空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

バイクに乗るならフルフェイスのヘルメットを!

 このブログを読んで下さっている方の中に、あるいは読んで下さっている方の家族や親しい知人に、オートバイに乗っている方はいらっしゃるだろうか。
 もしいらっしゃるとしたら、ヘルメットにはお金をケチらず、出来ればフルフェイスの良いものを買ってお使いになる事を是非すすめる。

 筆者はその昔、免許は持っていたものの車を買うだけのお金が無かった大学生時代には、原付のバイクに乗っていた。
 原付と言っても、馬鹿にしてはいけない。
 その昔の原付にはスピード・リミッターなどというものは付いておらず、50ccなのに5段変速で最高速度も90km以上出る、文字通りのスポーツタイプのバイクが平気で売られていた。
 原付の法定最高速度は時速30kmなのにもかかわらず、である。

 で、若かった筆者も、そのスポーツタイプの原付に乗っていた。
 だからヘルメットも、頑張って2万円以上出して、フルフェイスのそれなりに良い物を買った。
 そしてそのおかげで、命を救われたとまでは言わないが、少なくとも大怪我を負わずに済んだ事がある。

 その時筆者は車の流れに合わせ、国道をだいたい時速50kmくらいで走っていた。
 原付としてはもちろんスピード違反だ。
 しかし特に無茶をして飛ばしていたわけではない。
 原付の場合、法定最高速度の30kmを厳守してすべての後続車に追い抜かされながら走るより、ある程度の速度を出して車の流れに合わせて走った方が、むしろ安全で他の車の邪魔にもならない事もある。
 無論それは車の流れが40~50km程度の、比較的ゆっくりめな時の話で、原付でそれ以上の速度を出すのはやはり危ない。

 で、筆者も50km程度の車の流れに合わせて、国道を普通に走っていたのだが。
 ただその日は雨だった。
 そして前を行く車が、急ブレーキをかけた。
 それで慌てて急ブレーキをかけた結果、前輪がロックして路面を滑り、見事に転倒してしまった。
 その時筆者は、前に投げ出される形でアスファルトの道路上に、うつ伏せに叩きつけられた。
 もちろん長ズボンは穿いていたが、それでも両膝に怪我をして、内出血もかなり酷かった。
 そして掌もざっくり切って、ハンカチで縛っても血がなかなか止まらなかった。
 それでも、頭と顔だけは何事も無かった。

 それは間違いなく、少し無理をして買ったフルフェイスのヘルメットのおかげだった。
 そのヘルメットを脱いでみたところ、右の顎の部分にかなり酷い引っかき傷が何本も走っていた。
 そして右のこめかみの部分にも、引っかき傷の痕があった。
 もし筆者がフルフェイスの丈夫なヘルメットでなく、ジェット型やハーフ型のものを選んでいたら、間違いなく今も残る傷が顔に残っていただろう。
 それどころか、顎の骨や歯を折っていた可能性だってある。

「オマエ程度の顔じゃ、傷くらいついたって、どうって事ないだろ」って?
 とんでもない、元々良くない顔だからこそ、そこにさらに傷が残って、もっと酷い顔になったら困るじゃないか。
 それに元々の顔がどうだろうが、バイクで転倒して顔を打って、顎の骨を折りでもしたら後が大変だ。
 しばらく固形物は食べられないし、話をするのも辛いしで、想像しただけでゾッとする。

 オートバイ用のヘルメットには、大きく分けて三種類がある。
 モトクロス用やハイブリッド型とかいうのもあるが、ここはフルフェイスとジェット型とハーフ型の三つに話を絞らせていただきたい。

ヘルメット④   ヘルメット③

 まずは、一番安くて手軽なハーフ型だが。
 これは本当にお勧めできない。
 何故ならこれで守られているのは頭頂部だけで、側頭部も後頭部も、そして額も充分には守られていないからだ。
 このヘルメットで転倒して横に倒れ、路面に側頭部をぶつけると、耳がちぎれる……という話も聞く。
 さらに顔が丸出しだから、筆者のように前に飛んで倒れた時にはかなり酷い事になる。
 にもかかわらず、このヘルメットの愛用者には、庇を上に押し上げて額を丸出しにした、だらしないスタイルで平気で走り回っている輩がいる
 これで事故にあったら、前頭葉はまともに衝撃を食らうだろう。
 だからこのハーフ型のヘルメットを愛用しているバイク乗りは、悪い意味での命知らずとしか言えない。

ヘルメット②

 続いてジェット型だが、これは少なくとも頭部と耳はしっかり守れている。
 しかも開放感もあり視野も広いだけでなく、ヘルメットを被ったまま飲食や喫煙もできる為、使い勝手もなかなか良いらしい。
 ただこのジェット型でも、顔は無防備である事を忘れてはいけない。
 筆者がもしこのジェット型のヘルメットを使っていたら、あの転倒した際に間違いなく顔に酷い怪我をしていただろう。
 また、ジェット型のヘルメットの場合、ゴーグルを使用するかシールドを付けていないと、雨や埃、それに虫が目に入って大変な目に遭うことになる。

ヘルメット①

 その点、フルフェイスはあらゆる面で万全だ。
 体はともかく、少なくとも頭と顔はしっかり守られているし、雨や埃や虫の心配もない。
 視野が狭いと言う人もいるが、慣れるしただ顔をしっかり振ってよく見れば良いだけだ。
 それはもちろん、コンビニや銀行などを利用する際にはきちんとヘルメットを脱いで店内に入らないと、大変な騒ぎにはなる。
 しかし店に入る時や飲食の際にヘルメットを脱ぐ手間くらい、安全を考えればどうと言う事もなかろう。

 筆者がフルフェイス型のヘルメットをまず買ったのは、ただカッコ良かったからだ。ショウエイの、銀と青のラインが入った白いフルフェイスのヘルメットの見かけに惚れたのだ。
 しかし転倒した時に、顎の部分に深くついた傷跡を見てからは、怖くてフルフェイス以外のヘルメットが使えなくなってしまった。

 それは確かに、原付のスクーターにフルフェイスのヘルメットというのは大袈裟に見えるかも知れない。
 しかし原付のスクーターだって(法律違反だが)60km近くは出せてしまうし、正面衝突とか、筆者のように前方に投げ出される時もある。
 そんな場合、ジェット型では顔を守れない。
 ハーフ型をいい加減な被り方で使用した時には命の危険もある事は、言うまでもない。

 先日、事故や事件を題材にした『警察24時』を見た。
 その中で、原付(スクーター)の大学生が、強引に右折して来た車に轢き逃げされた事件が取り上げられていた。
 もちろん、悪いのは強引に右折し、さらに事故後に逃走した車の加害者である事に違いはない。
 そして被害者の父親が語る悲しみの言葉には、胸が痛くなった。
 ただ筆者は番組で流された、スクーターに乗る被害者の事故直前の姿が気になってならなかった。
 事故現場近くの防犯カメラに映っていた映像で見ると、被害者は例のハーフ型のヘルメットを、よく若者がやるように額の上まで庇を押し上げて被っていた。
 その顔だけでなく額まで丸出しにした状態で、強引に右折して来た車と衝突したのである。

 被害者の大学生は、搬送先の病院でやがて亡くなった。
 そしてその死因は、脳挫傷だった。
 繰り返し言うが悪いのは強引に右折した上に事故後に逃げた加害者で、被害者の大学生に落ち度は無いし責めるつもりは全くない。
 ただヘルメットの種類による安全性の違いを身をもって知っている筆者としては、本当に残念でならないのだ。
 もし被害者の大学生が、ハーフ型のヘルメットを額の上まで押し上げて被るのでなく、せめてジェット型のものを、出来ればフルフェイス型のものを正しく着用していたら、怪我はしても大切な命を落とさずに済んだのではないかと思うと、本当に残念でならない。

 いくら自分が交通法規を守って正しく運転していても、事故の被害者になる場合も間違いなくあるのだ。
 だからバイクに乗る人は、被害者になった場合に己の命を守る為にも、是非ヘルメットは良いものを選んで貰いたいと思う。
 そしてもし家族なり友人なり、貴方にとって大事な人がハーフ型のヘルメットを(例の額の上に庇を押し上げるような感じで)無造作に被っていたりしたら、「死にたいのか!」と本気で叱ってあげてほしい

 原付のスクーターやカブにフルフェイスのヘルメットというのは、大袈裟に見えるし何となく恥ずかしいのもわかる。
 しかし原付でも、事故に巻き込まれれば死ぬ事もあるのだ。
 死なないまでも、転倒するだけでもかなり痛い目に遭う。
 だから原付でも、ヘルメットは出来ればフルフェイス型を被った方が良い。
 特に女性は顔に傷がつかないよう、フルフェイス型を選ぶ事をお勧めしたい。

ヘルメット⑤P1110533

 数日前に、筆者はある店の駐車場で、前カゴにフルフェイスのヘルメットを入れたスーパーカプを見た。
「スーパーカブに、フルフェイスのヘルメットなんてwww」と笑う人もいるかも知れないが、少なくとも筆者は「命を大切にしている、よくわかっている人だ」と感心した。

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コメント


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スーパーカブにフルフェイス。

スーパーカブにフルフェイス。

……一瞬、私のことかと。(笑)

ツーリングに行くので(URL参照)
フルフェイス以外は「怖くて」
付けられないんですよ。

いや、ホントに。

ogotch | URL | 2017-02-25(Sat)14:49 [編集]


Re: スーパーカブにフルフェイス。

> フルフェイス以外は「怖くて」
> 付けられないんですよ。

 私も、ジェット型でさえ怖くてつけられないんですよ。
 頭は守れていても、顔面むき出しなので。
 なのに昨今の若者には、ハーフ型のを後頭部にチョコンと乗せるようにして、額も丸出しでバイクに乗っている“命知らず”な人が多くいるのには驚かされます。

 ところで、近年私は、何故かスーパーカブが好きになってしまいました。
 家に置き場所が無いのと、もし買ってしまったら自転車に乗らなくなり、運動不足になってしまいそうなので我慢していますが、実はスーパーカブに乗りたくて仕方がないのです。
 何といっても、あのタフさが魅力ですね。

黒沢一樹 | URL | 2017-03-02(Thu)15:26 [編集]