空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

妹と『初恋』⑥・このゲームの残念なトコ

 さて、この章のテーマに取り上げた『初恋』を、黒沢は①不思議な美少女椎名柚純、②友達感覚の西村陽子、③年下っぽい可愛い先輩の小桃サン、④リアルな妹の杏、という順に進めて行きマシタ。
 それにしてもCEROって、グラフィックとメーカーが提出する粗筋だけで、年齢別の推奨ランクを決めているのかも。実際にはシナリオも全部提出されているんだろうとは思うけれど、多分ちゃんと読んではいないね。
 でなければ、紹介してきたようなストーリー(兄と妹や、教師と生徒がデキちゃったり、タチの悪いストーカーも出てきたり、自殺もあったり)で、ただの12歳以上推奨で済むワケないものね。
 とにかくCEROの審査は、『初恋』ってタイトルや子供っぽくて可愛らしいキャラ絵に絶対ダマされてるよ。

 プレステ2版では規制に合わせて中身もグラフィックもマイルドに作り替えられてるとは言え、何しろ元は18禁のエロゲからの移植だから。黒沢から見れば、この『初恋』は間違いなく大人向けだね。
 ただこの『初恋』の最大の難点を言えば、「ヒロインによってシナリオの出来の差がかなりある」ってコト。
 黒沢個人がそのキャラを好き……というだけでなく、紹介した四人のルートは大人がプレイしても十分楽しめる出来なのだけれど。特にメインヒロインの小桃先輩のルートは、前世の関係が現在の出来事に絡んでくるだけでなく、何と来世にまで繋がって行って、テキストのボリュームも満点だよ。

 それに比べて残る二人、ココ・夏野・パルフェ高梨花梨のストーリーについては、中身の深さから話のボリュームまで、いろんな意味で「残念な出来」としか言いようがなくてさ。
 どう残念なのかは、具体的にはそれぞれ実際にプレイして確かめて貰うとして。まあ良く言えばファンタジー色満載、有り体に言えば子供騙し……って感じなのだよ。
 他の四人のストーリーは、禁断の愛やら悪質ストーカーやら自殺やら何でもアリなのに、ココと花梨のルートでは途端に幼く可愛い夢物語になってしまって、このレベルのストーリーで感情移入できるのは、せいぜい中学生男子くらい迄だと思うゾ。

 とは言うものの、ファンタジー色の濃い現実にはあり得ない展開が満載の甘口ゲームも、黒沢が苦手というだけで、それはそれで需要もあるワケで。
 だからヒロイン全員のストーリーが、そうしたファンタジー色満載の可愛らしいお話ならば、「それがこのゲームの世界観なんだ」と割り切る事も出来るよ。まっ、「自分の好みじゃナイけど、こーゆー話が好きなヒト達だって居るよね」って感じで、自分はプレイせずにスルーすれば良いだけの話でさ。
 知る人ぞ知るKID社の、恋愛のドロドロとか三角関係などをリアルに描いたギャルゲーは、修羅場ゲーとしてそれなりに需要があって。その一方で、ファンタジー色の強い甘口ゲームだって需要はあるし。

 で、その両極端のストーリーが同じゲームの中に混ざってしまっているのが、この『初恋』の残念な点かな。一つの作品でありながら、世界観がバラバラというか、作品の中のムードが違い過ぎるんだよね。
 ネットのゲームレビューで『初恋』の評価を下げているのも、このヒロイン毎のストーリーの出来とテイストのバラつきが一因だろうと、黒沢は勝手に推測しているのだけれど。
 実際、この『初恋』に限らず、ヒロイン毎のルートに出来の差がかなりあって、「ヒロインによって凄く感動できる話もあれば、薄っぺらでダメダメな話もある」ゲームは、不当なくらい評価が低すぎるように思えるよ。
 例えば中古ゲームショップでは何処でも五百円以下で売られている、プレステ2の『スイートレガシー』とかね。

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 黒沢としてはかなり楽しめた『スイートレガシー』については、いつかまた別の機会に触れるとして……。
 黒沢と例の「血の繋がらない三人の妹」のうち、実は一人目の“妹”とだけは、ただの妹という関係では終わらなくてさ。
 そのコ(ユーコさん)と二人で、日帰りの予定でちょっと遠目のドライブに出掛けた時のコトを、次にちょっと語らせてもらうね。
 

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