 その場の皆が誰かの悪口で盛り上がっていたら、空気を読んで“共感”してその悪口に加わるべき?
 最近多い、中国人&朝鮮人叩きのヘイトスピーチにも、やはり「いいね!」と“共感”すべき?
 住んでいる所が『サッカーのまち』ならすぐ“共感”してサッカーファンになって、でも引っ越した先がたまたま『カーリングのまち』だったら、そしたら今度はカーリングが大好きになるべき?
 友達のAさんが大の猫好きだったら「そうだね、猫イイよね!」って“共感”して、でも別の友達のBくんは大の犬好きで猫ギライだったら、それにも“共感”して同じ口で「そうだね、猫なんて何の役にも立たないし、犬サイコーだよね」って言うの?

 ……今はやたらに「共感力が大事」って言われるけどさ、安易な共感なんて「ただ“自分”が無いだけのバカじゃん」って黒沢は思うけどね。
 いや、ただバカって言うだけじゃなくて、共感の安売りはすごく無責任な行為だし、共感の押し売りともなると社会にとっても有害な、危険な行為になりかねないんだよ。

 日本人ってのは、「空気を読んでの“共感”の押しつけ」がものすごーくキツい民族だから。何でも皆が同じように感じないと気が済まなくて、感じ方や意見の違う人の存在が許せなくて、皆で村八分にしてイジメちゃう
 だから戦前は皆で軍国主義に走って、それに少しでも疑問を持つ者は「国賊、非国民!」と吊し上げ、「鬼畜米英!」だの「一億玉砕、火の玉だ!」と金切り声を上げてさ。
 それが戦争に負けると、今度はアメリカ様々で「ギブ、ミー、チョコレート」だよ。そして「一億総懺悔」とやらで、皆がサヨクになってさ。
 ところが安倍政権下でまた右翼が復活して、国賊だの何だのと戦前のような言葉を吐き散らしてる。そしてヘイトスピーチも公然とされ、それを与党自民党は「言論の自由の問題もあるから」と詭弁を弄し、法規制するつもりはまるでナシ……と。
 その時の空気を察し、冷静に議論し合うことナシに皆で“共感”し合ってさ。そして軍国主義とサヨクの間を振り子のように振れているのが、この日本という国と、日本人という民族の実態なんだよね。

 民主主義ってのは、いろんな考えを持つ人が、いろいろ議論を重ね、時間と手間をかけて結論を出すものだけれど。その民主主義は、どうやら“共感力重視”の日本民族には合わないみたいだよ。
 だってちょっと議論をすれば「口げんか」と言われるし、誰かの意見に反論すれば「私を否定した」と怒られるし。そして空気を読み合って、全体に流されながら生きているんだよね、日本人って。
 だから日本人の本質は全体主義だと、黒沢は痛いほど感じている。

 空気を読んでの、共感の押し付け
 その日本流の全体主義が、かつて日本に戦争の惨禍をもたらし、すると次はサヨクに走って全共闘やら連合赤軍のテロまで引き起こし、そして安倍政権と共にまた“右”に舵を切ろうとしている
 ホント「空気を読むのも、共感を強要するのも、もういい加減に止めませんか」って、心から言いたいよ。

 空気を読んで“共感”し合う息苦しさは、特に女性達がよくわかっている筈だよ。
 本当は気の合わない部分もあるのに“友達”のフリをして、心の中では全然そう思ってないのに「そうだよね、イイよね!」と“共感”し合ってさ。
 だから女の人同士のお喋りって、ただの友達と本当に心を許し合っている親友同士では全然違う。
 と言うか、その一握りの親友以外の“友達”とは、ただ“友達ごっこ”をしているだけなんだよね。お互いあまり好きではないくせに、余計な気を使い合って、シンドい思いをして。

 ねえ、友達ってそんなに大勢必要なの?
 本当の自分を出せて、本音を言い合える一握りの親友さえいれば充分……って、黒沢は思うけどね。
 空気を読んで、してもいない共感をしているフリを続けるなんて、ただ疲れるだけだと思うけれど。

 ……とは言うものの。
 女の人に「共感より大事なものがある」ってわかってもらうの、ものすごーく大変でさ。
 黒沢はこれまでに、両手の指で数えても足りないくらいの女性とお付き合いしてきたけれど。残念ながら、どの女の子も心からの忠告より“共感”を求めてた。
 で、相手の為を思う意見を言えば言うほど、「気持ちをわかってくれない!」と逆ギレされるばかりでさ。
 そして心にもない、無責任な“共感”をすればするほど、女の子達には好かれた
 おかげさまで気持ちは醒めて行くばかりで、ついには女という生き物に対しても深い失望感を抱くようになってしまい、黒沢は未だに独身でいるのでアリマス。

 黒沢のように、女性に愛想良くしながら心の中では見下して「ただ“共感”してるフリだけで充分」と思うような男を増やさない為にも。
 そしてまず女性たち自身が自分らしく自由に生きる為にも、本音を押し殺した“共感ごっこ”はもう止めた方が良いのではないかと、黒沢は心から思う。

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ビールはのど越しで飲むモノに非ず

「糖質・プリン体ゼロ」の第三のビールが、来年1月27日にキリンから発売されるという。
 糖質もプリン体もゼロのものが、最も価格の安い第三のビールとして発売されるのは結構なことだとは思う。
 この「糖質・プリン体ゼロ」のビール類のブームを起こしたのはサッポロの“ゴクゼロ”で、しかし国税庁の指摘により発泡酒のジャンルに変えさせられ、値段も上がってしまった。そして他の大手三社の「糖質・プリン体ゼロ」のビール類も、今のところ全て発泡酒である。
 だからその新しい「糖質・プリン体ゼロ」のビール類がキリンから発売されれば、第三のビールで唯一のものになり、そして実勢価格も他社の製品より20円程度安くなると予想されている。

 ま、それは結構なことだとは思う。
 が、その新製品の名前を聞いただけで、黒沢は「絶対飲みたくねーな」と思ってしまった。
 のどごしオールライト(ALL LIGHT)
 ダメだ、こりゃ。飲んでみもせずにそう決めつけてしまっては申し訳ないが、それが黒沢の印象だ。

 日本人で「ビールが好きだ」と言う人達に、黒沢は強い不満を抱いている。
 それは日本のビール好きの大半が“のど越し派”で、「ビールはキンキンに冷やし、のど越しで飲むもの」と信じ込んでいることだ。殆どの者がビールは「ガブガブ、プハーッ」とやり、ビールをゆっくり味わって飲むことなど考えもしないのだ。
 それが黒沢には、たまらなく厭なのだ。

 日本では「ビールはキンキンに冷やすのが常識」だが、しかしそれは世界の常識ではない。ビールを冷やし込んでガブガブ飲むのは暑い国だけの常識で、ビールの本場であるイギリスやドイツでは、ビールはむしろ冷やし込まずに、味わいながらゆっくり飲むのが常識なのだ。
 日本は暑く、しかも湿度も高い。それでビールは「暑い時に喉の渇きを癒すもの」として、軽めのピルスナータイプのビールばかり作られ、冷やし込んでガブガブ飲まれている。
 だから日本では、「ビールはのど越しで飲むもの」などという、偏った認識が一般的になっている。

 だが黒沢は、ビールだけでなくその他の酒も、ゆっくり、味わって飲みたいと思っている。
 事実世界には香り高くコクがあり味わい深く、ゆっくり味わって飲むべき良いビールは沢山ある。そして飲食物は、冷やすと香りも味も感じにくくなってしまうのだ。
 だから「ビールはキンキンに冷やし込んで、ガブガブ飲む」というのは、とんでもない間違いなのだ。
 にもかかわらず殆どの日本人が、ビールは「キンキンに冷やして、のど越しで飲むもの」と信じ込んでいる現状が、黒沢は残念でならない。
 ただ酔うため、ただ喉の渇きを癒す為に味わいもせずにガブガブ飲むなど、「酒文化に対する侮辱でしかない」と思う。
 今でも一部の飲み会でされているイッキ飲みなど、黒沢にとっては軽蔑の対象でしかない

 ついでに言えば、黒沢は食べ物をガツガツ食べるのも嫌いで、テレビでよく放送される大食いコンテストなど見るのも厭だ。
 数年前、若い男性が派手に音を立てて掻き込む永谷園のお茶漬けのCMが、「若々しくて気持ちいい」または「下品で見苦しい」と賛否両論を呼んだのを、皆さんはご記憶だろうか。
 もちろん黒沢は「下品だ」と感じ、ひどく不快に思っていた。
 鯨飲馬食という言葉もあるが、ものをガブガブ飲みガツガツ食う行為は、とにかく下品である。

 だから黒沢は、のど越しをウリにしたガブガブ飲むタイプのビール類は絶対に飲まない。
 黒沢が好んで飲むビールと言えば、ギネスなどのコクのある黒ビールや香り高いヴァイツェン・ビールなどである。そしてその種のビールは、冷やし込み過ぎると味も香りも損なわれてしまうし、ガブガブ飲むには勿体な過ぎる。
 要するに黒沢は、ゆっくり味わって飲むのに向かないのど越し優先のビールは飲みたくないのだ。
 それだけに、「なぜ日本人は、ビールをのど越しでしか飲めないのだろう」と嘆かわしく思うことが少なくない。

 とは言うものの、のど越し派のビール党の存在を全否定するつもりは無い。
 何しろ日本は蒸し暑い。だから自然に、喉の渇きを癒すためによく冷えたビールをのど越しでガブガブ飲むのが主流になったのだろう。
 実際、「よく冷えたビールを美味く感じられないのは、体を使って働いてないからだ」とも言われる。

 そうかも知れない。
 暑い中で働き続けて汗をかいた体には、キンキンに冷えたビールを喉に流し込むのが一番美味く感じられるのだろう。
 だから日本人は味わいや香りよりのど越しを優先した、ドライ系の軽いビールを好む。
 だが喉の渇きが癒え体の汗も引いた後も、そうしたキンキンに冷えたのど越し優先のビールをガブガブ飲んで美味いと思えるだろうか。

 事実、のど越し優先ビールの代表選手とも言うべきスーパードライは、「一杯目や二杯目には美味いが、その後は途端に不味くなる」と言われる
 その理由を説明するのは簡単だ。暑くて喉が渇いていてまだ汗もかいている時は、キンキンに冷えた軽いビールをのど越しでガブガブ飲めば「美味い!」と感じる。
 だが喉の渇きも癒え汗も引いて飲むペースを落とし、のど越しに流し込むのでなく舌で味わうようになると、そのビール本来の味に気付くようになる。だから「何だ、前より不味いゾ」と感じるのだ。
 そう、その種の「最初は美味く感じても、喉の渇きが癒え汗が引いた後でゆっくり飲むと途端に不味くなるビール」は、本当は不味いんだよ。

 そもそも暑くて喉が渇いている時なら、何もビールでなくたって、よく冷えた麦茶だって充分に美味いだろうが。
 だからのど越し系のビールをガブガブ飲んで「美味いっ!」と思うのは、はっきり言って錯覚だ。
 その暑い時の喉の渇きを癒すのに、どうしても「炭酸が効いていて甘くない、アルコール飲料でないとイヤだ」と言うのなら、第三のビールの本当に一番安いやつで充分だ。
 ほら、大手スーパーのプライベート・ブランドなんかで、一本88円くらいで売っているヤツがあるよね。ばかに安いと思って産地表示を見ると、原産国は韓国だったりベトナムだったりするアレね。
 でも暑い時に風呂上がりなどにゴクゴク飲むのなら、本当にアレで充分だゾ。
 そうして喉の渇きを癒してから、プレミアム系のビールやギネスなどの本物のビールを、ゆっくり味わいながら飲んでほしいと思う。

 ビールって、本当はすごく香りも高いし深い味わいがあって、とても美味しいんだよ。冷やし込み過ぎて味と香りを台無しにして、さらにのど越しとかでガブガブ飲むなんて、本当にもったいな過ぎると思う。
 日本は蒸し暑い国だから、キンキンに冷やしてのど越しでガブガブ飲みたい気持ちもわかるけれど。ただそれでは、いつまで経ってもビールの本当の美味しさがわからないままだよ。
 それって、すごくもったいない事じゃないかと黒沢は思う。

 これから寒い冬にさしかかるから、ビールの消費は落ち気味になると思うけれど。
 だから「この時期だからこそ!」のビールの飲み方を知ってほしいと思う。
 ヱビスでも何でも、プレミアム系のビールを買ってきて。そして冷蔵庫には入れず、暖房のない北向きの部屋に置いておいてほしい。で、その「寒い部屋で常温保存したビール」を、暖かい居間やDKでゆっくり味わいながら飲んでみて下サイ
 これまで知らなかった芳醇な香りと深い味わいに、貴方はきっと驚くと思う。

 あ、でもコレはあくまでもプレミアム・ビール限定での話だから。コーンやスターチなどの副原料入りのビール(ドイツのビール純粋令に従えば偽ビール)や、増してや発泡酒や第三のビールを冷やさずに飲むと、品質の悪さが際立って、余計にヒドい味と臭いになりマス

 繰り返し言いたいけれど、本物のビールにはちゃんと高い香りと深い味わいがあって、キンキンに冷やし込んでガブガブのど越しで飲むものでは決してないから。
 第三のビールで唯一の「糖質・プリン体ゼロ」の新商品“のどごしオールライト”を発売するキリンにケチをつけるつもりはないけれど、のど越し優先のビールばかりが売れる日本に、黒沢は本当にウンザリしている

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大きな“猫”さん

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 さる動物園で撮りました。
 でも、虎を見ていると「やっぱり猫だなあ」と感じてしまうのは、この黒沢だけでしょうかね。
 じっと見ていると、仕草とか本当に猫っぽく感じます。
「じゃあ傍に行って撫でてみろ」と言われたら、実際には腰が引けてしまいますがね。

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