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空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

飽きずに空を撮る

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 女子高と言うと、男性はつい、秘密の花園のような美しいイメージを抱いてしまいがちですが。
 私も女子高に通った女友達から少し聞きましたが、実態はかなりヒドイらしいです。
 女子高に通っている女の子に夢を抱くと、痛い目に遭うらしいですよ。

 それを子細に教えて、男が女子高生に抱く夢とロマンを木っ端微塵にしてくれるのが!
 大島永遠さんの『女子高生 Girls-High』でアリマス。
 男子の目が無いからとことんだらしなくなるわ、若い男の先生はオモチャにするわ、恋愛関係では妄想で暴走するわ……。
 ちなみに作者の大島永遠さんは女子高出身で、取り上げられている中身には実話も盛り込まれているようです。
 その大島永遠さんが『女子高生 Girls-High』で描く女子高の実態、かなりヒドイけれど、とにかく笑えマス。

 実は私、この『女子高生 Girls-High』に殺されかけましたよ、マジで。
 私、喘息の持病もありまして。
 それで喘息の発作が出かけて安静にしていた時、気晴らしにマンガを読んだんですよ。
 それがこの『女子高生 Girls-High』でした。
 笑って、笑って、その度に喘息の激しい発作が起きて、息が詰まって呼吸が出来なくなって、危うく死ぬところでした。
 それでも読むのを止められませんでした。
 命を賭けてでも、読み続けたい。
 それくらい面白かったんです。

 大袈裟でなく、笑い死にしてしまう。
 それくらい面白いです、『女子高生 Girls-High』は。
 ちなみに続編の『女子高生 Girls-Live』も出ていて、これもまた面白いんですが、『女子高生 Girls-High』の方がよりお勧めです。
 出されてからそれなりの年月が経っているので、ブックオフ等の古書店で安く手に入れられると思います。
 特に女性の実態を知らない貴男は、是非読んでおいた方が良いです。

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青と白だけの世界

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 私、コミックスでは中身だけでなく、絵にもかなりこだわります。
 少年マンガにありがちな、太い線でグリグリ描いたような汚い絵のコミックスは、中身がよほど良くない限り買わないです。
 そんな筆者が惚れ込んでいたのが、藤原ここあさんです。
 この方、絵がとても綺麗で魅力的なんです。
 で、話もなかなか面白い!

 と言うことで、藤原ここあさんの『かつて魔法少女と悪は敵対していた』を推薦させていただきます。
 正義の魔法少女と悪の組織の戦いの戦いの話なのですが、タイトルが過去形になっている通り、実際にはほぼ戦ってイマセン。
 ヒロインである魔法少女の白夜は、魔法少女を指揮する“御使い”に「取り柄は顔と乳と従順さだけ」と言われるだけあって、頼りなくて弱いんです。
 でもその魔法少女を討伐できないんですね、魔法少女との戦いを任された、悪の組織の参謀さんは。
 参謀さんは冷徹で凄腕なんですが、一目惚れしてしまうんですよ、魔法少女に。
 そして魔法少女も、自分には優しい参謀さんにまんざらではない。
 それで参謀さんは、戦っているフリをしながら、魔法少女とデートを重ねるのです。

 でも建て前は、敵同士ですからね。
 悪の組織をどうごまかすかとか、「いつかは戦って倒さねばならない、その時にはどうしよう」とか、主に参謀さんが煩悶するんですよ。
 魔法少女はその点ではあまり悩まず、ボーっとして状況に流されるだけなんですが。
 と言うより、悪の参謀さんの服を繕ったり、参謀さんに手料理を振る舞ったり、いろいろ可愛く優しくするので、参謀さんはますます敵である魔法少女に惚れてしまい、参謀さんの苦悩はさらに深くなるという悪循環で……。

 こう書くと、敵同士の悲恋のように思われてしまうかもしれませんが、実際にはコメディです。
 笑えます、本当に。
 そして絵が綺麗で可愛いです。

 ただ残念ながらこの『かつて魔法少女と悪は敵対していた』、藤原ここあさんの遺作なんですよ。
 藤原ここあさん、この作品を連載している最中に、若くして急逝してしまうんです。
 だから話が中途で、3巻で終わってしまっているのが残念です。

 ですが話が面白い上に絵が綺麗な藤原ここあさんの遺作という意味合いもありますので、是非多くの方に知ってほしいです。



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青い紙に白い絵の具でこんな絵を描いてみたいです

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 作者も作品もあまり有名でなく、作品自体2巻で完結してしまいましたが。
 しののめしのさんの『巨乳とロリとボーイッシュ』、メチャ面白いです!
 帯に「勢い・キレ・テンション編集部保証!!」とある通り、テンション高くて本当に笑えます。

 で、このコミックスのテーマは「友達ができない」です。

 まず巨乳の美内あかねは、巨乳で美人で成績は良くないが性格は明るくポヤンとしていて、家庭的なところもあるのにちょっとドジっ子と、天然なのに男ウケする要素が揃っていて男子にモテモテなので、女子からは「ブリっ子」と憎まれていて。

 幼顔の上に身長も低い鈴村ゆかりは、見かけと違い成績優秀で実は毒舌家、だからロリの男子に熱烈に好かれる一方で、女子には「チビのくせに生意気」と嫌われるか、幼く見える容姿からペット扱いされるかのどちらかで、これもまた同性の友達が出来ない。

 ボーイッシュな千歳みどりは高身長で一見すると美青年の“王子様”、そして空手もやっていて強いから男子には恐れられ、女子には変に愛されて、これまた同性のまともな友達が出来ない。

 この友達の出来ない個性の強い3人が、仕方なく友達になって……という話なんですが、その3人の主要登場人物のキャラが立っているだけに、とても面白いです。
 高校一年の三学期からいきなり卒業に話が飛んでいるという終わり方を見ても、2巻で打ち切りにされた可能性が高いように思いますが、だとしたら本当に惜しいです。
 この作品が人気が無かったのだとしたら、「読者に見る目も笑いのセンスも無い!」と断言したくなりますよ。

 たった2巻ですがこの『巨乳とロリとボーイッシュ』、面白い上にキャラも可愛いので、是非お手に取ってみて下さい!

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不吉な花とも言われますが…

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 私、大阪弁の女の子、けっこう好きです。
 友達に「母親は京都人で、住んでいるのは滋賀県」という女の子がいましたが、その子のはんなりとした柔らかい関西弁、とても心地良かったです。
 あと、ゲームもかなりやり込んだ私は、『To Heart 2』というゲームで、姫百合珊瑚という大阪弁を話すヒロインにハマってしまいまして。
 で、「大阪弁や関西弁を話す女の子、いいなぁ……」と。

 けれど小説やコミックスやドラマや映画などの作品で、大阪弁や関西弁が使われることって、少ないですよね。
 小説やコミックスやドラマや映画で登場人物が関西の言葉を喋る割合は、実際に関西の言葉を話している人口より少ないように思います。
 小説やコミックスやドラマや映画の登場人物は、たいてい標準語で会話してますし。

 そこで険持ちよさんの『そやかてええやん』です!
 タイトルでわかる通り舞台は大阪で、登場人物は6人の女子中学生です。
 で、その6人と言うか主に3人がアホなことばかりして……という。
 大阪弁全開だし、大阪らしいギャグも満載で、とっても面白いです!
 これが僅か2巻で完結してしまったのが理解できない楽しさですよ、本当に。
 その6人のうちの1人、いかにも委員長タイプの女の子は、自分では意識して完全な標準語を喋っているつもりで。
 でもイントネーションが、そのまんま関西風なのに気付かずにいたりするのも可愛いです。

 大阪の人は、芸人でなくても自然にボケ役とツッコミ役に分かれると言いますが。
 私のお気に入りのキャラは、ボケ役の斎橋心(さいばし・こころ)さんです。
 可愛いっス!
 あまり知られてないですが、楽しいコミックスですから是非読んでみて下さい。
 作者の険持ちよさんの大阪愛が、作品から溢れています。

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青い空を見上げると心が晴れます

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 私、近年テレビのいろんな番組(旅番組や情報番組から報道番組まで)に、矢鱈に芸人が出て騒ぐことを不快に思っているのですが。
 けれど本来は、笑える小説や映画やコミックスなども結構好きです。
 ただ「笑わせたい番組と真面目な番組はきちんと分けてほしい」というだけで……。

 で、その私が読んだコミックスなどの中で笑えたものを、少し紹介します。
 まずは、ヒロユキさんの『アホガール』です。
 キャッチコピーは「空前絶後のアホの子います」で、裏には「幼なじみがアホすぎてヤバイ」とあります。

 最初これを書店で見た時、「あー、よくある話ね」と思ってしまいました。
 幼なじみが顔は可愛いのだけれどおバカで、そのバカで可愛い子に懐かれて、迷惑して「やれやれ、またかよ」とか言いながら、内心悪い気はしていない……みたいな話ではないか、と。

 男って、女性と言うか彼女より優位に立ちたい人が少なくないじゃないですか。
 で、相手より優位に立つには、方法は二つだけですよね。
 自分が頑張って立派になるか、見下せる最初から自分より下の相手を選ぶか。
 そしてたいていの人は怠け者だから、頑張って自分をグレード・アップするより、そのままで見下げられる格下の相手を選びます。
 だから男は、バカな女の子が好きです。
「お前はバカだなあ」とか苦笑しながら、優位な立場に立って見下せるから。
 私はそんな怠惰な精神が大嫌いです。
 誰かより優位に立ちたければ、私は頑張って自分の実力を上げることを選びます。

 で、『アホガール』についても、その種のおバカな女子を見下して、読者の男子を優越感に浸らせるようなコミックスと思って、かなり長いことスルーしていたんです。
 それが試しに読んでみたら、予想を超える、桁の外れたヒロインのアホさに腰を抜かしてしまいましたよwwww。
 世の男性が「お前はバカだなあ」とか言いつつ優越感に浸れる程度のおバカさではなくて、文字通り「空前絶後の」アホさなんです。
 こんなアホなヒロイン、コミックス史上初めてではないでしょうか。
 で、主人公は将来の為に日々勉強に励んでいる努力家で、それが遊んで食って寝ることしか考えていないどアホなヒロインに翻弄され、迷惑ばかりかけられて悩まされて……と。
 本当に、想像を超えるヒロインの桁外れのアホさに、もうただ頭を空にして笑うしかなかったです。

 疲れていて頭を空にしたい時、この『アホガール』は最適ですよ!

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北関酒造 北冠 米の凛 純米吟醸

 栃木県栃木市の北関酒造と言うと、蔵元には申し訳ないし失礼だが、紙パックの安価な普通酒を造っているメーカーというイメージがある。
 その北関酒造の北冠米の凛純米吟醸を買ってみた。
 買ったのは、ズバリ純米吟醸酒にしては割安だったからだ。
 近年、手頃な価格で純米酒や純米吟醸酒が売られていて、味は「お値段なり」という感じで物足りないものが多いのだが、さて、この北冠米の凛はどうだろうか。

北関・北冠米の凛純米吟醸P1170462

 精米歩合はありがちな60%でなく58%まで上げているが、アルコール度数は14度以上15未満と、ほんの少しだけ低めだ。
 冷蔵庫で冷やしてグラスに注ぐと、程々に色が付いている。
 活性炭を使い過ぎていないようで好ましい。

 純米吟醸酒と言うが、香りは穏やかでフルーティーだ。
 香り立つという感じではなく、グラスに鼻を寄せて嗅ぐと感じられるという程度だ。

 基本的には辛口で、飲んで初めに感じるのは辛さだが、鋭い辛さではなく、穏やかな心地良い辛さだ。
 そして同時に甘さや僅かな渋さも感じる。
 ただ水のようにスッキリした淡麗辛口ではなく、甘さなど複雑な味もあり、ふくよかで豊かな味わいだ。
 冷蔵庫から出して間もないうちは、名前の通り凛とした辛口の酒という印象が強い。
 しかしぬるくなり常温に近付くにつれて甘さが出てきて、よりまろやかな味わいになる。
 冷やして飲んでも良し、常温でそのまま飲んでも良しだ。
 特に凄い酒ではないし感動的に美味いわけではないが、普段飲みにするにはかなり良い、お値段以上の酒だ。
 これを普段の晩酌に飲めたら、本当に満足だ。
 このメーカー、紙パックの酔う為だけの安酒を造る蔵元ではない。
 安くてしかも良い酒を造る実力がある。

 まろやかで優しく、口当たり良く滑らかで角が無く、それでいてコクと味わいが充分にある。
 名前は北冠米の凛だが、その名に恥じない、メーカーが誇って良い銘酒だ。
 吟醸香も嗅げばちゃんと堪能できるが、穏やかで控え目なので食事の邪魔にならないのも良い。
 食事しながら飲むのも、晩酌に気軽に飲むのも、味と香りを堪能しながらゆっくりじっくり飲むのも良し。
 紙パックの安い普通酒は経営の為に造っているのであって、北関酒造は本心ではこの北冠米の凛純米吟醸のような、美味しく、かつ背伸びせずに買える良い酒を売りたいのではないか。

 今、日本酒は酔えれば良いという人が飲む紙パックの激安の普通酒と、こだわる人が飲む純米だの吟醸だのという酒にはっきり二分されているが。
 紙パックの安い普通酒を造っているメーカーにも、美味しくてしかも安くて良い酒を造れる実力のある蔵元もあるのだと実感し、日本酒業界の底力に感心させられた。

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テレビにお笑いは絶対必要か?

 最初に書いておく。
 筆者はユーモアのセンスが皆無なわけでも、お笑いが嫌いなわけでもない。
 何しろ『日本の話芸』の落語は毎回録画して繰り返し見ているし、ヒロユキさんの『アホガール』全12巻というコミックスもすべて買い揃え、思い切り笑わせていただいた。
 笑えるコミックスやドラマや小説は、かなり好きである。
 その筆者が、「近年、テレビが下らなく馬鹿馬鹿しくなった」と痛感している。
 理由はズバリ、「やたらに芸人を出している」からである。
 お笑い番組に芸人が出る。
 それは良い。
 しかし笑う必要も無い情報番組や旅番組、果ては報道番組にまで芸人を起用するテレビ局の姿勢に腹が立つ
 芸人の世界には、「爪痕を残す」という言葉があるが。
 その言葉通りに番組に出た芸人は、自分の存在を示そうと無闇に要らぬボケをかましたり、無理にふざけたり、隙あらば茶々を入れたりする
 それがただ「つまらない、くだらない、馬鹿らしい」を通り越し、見ている筆者を心から不愉快にさせてくれる。

 お笑い番組でもない、普通に内容を楽しみたい、内容の面白さで視聴者を引きつけるべき旅番組や情報番組、果ては真面目な社会問題を取り上げた番組で。
 なぜわざわざ芸人にふざけさせ、笑いを取ろうとする必要があるのか。

 それが筆者には、本当に、心から理解できない。

 ドラマや映画などの売り文句に、よく「笑いあり、涙あり」というものがある。
 筆者はそれを見ただけで、その作品に期待するのはやめる。
 何故なら笑いと涙は、両立しにくいからだ。

 古代ギリシアの昔から、お芝居には悲劇と喜劇があるが。
 悲劇と喜劇、皆さんはどちらの方がストーリーを作るのが難しいか、おわかりになるだろうか。
 ズバリ言う。
 悲劇より喜劇を書く方がはるかに難しいと、迷わず断言できる。

 何故なら人が泣くポイントは、大体同じだからだ。
 家族や恋人が難病で死ぬ。
 深く愛し合う二人が、運命に弄ばれて引き裂かれる。
 主人公が非業の死をとげる。
 こうした悲しく辛いシーンでは、人はたいてい泣く。
 皆が泣くシーンで笑えてしまうような人はサイコパスの疑いがあり、精神科の医師の診察を早めに受けるべきだ。

 それに比べて、笑いのツボは人それぞれだ。
 駄洒落やオヤジギャグは今の若い人達をシラケさせるが、それで大笑いできる人も間違いなく、それも少なからずいるのだ。
 例えば筆者は、いわゆる「体を張ったギャグ」では全く笑えない。
 と言うより、イジメに近いように見えて心から不愉快でしかない。
 イジメと言えば、イジリも筆者は大嫌いで反吐が出る。
 芸人同士が事前にお互い了解した上でイジったりイジられたりするなら、それも良い。
 しかし芸人が芸人でもない者、特にスタジオに来ていた一般人の観客をイジるのを見ると、心から腹が立つ。
「お前、何様だよ!?」と。
 だがこうした、体を張った芸や、芸人以外に対するイジリを好きで大笑いできる人達もいる。
 それもかなり大勢。

 筆者は幼い頃、ドリフターズの『8時だよ! 全員集合』が大好きだった。
 親に「下らない、下品だ」と顔をしかめられても、毎週楽しんで見た。
 何故ならドリフの『全員集合』はまず筋書きが作られ、それに沿って何日も稽古を重ねた上で披露された立派な“芸”だからだ。
 そしてどつき合うのはメンバー同士でだけで、ドリフは決して観客の一般人をイジったりしない。
 しかし今は、それとは真逆の筋書きも稽古も無い、芸とはとても言えない反射神経的な“笑い”がウケている
 流石はプロの芸だと唸らせるようなよく練り上げられた笑いより、「悪ふざけが好きな、クラスの面白い男子」レベルの笑いの方が人気だ。
 そしてそのレベルの“お笑い”が、ほぼすべてのテレビ番組を浸食している

 筆者は小咄が好きで、世界各国の小咄もよく読んでもいる。
 ここで筆者の好きな小咄を、三つほど紹介しよう。

 北朝鮮で。
 工場に出勤した労働者が、5分遅刻して逮捕された。
 罪状は、サボタージュ。
 始業時刻より5分早く出勤した労働者も、逮捕された。
 罪状は、スパイ容疑。
 始業時刻ちょうどに出勤した労働者もまた逮捕された。
 罪状は、外国製の時計の不法所持。

 まだロシアが共産党支配のソ連だった頃、アメリカ人とフランス人とロシア人が、「自分の人生で地獄だった時と、天国だった時」について語り合った。
 まずアメリカ人。
 株で大損して借金を抱えて破産寸前で、自殺も考えるほど追い詰められていたあの時は地獄だった。ところがその株が急に値上がりして、一晩で大金持ちになっていた時が天国さ。
 続いてフランス人。
 好きな女の子に何度アタックしてもフラれ続けて、あの時は地獄だった。けれどその子がやっと気持ちを受け入れて、彼女になってくれたんだ、その時は天国だったよ。
 最後にロシア人。
 深夜遅くに、アパートのドアが激しくノックされた。こんな時間にこんなノックのされ方なんて、厭な予感しかしない。けれどノックがいよいよ激しくなるから、恐る恐るドアを開けると、案の定、黒服姿の秘密警察の男たちが怖い顔をして立っていた。その時は地獄だったよ。
 で、その秘密警察の男たちがこう言った。
「お前は、イワン・ペトロビッチ・チュイコフだな?」
「いいえ、それはもう一つ上の階に住む男です」
 この時が天国だったよ。

 いろいろな国の人を乗せた豪華客船が難破した。
 乗客は救命ボートで逃げなくてはならなくなったが、その救命ボートの数が足りず、女性しか乗せられない。
 それで船長は、まずイギリス人の乗客たちの所に行ってこう言った。
「レディー・ファーストでお願いします、女性を救命ボートに乗せて、男性はそのまま海に飛び込んで下さい」
 イギリス人の男性たちはそれに従い、次々に海に飛び込んで行った。
 次に船長は、ドイツ人の乗客たちの所に行った。
「船長命令だ、男は海に飛び込め!」
 果たしてドイツ人の男たちは、次々に海に飛び込んで行った。
 今度は船長は、フランス人の乗客たちにこう言った。
「駄目駄目、危ないから海には絶対飛び込まないで!」
 するとフランス人の男たちは、次々に海に飛び込んだ。
 さらに船長はアメリカ人の乗客たちに言った。
「大丈夫です、乗客の皆さんには充分な保険がかけてありますので、万が一の時には多額の保険金が支払われます」
 アメリカ人の男たちは、次々に海に飛び降りた。
 そして船長は、最後に日本人の乗客の男たちの所に歩み寄り、こう言った。
「他の方々はみな海に飛び降りて、残るのは貴男方だけになりましたが、さあどうなさいますか?」

 これらの小咄に筆者は大笑いしたが、「何が面白いのか全くわからない」と言う人も少なからずいると確信している。
 事実、これらの小咄を披露したところ、ある親しい人は意味をすぐ理解した上で「それはブラック過ぎてジョークじゃないよ、笑えないって」と言った。

 おわかりだろうか。
 笑えるツボとは、人によって本当に違うのだ。
 断言するが、「皆を笑わせるなど、絶対に不可能」なのだ。
 だから「笑いあり、涙あり」のドラマでは、多くの人を泣かせることは可能でも、笑いの部分ではかなりの確率でスベる。
 ゆえに悲劇と喜劇はしっかり分けて造った方が無難で、「悲しくて笑える」悲喜劇を造ろうとすると、まずたいていは失敗する
 と言うか、なぜ悲劇でわざわざ笑わなければならないのか、筆者には理解できない
 悲劇は見て泣けば良いのであって、笑いたければ喜劇を見れば良い。
 筆者はそんなスタンスだから、映画もかなりいろいろ観ているが、喜劇、悲劇、ホラー、アクション、サスペンスとジャンルがハッキリした作品を好み、「笑いあり、涙あり」というような、いろんな要素を盛り沢山にした作品はスルーしている。

 笑いのツボは人それぞれで、ある人が大笑いしたネタが、別の人には面白くないどころか不愉快でしかないことが、笑いの世界には当たり前にある。
 だから「無闇に芸人を起用して、情報番組や旅番組どころか報道番組でまで無理に笑いを取りにゆくのは、ただ不愉快でしかないから本当にやめて貰いたい」と、テレビ業界の人に心から願う。

 だが近年のテレビ局がそんな風になってしまったのは、芸人を起用した方が視聴率を取れているからだろう。
 お笑い番組でもない情報番組や旅番組や報道番組で芸人がふざけるのが、現に視聴者にウケているのだろう。
 と言うのはつまり、テレビを見る者のレベルが劣化した、平たく言えば「国民が馬鹿になった」という事だろうか

 だとしても。
 視聴者が喜ぶ→どの番組にも芸人を起用してふざけさせる……という繰り返しでは、番組の質が落ちる一方で、まともな人のテレビ離れが進み、「テレビを見るのは知的レベルの低い人ばかり」という結果になるのではないだろうか。

 繰り返し言うが、筆者はお笑いや芸人を否定しているのではない。
 筆者はお笑い番組も見るし、芸人さんの練り上げられた芸を見るのは大好きだ。
 ただふざけるべきではない番組でふざけるのや、イジメに近い“体を張った芸”に“イジリ”や、芸とも言えない反射神経的な受け答えで笑いを取ろうとするのは、本当に止めて欲しいと心から願う。
 芸人さんは舞台やお笑い番組に出るべきで、彼らが情報番組や旅番組や報道番組で無駄にふざけて「爪痕を残そう」とあがくのは、ただ不愉快でしかない。
 筆者はそう思うのだが、皆さんは「テレビに笑いの要素は絶対に必要で、旅番組にも情報番組にも報道番組にも芸人がどんどん出てふざけてくれた方が、内容が柔らかくなって面白い」と思うのだろうか?

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赤い空

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 で、今日は“スポーツの日”と。
 こんな休日、以前からありましたっけ?
 私は小さい頃から病弱だったせいで、立派なインドア系の人間に育ちまして、「外に出て体を動かしたい!」とかいう衝動は、本当にないです。
 ま、スポーツとはとても言えませんが、「健康の為に、用事や買い物は出来るだけ車でなく自転車で行く」ということだけはしています。
 けれどそれもあくまでも「健康の為」であって、好きで楽しんで自転車に乗っているわけではないです。
 体を動かさないでいても健康を保てるなら、近場でも車で出かけてしまいますよ、本当に。

 でも不思議なんです、私、運動部の女性とは案外気が合うんですよね。
 これまで付き合ってきた女性も、テニス部だったり、陸上部だったりと、「団体競技でなく個人競技で戦うスポーツ選手」が多かったです。
 私はいかにも女らしい女性とは相性が悪くて、どこか男っぽいと言うか、男勝りで“姐さん”というタイプの女の子とうまく行く確率が高かったです。
 そしてまた、集団行動と上下関係が大切なガチな体育会系の気質も苦手なんで、気が合うのは「個人競技で戦う運動部の女の子」と。

 でも恋愛関係って、不思議ですよね。
 同性同士だと、スポーツ好きの運動部員とインドア系のアートが好きだったり本を読んだりしている者って、なかなか友達にならないじゃないですか。
 同じクラスや同じ職場なら、挨拶くらいはするけれど、特に仲良くはならない……みたいな。
 けれど男女だと、スポーツが好きな運動部員と芸術系のインドア人間が恋愛関係になってしまったりするから不思議です。
 友達は似たもの同士で集まるけれど、恋人には自分に無いものを求める、自分に無いものを持つ人に魅力を感じるからでしょうか。
 実際、男女が同じタイプだと、気楽でわかり合える反面、緊張感は無いし、手の内がわかり過ぎてミステリアスな部分も無いですしね。

 スポーツが出来る男性はモテるし、女性に人気がありますが。
 それに比べて、スポーツ少女がモテるという話はあまり聞きませんよね。
 男性諸子、私の経験から言わせていただけば、あまり女々しくなく、あっさり、サッパリしたスポーツ系の女性も良いものですよ。

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空が焼けている

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 今日は“海の日”で休みなんですね。
 海ですか。
 季節に関係なく、海を見るのは好きです。
 夏に海に行き、水着のオネーサンを眺めるのも好きですwwww。
 でも私、残念ながら泳げないんですよ。
 全くのカナヅチというわけではありませんが、生まれつき肺活量が少ない(成人後も2800cc程度)せいもあってか、泳ぐのは本当に苦手です。
 ただ浮いているだけなら出来ますが、泳ぐとなると25~50メートルが精一杯なんです。
 だから学生時代には、体育の水泳の授業が辛かったです。
 こんな私ですから、「せっかくの海の日だから、海を見に行くのも良いかも」とは思いますが、泳ぎたいとは思いませんねぇ。

 あと、私は性質的にも猫科なので、体が濡れるのが苦手なんです。
 海やプールに入るのはまだ良いんです。
 水から出た後の体がジットリ濡れた感じが、どうにも好きではなくて。
 お風呂にはもちろん毎晩入りますけれど、それはあくまでも「体を清潔に保つ為」であって、好きで楽しんで入っているわけではないです。
 だから温泉旅行に行こうとかも、まるで思わないです。

 女性とデートはあれこれしました。
 けれど海やプールに泳ぎにも、温泉旅行にも行かない私です。

 と言うわけで、海の日ですが、私は小学一年生の時に親に連れて行かれて以来、もうン十年と海に泳ぎに行っていないのであります。



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夕焼け空に迫力が出てきました

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 反面、書くべきなのは犯罪行為や社会的に影響がある事ですね。
 例えば豊臣秀吉は、日本では人気が高いです。
 小なりとも元から大名だった織田信長や徳川家康と違って、足軽以下の農民から天下人に出世したのだから、「信長や家康より凄い」と言えるかも知れません。
 また「庶民から天下のトップに立った」という点からも、人々に夢と希望を与えました。
 そのせいで、日本では好意的に書かれ過ぎなんですよ、秀吉は。

 豊臣秀吉、あの人は天下を取ってからは信長や家康より酷いです。
 秀吉自身、天下人になった後で家来達に「自分は信長ほど甘くない」と言い放ってますしね。
 あの“魔王”と言われる信長を、「甘い」と言えるような人ですから。
 実子の秀頼が生まれれば、邪魔になった甥の秀次を切腹させ、秀次の家老らも切腹、そして妻と妾と子供はすべて死刑にしました。
 それ以外にも気に入らない家来は、大名から足軽に至るまで容赦なく殺したり処罰したりしました。
 そして大陸に侵略し、多くの人を殺しました。
 そんな面には殆ど触れずに、良い面だけ取り上げて「秀吉は偉い、人間的魅力がある」と書き立てている伝記には、歴史を知る者として心から腹が立ちます。

 それだから、秀吉を主人公にした歴史小説は書きにくいらしいです。
 史実を調べれば調べるほど、天下を取った後の秀吉の残忍さがわかってくるので、明智光秀に勝ち、柴田勝家に勝って天下を取ったあたりでほぼ話を終えて、後はざっと流して終わらせるしかないようです。
 小説ならそれで良いです。
 けれど事実を書く伝記は、それではまずいと思うのです。
「秀吉を伝記に書くなら、天下を取った後のこともちゃんと書け」
 私はそう言いたいですね。

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