空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

限定製造の、麦とホップ赤

 筆者はビール類なら、主に麦芽とホップだけで造られたビールを飲む。
 ただ風呂上がりや暑い時などに、喉の渇きを癒す為に飲むなら新ジャンル酒も悪くないと思う。
 その新ジャンル酒も様々で、どうも好みに合わず「まずい!」と思ってしまうものもあれば、値段の割には良く出来ていると思えるものもある。

 で、その新ジャンル酒の中で、筆者が最も良く出来ていると思っているのが、サッポロ麦とホップだが。
 先日、よく行く酒屋で見慣れない赤い缶の麦とホップを見かけ、迷わず買ってみた。

サッポロ・麦とホップ赤P1100889

 その麦とホップ赤だが、プルタブを開けた途端にホップの良い香りが漂ってくる。
 味も香りの良さに劣らず、本物のビールに近いコクと旨味を感じる。
 新ジャンル酒なのに、少しずつ、じっくり飲んでも悪くない。
 ただその分だけ、喉越しでグイグイ飲むと少し重い印象を受けるかも知れない。

 ドイツ産麦芽とバイエルン産ホップを一部使用し、ドイツのビール祭りで親しまれるスタイルを参考に作られたというが、本物のドイツ産ビールには及ばないものの、それにかなり近い味を低価格で実現している。
 これまでに飲んだ何種類かの新ジャンル酒の中で、個人的には一番美味いと思った。

 メーカーは「一口目の麦の甘み」「しっかりとしたコク」「美しい赤い色」を実現したと謳っているが、それはすべて真実だ。
 ゆっくり、じっくり飲んでも美味い。日本の一部のビール類にありがちな、金属的な嫌な味が全く無い、嫌味のない美味しい新ジャンル酒だ。
 筆者は好きだが、人によっては「苦いし、重い」とも言う。
 この麦とホップ赤は、ビールを味わって飲む人が安く気軽に楽しんで飲むもののように思える。一気にゴクゴク、プハーッとやりたがる、日本に多い喉越し派のビール飲みには、ちょっと合わないかも。

 もちろん、本物のドイツのビールにはとても及ばない。
 しかし本物のビールの約半分という値段を考えれば、充分過ぎるほどの味と香りだ。
 筆者ならば、国産の下手なビール(糖質副原料をゴチャゴチャ入れたヤツ)よりも、こちらの方を飲みたいくらいだ。
 安い値段で、ドイツのビール風の味と香りを出そうと頑張ったこの麦とホップ赤、限定製造だそうだから、興味のある方は酒屋にお急ぎを。

 と、麦とホップ赤を誉めて書きはしたものの。
 もしこれが、麦芽とホップのみで造られた本物のビールと同じ値段で売られていたら。
 その場合には、筆者も間違いなく本物のビールの方を選ぶ。
 良く出来てはいるが、これはやはり発泡酒をさらにスピリッツで割った新ジャンル酒で、麦芽とホップをたっぷり使った本当のビールには勝てない。
 ただ「値段を考えれば、本当に良く出来ている」ということだ。

 国は、近いうちにビールと発泡酒と新ジャンル酒の税金を一本化するという。
 もしそうなって、ビールと発泡酒と新ジャンル酒の価格差が縮まったとしたら。
 それでもなお、あえてビールでなく発泡酒や新ジャンル酒を選んで飲む人が、どれだけ残るだろうか。
 この麦とホップ赤も、「本物のビールの半額の新ジャンル酒としては」という前提で、特に良く出来ていると思うのであって。
 だから他の酒に比べて異常に高過ぎる日本のビールに対する税金が是正され、ビールと発泡酒と新ジャンル酒の値段に余り差が無くなれば、筆者はこの麦とホップ赤でなく、本物のビールを飲むと思う。

 ビール類に対する税が統一されたら、発泡酒や新ジャンル酒はやがて消え行くのだろうか。

 そんな事を考えながら、少し複雑な気持ちで麦とホップ赤を飲んだ。

スポンサーサイト

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

税制の仇花。

税制の仇花。

発泡酒は、そんな製品ですよね。

本来のビールの税金が高いゆえに
その縛りをすり抜けるように
作られたリキュール。

私は発泡酒を見るたびに
サントリーの「角」を、
思い出すのですよ。(笑)

ogotch | URL | 2016-12-18(Sun)14:16 [編集]


Re: 税制の仇花。

> 税制の仇花。
> 発泡酒は、そんな製品ですよね。

 ビール類の税が統一されたら、やはり消えてなくなりますよね、発泡酒と新ジャンル酒は。

 でもテレビの街頭インタビューでは「それでも発泡酒が好き」と言っている方もいました。

 あのモルトが少ないゆえの軽い味が気に入っていて、原材料費の関係で少しでも安ければ、税制が統一されてもあえて発泡酒を買う人も残るんでしょうかね。
 そこは、ちょっと気になるところです。

黒沢一樹 | URL | 2016-12-21(Wed)01:20 [編集]