空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

青い花です

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 今日は春分の日の振り替え休日つです。
 でも今日も含めて土日や祝祭日にきちんと休めている人が、今の日本にどれだけいるでしょうか。
 少なくとも私が子供の頃は、日曜日や祝祭日は殆どのお店が休みでした。
 けど今は土日も祝祭日も営業している所がかなり多くて、それはそれだけ『土日や祝祭日も働かなければならない人が増えている」って事ですよね。
 便利だけれど、土日も祝祭日も働かなければならない人が増えている今と。
 少し不便だけれど、多くの人が日曜日や祝祭日にはきちんと休めていた昔と。
 さて、どちらが“人に優しい社会”なのでしょうかね?

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缶チューハイの存在意義(ほろよいと彩麗)

 筆者が購読している新聞の経済欄によれば、チューハイはメーカーにとって魅力ある市場なのだそうである。
 ビールはだいたい度数4~5%くらいでほろ苦い味というのが普通だが、チューハイは弱いものは1%から、強いものは9%くらいのものまであり、味にも様々なバリエーションがつけられて、いろいろな人をターゲットにした製品が作れるそうなのだ。
 で、そのメーカーが魅力ある市場だというチューハイを、試しに2本ほど飲んでみた。

ほろよいLUMIX FX9 447

 まず飲んでみたのは、サントリーのほろよい白ぶどうだ。
 実は筆者は、サントリーは酒類メーカーとして嫌いなのだが。このブログにも以前から繰り返し書いてきたが、ただ「角瓶もオールドもトリスも大嫌いで、赤玉は日本の恥」というだけでなく、企業体質そのものに気に入らない点が多々あるのだ。
 しかし酒屋の店頭にズラリと並ぶ数ある缶チューハイの中で、このほろよい白ぶどうが真っ先に目に飛び込んでしまったのだ。鮮やかな若緑色の缶に白葡萄の絵が描かれているのを見て、つい「飲んでみたい」と思ってしまった。

 ただよく見てみると、ほろよい白ぶどうという目立つ白抜きの文字の下に、小さな字でSUNTORYと書かれているし、さらにその下には、ぶどう果汁1%と書いてある。
 果汁1%……って、350mlの缶に、僅か3.5ccって事だよね?
 それで本当にその僅か1%のぶどう果汁の味がわかる人がいるとしたら、ごく一部のものすごく鋭敏な味覚の持ち主だと思うよ。
 果汁1%って、それってただ無果汁ではなくて「一応本物の果汁も入れてありますよ」って言い訳の為だけの添加じゃん、と思うのは筆者だけだろうか。

 と、店頭で心の中でいろいろ難癖も付けつつ、税込みで106円という値段を見て、「サントリーの、しかも果汁1%だけれど、まあ一度くらい騙されて飲んでやろうや」と手に取り買い物カゴに入れた次第だ。
 ちなみにその時に既に買い物カゴに入っていたのは、スコッチのティーチャーズバランタインだ。

 で、そのサントリーのほろよい白ぶどうは、度数3%のビールより軽いチューハイだが。
 どうせチューハイの味見をするなら、ビールより度数の強いタイプのものも一本飲んでみようと思い、さらに度数7%の宝酒造の彩麗グレープフルーツも買い物カゴに放り込んでおいた。
 ちなみにこちらの方は、税込みで91円だった。

 さて、家に帰りしばらく冷蔵庫で冷やして、まずほろよい白ぶどうの方を開けてみた。
 缶には小生意気にも「白ぶどうのみずみずしい果実感が口いっぱいに広がる、爽やかなおいしさです」などと、主語と述語の関係がおかしいような、妙な日本語の宣伝文句が書いてある。
 果汁1%のくせに、何を言うかwwwとせせら笑いながらプルタブを引き開けたところ……確かに周囲に漂いやがるんだよね、葡萄の爽やかな香りが。
 飲んでみても、果汁1%とはとても思えないくらいフルーツの味を感じる。缶の下に小さな文字でコッソリ書いてある果汁1%の文字に気付かなければ、きっと「天然果汁をしっかり使っている」と誤解するだろう。
 お酒をあまり飲んだ事の無い、あるいはお酒にあまり強くない若い女性などに飲ませたら、「ジュースみたいで美味しい!」とグイグイ飲んでしまうに違いない。だからこれは、ある意味で危険な酒だ。

 発泡酒をスピリッツで割った新ジャンル酒や、チューハイの中には、飲んでいると甲類焼酎に似たアルコールの味を確かに感じるものが少なくない。しかしこのサントリーのほろよいは全く違う。
 度数3%とアルコール分がビールより低く設定されているせいか、安物のチューハイや新ジャンル酒にありがちなアルコールの刺激を殆どと言っても良いほど感じない。本当にジュースのように抵抗無くスイスイ飲める。
 ただ安心してジュースのつもりでゴクゴクたくさん飲むと、胃の辺りが熱くなってきて、ほんのりと酔ってくる。

 酔うと言っても、そこは度数3%だからね。よほどアルコールに弱い体質の人でもない限り、1本や2本では酔い潰れやしないよ。
 このほろよいで女性を酔い潰れさせて破廉恥な事をしようと思ったら、相当な本数を用意しなければならないし、本当に酔っぱらうまで飲もうとしたら、その前にお腹がガバガバになってしまうよ。
 だからこのほろよいは、本当に“ほろよい”程度に酔う為の酒なのだ。お酒には弱い方なのだけれどちょっと飲んでみたいような女性に、特に向いていると思う。
 あと、ほろ酔い程度になって恋バナに花を咲かせるような女子会や、お酒をあまり好きでない(強くない)若い女性もいるパーティーなどにも良いかな。

 ただ女性であってもお酒に強い人は、このほろ酔いでは全く物足りないだろうと思う。
 何しろ度数が3%だから、強い人は飲んでも飲んでも酔えないよ。だから酔っぱらいたい人は、初めからこの酒は飲まない方が良い。これはあくまでも、ほろ酔い程度にお酒をなめたい人の為のものだ。
 それと、3%でも間違いなくアルコールが入っているから、「飲みやすいから」と全然飲めない人に無理に勧めるのもよろしくない。本当に弱い人は、多分これでも充分に酔うから悪用しないでいただきたい。
 最初は「これが酒かよ、ジュースじゃん」とゴクゴク飲んでしまうが、飲み進めるうちに「これは酒だ」と次第に感じてくる。

 チューハイの中には、ヘンに甘ったるいものもある。それで「ビールは苦いから嫌だし、甘いチューハイも嫌だ」とハイボールを選ぶ人が少なくないが。
 このほろよい白ぶどうも、甘さは間違いなくある。しかし酸味も程良く効いているので甘ったる過ぎること無く気持ち良く飲める。
 ……これで果汁1%なのだから、香料というものは恐ろしいものだと、このほろよい白ぶどうを飲んでつくづく思わされた。糖類と酸味料と香料さえあれば、ほぼどんな味も作り出せてしまうのかも知れない。

 そうそう、男女合同のパーティーなどで、女の子がこのほろよいなどをニコニコ微笑みつつ飲みながら、実は正気と理性を保ちつつ、頬をほんのり赤らめて「酔っちゃった」なーんて可愛く言えば、周囲の馬鹿な男どもは片端から落ちるから。
 この手段、若い女性に是非使ってみてほしいデスね。
 そうそう、缶チューハイだけでなく缶ビールでも、できるだけグラスで飲んで欲しいデスね。本当にグラスやコップが無い場合は仕方ないけれど、ビールやチューハイを缶のまま飲んでいる姿というものは興醒めデス。それが女性の場合は、特にね。
 そしてチューハイを飲む時には、ニコニコしながらグラスを両手で持ち、時々口元に運びつつゆっくり飲むと、男ウケが良いこと間違いなしだね。
 若い女性なら、間違ってもチューハイやビールを缶のまま、一気にグビグビ飲んではいけません。少なくとも、男の人がいる前ではね。

彩麗LUMIX FX9 446

 さて、続いてアルコール分7%の、宝酒造の彩麗グレープフルーツに移ろう。
 こちらも果汁は4.2%で、ほぼ醸造用アルコールと糖類と酸味料、それに香料で作っているチューハイだ。
 プルタブを開けるとこれもグレープフルーツの香りが漂ってくるが、香りはほろよい白ぶどうより弱い。スッキリしていて飲みやすいが、フルーツの味わいも少し物足りないくらいだ。
 それでもグレープフルーツの苦味のせいか、チューハイにありがちな甲類焼酎くささは最初はあまり感じない。しかしアルコール分3%のほろよいと違って、すぐに「酒だなー」と感じてくる。
 何しろアルコール度数もビールよりも高いのだ。ほろよいとは、酔い方もかなり違って調子に乗ってグイグイ飲んでいるとガツンと来る。

 個人的には、彩麗よりほろよいの方が美味しく飲めたが。
 しかしビールでは物足りない、アルコールに強い人にはこの度数7%のチューハイの方が良いだろう。
 今はチューハイと言うと、1%や3%の軽いものと、7%や9%のストロング缶の二通りに分かれる傾向にあるようだが。
「ビールでは物足りない」という、ストロング缶を必要とする人達もまた確実にいるだろう。

 アルコール分3%と7%の、二通りのチューハイを改めて飲んでみて思ったが。
 強いお酒や苦味のあるビールなどが苦手な若い人たちにとっては、チューハイは確かに飲みやすくて美味しく感じるだろうと思った。こういうお酒を求める人達も、確かにいるだろうと思う。
 ただ個人的には、チューハイはどうもジュースのようにスッと飲めてしまい、吟醸酒やウイスキーをじっくり嘗めるように味わった後の満足感や充実感が得られないのが不満だ。基本的に甘いし、糖類や酸味料や香料などの人工的なもので味付けしたものだから、天然の穀物や果実で造ったお酒と違って飲んだ後に豊かな余韻が残らないんだよね。
 悪くはないし、一応は飲める。
 だが好き好んでまた飲む気にはなれないな……というのが、ウイスキーや純米吟醸酒や本格焼酎を愛する筆者がチューハイを飲んでみた正直な感想だ。

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報道写真の嘘(写真は“真”を写すものに非ず)

 以前にもこのブログに書いたが、筆者は以前、写真家になりたいと思っていた。
 それも篠山紀信さんや荒木経惟さんのような、女性を撮る写真家になりたかったのである。
 だから実際にも、何人もの若い女性にモデルになって貰って写真を撮り、それを雑誌社に持ち込んだ事もある。

 で、そうして誰かを本格的に撮る場合には、一般の人達には想像できないくらいたくさんの写真を撮る。普通の人達が記念に写真を撮り合う場合には、ポーズを撮ってパチリでハイ終わりだが、プロやそれに近い人達は一度の撮影で何百枚と撮るのが当たり前なのだ。
 そしてその何百枚、あるいは何千枚の写真の中から選りすぐりのものだけを、グラビアなり写真集に掲載しているのだ。
 だからプロの写真家の作品が綺麗なのは、ある意味では当たり前なのだ。素人の人達だって、何百枚も写真を撮れば、その中に一枚や二枚、人に自慢できるような良い写真があるだろう。

 だからプロやそれに近い人達は、ただ撮影機材に凝るだけでなく、いざ撮影となれば撮って撮って撮りまくる。
 筆者も昔はやったよ、若くて可愛い女の子にお願いし倒してカメラの前に立って貰って、褒めまくって写真を撮るの。
「はい、いーよー、可愛いよー、もうちょっと顔を横に向けて? うん、すごくいーよー、その表情」
 なあんて言い続けながら、シャッターも絶え間なく押し続けてさ。

 何しろ一眼レフのカメラに、背景が綺麗にボケる女の子を撮る為のレンズを付けて、それでポーズや表情を変えて何百枚も撮るわけだからね。仕上がりはコンパクト・カメラやスマホ付属のカメラなどとはまるで違うし、撮られてくれた女の子にも気に入って貰える良い写真が何枚か撮れていないわけが無いデスよ。
 でもね、人に見せて自慢できるような写真はその数枚くらいで、大半はどうと言うこともない、ただ露出とピントが合っているだけというレベルの平凡な写真なんだよね。
 さらに言えば、プロがするように写真を連続してバシャバシャ撮っていれば、正直に言って“変顔”レベルの写真も、必ず何枚かは撮れてしまっているものなのだ。
 目を瞑ってしまった瞬間というのなら良いのだけれど、その直後の半眼で白目を向いたような写真とか、結構撮れてしまったりするのだ。
「いーよー、綺麗だよー」とか言いながら連続して撮っていると、必ずそんな“変顔”の写真も混ざっているのだよ、相手がどれほどスゴい美人だとしても、だ。

 だからプロの写真家たちはそうした変顔の写真は無かったものにして、実物以上に綺麗に撮れた写真のみ皆に見せているのだ。ただ撮られてくれたモデルの為だけでなく、「うまい写真家だ」という自分の評判を保つ為にもね。
 けどその写真家の手元には、例の変顔写真がたくさん残っている事もまた確かなのだ。

 実は筆者は、写真を撮るのは今でも大好きなくせに、自分が撮られるのはとても苦手で嫌なのだ。
 なぜなら、撮った相手の手元には自分のヘンな顔の写真が残っているであろう事が、自分自身の体験からよくわかっているからね。

 たとえモデルは人気絶頂のアイドルや女優さんであろうとも。
 グラビアを飾っている綺麗な写真は、何百枚も撮った中から厳選した数枚であって、残りの九割以上は平凡な駄作で、中には例の変顔写真も必ずあるものなのだ。
 だから撮った写真家に悪意があれば、わざとその変顔の写真を公開して、すごい美人さんをブスに見せて笑い物にする事だって出来るのだよ。

 ただ女性を撮る写真家の使命は、「とにかく相手の女性を綺麗に撮ること」だからね。ブスさえ可愛く写して見せるのが腕なのに、美女をブスに撮ってしまったら信用を失って失業してしまいかねないから、そんな事はしないけれど。
 ただ報道写真で相手が政治家や犯罪者などの場合には、より悪そうな顔に撮れた写真を意図的に使う場合があるように思える。

 筆者は以前、ある新聞に載っていた某女性作家の写真付きインタビュー記事を見て、思わず目をそむけたくなった。
 まことに申し訳ないのだが、二段抜きの大きさで載せられていたその女性作家の写真が、とても不細工だったからである。
 で、インタビューの内容は、その作家の新作である恋愛小説に関してだったが。しかし筆者の気持ちはどうしても、恋愛小説を書くにしてはあまりにもブスなその作家の顔写真に行ってしまうのだ。
「え、この顔で本当にリアルな恋愛をした事があるの? ただ脳内恋愛を書き綴っただけじゃないの?」と、申し訳ないがつい言いたくなってしまった。
 だがその顔写真を見るうちに、筆者はふと気付いたのだ。
 これは作家さんの顔面が悪いのではない、撮ったカメラマンと選んだ記者が悪いのだ、と。
 その顔写真はインタビューの最中のものらしく、よく見るとその作家さんは、唇を鼻の先端より前に突き出して熱心に喋っている瞬間を斜め横から撮られていたのだ。だから元々“中の下”程度の容貌が、まるで熱帯の“吠えザル”か何かのように醜く写ってしまっていたのだ。
 美人をも変顔にしてしまう一瞬を撮る恐ろしさは、写真を撮る者として筆者もわかる。
 しかしそれにしても、他にもっとましな写真もあっただろうに、なぜよりブスに写ったその写真をあえて載せたのか、その新聞社の意図が今もわからない。その作家さんは、何か記者の機嫌を損ねるような発言でもして仕返しをされたのだろうかと、一人邪推をしている。

 だが作家のインタビュー記事の写真やアイドルのグラビア写真では、別にブスに撮られようが(当人は大ショックだろうが)社会全体に何か影響があるわけではないからまだ良い。
 問題は、新聞社や雑誌社がその人のどの写真を選ぶかによって、社会や政治に明らかに影響を及ぼす事もあることである。

 人は、いろいろな表情をする。いつも感じ良く微笑んでいるだけの人などまずおらず、ただ向かい合って数十分話し合うだけでも、笑ったり顔をしかめたり、鋭い目をしたり楽しげに頬を緩めたり、様々な表情をする筈だ。
 だから記者会見の時にも、政治家は話す内容や記者の質問によって、様々な表情を見せる。そして報道カメラマン達は、それを連写して何百枚もとり続けているわけだが。
 で、ある政治家を撮ったもののうちどういう表情を「良い写真」と考えるかについて、その報道カメラマンが属する新聞社なり雑誌社のデスクの政治的立場によって、かなり違うように思える。
 人の写真というのは、様々に変わる表情のうちの一瞬を切り取ったものに過ぎない。
 しかし見る人はそれをその人のすべてのように受け取って、好感を持ったり悪感情を抱いたりしがちだ。そして新聞社や雑誌社には、あえて読者に特定の感情を抱かせるような写真を、意図的に掲載する社があるから要注意だ。
 雑誌社には当然それぞれに“色”があるが、新聞も決して公正中立ではない事を、人は意識しておくべきであろう。

 この3月4日に、沖縄県名護市辺野古への新基地移設を巡る訴訟で裁判所が提示した和解が成立し、これを受けて翁長沖縄県知事と安倍首相が会談した。
 で、翌日の朝刊に、多くの新聞が翁長知事と安倍首相のツーショット写真を掲載したのだが。
 二人が正面を向いて握手しているものや、二人が向かい合って握手しているものや、二人が椅子に座って会談するものがあったが、一紙だけ政治的な意図が強く滲み出た異様な写真を掲載した新聞社がある。
 その新聞社は、翁長知事が安倍首相と握手をしながら、まるで国に「和解して下さってありがとうございます」と礼を言っているかのように頭を下げた瞬間を捉えた写真を掲載したのである。
 沖縄タイムズや琉球新報はもちろん、とかくサヨクと叩かれることの多い朝日新聞から明らかに現政権寄りの産経新聞まで、殆どの新聞が翁長知事(沖縄県)と安倍首相(国)を対等に扱った写真を載せる中、その一紙だけあえて翁長知事が安倍首相に頭を下げた瞬間の写真を選んで載せたのだ。
 互いにお辞儀し合い、安倍首相が翁長知事に頭を下げた瞬間も当然あったであろうにもかかわらず。
 そこにその新聞社のまるでかつての“大本営発表”のような、偏向した政治的な傾向を感じない人がいるとしたら、よほど鈍感な人か極右の人であろう。

 で、その沖縄県と国の和解を、まるで沖縄が国に頭を下げたかのように印象づける写真を一面に載せた新聞と言えば、「大日本帝国が大好きな、一部の極右の人しか読まないようなマイナー紙だろう」と思うかも知れないが、さにあらず。
 何と我が日本国で最も発行部数の多い、読売新聞サマなのである。
 読売新聞と言えば某主筆が絶大な権力を握り、安倍政権のする事ならば戦争法案も含めてすべて肯定し、政権に批判的な意見はほぼすべて叩いている御用新聞である。
 こんな安倍政権の“ポチ”どころか“番犬”のような新聞が日本で一番売れているのだから、「日本人も落ちたものだ」と嘆きたくなってくる。

 と言うと、必ず「オマエは朝日新聞が好きなサヨクなんだろう」と言われそうだが、筆者は読売新聞が嫌いになるもっと前の子供の頃から、左巻きでリベラル臭い偽善的な朝日新聞は大嫌いである。
 筆者の政治思想は、基本的には自民党宏池会や旧田中派に近い保守本流だ。だから歴史を学んでいた大学生の頃には、同級生から「コチコチの右翼」とよく叩かれたものだ。
 だが左翼の社会主義と同じくらい右翼の全体主義も嫌悪している筆者にとっては、歴史修正主義者で明らかに右寄りのミリタリストである安倍氏とそれを支持する勢力は嫌悪の対象でしかない。
 それだけに翁長知事が安倍首相に頭を下げたほんの一瞬を捉えた写真を意図的に一面に載せる読売新聞とその記者は「報道人の資格無し!」と断言できるし、それを喜んでお金を出して購読している多くの読者の存在にも失望せざるを得ない。

 一時期はプロの写真家を目指した事もある者として、くれぐれも言っておきたいが。
 写真とは、必ずしも真を写すものとは限らないのだ。
 写真が捉えるのは長い時間の中のごく一瞬であって、美人をブスにも、良い人を悪人のようにも、賢い人を間抜けのようにも写して見せられるものなのだ。
 だから繰り返し言うが、悪意や政治的な意図を持って掲載された写真に騙されないだけの知恵を、国民の皆に持っていただかねばならない。

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3月は辛いです

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 今日もまた桜です。
 今週はずっと桜の写真ばかりアップし続けてしまいました。

 唐突ですが、貴方は星座とか血液型とかの相性を信じる方でしょうか?
 私自身はわりと理屈っぽい方なので、そういうものは信じない方です。
 けれど私と仲良くしてくれる女性って、何故か3月生まれの子が異常に多いんですよ。
 いくら「星座の相性なんて非科学的だ!」と否定しても、仲良くなった女性に誕生日を尋ねると皆「3月」って言うのです。
 だから3月と言うと、誕生日プレゼントでいつも金欠になってしまうのです。

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夕暮れ時の桜

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 昨日アップした写真と同じ桜なのですが、夕日を受けて色が赤っぽくなっています。
 何しろ撮ったカメラが古いんで、AWBがうまく働かないんですよ。
 でも、これはこれで悪くないと思っています。

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桜の花

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 今の時期の桜というと、たいてい河津桜ですが。
 河津桜も綺麗だとは思いますが、個人的にはこんな感じの淡い色の桜の花の方が好きです。

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桜のおかげで綺麗に見えますが…

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 前面の桜のおかげで目立ちませんが、背景に写っている川は町中を流れる、生活雑排水でいっぱいのキタナイ川なのです。
 ……気の毒にもこの大きなドブ川のような川に、雨の日の夕方に前がよく見えずに乗っていた自転車ごとダイブしてしまった知人がいます。
 川幅は広くても水深は30cm程度しかないので大事に至ることは無く、周囲の人達にも「あの川に落ちたんかい!」と笑われるだけで、本当に気の毒でした。

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まだ早いですが…

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 春と言うにはまだ肌寒い季節ですが、以前撮った桜の花を、一足早くお届けします。

 そう言えば、今日はホワイト・デーですね。
 一部では「バレンタイン・デーに女子からチョコを貰ったら、男は三倍返ししなければならない」などと言われていますが、お返しの品を選ぶのって、なかなか難しいんですよね。戴いたものより良いもので、しかも受け取った方が重く感じないような気の利いたものって、なかなか見つからなくて、毎年苦労します。
 でもキチッとお返しをしていれば、来年の2月14日にも繋がるので、お返しを面倒がったり気を抜いていい加減なものを選んだりしてはいけませんよ。

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何とも上品で優しい味わいのインバー・ハウス

 筆者はお酒の中ではウイスキーが最も好きで、そしてウイスキーの中ではスコッチが一番好きだ。

 と言っても「スコッチなら何でも良い」というわけでなく、ラガヴーリンアードベッグ、それにタリスカーのようなピーティーで力強いタイプのものが特に好きである。
 だからシングルモルトのスコッチでも、スペイサイドの繊細なものについては「美味しいのだが、どこか物足りない」と思ってしまう。

 こういう人間だから、ブレンデッドのスコッチもジョニーウォーカーホワイト&マッカイベルのような個性のはっきりしたものが好きで、カティーサークBAT69や100パイパーズのようなライトなものはどうも好きになれないのだ。
 味や香りのライトなウイスキーは、どうも味も単調で香りも物足りなくなり勝ちで、その分だけアルコールの刺激がより強く感じられ、出来のあまりよろしくない焼酎でも飲んでいるような気にさせられる。
 だがライトな味と香りと言われるスタンダード・スコッチの中でも、インバーハウスだけは違う。基本的にスモーキーフレーバーの効いた強く複雑な味わいのスコッチが好きな筆者だが、インバーハウスに限っては心から「旨い!」と思う。

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 キャップを開けると、まず甘くハニーな香りと木質系の香りが漂ってくる。
 口に含むと軽やかな甘さと僅かなビターさを感じる。アルコールの刺々しい刺激は殆ど感じず、とにかく滑らかでどこまでも優しい味わいである。
 スモーキー香は無きに等しいが、飲み下した後にごく僅かなピート香とフルーツの爽やかな余韻が残る。

 このインバーハウスはライトで優しい飲み口で知られ、その味わいは“soft as a kiss”とも評されている。
 しかし味と香りはライトで軽やかだが、決して薄味で単純というわけではなく、甘さやドライさや柔らかなビターさ、梨や青リンゴのようなフルーティーさや、そしてごく僅かなピート香など、様々な要素が繊細かつ複雑に絡み合っていて、味わいは実に奥が深い。
 とにかく繊細で柔らかく優しく、スルリと飲めてしまうのだが味は意外に奥深く、アフターフレーバーもほのかだが心地良く長く続く。

 筆者は同じ価格帯の日本のライトなウイスキーでは、サントリーの白角を「意外に悪くない」と思っているのだが。
 その白角をインバーハウスと飲み比べてしまうと、インバーハウスの方がより軽やかなのにより味わい深く、白角はアルコールの刺激がややある上に少し水っぽく感じてしまう。

 ライトな味わいのウイスキーとしては、白角も決して悪くない。はっきり言うが、筆者はカティーサークやBAT69や100パイパーズなどより白角の方が繊細で良いと思う。
 しかし同じお金を出すなら、ぜひこのインバーハウスと飲み比べてみてほしい。
 比べさえしなければ「白角でも充分いいじゃん」と思うのだが、比べてしまうとその歴然とした差がわかってしまう。

 但し同じサントリーのスペシャル・リザーブと飲み比べてしまうと、そこは千円ちょっとのウイスキーと二千円クラスのウイスキーの差が露骨なくらい出てしまう。
 どちらも繊細で優しい中に奥深さのあるウイスキーだが、香りでも味の深みでもスペシャル・リザーブの方がインバーハウスに明らかに勝っている。
 平たく言えば、「白角<インバーハウス<スペシャル・リザーブ」というところだ。
 ただスペシャル・リザーブは、何と言っても値段が白角やインバーハウスの倍近くだから。
 コストパフォーマンスを考えれば、ライトで優しいウイスキーをお求めの方には是非、このインバーハウスをお勧めしたい。

 で、このインバーハウスだが、個人的にはトワイスアップでじっくり飲むのが一番良いように思った。
 ストレートでも良いが、トワイスアップの方がその優しさや奥深い味わいがよりわかるように思える。
 元々味も香りも上品で繊細だがソフトなので、ロックにして冷やしてしまうと香りは沈み込んでしまうし、複雑な味わいもわかりにくくなるので、氷で冷やし冷過ぎないよう気をつけていただきたい。
 そして味と香りが薄くなり過ぎるので、何倍にも水で割って氷を入れるのもお勧めしたくない。

 意外だったが、このインバーハウスのハイボールはなかなかイケる。
 ジョニ赤やホワイトホースなどのハイボールは、炭酸で何倍かに割って冷やし込んでもスモーキーさも失わず、「ああ、ウイスキーを飲んでいるな」と感じさせる部分がしっかりある。
 しかしこのインバーハウスのハイボールは違う。とにかく繊細かつ優しい上品なハイボールに仕上がるのだ。
 このブログでも何度も書いているが、筆者はハイボールは大嫌いだ。
 しかしインバーハウスのハイボールは、「好きな人は、本当に魅了されて大好きになるだろうな」と心から思った。

 今、日本では大のハイボール・ブームだが。
 筆者が思うに、ハイボールを好んで飲む人の大半はウイスキーそのものが好きなのではなく、「ビールは苦いから嫌い、でも甘い酎ハイも苦手」という理由で飲んでいるように思える。
 そんな人達に、是非このインバーハウスのハイボールを飲んでみてほしいと思う。いつも普通に飲んでいる角瓶などのハイボールとは次元の違う、上品で繊細な炭酸割りのアルコール飲料を味わえるぞ。

 とは言うものの、筆者としては“soft as a kiss”と呼ばれるこのインバーハウス、炭酸で割ってゴクゴク飲むのではなく、トワイスアップで嘗めるようにして、じっくり、ゆっくり味わって行こうと思う。

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買い物で世の中を変えよう

 ほぼ毎日、とは言わないまでも。
 殆どの人は、頻繁に買い物をしている筈だ。
 その何気ない日々の買い物だが、その一つ一つに意味がある事を意識している方が、この世にどれだけいるだろうか。

 はっきり申し上げるが、買い物とは「消費者による、企業に対する投票行動」なのである。
 例えば貴方が一日の疲れを癒す為に晩酌に飲むビール類を、何か買うとする。
 選択肢は多々ある。キリン、アサヒ、サントリー、サッポロ。それだけでなく地ビールや輸入物のビールもいろいろある。
 また、麦芽とホップだけで造った本物のビールの他に、この日本には副原料入りのビールもどきや発泡酒、それに新ジャンル酒なども多々ある。
 そして貴方がたが何気なく、あるいはこだわって選んで買ったその一本一本の積み重ねによって、各メーカーの売上額と利益が決まるのである。
 つまり貴方が買う一本の缶ビールですら、「どのメーカーの、どの種類のビール類を支持している」という投票行動に異ならないのだ。
 その結果によりメーカーの利益が黒字になったり赤字になったり、シェアでライバル会社に買ったり負けたりするのだから、企業は必死なのだ。

 麦芽とホップ以外の、米やコーンやスターチなどの副原料なるモノを混ぜたまがいものをビールと称し主力商品として売り出しているメーカーに対しては、筆者個人としては軽蔑以外の感情を持てないのだが。
 しかしその副原料入りの“自称ビール”も、別に毒入りというわけでも無いし、そうした会社で「社員が過労自殺した」などと言った悪いニュースも聞かないからまあ良い。
 たとえそれがビールの本場の国の規定ではビールとは呼べないまがい物であったとしても、飲んで体に害があるわけでなく、当人が美味しいと思い満足して飲んでいるのなら問題は無いのだ。

 問題なのは、「それがブラック企業の商品と知りつつ、安いからと買ってしまう消費者の存在」である。
 日本人は、我らが祖国日本を「当然文明国で、先進国の一つ」と信じているだろうが。
 しかし労働環境においては、日本は後進国並みと言わざるを得ない。
 近年では、書店に行くと「日本はこんなに素晴らしい!」とか「世界で尊敬される日本」というような、気持ち悪くなるほどの“日本アゲ”の本や雑誌が目に付くが。
 その「日本は世界で尊敬されている素晴らしい国」と信じている人達に聞こう。
 サービス残業なる企業による従業員に対する搾取が横行し、過労死や過労自殺が発生するような奴隷労働しか言いようのない長時間労働が存在する“先進国”が、日本以外のどこに存在するだろうか

 キヤノンと言えば日本の誰もがその名を知っている大企業で、その社長の御手洗氏は経団連の会長にも就任したが。
 その関連企業であるキヤノン電子の社長であった酒巻氏は、2009年の入社式で新入社員たちに要約するとこのような言葉を述べた。
「生きる為に働くというのは甘えだ、皆さんはキヤノンで働く為に生きているのだ。倒れるまで働き、また起き上がれるだけの睡眠をとったらまた倒れるまで働け」
 このような生き方は、奴隷の生活以外の何物でも無かろう。
 文明化された先進国を名乗りつつ、その世界的に有名な大企業の関連企業にすら、社員に奴隷労働を強いて恥じない経営者が実在するのだ。
 その現実を、筆者は同じ日本人として恥ずかしく思う。

 例のそのキヤノン電子の酒巻社長の言葉を、やや長いがすべて引用して正しく書こう。

『生きるために仕事をしている』という言葉すら、私に言わせれば甘えています。
生活という逃げ場を 無意識で作ってしまっているからです。
これでは24時間100%の力など到底出せる訳がない。
どうか皆さん、『生きるために仕事をしている』という意識で仕事をしないでください。
『仕事をするために生きている』という意識でこれからは生きてください。
倒れるまで働いて起き上がれる分だけの睡眠をとって、また倒れるまで働いてください。本来、仕事というのはそうやって覚えていくものな のです。
もう一度だけ言います。
あなた達は生きる為にこのキヤノンで働いているのではないのです。
このキヤノンで働くために生きているのです。
どうかそれを忘れないでください。

 さて、貴方はこんな企業が文明国に、それも我が祖国日本に存在して良いと思うだろうか。
「そうでなければ企業は潰れてしまう」とお考えの方は、人としての感性が間違いなく狂っている。

 そのような従業員に奴隷労働を強いる企業は、例のキヤノン電子だけではないのが現実だ。
 ワタミドン・キホーテ松屋など、過酷な労働環境で知られたり、過労死や過労自殺を出したりする企業は日本には幾つも、当たり前に存在する。
 社員に「倒れるまで働け」と命じ、サービス残業などの搾取や、過労死の危険すら指摘される長時間労働を平然と行う。
 このような奴隷労働が横行する国は、非文明的な後進国の他は日本だけと思うが、違うか。


 日本のある経営者が夏休みを取って欧州に滞在したところ、物価に対するサービス料の高さに驚いたという。食料品などの日常生活に必要なものの値段は手頃なのだが、ホテルやレストランなどサービス業の料金が日本よりかなり高かったのだそうだ。
 日本に来た外国人は日本のホテルや飲食店や商店のサービスの良さを褒め、例の“日本アゲ”の本では、その事も「だから日本は素晴らしい!」という日本自慢の材料の一つにする。
 しかし、だ。日本のそのお客に対する過剰なまでのサービスの良さは、従業員に賃金に見合わぬ過重な労働とサービスを強いている結果ではあるまいか。
 従業員に一流の応対とサービスを求めるなら、企業もそれに見合った賃金と労働環境で報いるのが当然であろう。
 だから例の日本の経営者が訪れた欧州の一流のホテルやレストランでは、サービス料も高価だったのだ。
 それに対し、同業他社との競争やコスト削減を名目に、従業員には一流のサービスを求めつつ、労働環境は奴隷も同然というのが、「世界で尊敬される素晴らしい国」であるところの我が日本なのである。

 以前の日本の企業は、それでも賃金は年功序列で終身雇用が当たり前だったから。
 企業が定年退職までの暮らしを保証してくれていたから、多少のサービス残業やら長時間労働は辛抱もできた。
 しかし(筆者は一貫して不支持で大嫌いだったが)国民の大多数が強く支持した小泉政権のもとで、社会のセーフティーネットが整備される前に雇用が非正規に置き換えられ、競争原理とコストカットの名目でリストラが行われるようになった。
 国民の八割以上が喝采して受け入れた小泉政権以降、日本は下の弱い者にのみ痛みと辛抱を押しつける、非常に過酷で冷たい社会になってしまったのだ。
 実際、サービス残業や長時間労働や過労死や過労自殺が社会問題として取り上げられるようになったのは、あの小泉政権が誕生してからではあるまいか。

 無論、日本の企業すべてが「従業員に奴隷労働を強いる、悪徳ブラック企業だ」などと言うつもりは無い。社員の雇用を何とか守る為、血の滲むような努力をしている経営者達も間違いなく存在する。
 しかしサービス残業や長時間労働を強い、従業員を奴隷のように扱うブラック企業も存在する事もまた、確かな事実なのである。

 で、そうしたブラック企業を、我が愛する日本の国から排除するにはどうすれば良いか。
 答えは簡単である。
 冒頭でも申し上げたが、「買い物とは、消費者による企業に対する投票行動である」と常に意識することだ。
 ニュースやネットで「ブラックだ」と報じられ、その実態に腹が立つ企業のものは一切買わないし、利用しない。それだけで、その企業は社会から消え去る筈だ。

 例えば筆者の住む市にはドン・キホーテがあるが、筆者はドン・キホーテで買い物をした事はただの一度も無い。それはドン・キホーテが、多数の店舗で従業員に過労死ラインを越える、酷い長時間労働を強いている真っ黒々のブラック企業だからだ。
 無論、筆者一人が頑なにドン・キホーテを利用しなくても、ドン・キホーテは痛くも痒くもあるまい。
 しかし皆がドン・キホーテを「従業員に過労死ラインを超える長時間労働を強いるブラック企業だ」と認識し、多くの人が利用しなくなれば、ドン・キホーテは必ず潰れる。
 同じ理由で筆者はユニクロの服は買わないし、ワンオペで有名な牛丼屋は利用しないし、ワタミも利用しないし、例の酒巻社長のキヤノン電子の製品も買わない。

 筆者は少年の頃から写真を撮るのが好きで、そして初めて手に入れた自分のカメラはオリンパスだった。だから長いこと、オリンパスというメーカーとその製品には愛着を持っていた。
 写真愛好家の中にはニコン党とキヤノン党が多く、特にニコンを偏愛する人には他メーカーのカメラを使う者を上から目線で見て、「オリンパスなんかダメだよ、カメラはやっぱりニコンさ」と威張る者も多かった。しかし誰に何と言われても、筆者のオリンパスに対する愛は揺らがなかった。
 しかしオリンパスの社内で不正があって、それを正そうとして告発した社員がいたのだが、オリンパスはその告発を握り潰したばかりか、その勇気ある社員にイジメに近い差別的な扱いをした。
 その事実を知って、筆者はオリンパスに対する愛を捨て、すべてのオリンパス製品を買うのを止めた。

 筆者は自分の主義で、ユニクロの服も買わないしドン・キホーテにもすき屋やゼンショー系列の店にも行かないし、ワタミとその系列店も利用しないし、キヤノン電子やオリンパスの製品も買わない。
 従業員に過酷な労働を強いたのであれ、社会的に不正とされる行為を働いたのであれ、経営者の理念や企業体質に疑問があるのであれ。筆者はブラックと知ったすべての企業に、一円たりともお金を落とさないようにしている。
 しかしそれでも何も困らないし、財布も別に痛んでいない。

 貴方に問うが、そのブラックと知れている企業を利用しなければ、貴方は死ぬのだろうか
 その企業以外の店や製品を選べば、貴方の家計は破綻するのだろうか
 もしそうであればブラック企業を使わざるを得なくとも仕方が無いが、懐も大して痛まず少しの不便程度で済むのであれば、ブラック企業を利させるのは是非やめていただきたい。

 貴方がこの日本という国を愛していて、日本をより良い国にしたいとお思いならば。
「消費は投票行動」と意識してブラック企業にカネを落とすのを止め、是非この社会から排除していただきたい

 従業員を酷使し、あるいは倫理に反する行動をして利益を上げているブラック企業を潰さずに儲けさせるのは、他の従業員を大事にする真面目な企業に割を食わせて「正直者が馬鹿を見る」ような思いをさせているのも同じである。

 単純に「安いし、便利だから」とブラック企業を利用して栄えさせるのは、ただ愚かであるだけでなく、この日本を駄目にする亡国の行為と理解していただきたい。

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