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空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

この色が好き

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 私、男のくせにピンク色も好きなんですよ。
 それも派手なピンクでなく、この桜のような淡いピンクが好きです。

 以前、綺麗な薄桃色の花を咲かせてくれる花桃の木を、自宅の庭で育てていたのですが。
 ドウガネブイブイの幼虫に根を食われて枯れてしまいました。
 ドウガネブイブイって、気付かぬうちに土中に植物の根を食う幼虫の卵を大量に産んでくれる、草花を育てる者の憎き大敵です。

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私のお花見

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 私、春には毎年母を花見に連れて行っているんですよ。
 正直、「いい年のオトコが、母と二人で花見なんて」と、面倒かつ気恥ずかしく思わないでもないです。
 けれど、「老いた母は、あと何度桜を見られるのだろう」と考えると、「次の桜の時期にも、また母を花見に連れて行かなければ」と思ってしまいます。

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桜はいつ見ても綺麗です

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 背景をうまく処理したつもりでしたが、川面に対岸の家並みが写り込んでしまっていました。
 偉そうなことを言いながら、私もまだまだ未熟ですね……。

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桜をコンデジで撮る

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 写真を撮る時、ついメインの被写体に目が行ってしまいがちですが。
 実は見栄えの良い写真を撮るコツは、まず背景を整理して撮ることなんですね。
 この写真も、背景には街並みのある雑然とした場所で、コンデジで撮ったんです。
 背景さえ上手く処理すれば、コンデジでもこの程度には撮れます。

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新ジャふンル酒飲み比べ(頂、のどごしスペシャルタイム、プライムリッチ他)

 東日本では天候不順で曇りや雨の日が多いが、それでも夏は暑い。
 そして暑い夏には、やはりビールを飲む者が多いだろう。
 が、酒税の関係で日本のビールは割高だ。
 筆者はまずウイスキーが好きで、そして日本酒や本格焼酎なども飲んでいるが。
 それでも、アルコール度数と比較してビールは他のお酒より高すぎると思う。

 で、本物のビールの半額かそれ以下の値段で買え、気軽に飲める新ジャンル酒を幾つか飲んでみたので、まとめて紹介したい。

 ただ最初に断っておくが、筆者はビールは食後に、ゆっくり、じっくり味わって飲む派だ。
 日本人はビールと言うと「キンキンに冷やし、暑くて喉が渇いている時に、越しでゴクゴク飲むもの」と信じているが、筆者は違う。
 ビールに限らず飲食物は冷やし過ぎると香りが弱まるし、甘味も感じにくくなる。
 そしてゆっくり味わうことなく喉越しでガブガブ一気に飲み干してしまうのは、筆者には勿体ないように思えてならない。
 だから紹介する新ジャンル酒はどれも、食後の喉も渇いていなければそう暑くもない時に、しっかり味を見させてもらった。
 だから低価格の新ジャンル酒には厳しい評価になったと思うが、その前提で読んでいただきたい。

 まずはこの夏に発売された、サントリーから。

サントリー頂P1110823

「最高峰のコク刺激」を売り文句にしているこの頂だが、アルコール度数は7%と少し高めである。
 原材料は麦芽とホップと大麦と糖類と、そして大麦スピリッツである。
 グラスに注ぐと、香りは弱めだ。ホップと麦の香りをほのかに感じるが、香りそのものは悪くない。
「最高峰のコク刺激」と言うものの、本物のビールと比べると薄味だ。
 しかし薄味のものが多い新ジャンル酒としては、しっかりした味に思える。そして新ジャンル酒や糖質副原料を多く使ったビールにありがちな、金属的な酸っぱい嫌な味が無く、決して悪い味ではない。

 正直に言って、良いビールのように少しずつゆっくり味わって飲んで美味しいタイプではない。
 が、喉越しで一気に飲むと苦味と適度なコクが心地よい。
 それはもちろん、本物のビールには負ける。しかし喉が渇いている時に喉越しでゴクゴク飲むなら充分な味だ。
 新ジャンル酒としてはかなり良い出来で、少し味が薄いが喉越しで一気に飲むなら、充分にビールの代用品になる。
 ただ度数が7%なので、一気に飲むと酔いも一気にくる。

 キレが良く、後味にはホップの適度な苦味だけが残る。
 後口サッパリとも言え、油っこい食事にも合うのではないかと思った。

 銘柄を隠して知人に試し飲みをさせたら、「これ、キリンビール?」と尋ねられた。
 それくらい、新ジャンル酒にしてはしっかりした味だ。
 喉越し派が新ジャンル酒と知らずに飲めば、ビールと思ってしまうかも知れない味。

 同じサントリーの金麦は不味いとまでは言わないが、水っぽい上にどこか金属的な嫌な味を感じる。
 飲み比べれば、金麦よりこの頂の方がずっと良い出来だ。
 サントリーは金麦をよく宣伝しているが、金麦を飲んでいる人はこの頂も一度試しに飲んでみるべきだ。筆者なら、金麦より絶対に頂の方を選ぶ。
 ただ苦味がそれなりにあるので、「ビールは苦いから」と避けている人には、この頂より金麦の方が向いているかも知れない。

 もちろんモルツなどの本物のビールには及ばない。
 しかし新ジャンル酒にしてはなかなか悪くないと、筆者は思った。

キリンのどごし生P1110540

 家族が心臓に持病がある為、筆者は買い物だけでなくゴミ出し等の家事もやっているが。
 で、ビンと缶の収集日に、どこかの七十くらいのお婆さんが、キリンのどごし〈生〉のみぎっしり詰め込まれた大きな袋を、集積場所に二つも抱えて持って来るのを見た。
 抱えきれないほどの大量の空き缶すべてが、キリンのどごし〈生〉だった。
 で、そのキリンのどごし〈生〉がどれほど美味いのか知りたくて、つい買ってみてしまった。

 グラスに注ぐと確かにビールに似た香りもするが、どこか癖のある臭いがある。
 味も苦味が主体でビールに似ているが、同時に変な酸っぱさもある。
 名前の通りに“喉越し”で飲めばすっきりキレは良いが、後味はそれほど良くない。
 ゆっくり、じっくり味わうと、苦味の下に酸っぱさやら僅かな甘みやら、変わった味が混ざり合っているのがわかる。
 喉越しでゴクゴク飲めば“ビール”だが、じっくり味わうと変な味としか言いようがない。

 実はこのキリンのどごし〈生〉、ベースの発泡酒はホップと糖類と大豆たんぱくと酵母エキスで作られていて、麦芽も麦も使われていない。
 だからこれは、正式には“麦酒”ではない。

 そのニセモノの“ビール”としては良く出来ているし、ビールは喉越しで飲む人にはこれで充分か。
 しかしゆっくり味わって飲むと、断言するが水より不味い。
 これは「ビールは味や香りやコクではなく、喉越しで飲むもの」と思っていて、質は二の次でまず安さと量を求める人の為のものだ。
 ただ綺麗な澄んだ金色で泡立ちも良く、見かけはビールそのもの。

キリン濃い味P1100037

 続いて同じキリンの、濃い味糖質0
 グラスに注いでも、ホップや麦の香りを殆ど感じられない。そしてそれらの代わりに、酸っぱい臭いを感じる。
 それだけでなく、金属的な臭いもある。
 その臭いの通りに、味もまず酸っぱい。それを甘味料(アセスルファムK)で補っている。
 ホップの良い苦味を殆ど感じず、喉越しで飲むと金属的な尖った味が際立つ。もちろん、酸っぱい。

 新ジャンル酒にありがちな水っぽさは無いが、旨味があるわけでもなく、酸味と金属の嫌な味が強い。
 ゆっくり、じっくり味わうと、とにかく酸っぱい。そして苦い。ゆっくり味わうと、嫌な味だけ強く感じる。
 後味は、良くも悪くも殆ど無い。

 麦芽とホップの他に、糖類、食物繊維、大豆たんぱく、酵母エキス、甘味料と、とにかく副原料をいろいろ使った発泡酒を大麦スピリッツで割っている。
 そこまで苦労して「糖質ゼロ」、「プリン体60%オフ」、「カロリーオフ」を実現しているものの、結果はただ嫌味が“濃い味”になっただけ。
 味も匂いも酸っぱく金属的で、苦さも心地良いものでなく、喉越しで飲んでも不味いし、ゆっくりじっくり味わうともっと不味い。
 香り高く味わい深いビールを愛する筆者は、これをキリンの駄作と断言する。
 しかし昔からのキリンビールのファンは、こんな味と匂いを好むのだろうか。
 同社ののどごし〈生〉の出来も感心できたものではないと思ったが、それを上回る不味さ。
 これを愛飲している方には申し訳ないが、筆者には不味すぎて、飲んだ後にすぐ口直しに柿の種を大量に食べてしまった。

 ただ100mlあたり19kcalというのは、驚くべきカロリーの低さだ。
 通常のビール類の半分以下のカロリーで、その点は評価しなければならないだろう。
 それにしても、その数値を達成する為にここまで不味くしたのでは、意味が無いと思うが……。

キリン・のどごしスペシャルタイムP1110579

 さらにまた、キリンのどごしスペシャルタイムを飲んでみた。
 ビール類には、麦芽とホップの他に糖質副原料が使われているものが多くある。そしてその副原料により、風味もかなり変わってくる。
 筆者の経験では糖質副原料を使うなら麦が良く、米やコーンやスターチなどを使ったものに美味しいものは少ないような気がする。
 ついでに言えば、筆者の嫌いなアサヒのスーパードライも麦芽の使用率を限度近くまで低くして、糖質副原料に米とコーンとスターチを使っている。

 で、こののどごしスペシャルタイムは、麦芽とホップに大麦を加えた発泡酒を、大麦のスピリッツで割っている。
 麦とホップだけでつくられているのだから美味いのではないかと、期待して飲んでみた。

 グラスに注ぐと香りは殆ど無く、僅かに酸っぱい匂いを感じる。
 が、味は同社の濃い味と違って酸っぱくなく、苦さも程々でほのかに甘い。嫌みがない。
 喉越しで飲めば美味しい。
 ただ本物のビールと違って、ゆっくりじっくり飲むと味に深みもコクもなく、ただ苦いだけになる。

 嫌みがなく喉越しでなら気持ち良く飲めるが、麦芽とホップだけで造られた本物のビールとのコクや深い味わいは感じられず。味わって飲むビールの代用にはならない。
 それでも同社ののどごし〈生〉や濃い味よりずっと良い。
 キリンの新ジャンル酒なら、これを飲むべき。
 別に美味しくもないが、嫌みが無いのが良い。
 名前の通り「喉越し」で飲むもので、じっくり「味わう」ものではない。

 ただ口の中に苦味と僅かな甘さが残って、後味はあまり良くない。
 で、口直しにと千円ちょっとで買った、スタンダード・スコッチのエンシェント・クランを、ストレートで時間をかけてゆっくりじっくり飲んでみた。
 このスコッチ、のどごしスペシャルタイムと飲み比べてみたらとても美味かった!
 原材料はほぼ同じ麦芽と麦なのに、香りの高さも味の深みもコクも、段違いにこのスコッチの方が良かった。
 アルコール分で換算したら、千円前後のスコッチの方が新ジャンル酒よりずっと安い。
 しかし良いスタンダード・スコッチの方が、下手な新ジャンル酒より間違いなく美味いのだ。
 筆者はハイボールはあまり好まないが、それでもハイボールの方が新ジャンル酒より美味しい場合が多いと思う。
 新ジャンル酒は各社でいろいろ出しているが、良い出来のものは少ないように思う。

アサヒ・プライムリッチP1120044

 最後に、アサヒプライムリッチを飲んでみた。
 アサヒはビール類に糖質副原料を入れることが多いので、筆者は正直に言ってアサヒのビール類は好きではない。
 日本で一番売れているビールのスーパードライも、筆者は嫌いだ。
 しかし「最高級のコク、最高級の香り」と缶に大書してあり、国際味覚審査機構優秀味覚賞三ツ星獲得とも書いてあったので、騙されてみるつもりで一缶買ってみた。

 さて、「最高級のコク、最高級の香り」とは言うものの、グラスに注いでみると香りはとても弱い。
 味は苦味が主体で、麦芽とホップの他にアサヒらしく大麦とコーンとスターチを副原料に使っているが、金属的な嫌みは感じない。
 少しぬるくなると、甘みが出て来る。
 新ジャンル酒の中では濃い味で水っぽさが少なく、キリンの濃い味より味が濃い。
 香りの方はともかく、新ジャンル酒としては「最高級のコク」というのはハッタリではない。
 ただ、しっかりした苦味は好みが分かれそう。筆者はこのくらいの苦味は全く気にならないが、女性には「苦くて嫌い」という人もいた。

 しかしただ苦いだけでなく、少しの酸味と僅かな甘みもある。
 あと、後味も悪くない。

 筆者はアサヒのビール類は好きではないが、これは値段の割に良く出来ていると思った。
 缶に「国産ゴールデン麦芽増量」とも書いてあるが、そのせいかも知れない。
 ただ、本物の良いビールには及ばない。
 しかしゆっくり味わって飲んでも不味くないし、下手なビールの代用になる。
 キリンの新ジャンル酒と違って、これは飲んだ後に口直しが欲しいとは思わなかった。

 これまで筆者は、「ビール類に米やコーンやスターチなどの糖質副原料を加えると不味くなり、使用するなら麦のみにすべき」と思ってきたのだが。
 麦だけで作ったキリンのどごしスペシャルタイムより、コーンやスターチも加えたアサヒプライムリッチの方が良い出来だったのが意外だった。
 原材料だけでなく、作り方の影響も大きいということか。

 新ジャンル酒では、個人的にはサッポロ麦とホップ、特に麦とホップ魅惑のホップセッションが一番の出来だと思っているが。
 アサヒのプライムリッチとサントリーの頂も値段の割には良い出来だった。
 そしてキリン派には、のどごしスペシャルタイムを勧めておこう。
 安い新ジャンル酒にもいろいろあって、問題外の不味いものから値段の割に良いものまでいろいろあることが、飲み比べてみてよくわかった。
 皆さんもいろいろ飲み比べて、自分好みの新ジャンル酒を見つけてみてほしい。

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特攻隊を美談にしてはならない

 誤解を恐れずにはっきり言い切ってしまうが、知覧特攻平和会館などで公開されている、特攻隊員の遺書をそのまま額面通りに受け取り、「国や家族を思う強い気持ちと純粋さ」に素直に感動してしまう人は馬鹿である。
 馬鹿と言っては言い過ぎかも知れないが、知恵と知識と想像力が足りないことは事実だ。

 特攻隊に対する日本人の見方は、時代によって大きく変化している。
 戦時中には、お国の為に名誉の戦死を遂げた英雄と見られ、家の誇りとなる憧れの存在だった。
 が、戦争が終わると今度は一転して軍国主義の象徴とされ、遺族は周囲の人達から「馬鹿なことをした」と批判もされた。
 そして特攻隊員も、理解できない犬死にをした人と後の世代の者に思われるようになった。
 ところが近年ではまた時代と世の中の空気が変わり、特攻をした人を美化した小説や映画がヒットするようになった。

 しかし筆者は断言する。
 時代や世間の空気がどう変わろうと、特攻隊員は犬死にした軍国主義者でもなければ、祖国の為に自ら命を捧げた英雄でもない
 一部の指導的な者たちを除き、大半は「国と軍の非人道的な指示により命を捨てさせられた犠牲者」である。

 筆者はまだ高校生の頃に戦没学生の手記『きけわだつみのこえ』も読んだし、特攻隊員の遺書もいろいろ読んだ。
 それらに素直に感動してしまう人の気持ちもわからないではないが、そういう人達はあの時代についての知識と想像力が足りない。
 何故ならば、あの時代には“検閲”という制度があったからだ。

 軍事上の機密を守るという名目で、軍人が家族に出した手紙や、家族から軍人に届いた手紙は全て、軍の当局者に隅々まで読まれていた
 そして軍の機密にかかわる事だけでなく、兵の志気にかかわるような事を書くのも禁じられていた
 だから家族が「貴方が居なくて寂しいです、是非生きて帰って来て下さい」などと書き送れば塗り潰された。そして兵士が「戦場は辛い」だの「早く帰りたい」などと弱気な事を書けば、検閲係の上官にひどく叱られた。

 当時の軍人は、手紙に本音など書けなかった
 これは当時を少しでも知るものの常識だ。
 それは特攻隊員も同じで、「家族を残して死ぬのは心残りだ」だの、「本当は死ぬのは怖い」などと書ける筈も無かった
 だから当時の検閲という制度を考えれば、遺書にも「お国と愛する家族の為に立派に死んで来ます」と書くしかなかったのだ。
 この検閲という当時の制度を知らずに特攻隊員の遺書について語る人は無知だし、そして検閲を通過する為にどういう遺書を書かざるを得なかったかという事を考えられないのも想像力の欠如だ。
 だから特攻隊員の「立派な遺書」を額面通りに受け取って感動する人は、馬鹿だと筆者は申し上げる。

 日本人には「自己主張は悪だ」という意識があり、そして「空気を読み、周囲に合わせる」という悪癖がある。
 特攻隊にも、その日本人の習性が悪い方に作用した。
 皆さんは、特攻隊員がどのように“志願”したかをご存知だろうか。

 よその国の軍隊は、戦況がどう見ても不利になれば降伏した。
 敵の捕虜になれば、敵はその捕虜を監視する兵を前線から割かなければならなくなるし、捕虜に食事等も与えなければならない。
 だから捕虜になるのは、決して不名誉な事ではなかったのだ。
 あのナチスドイツの武装親衛隊ですら、戦況が極めて不利になれば降伏したし、特攻やバンザイ突撃などはしなかった
 しかし日本軍は違う。
 戦陣訓で「生きて虜囚の辱めを受けるな」と教え込み、どんなに絶望的な状況でも死ぬまで戦う事を強い、そしてバンザイ突撃や特攻などを強いた。
 立派に戦って生きて還るのではなく、戦って死ねと教え込んだのが日本の国と軍隊だった。

 何しろ小学生たちに、敵陣に爆弾を抱えて突撃して自爆した『爆弾三勇士』の話を美談として教え込むような“お国”なのである。
 戦って死ねと、戦前の日本は徹底して教え込んできた。
 だから日本軍は、敵の戦車が攻めてくると兵士に爆弾を抱えてキャタピラに飛び込んで自爆するよう、平気で命じた
 そして「戦って死ぬのが当然」で「上官の命令は天皇陛下の命令」だったこの国では、兵らもそれを拒めなかった
 特攻もまた、その延長である。
 特攻が命じられた時、兵らの間には拒めるような空気は無かった

 特攻は、建前は志願であった。
 しかし特攻隊への志願が募られた時、それに応じないのは「命を惜しむ卑怯者」と見る空気があった
 だから多くの者は特攻の“志願”に応じたし、本当は死にたくなかった者も、他の多くの者が志願するのを見て慌ててそれに続いた。
 それで結局、「全員が特攻に志願した」という事になったのである。

 小学生の頃からお国の為に死ぬのが立派だと洗脳され、軍隊でも戦って死ねと叩き込まれ、周りの皆が上官の求める特攻隊への志願に応じていて。
 それでも自分一人だけ特攻に志願せずに「命を惜しむ帝国軍人の面汚しの臆病者の非国民」と皆から非難されるのは、特攻隊に志願するより勇気の要ることではないかと、筆者は考える。

 おわかりだろうか。
 ごく一部の狂信的な軍人を除いて、多くの特攻隊員は進んで死にたくなどないごく普通の人間だった。
 そして幼い頃からの洗脳と時代の空気と集団の同調圧力の中で、特攻隊に“志願”せざるを得ない状況に追い込まれて飛び立って行ったのだ。
 知覧特攻平和会館などに残る遺書も、厳しい検閲の中で書かれた“綺麗事”に過ぎない
 あの時代の空気の中で、軍の検閲を通るように遺書を書くとすれば、国と家族に対する思いを熱く語り、「お国と家族を守る為に行ってまいります」と書かざるを得ない。
 それ以外に、どう書けると言うのだ?

 当時の軍人の本音は、検閲を通さず上官にも見つからないようにこっそり書いた秘密の手記しかない
 繰り返すが、軍の検閲済みの“立派な遺書”を額面通りに受け取り、それを特攻隊員の本音と思う者は無知で想像力の無い馬鹿だ。

 だから本当に心ならずも“志願”してしまった、本音では死にたくなかった特攻隊員が幾人もいた。
 特攻機を整備していた元兵士によると、怖くて膝がガクガクしてまともに歩けず、両脇を他の兵に抱えられて飛行機に乗せられた特攻隊員もいたという。
 特攻隊の実態とはそんなもので、決して美談で語れるものではないのだ。

 にもかかわらず今それが、美談として語られ、しかもビジネスにも利用されている。
 原爆の被爆地の広島市のある人材育成会社が、一泊二日三万七千八百円で、知覧の研修を企画しているという。
 かつて軍用食堂を経営し特攻隊員の世話もした鳥浜トメという既に亡くなった方が始めた富屋旅館に泊まり、その富浜トメの孫の妻である現おかみから特攻隊員の話を聞くのだそうだ。
 その現おかみは特攻隊員の遺書を読み上げ、研修の参加者に次々に問いを重ねる。
「72年前の若者たちは、後世の私たちに何を託して飛び立っていらっしゃったのだろうか」
「己にはどんな任務があると思いますか」
「この命がなすべきことは何なのでしょうか」

 そして参加者は特攻隊員たちを「すてきだ」と感じ、「特攻隊員がライバル会社にいたら勝てる気がしない」と言い、「スイッチ、入りました」と言って帰って行くらしい。
 この研修を中小企業の経営者や新入社員らが受け、参加者は五千人を越えるという。

 ある戦死した特攻隊員の母親は、「生き残って人並みの生活をさせたかった。嫁をもらってやりたかった」と繰り返し語ったという。
 それが遺族の本音であろう。

 間違えてはならないが、特攻はこの国がさせた大きな過ちである。
 筆者はかなり戦史や各国の軍装に詳しいミリオタであるが、祖国の日本軍だけはどうしても好きになれない。
 戦って死ぬことを強要し、爆弾を抱えて敵に突っ込ませて自死させるなど、傍目にはイスラム原理主義のテロリストと何も変わらぬようにしか見えない

 特攻隊員は、この日本の国の指導者たちにより死に追いやられた犠牲者だ。
 犬死にした馬鹿者でもなければ、お国の為に命を捧げた英雄でもない。
 その「日本という国が死なせた」という事実を置き去りにして、検閲を通るように書かせた建前の作文である彼らの遺書を額面通りに受け取って「彼らはすごい!」と美化する今の日本人の愚かさを、筆者は歯ぎしりする思いで眺めている。
 また、その特攻隊員の死を社員研修に利用してカネにしている輩が存在する事が、腹立たしくてならない。
 作家や映画やドラマの制作者も、特攻隊を美談に仕立ててカネにする事は、是非やめて貰いたい。
 あの戦争で特攻を命じた者たちは、いくら靖国で祀ろうがとうに地獄に堕ちていると思うが。
 特攻を美談にしてカネにしている者たちもまた、死後は地獄に堕ちるだろう。

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コンデジも悪くないです

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 これ、いつもバッグに入れて持ち歩いているコンデジで撮りました。
 昔は、いつも当たり前のように一眼レフのカメラを持ち歩いていたものですが。
 今はそんな元気も体力も無くなり、コンデジで撮ってばかりです。
 でもコンデジも、条件さえ揃えば案外よく撮れるんですよ。

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桜には青空が似合います

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 桜を撮る時にいつも思うのですが、桜には青空がよく似合いますよね。

 でも桜の咲く時期って、意外に曇りや雨の日が多かったりします。
 そして雨で桜が散ってしまったりすると、本当に残念な気持ちになります。

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また桜です

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 今日は処暑、だそうです。
 とは言え、私の住む所では、毎日真夏日で熱帯夜なのですが。
 昼間のうち暑いのはまだ我慢できますが、夜もずっと暑く寝苦しいのは本当に辛いです。

 その点、北国の夏は良いです。
 かつて青森県に友人がいた関係で、私は以前何度か青森県を訪れました。
 青森の夏は、昼間は暑くても日が落ちるとスッと気温が落ちて、夜風がとても心地よくて素敵でした。
 冬は大変でしょうが、北国の夏、大好きです!

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あと何回?

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 それにしても、桜の咲く時期ってどうしてこう短いのでしょうか。
 人の一生を、約八十年とすると。
「自分は、あと何回桜を見られるのだろうか?」と思うと、少し寂しい気持ちになります。

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