空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

白百合

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 白い花は一般的に地味な印象がありますが、このような大輪の百合となると、白でも流石に派手ですね。

 それにしても、♀×♀の恋愛のことを、なぜ百合と呼ぶのでしょうかね?
 さらに言えば、男同士の方が薔薇になるのも謎です。

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雨上がりの朝顔

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 雨や曇りの日は苦手です。
 でも光線がとても柔らかになって、花など意外に綺麗に見えたりする時があって驚かされます。


 

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恥ずかしながら…

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 考えてみると、私は雲を下からばかり見ています。
 恥ずかしながら、私、生まれてからまだ飛行機と言うものに乗ったことが無いもので……。
 それに高い山に登る趣味も無いので、いつもこうして空を下から眺めています。

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カメラの受光素子は大丈夫なのかな?

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 何だか条件反射のように、雲と太陽が重なるとついカメラを向けてしまいます。
 取扱説明書には「やめろ」みたいな事が書いてあるし、いつか受光素子が壊れてしまうのではないかと不安にもなるのですが、私のデジカメはまだ今のところ元気に働いてくれています。

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昨日は、どう過ごされましたか?

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 青い空を、下から上へと立ち上る雲を見ていると、自然に元気が出てきます。

 ところで、そう言えば昨日はバレンタイン・デーでしたね。
 バレンタイン・デーが日曜日で、ひそかに「助かった!」と思った方も少なくないのではないでしょうか。
 職場などで義理チョコを配る必要も無くなるし、逆にチョコを貰えなくても「日曜だったから」と居直れますし。

 ま、「バレンタイン・デーが休みの日なのに、デートの予定も無い」というのも、人によっては寂しいものかも知れませんが。
 でも私のように基本がインドア派で、一人で本を読んだり音楽を聴いたりビデオの映画を見たりして充分楽しく一日を過ごせる者は、バレンタイン・デーに何も予定が無くったって平気で過ごせます。
 ……寂しくなんか、ないんだからねっ。

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何とも恐ろしいアルコールの刺激の、角瓶

 初めに断っておくが、筆者は「この日本で最も売れているウイスキー」であるところのサントリーの角瓶が大嫌いである。

 筆者が生まれて初めて飲んだウイスキーはジョニー・ウォーカーで、その芳香と味わいに一瞬に魅惑され、「ウイスキーとは、何と素晴らしいものか!」と心から感動したものだ。
 そして次に飲んだウイスキーがかの角瓶で、ジョニー・ウォーカーとはまるで別物の、その痩せて貧しい香りや味わいと、何よりも刺々しく舌に突き刺さるアルコールの刺激に、「これがあの素敵な飲み物と、同じウイスキーであるものか!」と憤慨したものだ。

 サントリーは角瓶を「まろやか」と言い、酒屋のPOP広告にも時々そう書かれているが、アレを正気で「まろやか」と思って飲む人は、はっきり言うが舌がおかしい。
 他のまともなウイスキーを飲んだ事が無いか、ウイスキーは薄く割ってハイボールなどにして飲むものと信じ込んでいる人だけだろう。
 角瓶を濃いめでじっくり味わって飲んだら、甘い香りこそするものの「まろやか」とは程遠いアルコールの刺激で舌がビリビリするぞ。

 ジョニー・ウォーカーを飲んでウイスキーに魅了され、その時ウイスキーに抱いた感動をブチ壊しにしてくれたサントリーの角瓶を、筆者は今でも心から恨んでいる。
 同時に、アレを喜んで買って日本で一番売れているウイスキーに押し上げ、美味いと思って飲んでいる日本人の味覚も「どうかしている」と思わざるを得ない。

 無論、味覚は人それぞれだから、筆者が不味いと思うものを「美味い!」と感じる人がいても当然だ。
 何しろ世の中には、ゴキブリの素揚げを美味いと思って食う人さえいるのだから、角瓶を飲む人がいても何の不思議でもない。
 しかしあの味と香りと舌に突き刺さるアルコールの刺激を考えると、アレが「日本で一番売れているウイスキー」という現実が、どうにも納得が行かないのだ。

 断言するが、アレはまともにじっくり味わって飲める“ウイスキー”ではない。
 サントリーのチーフ・ブレンダーであった輿水精一氏ですら、その著書で「角瓶はハイボールにして飲む」と認めているが、氷を入れ炭酸で薄く割り冷やし込んでゴクゴク飲み干すしか無いようなシロモノなのだ。
 だからか、あの角瓶が一番売れているウイスキーであるこの国では、ウイスキーと言えばハイボールという世界の非常識が常識になりつつある。
 そもそも欧州では蒸留酒を割って飲む習慣は無いし、スコッチの本場であるスコットランドではハイボールなど飲む者は殆どいないというのに。

 間違えないでもらいたい。
 筆者は「お手頃価格のウイスキーを、ハイボールにして飲む人がいても良い」と思っている。
 だか皆が皆「ウイスキーはハイボール」と思いこんでいるような、今の日本の風潮が嫌でたまらないのだ。

 今の日本は、原酒が足りなくなるほどの空前のウイスキー・ブームだと言う。しかし現実に飲まれているのは、あのハイボールばかりだ。
 まあ、炭酸で薄く割りでもしなければ飲みようが無い角瓶をハイボールにする分には、何の文句も無いが。
 例の「ウイスキー=ハイボール」という思い込みから、角瓶だけでなく他の製品まで、長期熟成のウイスキーやシングルモルトも何でもかんでもハイボールにしてしまっている日本の“ウイスキー・ブーム”の現状が悲しい。

 その日本のウイスキー(と言うよりハイボール)のブームを作り出したサントリーと角瓶に対する恨みは尽きないが、気まぐれを起こして角瓶の仲間の白角を飲んでみたところ、これが意外に悪くなかった。
 メーカーはこれを“淡麗辛口”と売り込んでいるが、辛口などとはとんでもない間違いだ。ほのかに甘くフルーティーで、僅かながらスモーキーさもあり、ライト系ながら実に色々な味と香りが混ざり合っている。
 この白角は、オリジナルの角瓶(黄角)と瓶の形も値段も同じだが、中身はまるで別物だ。
 確かにまだアルコールの刺激は残るものの、角瓶(黄角)ほどでは無く、値段を考えれば「まあこんなものかな」というところだ。
 美味いとまでは言わない。しかし「なかなか悪くないし、こんなウイスキーがあってもいい」と思った。

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 白角に対するただ一つの不満は、サントリーの白角の売り方だ。
 白角も含めた角瓶のシリーズを、サントリーは「食中酒として飲む、お手軽なウイスキー」と位置づけているらしく、白角は水割りにして和食と合わせるように宣伝している。
 だから日本酒を意識して“淡麗辛口”などと銘打っているのだろうが、白角はほのかな甘さこそあれ決して辛口などではないし、食前や食後に濃いめでじっくり飲むのにも適している。
 販売戦略かも知れないが、白角の良さを生かし切れていないように思う。

 角瓶(黄角)はいつ飲んでも不味いと思うし大嫌いだが、白角はまるで別物で存外に悪くなかった。
 で、角瓶のもう一つの兄弟である〈黒43°〉にも興味が出てしまった。
 しかもメーカーのキャッチコピーによると、「濃く、モルティでクリーミーな味わい」とある。
 白角は悪くないと思ったし、スコッチでもインバー・ハウスなども好きだが、筆者は基本的に濃い味のウイスキーが好きである。
 だから〈黒43°〉も「もしかしたら白角以上に悪くないのでは?」という期待を持ちつつ、しかし同時に強い不安も感じていた。
 何故なら〈黒43°〉はその名の通り度数43%で、それでありながら他の度数40%の角瓶や白角と同じ値段であったからである。

 ブレンデッド・ウイスキーは、単式蒸留器で二~三回蒸留して度数60%程度にしたモルト・ウイスキーと、連続蒸留器で100%近くまでにしたグレーン・ウイスキーをブレンドし、それに加水し度数40~46%程度にして出荷している。
 と言うことはだ、それはとりもなおさず「角瓶(黄角)や白角より、〈黒43°〉はより多くのモルトまたはグレーンを使用している」という事である。
 他の角瓶や白角と値段が同じにもかかわらず、である。

 また日本の酒税では、ウイスキーの税率は度数37%が最安で、それから度数が1%上がる毎に払わなければならない税金も上がっているのである。
 つまり〈黒43°〉は、角瓶や白角より多くの酒税を国に支払っているのである。
 他の角瓶や白角と値段が同じにもかかわらず、である。

 原酒もより多く使い酒税も多く払って、市場には角瓶シリーズとして同じ値段で出す。
 どうしたらそんな事が出来るのか。
 企業努力と言えば聞こえは良いが、〈黒43°〉は角瓶や白角より、原材料(モルトかグレーン)のどちらかを削っているに違いないのだ。
 まさか〈黒43°〉だけ、消費者の為にサントリーが利益を削って出血サービスをしているわけではあるまい。

 だから〈黒43°〉を買うには、本当に「怖々と」という感じだった。
 ネットで見る限り、〈黒43°〉に対する評価は「角瓶より美味しい」という声も少数あったものの、「ただアルコールが強いだけ」という否定的な声の方が多かったし、コストの面からも筆者もおそらく後者が正しいのではないかと思っていた。
 が、「飲まずに批判してはいけないだろう」という思いから、甲類焼酎でも買うような勇気を出して買ってみた。

サントリー黒角P1090257

 さて、問題の〈黒43°〉だが、他の角瓶や白角と比べて明らかに色が濃い。店頭で比べてみたが、〈黒43°〉、角瓶(黄角)、白角の順に色が濃かった。
 で、キャップを開けてみると、すぐに濃く甘い香りが漂ってきた。その香りは、角瓶(黄角)よりも強いくらいだ。しかし同時に、やはりアルコール臭も強く感じる。
 口に含むと、ただ甘みが濃いだけでなく味に厚みも感じる。しかしストレートでは、本当にどうしようもないほどアルコールの刺激がキツい。
 トワイスアップにしてもまだアルコールがかなりキツく、口の中がアルコールでピリピリする。
 それどころか、グラスを鼻に近づけて軽く揺すってみると、鼻にツンと来るだけでなく目までヒリヒリ痛くなってきたくらいだ。
 それは筆者だけでなく、知人にも試してみてもらったが、その人もやはり「目が痛い!」と言った。
 まるで『天空の城ラピュタ』のラスト近くのムスカ大佐のような感じだったよ、「目が、目がぁー!」って、ホントにね。

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 繰り返し言うが、この〈黒43°〉のアルコール度数は43%だ。
 筆者は度数45%のブラックニッカ・ディープブレンドも飲んだが、これよりずっとなめらかでマイルドだった。
 度数50%の富士山麓も飲んだが、間違いなくこれより飲みやすかった。
 度数46%のタリスカー10年など、これとは比較するのが失礼なほどなめらかで美味しい。
 はっきり断言するが、筆者は度数50%以下のウイスキーで、この〈黒43°〉ほど荒々しくアルコールの刺激がキツいウイスキーを飲んだ事が無い。

 メーカーは、この〈黒43°〉をロックで飲むことを推奨しているようだが。
 なるほど、大きな塊のような氷を使うか、氷を多めにしてよく冷やし込めば、アルコールの強烈な刺激も少しは感じにくくなる。同時に香りや味も薄れてしまうが、〈黒43°〉は味も香りも元々濃いめだから、冷やし込んでもそれなりに残る。

 で、キャップを開けてから日が経つにつれより香りが立つようになり、次第にチョコレートに似た香りになってくる。
 しかし不思議なことに、日が経ち空気に触れても、アルコールの刺激が落ち着く感じは少しもない。それどころか、最初に感じた甘さより、アルコールの刺激によりより辛く不味く感じるのは何故だろうか。
 本当にこの〈黒43°〉のアルコールの刺激は暴力的なほどで、コレを飲んだ後に続けて白角を飲んでみたところ、「白角って、何て甘やかでフルーティーでなめらかなんだろう!」と思わず感動してしまったくらいだ。
 ライト系のスタンダード・スコッチの名品インバー・ハウスと飲み比べてみたが、〈黒43°〉のアルコールの刺激の荒々しさは「これが同じウイスキーか」と嘆きたくなるほどの酷さで、インバー・ハウスの繊細さを粉々にぶち壊してしまった。
 度数42%のブラックニッカ・スペシャルとも飲み比べてみたが、度数の違いは僅か1%なのにもかかわらず、アルコールの刺激が驚くほど違った。もちろん、ブラックニッカ・スペシャルの方が遙かになめらかでクリーミーだ。

 メーカーではこの〈黒43°〉をロックで飲むよう推奨しているようだが、筆者はハイボールも試してみた。
 すると意外に悪くないのだ、この〈黒43°〉のハイボールが。何倍にも割ればアルコールの刺激もさすがに消えるし、元々味も香りも濃いから、角瓶(黄角)よりもウイスキーの味と香りがしっかり残る。
 ただウイスキーの味と香りが強く残るから、レモンピールも入れスッキリ、サッパリしたハイボールを好む人には向かないかも知れない。
 あと、湯で割ってホット・ウイスキーにするとより香りが立ち、アルコールの刺激が少しは和らいで案外飲みやすかった。

 こう言うと悪いところのばかりの〈黒43°〉だが、ただ一言で「最低だ!」と切り捨てるには惜しいところもある。
 メーカーはこの〈黒43°〉を「濃く、モルティでクリーミーな味わい」と言うが、後半の「クリーミーな味わい」というのは嘘だ。もしこれが“クリーミー”ならば、甲類焼酎も「クリーミーな味わい」と言えるだろう。
 だが少なくとも、前半の「濃く、モルティ」という部分は間違いが無い。
 この〈黒43°〉を味わって飲むと、「ヒドい、アルコールの刺激がキツい」と嘆きたくなるのと同時に、角瓶には無い深い複雑な味わいも感じる。

 思うにこの〈黒43°〉は、度数43%にしつつ他の角瓶や白角と同じ値段にするのに、かなり無理をしたのではないか。
 前にも書いたが、〈黒43°〉には原酒と酒税が他の角瓶や白角より多く必要だ。
 そして〈黒43°〉は、香りと味わいを保つためにモルト・ウイスキーは減らさずちゃんと使っている。
 その代わり、おそらくグレーン・ウイスキーの質を落としてコストの帳尻を合わせたのだろう。
 例えば白角はモルトに8年ものを、グレーンに4年ものを使っていると言うが。
〈黒43°〉はグレーン・ウイスキーに、もっと酒齢の若いものを使っているのであろうと思う。あるいはもしかしたらサントリーお得意の、グレーン・アルコール(樽熟成すらしていない、ただの穀物アルコール)を使っているのかもと疑いたくなってしまう。

 この〈黒43°〉を飲んでみて、心から惜しいと思った。
 無理に度数43%などにせず、他の角瓶や白角と同じ40%にして、その代わりグレーンの質を上げるべきであった。そうすれば角瓶や白角とはまた違う、メーカーが言う通りに「濃く、モルティでクリーミーな味わい」の黒角になったかも知れない。
 モルト原酒は悪くないのだが希釈するもの(グレーンと称するモノ)でコストカットして、おかげでウイスキーらしさはあるもののアルコールの刺激で飲むと舌がピリピリするシロモノになってしまったこの〈黒43°〉、以前にこのブログで紹介した江井ヶ嶋酒造のホワイトオーク・レッドにもどこか似ている気がした。

 度数43%の飲み応えを求める消費者も、確かにいるのだろうが。
 しかし使う原酒の率も酒税も高くなる以上、品質を落とさず価格も据え置いたまま度数を上げるのは不可能なのだ。他の角瓶や白角と価格を同じにする事にこだわるあまり、酒の質を落としては本末転倒で意味がないのではないかと思うが、どうであろうか。
 ちなみにブラックニッカは37%から45%まで度数も様々だが、値段もクリアとリッチブレンドとスペシャルとディープブレンドで、それぞれかなり違う。
 キリンのボストンクラブも、豊醇原酒と淡麗原酒で瓶の形は同じでも値段を変えている。
 角瓶シリーズだからと同じ値段にこだわる事に、筆者は大きな疑問を感じる。

 今のままの〈黒43°〉では、筆者としては「もう二度と買いたくない、酷いウイスキーだ」と言うしか無いが。
 同じ値段にこだわるならば度数を40%に下げてグレーンの質を上げるか、43%という度数にこだわるならば多くかかった原酒と酒税のコストを価格に上乗せするべきだ。
 そのどちらかの道を選んでリニューアルすれば、角瓶の黒はきっと今より良くなると筆者は考える。

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「薬物に手を出しては絶対ダメ!」と、筆者は身を持って体験した

 あの清原和博元選手が覚醒剤を使用して逮捕された事は、日本中で知らぬ者は殆どいないことだろう。
 そしてニュースを知った大方の人は「馬鹿な事をしたものだ」と呆れているだろうが、薬物というものは恐ろしいぞ。
 筆者自身は薬物に手を出した事は全くないが、薬物がどれだけ恐ろしくて、止めたくてもなかなか止められないものである現実は、実感でわかる。

 筆者は生まれつき体が丈夫でなく、これまでにいろいろな病気をしてきた。喘息持ちだし、目の手術も二回ほどやったし、メニエール病をやったおかげで今でも片方の耳の聴力が落ちたままだし、左深部大静脈血栓で僅かだが左足が不自由だし。
 それらの中でも一番大きかったのは、腸の奥に大きな腫瘍が出来て八時間近くかけて摘出手術をした事かな。
 その他にも内蔵の細胞を取り出す検査やカテーテルなども、いろいろやった。
 で、それらの手術や検査の前に鎮静剤や麻酔の注射を打たれる事が何度かあったのだが。
 そしてそれが、筆者には妙に効いてしまうのだ。

 初めて鎮静剤を打たれた時には、薬による影響は特に意識しなかった。だが後から考えると、間違いなく気分がハイになっていた。
 そのすぐ後に待っている手術に対する不安など全く無くなってしまって、いつの間にかポワンとした幸せな気分に包まれていた。
 で、病室から手術室には、ベッドに寝ている患者(筆者)の体を看護師さんが数人がかりで持ち上げて、ストレッチャーに移し替えて運んで行くことになっているのだが。
 筆者は幸せ気分でニコニコしながら「い~よぉ~」とか言いながら薬でぼおっとした頭のままベッドに立ち上がって、自分でストレッチャーに移ろうとして、慌てた看護師さん達に「危ないから!」って止められたよ。

「これは変だ」と自覚したのは、例の腫瘍を摘出する手術の前に鎮静剤を打たれた時だった。
 かなりの大手術になると、事前にわかっていたのだけれど。
 なのに鎮静剤を打たれると、今度もまた不安感が全く無くなって、幸せ気分でいっぱいになってしまって。
 で、例のストレッチャーに乗せられて病室を出る時も、家族にへらへら笑いながらガッツポーズをして見せちゃうし。
 そして手術室に運ばれて行く時も、お気楽に歌など歌っていたし。
 後から考えれば、手術の後はそのまま精神科の病棟に放り込まれかねないような有り様だったよねえ……。
 さらに手術室の前に着いて、手術室の人達に引き渡される時には、そこまで運んでくれた顔なじみの病棟のナース(若くて美人さん)に「お迎え、よろしくね!」って言いながら片手を差し出して握手までしてもらったという……。

 家族は「強がって、馬鹿なことしちゃって」と思っていたそうだけれど、強がりでも虚勢でも何でも無かったんだ。本当に幸せ気分いっぱいで頭がホワンとして、手術に対する不安も恐怖も全く無くなっていたんだよ。
 今の薬はどうかわからないけれど、以前の鎮静剤はそのくらい効いた。

 その「手術の前の鎮静剤や麻酔薬は、麻薬のような作用があるんじゃないか?」って疑惑は、太い針を刺して内蔵の一部の細胞を取り出す検査で局部麻酔を打たれた時に、確信に変わったね。
 その時は「打たれればまた、以前の時のような幸せ気分になれるんじゃないか?」と期待しながら麻酔を打たれたよ。
 ……ハイ、効きましたとも。
 検査そのものは痛かったのだけれど、その後はもう幸せ気分いっぱいで。

 薬物でなくとも、お酒を飲んでも良い気分にはなれるよ。
 ただお酒は、頭が重くなったり体が思うように動かなくなったりするよね。
 けど鎮静剤や麻酔薬は違う。
 お酒を気分良く飲んだ時の多幸感があるだけでなく、頭も体も軽いんだよ。
 お酒のマイナス面をすべて無くして、気分は倍以上も良くなる感じだね、マジで。
 医療で使われている鎮静剤や麻酔でさえ、これだけの効き目があるのだ。
 だから「これはヤバいな」と、心から思ったよ。
 もし薬物がお酒や煙草のように簡単に手に入る状態になったら、人はまず依存症から抜けられなくなって廃人になる。
 その怖さを実感したから、筆者は薬物には全く手を出さないし、手を出そうとも思わない。

 薬物に興味のある人に言っておく。
 絶対に手を出すな、面白半分でも手を出したら最後、逮捕されるか廃人になるかのどちらかになるまで、決して止められなくなるから。
「お酒や煙草と違って、これは意志の力ぐらいで止められるようなものではないな」と、医療用の鎮静剤と麻酔で筆者は心から思った。

 今はネット全盛の時代だから、法律さえ気にしなければ手に入れる事はそれほど難しくないのかも知れないけれど。
 一度でも手を出したら、そのまま身の破滅。
 そう実感してわかっているから、筆者は薬物には絶対に手を出すまいと固く決意している。

 実際、希にだがお医者さんにも、鎮静剤に手を出して依存症になって逮捕された人もいるし。
 そしてまたある中学校の教頭先生の息子が薬物乱用者になって、止めろ、止められないで親子で大喧嘩になって。「止めたくても、止められないんだ!」という息子に、教頭先生は「そんな事は無い、俺は止めてせる!」と言って自分も薬物を使ってさ。
 で、結局お父さん(教頭先生)も止められなくなって親子で薬物の依存症になって、親子で逮捕されたという実例もある。
 薬物って、それくらい恐ろしいんだよ。
 だから「ダメ、絶対!」って声を大にして言いたいね。

 止めたくても止められない薬物と違って、お酒と煙草は「止めようと固く決心すれば、意志の力で止められる」よね。とりあえず、一応は。
 筆者は大学生の時に煙草を吸い始め、けれど大学を卒業する前に煙草を止めて今までずっと禁煙を続けている。
 ただ筆者は凝り性なもので、煙草を吸っていた間はいろんな煙草を吸いまくった。貧乏でお金が無いくせに外国産の煙草を吸ってみたくて、食事を抜いてまでそのお金を煙草代にあてた事もあった。
 筆者は甘く濃い煙草が好きで、お気に入りはピースで、セブンスターより軽い煙草は物足りなくて吸う気になれないほど煙草にハマっていた。
 でもその煙草を、意志の力で止めた。
 その頃、筆者と仲良くしていた猫が、筆者が煙草を吸うと嫌な顔をするのに気づいたからだ。
 嘘じゃないよ、猫も本当に嫌な顔をするのだ。猫を愛している人なら、猫にもちゃんと感情があって表情もあると知っている筈だ。

 だから筆者は、意志の力というより猫への愛の力で煙草をキッパリと止めたのだが。
 以来、もう二十年以上煙草を吸っていないし、また吸いたいとも思っていない。
 と言うよりガチの嫌煙派で、公共の場所で平然と煙草を吸い周囲の者に受動喫煙を強いるクソ野郎がいると、思わず睨みつけてしまうくらいだ。
 それでも年に何度か必ず見てしまうのだ、自分がまた煙草を吸って喫煙者に戻ってしまう夢を。
 そしてその夢の中では、煙草の味も匂いも恐ろしいくらいリアルに蘇ってきているのだ。

 わかるだろうか。
 喫煙は法律で禁じられていないし、薬物とは違うし、止めようと本気で決意すれば意志の力で止められる。
 筆者など、本当にただ猫の為だけに煙草を止めてのけたのだぞ。
 その煙草ですら止めて十何年と経ってもまだ夢に見て、その中では味と匂いを正確に覚えているのだ。
 だから薬物依存症の人が「止めたくても止められない」と言い、逮捕されてもまた再犯してしまうのも理解できる気がする。

 お酒や煙草ですら、依存症になってなかなか止められない人がいる。
 それよりもっと依存性の強い薬物など、専門の治療を受けなければ止められる筈がないのだ。
 だから薬物は、「興味本位でも、絶対に手を出してはならない」と強く言いたい。

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空と雲

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 空の高い所で、白い雲が渦を巻いていました。
 それにしても、空の青と雲の白って、なぜこう心に沁みるのでしょうか。

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今日がなぜ「建国記念の日」なの?

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 ハイ、これもネグレクトされながらも、健気に咲いてくれた薔薇です。

 ところで、今日は「建国記念の日」ですが、今日がなぜ建国記念の日なのか、皆さんはご存知ですか。
 元はと言えば、明治政府が架空の非実在の初代天皇である神武天皇が即位した日と勝手に定めてデッチ上げた、天皇が神であった軍国ニッポンの時代の重要な祝祭日である、四大節の一つの“紀元節”の日なんですよね。
 神話による架空の非実在の天皇が即位したというウソの日を、なぜ民主国家の今の日本の“建国の日”として祝わなければならないのか、私にはワケがわかりません。
 実際、この紀元節は戦後に廃止されていたのですが、1966年に「建国記念の日」としてひょっこり復活したんです。
 この建国記念の日だけでなく、明治節は文化の日、天長節は天皇誕生日として、戦前の天皇制に基づく四大節は次々に国民の祝祭日として復活しつつあります。
 ……きっとこの国にはまだ多く、根強く残っているのでしょうね、 天皇が支配する、かつての大日本帝国を懐かしがる人達が。
 少なくとも私はその一人ではありませんので、今日は建国記念の日とはまるで関係の無い、ただの休みの日として過ごすつもりでいます。

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放置されても咲いてくれました

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 私の場合、花は見て「綺麗だなあ」とは思うものの、花を育てる事にはあまり興味が無いのです。
 だから私の手元に来てしまった花達は不運です。
 花の写真を撮るだけ撮った後は、水と肥料をやる以外の世話は殆どされずに放置されているのですから。
 この薔薇も、花ガラ摘みも切り戻しもされずに放置されている、不幸な子なのです。
 それでも毎年、ちゃんと咲き続けてくれます。

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