空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

大失恋(12)・女の子を「オマエ」と呼ぶのはNGデス

 とは言うものの、「相手との心の距離を詰める為」とか誤解して、女のコに「おい、オマエさあ」とかいきなり馴れ馴れしくするのは、ただの距離ナシの大バカ野郎だからね。
 ちなみに黒沢は、女のコをオマエ呼ばわりした事、神に誓って本当にただの一度もないよ。たとえ相手が年下の彼女でも、間違いなく「○○ちゃん」みたいに呼んでたし。
 「え~、オマエと呼んだり名前を呼び捨てにするのって、相手がオンナならフツーだろ」って?
 イイエ、ソレはフツーじゃありませんから。

 納得できないと言うなら、ちょいと辞書を引用してみようか。
 オマエという呼び方について、まずは広辞苑ではこう書いてあるね。
主に男性が同等あるいは目下を指す
 明鏡国語辞典の解説は、さらに解りやすいかな。
同等以下の相手を、親しみやぞんざいな気持ちで指し示す語
 類語新辞典の解説でも、まあ似たようなもので。
普通、男同士、男から女に言う。同等あるいは目下にいう。ぞんざいないい方
 どうかな、同等以下(目下)に対する、ぞんざいな言い方」ってコトで、どの辞書でもほぼ共通してるじゃん。
 ついでだから、「ぞんざい」って言葉の意味も書いておくよ。
言動が乱暴で、礼儀にかなっていないさま

 まあね、ただそれだけでなく「同等あるいは……」や「親しみや……」とも書いてあるよ。
 けど「同等あるいは目下」って言うのは、記号で言えば「自分≧相手」であって、どう考えても「自分=相手」ではないダロ?
 それに「親しみ」って言うのはさ、相手の気持ちもあっての事じゃん。まだそんなに親しくない段階なのに、一方的にキミの「親しみの感情」とやらを押しつけられても、相手にしてみれば「目下扱いの、ぞんざいな物言い」にしか感じられないから
 男同士だってさ、まだそう親しくなってもいないのに「オマエ」と呼ばれたり、いきなり呼び捨てにされたりしたら、失礼だと感じてカチンと来るのではないかな? あるいは、「礼儀のなってない、育ちの悪いヤツ」と心の中で軽蔑してしまうか。

 それでもまだ納得できないなら、女の人サイドの見方をひとつ紹介しようか。
 副題に「男と女の解体新書」と付いた、『現役受付嬢の人間観察』って本があってね。
 ま、現役受付嬢とタイトルにある通り、著者は女子としてハイスペックな部類のお方であろうし、男の立場から見ると「それは少し違うかも」と感じてしまう部分もないではないよ。けど「好奇心旺盛で、小学生の頃から人間観察をしていた」と後書きに書いてある通り、その男として頷けない部分を割り引いてもかなり面白かったし、女性の気持ちや実態についてとても参考にもなったよ。

現役受付嬢の人間観察 男と女の解体新書現役受付嬢の人間観察 男と女の解体新書
(2009/05/01)
ぴーちく

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 帯のアオリの文によれば、この本は「好かれる男、嫌われる男、女性の習性などがこの一冊で丸わかり!」の攻略本なのだとか。
 まだ諦めてはないけれど「女の気持ちって、わかんねー」ってお悩みの喪男に、黒沢も是非お勧めしたい一冊だよ。
 ちょっと目次のページを眺めただけでも、こんなタイトルが目に飛び込んで来るよ。

 好きな男とそうでない男の対応の違いとは?
 どうしてキープ男になってしまうのか?

 これだけでも、「ちょっと読んでみようか」って気にさせちゃうよね。
 そうそう、『なぜ女の「すごくかわいい」はたいしてかわいくないのか?』って章もあって、コレがマジで「目から鱗!」ってくらい面白かったよ。

 で、この本の中に「お前」と呼びたがる男についての、女性の視点での考察があって、それを少し引用してみるね。

 彼女や女友達を呼ぶ時に、「お前」と言う男性がいるが、私はあれがとても苦手だ。名前でなく、「お前」と呼ばれると、「私は『お前』ではない。名前がある」と、かなりイラッとくる。
「お前」という呼び方は、男同士なら問題ないが、女性に使うには、かなり乱暴な言い方だと思う。
(中略)
 しかし、逆に、「お前」と呼ばれるのが好きな女性もいる。それは、上から目線で物を言われたいとか、独占されたいとか、荒っぽい野性的な男性が好きだという、一種マゾ的な女性の場合だ。
「お前」と呼ばれるのが好きだという友人がいるが、「今の私はあなたのもの」という快感に浸ることができると言っていた。


 オマエ呼ばわりって、実は女のコには男が思っているよりずっと不評なんだよ。
 キミとしては、まあ「軽い気持ちで、親しみを込めたつもり」なのだろうけど。相手の女のコはたいてい内心イラッと来ていて、キミへの好感度もダウンしていると心得ておくべきだね。
 もちろん中にはオマエと呼ばれて喜ぶ女のコもいる、けどそれは『現役受付嬢の人間観察』でも書かれている通り「男に支配されたいマゾ系の子」だけ、ってコト。

 ね、今のリアルな女の子達を見ていて、女はマゾ系ばっかりだと思う?
 キミの学校での、同級生の男子に対する女子の態度を見てごらんよ。むしろ男を男と思わない、それどころか男を支配したいくらいの、S系のワガママ娘の方が多いくらいじゃん。
 しかも今や少数派の「男に支配されたい系の子」だってさ、オマエ呼ばわりして自分のモノ扱いしてほしいのは「身も心も捧げたいほど好きな相手」であってさ、ただの友達(かそれ以下)のキミではないんだよ。
 好きでもない相手に「オマエ」とか呼ばれて自分のモノ扱いされるなど、支配されたいマゾ系の子だってゾッとしてると思った方がイイね。
 いくらマゾの人だってさ、誰にでも鞭で叩かれたりローソクの蝋を垂らされたいワケないじゃん。相手が好きな相手だからこそ、痛いことをされても快感なんだ……って、彼女なんてまだ出来たこともないドーテー君にはわかんないのかな。

 今までの話と矛盾するようだけど、少女マンガを読んでみるとさ、「性悪なオレ様男を好きになってしまって、逆らえなくて言いなりに……」みたいなストーリー、実は少なからずあるんだよね。特に小学館のフラワーズ系(←読者層はJKで、中身はちょっとH)とかwww。
 ただ、その主人公の女のコが惚れちゃう“キチクでオレ様な彼氏”って、現実にはあり得ないような超絶美男子ばかりデスから。さらに「そのオトコは、実はスゴい金持ちの御曹司で」ってのも、よくある話で。そこンとこをさ、まずよく理解しておこうよ。
 特に取り柄もない凡人のキミらがオレ様男みたいに振る舞ったりしたら、ほぼ間違いなく「シネ!」って肘鉄モノだから

 あと、この『現役受付嬢の人間観察』では、同じ章でこうも書いているよ。

 付き合うと呼び方が「○○ちゃん」から「○○」と、急に呼び捨てに変わる人がいるが、あれも独占欲の強さの表れだと言えるだろう。


 黒沢は「彼女が出来ても、結局はフラれてばかり」って繰り返しのまま、それなりの歳になってしまったからさ。おかげさまで、付き合った女のコの数だけは結果的に軽く片手の指を越えてるよ。
過去に付き合ってきた女性が数人以上いて、それでも結婚に至らない男は、当人の人柄に何らかの問題がある証拠」って、以前読んだ何かの本に書いてあったけれど。
 ……わかってるよ、自分でも潔く(?)認めるよ、黒沢も間違いなく人柄にかなり難アリだよ。
 ちゃんと正式に付き合った彼女だけでなく、血の繋がらない妹ちゃんみたいな友達以上恋人未満の相手とか、短期間で終わってしまった相手とかも含めれば、仲良くしてもらった女の子の数は「自分でもよくワカンネ」ってのが、正直なところだよ。

 その黒沢の経験から言っても、オマエと呼ばれたがるような子って、ハッキリ言ってただの一人も無かったゾ。
 さらに仲良くなった後で「これからは、ワタシのことは呼び捨てにして……」って言ってきた女のコも、マジで一人だけだったし。しかもその相手ってのは、同時に黒沢のことも呼び捨てにし始めたんだよね。
 その例外の一人を除いて、黒沢は女のコはみな付き合うことになった後も「○○ちゃん」って呼んできたよ。

 ギャルゲーや萌え系のマンガの世界とかではさ、特に取り柄もないフツーの男子の主人公が、ヒロインの女の子(ハイスペックで可愛くてモテモテ)をオマエと呼び、あるいは呼び捨てにするのが当たり前なんだよね。
 しかもその相手の女のコたちもだよ、オマエと呼ばれ、呼び捨てにされてもイヤな顔ひとつせず、さらに主人公の事は呼び捨てでなく「○○クン」と呼ぶのがデフォでさ。
 でも黒沢は、心からこう思うんだ。
 女を「オマエ」と呼ぶような男なんか、女子だって「アンタ」って呼んでやれば充分だし。
 女を呼び捨てにするような男は、女子だって呼び捨てにしてやればいーんだよ。

 うん、それが男女平等、ってモンだし。

 けどオトコが作者のギャルゲーやラブコメマンガでの男女のあたりのやりとりって、たいていこんな感じなんだよね。
「おい彩花、オマエさあ」
「なぁに、雅人クン(ハァト)」
 ……何様なんだよ、コイツ。
 しかもこんなのはまだ可愛い程度でね、「女の先輩も平気で呼び捨て」とか「ヒロインは同級生である主人公に常に敬語」なんてゲームも珍しくないし。
 その挙げ句に主人公がモノローグで、「女って、男に呼び捨てにされたがるよな」とかエラそうに呟いちゃうようなクソゲーもあったりするんだから、全く始末が悪いよ。
 彼女どころか、まともに喋れる女友達の一人もいないままこんなギャルゲーばかりやってちゃ、そりゃあ常識も女の子を見る目も恋愛観も三次の現実世界からズレまくる、って。
 そーゆーのを“ゲーム脳”って言うんだろうね、きっと。

 え? 「いーじゃん、男を立てて尽くす大和撫子な女のコって理想だろ」って?
 封建時代の昔じゃあるまいし、オレ様な主人公と「アナタに誠心誠意お仕えシマス」みたいなヒロインの組み合わせを見る度に、黒沢は胸糞が悪くなって仕方がないんだけどな。
 自分は低スペック(ネボスケでだらしなく、顔も頭も並かそれ以下)なくせに、モテて当然の可愛い子に惚れて、しかもその高スペックな彼女に「女は男を立てて尽くすべき」とか、本当にもう……ね、呆れ果てると言うか、言葉がねーよ
「ブスのくせに女王サマ気質のオンナが、ナゼかイケメン男子にモテて尽くされまくり」みたいなマンガや恋愛小説を読んだら、いくら女の子向けとわかっていてもムカつくだろ、男子たち! つまりはソレと同じだよ

 それだけにダメ男の主人公にのみ都合のイイ話が展開されるギャルゲーに出くわしてしまうとね、「よくこんな台本を書けたものだし、よくコレにGOサイン出せたものだよ。シナリオライターもプロデューサーも、まともな恋愛してきたコト無いダロ?」って、マジで腹が立ってしまうよ。
「お里が知れる」って言葉があるけどさ、その種のゲームの作り手って、普通に「おいオマエ」だの「何よアンタ」だのと呼び合うような、もしかしたらそんな家庭や友達や恋人の中で育って来たのでは……とも思ってしまうしね。

 あ、ちなみに黒沢が付き合ってきた女の子の中には、男を「アンタ」とか呼ぶ女の子、ただの一人もいなかった
 って言うか、平気で男をアンタと呼べちゃう女は、マジでただの友達にもしなかったよ。
 たとえ相手がどれだけ可愛い顔の女の子でも、
「ねー○○(←呼び捨て)、アンタさぁ」
 みたいに話しかけられたら、それだけで黒沢はドン引きして、ひきつった作り笑顔でFOまたはCOを図りマス
から。
 ガサツな上に言葉も汚いオンナ……って、もう好き嫌い以前に生理的にダメなんだよね。
「女はオマエと呼ぶのが当たり前なオレ様男もイヤだけど、同時に男を“アンタ”と普通に呼べちゃう、育ちの悪さ丸出しな女もお断り」ってのが、黒沢のスタンスなのだ。

 ついてだけれど、その種の時代錯誤な「主人公は何の取り柄もないのにオレ様男で、ヒロインはモテモテ美少女なのにメイド顔負けに尽くすタイプ」の組み合わせって、18禁のPCゲームから移植したものに、特に多いような気がするよ。初めからコンシューマー用として、あるいはPC用でも非エロの一般向けとして開発したものではなくね。
 っていうコトは、問題は制作者側の育ちや恋愛経験だけではなく、「いい大人のギャルゲーのユーザー自身が、こんな恋愛を望んでる」ってコトなのかな。
 ……はぁ。
 何かこう、「現実が見えてない喪男が、非モテの余り妄想の世界に逃げ込んで、思い切りドーテーをこじらせてる」って感じだよね。
「世間にはバカにされがちなギャルゲーにも、小説や映画に負けない良い作品もいっぱいあるんだよ」と認めてほしい……っていう、このブログの趣旨から大きく外れちゃうけどさ。その種の喪男の脳内にしか存在しないヒロインとの“恋愛”を見てると、「ギャルゲー好きのオタって、リアルな世界では女性にますます相手にされなくなって、さらに深い“モテずの泥沼”の底に沈み込む一方だわな」って、長い溜め息をつきたくなってしまったよ。

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