空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

やはり美味しい、いちばん桜

 この春も出ました、オリオンビールの“いちばん桜”。
 オリオンビールの製品は、普通は沖縄で売られている。しかし毎春、アサヒビールがこのいちばん桜を季節限定で売り出している。

オリオンいちばん桜2017年P1110309

 日本の大手メーカーのビール類は、麦芽の他にたいてい糖質副原料(米やコーンやスターチなど)が使われている。
 そうしたビール類は、よく言えば軽く喉越しが良く感じるが、はっきり言えばコクも香りも薄い、飲みごたえの無いものになりがちだ。
 しかしこのオリオンいちばん桜は、副原料を使わず麦芽とホップだけで造った、「贅沢なコクと香り」を謳った麦芽100%のビールである。

 プルタブを開けると、フルーティーで華やかな香りが広がる。
 グラスに注いで味わってみると、スッキリしていて飲みやすく、嫌味が全く無い。そして軽やかな味でありながら、コクはしっかりとある。
 ホップの苦味も軽やかで、「ビールは苦いから好きじゃない」と言う方にも美味しく飲んでもらえると思う。
 そして最初に感じた適度な苦味は、次第にフルーティーな甘さに変わってくる。
 ビールと言うと「苦い」というイメージがあるが、このいちばん桜には、苦さの他に僅かだが甘みが確かにある。
 嫌み無く本当にスッキリしている上に、麦の旨さと甘さを感じられる良いビールだ。
 後味もとても良く、アロマホップを使用しているというだけあって、飲んだ後にホップの良い香りが口の中に残る。

 ビールは、暑い国とそうでない国とで味わいがかなり違う。
 暑い国のビールは、暑さをしのぎ喉の渇きを癒す為に飲むものになりがちで、だからどうしても喉越しでゴクゴク飲みやすい軽いビールが多くなる。
 一方、ドイツやベルギーやイギリスなどの、夏でもそう暑くない国ではビールをゴクゴク一気飲みする必要もないので、ゆっくり味わって飲むのに向いた、コクのある香り高いビールが好まれる。

 で、暑い国でゴクゴク飲んで「美味しい!」と思ったビールを日本の暑くない時期に飲むと、現地で飲んだ印象と違って「何でこんなモノを美味しいと思ったのだろう?」と不思議に思う事がある。
 一方、暑くない欧州のビールは、味わってゆっくり飲む人には良いが、喉越しでゴクゴク飲む人には旨味もよくわからず、ただ重いビールに思えてしまうようだ。

 つまり喉越しで「ゴクゴク、プハーッ」と一気に飲む人には、スーパードライのようなコクも味も香りも薄い糖質副原料入りのビールが向いていて、ゆっくりじっくり味わって飲みたい人には麦芽と良いホップで造った欧州系のビールが向いているということだろう。

 実は筆者はスーパードライのような糖質副原料入りのビールは好きでなく、ビールもゆっくり味わって飲まなければ勿体ないと思ってしまう種類の人間だ。
 香り高くコクのあり味わい深いビールを、筆者は好む。

 で、ビールは喉越しで飲むのに向いたものはコクも香りももの足りず、コクがあり香り高いものは、喉越しで飲む人はただ重く感じてしまう傾向にあるが。
 しかしこのオリオンビールのいちばん桜は、軽やかで一気に飲んでも美味しく、ゆっくり味わって飲めばコクと香りを楽しめる。
 喉越し派の人にも、ゆっくりじっくり飲む人にも向いた、とても良いビールだと筆者は思っている。

 アサヒビールは、このいちばん桜を季節限定で販売している他に、オリオンビールも通年販売している。
 正直に言うが、副原料入りの通常のオリオンビールは筆者はあまり好きではない。いちばん桜のようなコクも香りも無く、ただスッキリ飲める喉越し派だけの為のビールという印象だ。
 もしもオリオンビールを本土で通年売るのならば、副原料入りの通常のオリオンでなく、いちばん桜の方にするべきだと心から思う。
 通常のオリオンより、麦芽100%のいちばん桜の方が間違いなく美味しい。

 筆者は毎年、春にこのいちばん桜を飲むのを楽しみにしている。
 今年のいちばん桜も、期待通りに美味かった。
 この美味しいビールを春だけでなくいつも売ってくれるよう、アサヒビールに望みたい。

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