空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

妹と『初恋』➂・杏ルートはガチな近親××?

 人の好みって、なかなかに難しいものでさ。例えば自分では「オレは妹タイプの年下のコが好き」とか思っていても、実際には「年下の可愛いコなら誰でもOK」とはならないものなんだよね

 例えば『Sister Princess』って、ギャルゲーに縁のない人でも名前ぐらいは知っているのではないかな? 何と“妹”ばかり12人も出て来るという、妹系の究極みたいなゲームなんだけどね。
「なら、妹萌えのオタはウハウハじゃん?」とか、つい思ってしまうよね。
 でもその“可愛い12人の妹たち”の中でも「○子は大好きだけど、×子は大キライで、寄って来られたら殴ってやりたいくらいだよ!」みたいなプレーヤー、レビューを見てみると意外なくらい多くてさ。
 ま、黒沢はさすがに「殴ってやりたい!」とまでは思わなかったけどさ。それでもこの『Sister Princess』の“妹たち”のうち、可愛いと思えたコより苦手なキャラの方が多かったよ。

 そーゆー意味でこの『初恋』で妹として登場する初島杏は、黒沢のツボにハマったと言うか、かなり好きなキャラだったよ。
 元気でノリが良くて、お兄ちゃんコトを好きなんだけれど、ベタつくという感じてはなくて。そしてプレーヤーであるお兄ちゃんをからかっては、「罠だよ」って笑うのさ。
 そういう明るめのノリで仲が深まって行っただけに、「きっとそのうち、実は血の繋がりは無いんだ……って判るんだろうな」と思いながらゲームを進めていたワケ。
 でも実際には、話がどれだけ進んでもホントの兄妹っぽいままで、二人の関係が親にバレると家庭は崩壊するし、主人公も妹と無理矢理引き離されて……という、何とも重い展開になってしまうんだ。

 実はこの『初恋』の杏ルートには、「二人は本当の兄妹ではない事が判明する」という、ありがちだけれど安心できるエンドもあるらしいのだけれど。でも黒沢はその結末にたどり着けなくて、「一応ハッピーエンドらしいんだけど、何だか後味が悪いなあ」という終わり方しか出来なかったよ。
 でも本物の妹に邪な感情を抱いている世の“お兄ちゃん”達にとっては、それだけでも貴重なゲームではないかな、この『初恋』って。だって非エロゲのプレステ2で、実の妹とのヤヴァい恋愛が疑似体験できちゃうんだよ?

 この初島杏について、ネットのレビューでも「血の繋がりのある実の妹説」と「本当は血縁のない義兄妹説」の両方があってさ。
 簡単に言うと、
「大方のプレーヤーは、杏を実の妹と思いながらゲームを進めていて」
「一方、杏とは本当は血の繋がりはないという疑惑は根強くあり」
「でもその確証(義兄妹だったとわかる場面)は突き止められていない」
 というのが実状なんだよね。
 実はこのブログを書くために、黒沢は『初恋』の初島杏編を改めてプレイし直してみてさ。それでその一応の結論にたどり着いてしまったのだ。
 ハイ、主人公とこの初島杏は義兄妹が正解デス

 その根拠は、二人は兄妹でありながら同じ学年だということ。物語が始まる時のその初期設定だけで、勘の良い人なら「あ、この兄妹は血縁は無いんだな」とピンと来る筈。
 一度出産した後に、女性がどれくらいの期間でまた妊娠できるかは、黒沢にはわからないけれど。ただ妊娠期間は普通十ヶ月だから、「兄が四月生まれで、妹は翌年の三月生まれ」というパターンなら、「実の兄妹で同じ学年」というケースもアリかも知れない。
 或いは妹の方がかなり早産で、予定より数ヶ月も早く生まれてしまった、とかね。
 それにもし二人が双子だったら、当然同じ学年になるし。
 ただ何気ない台詞まで注意して聞いていたら、そのどちらでもないことを示す決定的な発言があって。
 二人の仲が噂になった時、友達に「お前、杏ちゃんのことが好きなんじゃないか?」と問いつめられて、主人公はそれを否定した上で、「生まれたのも一月しか違わないしって答えてるのさ
 うん、だから初島兄妹が同じ学年なのは、早産の結果でも双子でもなく、間違いなく義兄妹……ってことなんだよ。

 でも「血の繋がりは無い」とはっきり言っている部分は、ストーリーの中で(黒沢の知る限りだけれど)全然無いんだよね。両親は子連れ同士の再婚だったとか、兄妹のどちらかが訳アリで貰われてきた子だったとか、そーゆー会話や説明もホントに無いんだよ。
 その上二人の仲がバレると、両親からメチャメチャ責められた上に、強引に引き離されちゃうんだよね。親はもうマジで離婚という騒ぎになるし、母親は妹を連れて別居して、妹も転校もさせられちゃうし、父親はその心労で倒れちゃうし。
 もし血が繋がってないんだったらさ、二人が好き合ったら、親としては普通は喜ぶんじゃないかなー。手放しで喜ぶとまでは言えないまでも、少なくともヘンな相手に引っかかるよりずっと安心できるよね?
 でも二人の仲が親バレした時の責められ方と言ったら、どう考えても実の兄妹としか考えられないくらいの理不尽さなんだよ。

 だからこの『初恋』の杏ルートをプレイした殆どのプレーヤーは、「うわ、マジで近親相姦しちゃってるじゃん」って思った筈。事実ネットのレビューを見てみても、そう受け取ってる人が殆どだしね。
 だって、例の「生まれたのも一月しか違わない」って一言に気づかなければ、ホントにガチで兄妹の近親相姦としか思えないんだよ。この杏ルートの最初から最後まで、義理の仲だとはっきりさせる場面は一切ないし、グッドエンディングでも二人の仲は祝福はされないままだしね。強硬に反対していた親たちも、許すんじゃなくて根負けして黙認という感じで……。

 これは黒沢のゲスパーだけど、『初恋』の杏ルートはわざと実の兄妹と思わせるように作っているのではないかな。そして妹好きのプレーヤーにゾクゾクするような背徳感を味わわせて、でもCEROとかの審査用の対策に、「生まれも一月しか違わない」の一言を、そっと台詞に混ぜ込んでおいてさ。
 もし審査で「近親相姦はマズいだろ!」と責められたら、その台詞を出して「いやこの二人、血の繋がりなんか無いんですよぉ」って。

 この『初恋』はキャラ絵も幼っぽく可愛い感じで、ストーリーも序盤は絵柄に合ったほのぼのムードで進んで行くんだけれど。それが中盤から一転して、ジャケ絵やキャラ絵のイメージと全然違う、大人向けのドロ沼&鬱展開になって行っちゃうから驚くよ。
 コンシューマー用に移植されたPS2版とは言え、何せ元は18禁のPCゲームなんで、中身はしっかり大人向けだったりするから、ジャケ絵のイメージにダマされないよう要注意デス。
 
 
 

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