空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

女性は男以上に見かけで選んで恋をする

 女性はよく、「男は女を顔で選ぶ」と言う。
 しかし筆者は、女性だって面食いと言うか、「女は男より見かけで相手を選んでいる」と思っている。

 先日、機会があって原作者の山田典枝さんが脚本も担当した『魔法遣いに大切なこと』という映画をDVDで見た。
 魔法が存在する現代世界での若い魔法遣い同士の恋愛を描いた、まあハートウォーミングな映画なのだが。
 それを見て、「女性はやはり男の見かけが何より大事なのだな」と、改めて痛感させられた。

 その映画のヒロイン(研修中の魔法遣い)は、相手役の男に初対面の時から「お前」と呼ばれる。
 ちなみにその男も同い年の研修中の魔法遣いなのだが、礼儀も常識も知らず、言葉遣いも態度も悪い。そしてやる気も無い上に、女癖もよろしくない。
 うまく行かないとふて腐れ、女と遊んで研修所の宿舎の門限を破る。
 そしてヒロインの鈴木ソラに対しても、すぐに「ソラ」と呼び捨てにする。
 正真正銘のDQNだ。

 しかしヒロインは、そのDQNの出来損ない魔法使いが好きなのである。
 ヒロインはそのDQNのせいで持病の発作を起こし、失神して病院に運ばれたりもする。
 それでもヒロインは、DQNのアホ魔法使いが好きなのである。
 そして魔法がうまく使えずにいじけるDQNを励まし、力を貸してあげて助けるのだ。

 この「良い所など何一つ無し」のDQNに、ヒロインが何でここまで好意的なのか。
 それはすべて、そのDQNがイケメンだからである。
 ちなみにそのDQNで出来損ないの魔法使い見習い緑川豪太の役を演じているのは、人気俳優の岡田将生さんだ。
 もしこの「礼儀知らずで非常識で、言葉遣いも態度も悪くやる気も無い上に女癖も悪いDQN」が、岡田将生さんでなくブサメンだったら、女性にはボロクソに言われて叩かれるに違いないと、筆者は確信している。

 確かに男も、可愛い女の子には弱い。
 しかし「顔とスタイルは良いが後は全部ダメで、礼儀知らずで非常識で、言葉遣いも態度も悪くやる気も無い上に男癖も悪い」という女に惚れる男は、まず居ない。
 見かけが良くて中身が悪い女性が男を捕まえるには、少なくとも男の前では態度を変え、振る舞いや性格も可愛く見せかけて騙す演技が必要だ。
 だがイケメンが女性をモノにするには、その異性の前での偽装の演技すら必要ないようだ。
 ただイケメンでありさえすれば、非常識で態度も女癖も悪くてもモテるのだから、容姿に恵まれた男性は可愛く生まれた女性よりもかなりお得だ。

 筆者は大学は都心のマンモス校に通い、様々な男女を見てきた。
 それで不思議に思ったのが、「なぜ性格に難のある、癖の強い嫌なヤツばかりモテるのだろう」ということだ。

 いや、別に「女性は男の見かけにこだわらず、性格だけで選ぶべきだ」と言いたいわけではない。
 筆者だって可愛い女性は好きだし、女性も容姿の良い男性に惹かれるのもわかる。
 ただ筆者の目には、女性は「顔も性格も良い好青年」は、あまりお好きでないように見えた。
 彼女がいる男と言うと、たいてい押しの強い癖のある、同性から見て素直に「良いヤツ」とは言えないような男ばかりだった。
 そして「人柄は申し分ない上に、容姿も悪くない(5段階評価で4くらいの)好青年」というと、意外にモテることなくたいてい彼女ナシだった。

 女性から見れば、その種の好青年は異性としてどこか物足りなくて、押しと癖の強い男にオスとしての魅力を感じるのかも知れないが。
 性格が良い上に見てくれも悪くない好青年が意外にモテず、むしろ性格に難のあるイヤなヤツほどモテていた現実に、筆者は何とも言えないやり切れなさを感じた。

 ついでに言うと、その「性格が良い上に見てくれも悪くない好青年」達は、大学時代こそあまりモテなかったものの、適齢期には皆しっかり結婚していた。
 それを見て筆者は、「女性という生き物は、やはり男より一枚上手で人生を巧みに、美味しいところを選んで吸って生きて行けるものなのだなあ」と、慨嘆したものだ。
 結婚をまだ意識しないうちは、ワルっぽくオスとしての魅力のあるイケメンの男とアブない恋を楽しんで。
 そして適齢期になったら、性格の良く見てくれも悪くない好青年にさっさと乗り換える
……と。
 その「恋愛と結婚は別」というギアの切り替えは、男より間の違いなく女性の方がシビアでキッチリしている。
 そういう実態を見ているだけに、ますます結婚に積極的になれずにいる筆者だ。

 少女漫画を試しに読んでみてほしい。
 顔も性格も良い優しい好青年の彼氏に物足りなさを感じて、ワルっぽい強引な男に乗り換える話とか。
 最初は「ヤなヤツ!」と嫌ってたイケメンに、次第に惹かれてゆく話とか。
 その種の物語がいやと言うほど描かれている。

 例の『魔法遣いに大切なこと』という映画でも。
 落ちこぼれでDQNの魔法遣い研修生の緑川豪太(岡田将生)はヒロインと両思いになるだけでなく、最後は他の研修生たちと同様に魔法も使えるようになり、常識や礼儀も少しは身につけ「よく頑張ったね」と誉められるのだけれど。
 本当にDQNって、漫画家の秋本治先生が作品の中で主人公に言わせたように「マイナスをゼロにしただけ」で誉められちゃうんだよねぇ……。
 世の中って、特に女性たちってイケメンのDQNが大好きなのだなと改めて思わされ、溜息をつきながら『魔法遣いに必要なこと』を見終えた次第でありました。

 ただ女性にモテるワルはイケメン限定で、ブサメンで性格や態度の悪い男はゴミ以下の扱いを受けるので、その点はご注意を。
 女性はブサメンには冷たいデスよ、本当に
 男も女性を容姿で差別したりもするけれど、女性のイケメンとブサメンに対する態度の差はそれ以上ではないかと、最近では「香川照之に似ている」と言われる筆者は思う今日この頃でありマシタ。

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