空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

懐かしの『同級生2』⑦・ギャルゲーはオタにはキケン!

 ここまで黒沢は、世の中から偏見の目で見られがちなギャルゲーを褒め続けてきたけれど。
 ただギャルゲーも玉石混淆で、萌え豚でなければまともにやる気になれないような、世の中の人達が想像している通りのクソゲーも少なくないのも事実デス。「こんなコト、現実には絶対あり得ねーだろ」って、バカでもわかるようなヒドい設定やストーリーのゴミみたいなやつがね。
 けど腹が立つようなクソな駄作があるのは、小説やマンガやドラマや映画だって同だから。試しにやってみたゲームがたまたまクソだったってだけで、「ほら、だからギャルゲーなんてクダらねーんだよ」みたいに思わないでほしいよ。
 で、実際に恋愛経験もある大人がやるに値するような、「月並みな小説やマンガより絶対面白いゾ!」ってゲームを、これから黒沢なりに紹介してみよう……と思ったのが、この駄文を書き始めた動機なんだけどね。


 ちなみに黒沢は元々“本の虫”と言うか、活字中毒の読書大好きインドア人間だったんだ。けど、ある程度の年齢になってからマンガも読んでみると、「確かにバカみたいなのが多いけど、小説に負けないイイ話もけっこうあるじゃん」って感じで。
 と言うか、「バカみたいな話」なら、小説にだって掃いて捨てるほどあるしね。同じ他愛もない話でも「絵で描かれてるとお子ちゃま向きで、文章で書いてあれば格上」とか、絶対ナイと思うし。
 だから今では、マンガも創作物として小説と同格と思ってるし、黒沢の本棚にはコミックスもいっぱい並んでるよ。
 という具合に、黒沢は「小さな頃には活字の本ばかり読んでいた→大人になってからマンガも読み、ゲームもするようになる」と、普通の人とまるで逆コースを辿ってきたのでアリマス。
 と言うワケで、黒沢の心に残った大人の鑑賞にも耐えるコミックスも、ゲームと併せて紹介したいと思っておりマス。

 けど「ギャルゲーのターゲット」と普通思われがちな“年齢=彼女いない歴”の男子諸君は、恋愛ゲームは心に害があると言うか、むしろやらない方が良いと思うね。
 だって「現実には絶対いねーよ!」ってキャラが、ギャルゲーにはごく当たり前に定番として出てきたりするから
 例えば「毎朝起こしに来てくれる、可愛くて面倒見の良い幼なじみ」とか。
 或いは「自分を慕ってくれている、血の繋がっていない妹」とか。
 あー、そうそう。流行りの“ツンデレ”ってのも、実際にはまず存在しないよね。もしそれらしいのが居るとしても、せいぜい「ツンはあってもデレはない、ただのワガママ女」くらいでさ。

 まっ、ゲームに限らず青少年向けの創作物に、そうした「実際にはあり得ない男の願望」が多分に盛り込まれているのは、ちょっとエッチな恋愛マンガwやラノベやアニメだってみな同じだけどね。
 容姿も性格も素晴らしく良いハイスペックの美少女が、ナゼかまだ彼氏すらいたコトの無い処女(キスさえ未経験)で、しかも「何の見返りも求めず、特に取り柄もナイ主人公にひたすら尽くしてくれる」とか、「主人公が他の女の子を選んでも恨まれず、後腐れも残らない」とかの、男にのみ都合の良いあり得ない話が、世のマンガにもラノベにもいっぱい溢れてるけどさ。

 ただゲームの場合、リアル感と言うかストーリーへの引き込まれ方が、マンガやラノベとは桁が違うんだよ。
 だってゲームではプレーヤーであるキミが主人公で、登場する女の子たちはみなキミに語りかけてくれんだよ? それも声優さんの、超可愛いリアルヴォイス付きでね。
 そして「何人もいる女の子の中から誰を選ぶか?」も、「重要な場面でどう行動するか?」も、全部キミの判断と選択にかかってくわけでさ。

 マンガやラノベなどの紙媒体は、当然のことながら音声も効果音もBGMも無いからさ。だから読者が主人公になりきるには、それなりの想像力が要求されるんだよね。さらに絵が動いて声や音もついてるアニメでさえ、行動の選択権が無いから背後霊のようにただ主人公がどうするかを見ているしか出来ないワケでさ。
 けどゲームは、自分が主人公としてストーリーの中に入って行けるんだよ。そして重要な決断を下して、その後の運命も変えられるんだ。
 こんなコト、どんなリアルな小説やマンガやドラマや映画にも出来ないよ?
 だからゲームって、「主人公=自分」って感覚が、他のジャンルよりものすごく強いんだ。
 そしてそのゲームのセカイには、男の願望に沿った理想的すぎる(男に都合良すぎ、トモ言フ)ヒロインたちが、ごく当たり前に出て来ちゃうからさ。
 だから「彼女いない歴=実年齢」のままギャルゲーに慣れちゃうと、リアルな女子との現実の恋愛なんてまず無理になっちゃうよ。

 恋愛ゲームの結末には、ハッピーエンドだけでなくイタいバッドエンドも待ち構えているよ。でもゲームに出て来るヒロイン達は、男の願望に沿った理想的すぎるのが多いからさ。
 現実に生きているリアルな女の子は、見返りは自分が尽くした以上に求めるものだし、心理的な駆け引きにも長けていて裏表もあって当たり前、そして隙を見せれば浮気もするしと、中身は男が思ってるより遙かにドロドロだったりするからね。
 だから現実の恋愛を経験して、生身の女の子の魅力と黒い部分の両面を知る前に恋愛ゲームばかりやり過ぎちゃうと、ギャルゲーのセカイから還って来られなくなっちゃうよ、マジで。
 だからこそ黒沢は思うんだ、ギャルゲーこそ生身の女の子とも付き合って、現実に恋愛もして「コレは実際にはあり得ないな」って部分もちゃんと区別できる人が楽しむものなんじゃないかな……って。

 ほら、アダルトビデオだって経験アリの人が観るのと、ドーテー君が観るのでは、意味や受け取り方がかなり違ってくるでしょ?
 経験者なら「あ、コレは演技だナ」とか、「こんなプレイはビッチしかしねーし、実際にフツーのコにヤったら引かれるダロ」みたいなのもわかった上で楽しんで見るけどさ。でももしドーテー君が自分の初体験の時のテキストのつもりでAVを観て、「Hってこーするモンなんだ」と思い込んで、彼女との初エッチの時に実践しちゃったら、トンデモナイ事になっちゃうでしょ?
 ギャルゲーと実際の恋愛の関係も、ま、そんな感じと理解して下サイ。
 プロの演技やビッチ以外しないようなプレイが見抜けないドーテー君に、アダルトビデオを観て「これがエッチだ!」と思われたらヤバいけれど、ある程度の経験者が観れば「このプレイはナイけど、あーゆー愛撫の仕方はアリかも」みたいに参考になったりするよね。
 だから「ギャルゲーは、実際に恋愛の経験がある人こそ楽しめる」って、黒沢は思ってるんだ。
 だって黒沢自身、二十歳を過ぎて複数の女のコとも付き合った後で、ゲームのセカイにも足を踏み入れたんだしね。

 ぶっちゃけ言っちゃうと、実際のギャルゲーには明らかに「恋愛経験ゼロのオタ向け」と言うか、「こんなの、実際には絶対あり得ねーよッ!」って怒りたくなっちゃうよーな、オトコの願望のカタマリみたいな作品が少なくないデス。
 けどそんな中でも、出来の良いものはそうした「オトコにのみ都合の良い」部分はけっこう控えめで、三角関係のもつれや修羅場など、実際の恋愛のイタい部分やドロドロな部分もかなりリアルに再現されていたりするよ。

 だってマンガだけでなく小説でも、クダラない作品って実際にはかなりあるじゃん?
 文章やストーリーよりキャラと萌え絵のイラストが勝負みたいなラノベの質については、あえてどうこう言わないよ。でも挿し絵ナシで一応“ブンガク”に分類されてるハードカバー本にだって、後世に残すのが恥ずかしいような駄作は幾らもあるもんね。
 例えば名前を言えば知らない人など殆どいないWセンセイの“恋愛小説”なんて、実際は「大人が人前で堂々と読める、文学を装ったエロ小説」ってのが大ヒットの理由だし。
 ギャルゲーもソレと同じで、クダラない駄作もいろいろあるけれど、大人のプレイにも耐える、人を感動させる良いモノだって間違いなくあるんだよ。
 で、黒沢が心を動かされたゲーム(とマンガ)を、これから順次取り上げて行こうと思っておりマス。

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