FC2ブログ

空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

ハイボール人気に異議アリ!

 お酒に関して、黒沢が近頃気になってならないのが、昨今のハイボールのブームだ。
 黒沢は酒は少しずつ、ゆっくり味わって飲みたいと思っているから。だから薄い水割りはもちろん、ハイボールもどうしても好きになれないのだ。
 と言うより、氷をたっぷり入れて冷やしてしかも大量の炭酸で薄く割るハイボールは、ウイスキーの味と香りを台無しにしているように思えてならない。
 と言うと、必ず「飲み方は人の自由だ、ガタガタ言うな!」と怒り出す方々が出てくるだろうな。

 ならば言うが、もしも純米大吟醸の日本酒に氷を幾つも入れてで冷やし込み、さらに炭酸で割って飲む人がいたとしたら、どう思うだろうか。それでも「その人の自由だ」と言えるだろうか。
「ああ、何て勿体ないことをする」
 そう思うのが普通だろう。
 同じように高級ワインに氷をブチ込んで、さらに炭酸で割ったら「オマエ、正気か?」と非難されるに違いないと思うが、どうだろうか。
 ブランデーなど、ただ氷を入れてロックにするだけで、欧州では「せっかくの香りを台無しにする気か?」と軽蔑されるのが現実だ。
 同じようにハイボールも、欧州の店では「注文されれば作りはするが、頼む人などまずいない」ものなのだ。
 しかし日本でだけは、何故かハイボールが大人気だ。

 今の日本のハイボール人気は、おそらくサントリーのあの“角”の大規模なCM攻勢による結果と思うが、それにしてもハイボールが、何故日本ではこれほどウケたのだろうか。
 黒沢はハイボールは好かないし、ウイスキーの飲み方としては邪道と言うか、せっかくの味と香りを台無しにしてしまっていると思っている。
 だがただ「キライだ!」と言っているだけでは議論にもならないから、この機会に改めてハイボールを自分でも飲んでみたよ。それも日本にハイボールを流行らせた本家本元の、あのサントリーの角ハイボール缶をね。

「ナンじゃこりゃあー!!」
 って感じだったね、マジで。
 想像以上にヒドい、「ゲロマズ」としか言いようのないような味だった。
 ウイスキーの味も香りもメチャ薄い上に、ヘンに酸っぱい人工的な味がして、二口か三口飲んだ後は我慢しきれずにシンクに流して下水に捨てたよ。
 で、改めてその角ハイボール缶の原材料表示を見てみると、モルトとグレンの他に「レモンスピリッツ、食物繊維、酸味料、炭酸ガス」って書いてあるじゃアリマセンカ。

 ま、ハイボールにはレモン風味をつける場合もあるそうだけどさ。
 それにしても“レモン”じゃなくて“レモンスピリッツ”って、一体どーゆーコトなんだろうね?
 そもそも僅かアルコール度7%の製品で、さらにレモンでなくレモンスピリッツが加えられているというコトは、肝心のウイスキーはもっと薄くて少なくなってる……って意味だよね。
 それにハイボールに、さらに食物繊維や酸味料をわざわざ入れる理由もわからないし。
 サントリーの角ハイボール缶は、スコッチを心底愛する者からすれば信じられないほどマズかった。うすーい、ごく僅かにウイスキー風味の酸っぱいヘンな味のする酎ハイもどき……って感じで、「これって、ウイスキーに対する侮辱だろ!」って思ったくらいだよ。

 ただサントリーは、角ハイボール缶にアルコール度9%の〈濃いめ〉ってのも出していてね。
 こいつは意外に飲めた。
 ウイスキーはストレートかトワイスアップ(1:1の水割り)でしか飲まない黒沢としては、メーカーの言う〈濃いめ〉wwwの9%でも「水っぽくて薄すぎるダロ!」とは思ったけれど、7%のレギュラーの角ハイボール缶のようなイヤな感じはなかった。
 まっ、「ウマいとは決して思わないけど、とりあえず全部飲めた」といったところかな。

 ってのはね、同じ角ハイボール缶でも〈濃いめ〉の方は、ただウイスキーの割合が濃いだけではなく、例の「レモンスピリッツ、食物繊維、酸味料、炭酸ガス」を加えてないんだよ。だからレモン風味wwwの7%の普通のヤツと違って、変に薄く割りたくないウイスキー党でも、あまり抵抗無く普通に飲めちゃうんだよね。
 それでも「これでナニが〈濃いめ〉だよ、まだまだ全然〈薄め〉ダロ!」って思うし、「また買って飲んでみたい」なんて決して思わないけれど。

 さらに黒沢は、試しに自分でもハイボールを作って飲んでみたのだ。それもサントリーの角のポケット瓶をわざわざ買って、ソーダ水で1:2くらいで割った〈超濃いめ〉をねwww。
 うん、これくらい濃くすればそう水っぽくもならず、ウイスキーの味と香りも残って、薄く割るのが大嫌いな黒沢でも、まあそれなりに飲めマシタ。

 で、サントリーの角ハイボール缶〈濃いめ〉や、その自分なりに作ってみた〈超濃いめ〉を試してみて思ったのだけれど、ハイボールにすると「飲みやすくなる」のは事実だね。
 ストレートやトワイスアップだと、舐めるように少しずつでなければ飲めないけれど、炭酸で1:3とか1:4とかに薄く割ったハイボールは、まるでビールのようにゴクゴク飲めてしまう
 それとあと一つ、炭酸のピリピリする感じで寝かせ足りない新しいアルコールのイヤな刺激が隠されて、若いモルトや原料アルコールを使った日本の安い“ウイスキーもどき”の欠点が、ものの見事にカバーされちゃうんだよね

 実際、サントリーの角をストレートやトワイスアップで飲むと、若いアルコールの刺激が舌に突き刺さって不快なんだよ。でもハイボールにすると、その不快感が不思議に隠れちゃう。
 だからサントリーは角を、「ハイボールで飲め!」って強力に勧めるんだろうね。

 これまで黒沢は、サントリーの角とそのハイボールを「マズい、こんなのは邪道でウイスキーじゃない!」と盛んに非難してきたけれど。
 でもそのサントリーの角や、黒沢がマズ過ぎて下水に流した7%のレモン風味wwwの角ハイボール缶がよく売れてるのは事実なんだよね。
 もちろんサントリーが、洗脳レベルにハイボールの宣伝を大々的に打っていることも、ウケている大きな理由の一つにあるだろう。だがいくら繰り返しCMを流した結果だとしても、「ウマい」と本当に感じている消費者が少なからずいなければ、あそこまで売れるわけがないのもまた事実なのだ。

 あの角の缶ハイボールを作るにあたって、サントリーのブレンダーはレモン風味を添加することは勧めてなかったという。そして割る比率も、サントリーの社員らは1:3を好んだそうだ。
 ところが市場調査したところ、消費者には1:4により薄く割ったものの方が好まれ、レモン風味も添加した方が「サッパリして爽やか」と好まれたのだ。
 だから黒沢がマズ過ぎて下水に流した、あの7%のレモンスピリッツwww入りの角ハイボール缶も、サントリーのお勧めの味というより「消費者の好みに合わせた結果」だったのだ。
 そういう意味で、黒沢がまだ飲めると思った角ハイボール缶の〈濃いめ〉こそ、サントリーが本当に推奨したい、「ウイスキーがお好き」な方に向けた製品かも知れない。
 でもそこはさすが商売上手なサントリーといったところで、〈濃いめ〉とは逆にレモン風味を強くした5%の製品も夏期限定ながら出して、薄くてレモン風味が好きな一般消費者のご機嫌も取っているよ。

 ウイスキーは氷無しの常温で、決して冷やし込まずにストレートかトワイスアップで少しずつじっくり味わっている者としては、今の日本のハイボール人気はどうしても理解し難いものがあって。
 それでハイボールを好んで飲む人達の気持ちを知りたくて、ハイボールを「ウマい!」という人の声を聞いてみたよ。
 で、わかった事なのだけれど、ハイボール好きの人達って、ビールは苦くて好きでないからと、何か食べながらビール代わりにゴクゴク飲んでる感じだね。

 ビールはホップを使う以上、どんな良いものでも苦みがあるから。そしてその苦みを好きになれない人達も、確実にいるわけで。
 一方酎ハイは甘過ぎると言うか、何だかジュースみたいでお酒っぼくないし、ビールのような喉越しの良さもない上、飲んだ後にあまりサッパリしない。
 その点、ハイボールはビールみたいに苦くないし、酎ハイみたいに甘過ぎもせずに飲み口もサッパリしていてちょうど良い……って感じかな。
 実際、黒沢も自分なりにかなり濃いめのハイボールを作ってみたのだけれど、何の抵抗もなくスイスイ飲めたよ。
 うん、だから黒沢はやぱりハイボールは認めないと言うか、好きになれない。

 結局さ、ハイボールってウイスキー本来の香りや味を楽しむのではなく、ビール代わりにガブガブ、ゴクゴク飲んでいるんだよね。
 まず氷で冷やし込んで香りを殺して、それをさらに炭酸で薄く割って味も台無しにしてさ。
 ま、それでもハイボールをガブガブ、ゴクゴク飲めば、副原料入りの変なビールや発泡酒などより美味しく飲めるかも知れない。けどストレートやトワイスアップで飲む時のように少しずつじっくり味わった場合と比べると、味はひどく水っぽいわ、香りもかなり飛んで薄まってるわで、本当にガッカリする代物になり果てているよ。
ハイボールは、ウイスキーのせっかくの香りと味を台無しにする」って、ウイスキー好きとして自信を持って言い切れるね。

 ちびちびしか飲めないストレートやトワイスアップと違って、ハイボールが“飲みやすい”ってことも、よくわかってる。特に薄く割ることと炭酸の力でアルコールの刺激を隠して、サントリーの角のように酒齢の若い安くてマズいウイスキーでも、気にならずに飲めるようにしてしまうのはスゴいと思う。
 何しろ「ウイスキー風味のソーダ水」レベルに味も香りも薄まってるからさ、安物のウイスキーの元々のマズさも薄まって、そして炭酸の爽快感でグイグイ飲めちゃうんだよね。
 でも安くてマズいウイスキーならともかく、シングルモルトや長期熟成したブレンデッドなどの良いウイスキーを炭酸で薄く割ってハイボールにするのは、ある意味そのウイスキーに対する侮辱だと思う。

 そう言うと、必ずこう怒られちゃうよね、「ウルセーな、飲み方なんてその人の自由ダロ」って。
 けどもし年代物のワインや純米大吟醸酒に氷を入れて炭酸で割って、本来の味と香りを台無しにした上にガブガブ飲んで「うん、ウマい!」とか言ってたら、「モノの値打ちのわからない、馬鹿なヤツ」と白い目で見られても仕方ないよね。
 と言うか、「酒文化に対する侮辱だろ、ソレ」と非難されかねないとも思うし。

 前にも話したように、黒沢は青森を旅した時に桃川株式会社の『ねぶた純米』と出合って、「本当に旨い酒があるんだ!」ということを知ってしまって。
 その青森の旅の途中で、黒沢は職場のお世話になっていた上司に林檎を贈ったのだ。生食用の、味も見かけも最上のやつをね。
 ハイ、その上司はとても喜んでくれましたとも。
 ただ「良い林檎を、ありがとう!」とニコニコしながら言ってくれた次の言葉に、黒沢は呆然としてしまったよ。
「ウチのカミさんがとても喜んでなあ、これでパイを作るって張り切ってたゾ」
 ……マテ、冗談だろ?
 言えるものなら、本当にそう言って抗議したかったよ。

 と言うのはさ、大きくて甘い良い特上の林檎ってのは、そのまま生で食べてこそ美味しいものなんだ。煮たり焼いたりする場合には、お菓子やジュースにする用に安く売っている、規格外の“加工用林檎”を使うものなんだよ。
 それにもう一言付け加えると、煮たり焼いたりして菓子にするなら、甘い林檎より多少酸味もある種類の方が向いてるのさ。
 そしてその為の加工用の林檎なら、現地では木箱にぎっしり詰めて千円や二千円程度で売ってるんだ。
 なのに大きくて甘くて高価な、特上の生食用の林檎を贈ったらそのまま焼いてパイにされてしまって、黒沢としてはホントに泣きたいくらいの気持ちだったよ。

 うん、確かにその林檎を「煮て食おうが焼いて食おうが、貰った方の自由」かも知れない。
 でも「そのまま食べるべき林檎」と「煮たり焼いたりジュースにする為の林檎」って区別も間違いなくあって、生食用の甘い林檎(しかも高級品)をパイにしてしまうのは、やはり勿体ないし間違ってもいるんだよ。

 ウイスキーにも、ちょうどそれと同じことが言えるんだ。
 ろくに樽貯蔵もしてない若いモルトに出来たてのグレンアルコールをブレンドした、安くてマズいウイスキーなら、氷で冷やし込んで炭酸で薄く割って、ビールみたいにゴクゴク、ガブガブ飲めばいい。レモン風味を加えて、「ああ、サッパリしてて美味しい!」と思うのも良いだろうさ。
 でもそれ以外のまともなウイスキーは常温で、ストレートかトワイスアップでないと本来の香りと味が楽しめないのだ。氷で冷やし込んだり、炭酸や水で薄く割ったりなどするべきではないし、ましてやレモンの風味を加えるなど、考えただけでもゾッとする。
 繰り返し言うが、年代物のワインや純米大吟醸酒に氷を入れて炭酸で割る馬鹿は居ない、よね?

 ハイボールも、主たる原料は確かにウイスキーだけれど。
 でもハイボールはストレートやトワイスアップで飲むウイスキーとは、本質的に違うものだと思う。
 日本でもファンの多いテネシー・ウイスキーの『ジャック・ダニエルズ』には、ラベルに“SIPPING WHISKEY”と書いてある。
 その“シッピング”とは「すする」という意味で、ジャック・ダニエルズに限らずウイスキーというものは、本来すするように大切に、味わいながら少しずつ飲むものなのだ。
 だから氷をたっぷり入れキンキンに冷やし込んだ上にソーダなどで薄く割って、副原料入りの安いビールや発泡酒のようにガブガブ、ゴクゴク飲むのは、ある意味ウイスキーの文化と伝統を踏みにじる行為も同然と思う。

 黒沢は思うのだが、「ハイボールが好き」と言う人は、本質的にウイスキーが好きではないと思う。だって本来の香りと味を“SIPPING”で少しずつ味わうのではなく、わざわざ氷で冷やし込んで薄く割り、ビールみたいにゴクゴク、ガブガブ飲んで「美味しい!」って言ってるワケでしょう?
 それってさ、「生の林檎は苦手だし食べないけど、焼いて甘いお菓子にしたアップルパイとかは美味しくて大好き」と言ってるようなものじゃん。そーゆー人を“林檎好き”とは言えないよね。
 それと同じように「ハイボールは好きだけど、ストレートやトワイスアップでチビチビ飲んだりするのは性に合わない」って言う人も、本当の“ウイスキー好き”とは言えないと思う。

 結局ハイボールってのは、お酒は味わいながらゆっくり飲むんじゃなくて、冷やした炭酸系のお酒を一気にガブガブ、ゴクゴク飲みたい人向けの飲み物なんだよね。
 その中でも「ビールは苦いから好きじゃない、けど酎ハイも甘過ぎてジュースみたいで苦手」という人達に、例の角ハイボール缶はちょうど良いのだろうと思う。
 そして炭酸で薄く割ってしまえば、酒齢の若さによるアルコールのツンツンしたイヤな刺激も隠されてしまうから、自分でハイボールを作るにもあの瓶入りの角だってちょうど良いのかも知れない。
 ただハイボールを作るなら、間違っても良いウイスキーは使わないでほしいよ。それならホントに、サントリーの角やトリスで充分だから。

 そうそう、サントリーは角を使って、「ウイスキーは冷凍庫でキンキンに冷やして、凍る寸前にしてトロリとさせると美味しい」みたいなテレビCMを流していたけれど。
 ……冗談じゃないデスよ。
 冷やし込めば冷やし込むほど本来の味と香りが引いて感じられなくなってしまうというのに、誰が良い酒を凍る寸前まで冷やしてその香りと味を台無しにしますか、っての。
 実際、高級ワインや純米大吟醸酒を「冷凍庫でトロリとするまで冷やし込む」なんて話、聞いたこともないでしょう?
 だから同じウイスキーwwwでも、「シングルモルトを、冷凍庫で冷やしましょう」なんて誰も勧めてないよ。
 当のサントリー自身、角は「冷凍庫でトロリとするまで冷やせ」と言うけれど、シングルモルト山崎については「冷凍庫で冷やそう」なんて、全く勧めてないし。
 さて、同じウイスキーwwwでどうして角なら凍る寸前まで冷やすと美味しくなって、山崎はそうではないんだろうね?

 ちなみにサントリーのHPでは、山崎について「とくに18年、25年はストレートで味わいたいものです」と書いてあるよ。そしてさらに、「その香味を最もよく堪能できるのは、氷を入れない水との1対1のトワイス・アップと呼ばれる飲み方です」とも。
 ね? 本物の良いウイスキーは「ストレートかトワイスアップで、氷を入れずに飲むのが一番」って、サントリー自身が認めてるんだよ。氷を入れて水や炭酸で薄く割るのでも、冷凍庫でトロリとするまで冷やすのでもなくね。

 結局その「冷凍庫で凍らせる寸前にする」ってのはさ、ウオッカを凍る寸前まで冷やし込むことでアルコールの刺激を感じにくくして、飲みやすくする手法のパクリなんだよ。
 で、ウォッカには基本的に「美味い、不味い」は無いのだ。アレは殆ど味も香りもない精製アルコールも同然のものだから、あるのはその精製のレベルを問う「良い、悪い」の差だけなんだ。
 ではなぜサントリーは、そのウォッカと同じように角を「冷凍庫でトロリとするまで冷やせ」と勧めるのか。
 つまり角ってのは、元々冷やしてわからなくさせてしまうのが勿体ないような香りも味も無く、けど若いアルコールの刺激はウオッカ並みにたっぷりある……ってコトさ。だから炭酸で薄く割ってハイボールにするなり、冷凍庫で凍る寸前まで冷やし込むなりしなければ、まともに飲めないんだよね。

 飲み物も食べ物も、冷やせば冷やすほど味と香りを感じにくくなるものなんだ。だから例えば、アイスなど溶けきったものを舐めてみると、信じられないほど甘いよ。
 って言うか、まともに口に出来ないほど激甘にしてようやく、凍った時にちょうど良いくらいの味になるんだよね。
 味覚って、冷えるとそれだけ鈍くなるんだよ。
 サントリーは角を「ハイボールで」とか「冷凍庫でトロリとするまで冷やして」とか盛んに勧めるけれど、ストレートやトワイスアップで香りと味をゆっくり楽しむようにとは全然勧めないでしょ?
 それって結局、角はまともに飲んだらマズいです」って白状してるも同然なんだよね。
 だからハイボールとか、冷凍庫でトロリとするまで冷やしてとか、元の味がわからなくなるような飲み方ばかり勧めてるのさ。
 もしそのウイスキーの香りと味に自信があるなら、「まずはストレートで、そしてトワイスアップで」と勧める筈だ。例のサントリーの、山崎のHPのようにね。

 今は暑いから、ウイスキーもつい氷で冷やし込んで、水や炭酸で薄く割ってビールのようにガブガブ飲みたくなってしまうだろうけど。
 でも喉が渇いていて冷たいものを飲みたい時には、麦茶かコーラか何かで我慢して、ウイスキーはやはり冷やし込まずにそのまま、ストレートかトワイスアップで本来の香りと味を少しずつ、ゆっくりと楽しんでほしいなあ。

 酒はやはり、文化だから。飲み方や味わい方ってものも、それなりにあるワケで。
「どう飲もうが、本人の自由ダロ!」と言い切ってしまって、本来の味と香りを台無しにして平然としているのは、やはり一つの文化を踏みにじる野蛮な行為だと黒沢は思いマス。

スポンサーサイト



PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

ウォッカを精製アルコールと同じ扱いするなんて程度が知れる。

真久 | URL | 2015-03-27(Fri)02:22 [編集]


無題

「安いウイスキーを、料理食べながら飲むための方法としては優れている」ではダメなの?言わんとすることは概ね賛成なんだが、ネガティブな視点からばかり評価して楽しむ事を捨ててしまうのも勿体無いと思う。
料理食いながら、ってのは某スーパードライと方向性は同じ、マズくても薄くてキリッとしてる方が料理には合う。ドライもビールとしてはマズイ、ってのがプレミアムビールの台頭でバレましたから。

私は高級なウイスキーは知りませんし、好きな銘柄はフェイマスグラウスのファイネストと安いですが、ハイボールはたまにしかやりませんねえ
芋焼酎もウイスキーも、スピリッツは基本ロックです

虎 | URL | 2016-11-22(Tue)01:49 [編集]


Re: 無題

> 言わんとすることは概ね賛成なんだが、ネガティブな視点からばかり評価して楽しむ事を捨ててしまうのも勿体無いと思う。
> 私は高級なウイスキーは知りませんし、好きな銘柄はフェイマスグラウスのファイネストと安いですが、ハイボールはたまにしかやりませんねえ

 虎様、コメントありがとうございます。
 確かに物事を否定的にばかり見るのは良くないですね。
 もっと多面的に物事を見られるように勉強します。

 私も高いウイスキーは時折しか飲まず、普段はお手頃価格のものを飲んでいます。
 フェイマス・グラウスのファイネスト、私も大好きです!

黒沢一樹 | URL | 2016-11-24(Thu)15:03 [編集]


蜷帙?逋コ險?縺ッ繧ゅ▲縺ィ繧ゅ?√〒繧ゅ∪縺ゅ>縺?s縺?

繝上う繝懊?繝ォ縺」縺ヲ縺ョ縺ッ縲√メ繝・繝シ繝上う繧貞穀讌ュ縺励◆螂エ縺ォ螢イ繧願セシ繧?縺溘a縺ョ謌ヲ逡・蝠?刀縺ェ繧薙□縲ゆココ蟾・鬥呎侭遐らウ門?繧翫た繝シ繝?豌エ縺ョ荳句乾縺輔↓諷」繧後◆螂エ縺ォ縲∵枚蛹悶b縺ク縺」縺溘¥繧後b縺ェ縺??ゅヰ繝シ縺ョ繧ォ繧ッ繝?Ν縺ェ繧臥衍繧峨↑縺??∝ア??螻九?繧ォ繧ッ繝?Ν縺ェ繧薙※繝√Η繝シ繝上う繧ゅ←縺阪□縺励?

騾」荳ュ縺ォ繧ヲ繧」繧ケ繧ュ繝シ繧堤衍繧峨○繧九◆繧√↓縺ッ縲√え繧」繧ケ繧ュ繝シ縺ョ譁ケ縺九i荳九′繧峨↑縺?→莉墓婿縺ェ縺九▲縺溘?縺輔?b

gkrsnama | URL | 2017-11-25(Sat)14:54 [編集]


読んでいて感じたのは、「ハイボール」という"マーケティング"に踊らされているのはむしろあなたで、ハイボールをれっきとした「カクテル」と考えるならば、ストレートやトワイスアップより美味しいウイスキーは数多くあります。
お相手がビールを頼んでいるのに、マティーニを頼むような間の悪さ、空気の読めなさを感じます。
そして一番露呈しているのは、知識の浅はかさです。
批判するならば、それに見合った勉強をなさって下さい。
ウォッカが精製アルコール?
ならばなぜウイスキーに匹敵する種類のウォッカがあるのでしょうか。
蒸留回数から原材料に至るまで、結果として味の違いは出ます。
おそらく、ウォッカを飲み比べたことがないのではないでしょうか。
また、純米大吟醸や高級ワインを引き合いに出すに当たり、1升1000円の安酒や、1本500円の安ワインについて言及しないならば、角について語る資格はありません。
角ハイボールは、1本1500円以下のウイスキーのクオリティに対するハイボールとしての価値を原酒不足のなかで十分クリアしていると考えるからです。
そこに考えがいかないならば、サントリーがどういった思いで角ハイボールを上手に、本当に上手に売るのかを考えられないでしょう。
角ハイボールをきっかけに、ウイスキーに抵抗を感じる人が減ったのは如実に感じます。
ただただカッコつけるお酒ではなくなり、その先の「違い」を理解する水準・スタンダードとして、素晴らしいブレンデッドウイスキーだと、私は考えています。
ウイスキーは知識で美味しくなる、不思議なお酒です。
もう少しウイスキーを勉強なされてから角について語っていただきたいと、読んでいて感じました。

通りすがり | URL | 2018-02-07(Wed)07:55 [編集]


屁理屈反論しかなくて笑える
薄めなきゃ飲めないなら無理せずビールでも飲んでろってことだよ
美味く感じるのは薄めたもんを多く飲んでるから慣れてしまってるだけなんだが、そんなもんで知識(笑)とか言われてもなあw

| URL | 2018-02-14(Wed)03:12 [編集]


感じ方は人それぞれ、純米大吟醸や高級ワインをハイボールのようにして飲んで美味しいならそれで良し。
そのまま飲むのが美味しいと感じるならそれも良し。
個人的に熱燗とか理解し難いけど、温めて飲んだ方が美味しいと思うならそれも良い。

味覚や趣向なんてそれぞれ違うんだから好きに飲めばいいよ、こうで無ければいけないなんて思考は視野を狭めるだけ、お酒は楽しく飲もうね

| URL | 2020-05-03(Sun)23:34 [編集]


Re: タイトルなし

> 感じ方は人それぞれ、純米大吟醸や高級ワインをハイボールのようにして飲んで美味しいならそれで良し。
> 味覚や趣向なんてそれぞれ違うんだから好きに飲めばいいよ、こうで無ければいけないなんて思考は視野を狭めるだけ、お酒は楽しく飲もうね


 コメント、ありがとうございます!

 好きに楽しく飲めばいい。
 基本的に同感です。
 ただ、例えば宴会では「とりあえずビール」と言われるように、日本は皆と同じにしたがる同調圧力の強い国ですから。
 で、ウイスキーというと、ほぼ皆が「ハイボールで」と言う。
 何かウイスキーはハイボールで飲むのが当たり前になってしまっている、今の日本の空気が嫌で、つい反発したくなってしまうのです。

 例えば飲食店でハイボールを置いてある店は多くありますが、ウイスキーをストレートで飲ませてくれる店は探さなければありませんよね?
「ウイスキー=ハイボール」でなく、ストレートでもハイボールでも好きに飲ませてくれる国であってほしいです。
 決して、「ハイボールなど滅びてしまえ!」と思っているわけではありません。

黒沢一樹 | URL | 2020-05-10(Sun)16:24 [編集]


ハイボールはウイスキーを味わうという意味では私も邪道だと思います。せっかくの香りが飛んで味もレモンで上書きされてしまいますから。でも飲み方として否定するつもりはありません。私は普段ストレートやトワイスアップで飲みます。ウイスキーの香りや味が一番分かる飲み方だと思うからです。でもウイスキーをほとんど飲んだことがない人にいきなりストレートで飲ませるというのはハードルが高いと思います。ウイスキーを知る入口にはハイボールという飲み方はアリだと思いますし、何か食べながら飲むという場合にはストレートよりもハイボールや水割りなどの方が適しているでしょう。まあ、ハイボールでしか飲まないのに『ウイスキー通です』とか抜かす奴がいたらイラッとしますが(笑)。山崎25年のような酒をハイボールにするのはやはり抵抗がありますが、ト○スのようにハイボールにでもしないと飲めたもんじゃないウイスキーもありますからね…。下手に加工せずそのまま食べたい本マグロと、そのまま食べると本マグロより味が劣るがツナ缶等にに加工するとおいしく食べられるキハダマグロのようなものでしょうか。

とくめい希望 | URL | 2020-05-18(Mon)18:42 [編集]


Re: タイトルなし

> ウイスキーをほとんど飲んだことがない人にいきなりストレートで飲ませるというのはハードルが高いと思います。ウイスキーを知る入口にはハイボールという飲み方はアリだと思いますし、何か食べながら飲むという場合にはストレートよりもハイボールや水割りなどの方が適しているでしょう。


 コメント、ありがとうございます!
 私も、ハイボールを「まずい」とは思わないのですよ。
 ビールのように苦くなく、缶チューハイのように甘ったるくなくて飲みやすいですからね。
 ただ、今は原酒が無くなるほどの、空前のウイスキーブームと言うのに、実態はほぼ「ウイスキー=ハイボール」という現状に、つい反発したくなってしまうのです。
 ストレート、トワイスアップ、ロック、ミストなど、いろいろな飲み方のうちの一つとしてハイボールがあるのなら良いですが、今の“ウイスキーブーム”の日本では、ウイスキーと言えば脊髄反射のようにハイボールですから。
 それが何とかならないかと、ついキツく書き過ぎてしまいました。
 申し訳なく思っています。

 実際、お手頃な値段のウイスキーで、ストレートでは原酒の若さによるアルコールの刺激が辛すぎてキツいのが、ハイボールにすると気持ちよく飲めたりします。
 いくらハイボールの過剰なブームが気に入らないからと言って、ハイボールを全否定してはいけませんよね。
 気をつけます。

黒沢一樹 | URL | 2020-05-24(Sun)18:16 [編集]


偏りすぎ

すみません、古い記事に。たまたまここにたどり着いたものですから。

言いたいことはわかります。でも、今ではスコットランドを含む英国文化でも、炭酸で割ることは一般的です。英国に行かれたことはありますか?

私は毎年何回も英国、米国、アジアと、年間の三分の1は海外ですが、炭酸割りはどこでも頼まれていますし、どこでもビールは冷えています。

英国のパブではビールが冷えてない!などとわけ知り顔の人もいますが、英国人が日本に来て驚くのは、冷えたビールが飲めて、それが上手いことと。現地のガイドブックにも載っているほどですし、知人(もちろん一部の人間なのは承知の上で)も同意見です。

この後の記事も読んでいますが、あまりにも主観を押し遠そうと躍起になっているのが滑稽です。
あなたこそ、もう少し客観的に物事を見てみたらいがかですか?

長文、失礼しました。

クワッチ | URL | 2020-05-29(Fri)03:03 [編集]


Re: 偏りすぎ

> 言いたいことはわかります。でも、今ではスコットランドを含む英国文化でも、炭酸で割ることは一般的です。英国に行かれたことはありますか?
> 私は毎年何回も英国、米国、アジアと、年間の三分の1は海外ですが、炭酸割りはどこでも頼まれていますし、どこでもビールは冷えています。
> この後の記事も読んでいますが、あまりにも主観を押し遠そうと躍起になっているのが滑稽です。
> あなたこそ、もう少し客観的に物事を見てみたらいがかですか?


 クワッチ様、日本から出たことのない私に海外の実状を教えて下さり、ありがとうございました。
 元々性格が偏っていて、皆が「右!」と口を揃えて言うと、あえて大声で「左だ!」と言いたくなってしまう偏屈者ゆえ、わざわざ読んで下さった方に不快感を与えてしまい、申し訳ありません。

 私、ハイボールを全否定して「ハイボールなど滅びてしまえ!」と思っているわけではないです。
 ただ、今の日本では「ウイスキー=ハイボール」という空気じゃないですか。
 飲み屋でもハイボールは当たり前に出されますが、それ以外のストレート等は、バーなどに行かなければ飲めません。
「ウイスキーはストレートで飲め!」と強要するつもりはありません。
 ただ、ストレートもトワイスアップも水割りもロックもハーフロックもミストもある中の一つとしてハイボールもあるなら良いのですが、今の日本ではほぼ皆が「ウイスキーはハイボールで飲むもの」と頭から信じていますよね。
 それが皆が「右!」と口を揃えて言えばあえて「左!」と言いたくなってしまう偏屈者にはカチンと来てしまうのです。
 空気は読まないし、読んで皆に合わせることを強要されるのも嫌いなんです。

 こんな性格のせいで「周囲はほぼ敵」で、一人で大勢と戦う為に、つい言い方がキツく、極論に走ってしまうのです。
 クワッチ様に滑稽と笑われぬよう、もう少し穏やかに、中立的にものを書くよう心がけます。


黒沢一樹 | URL | 2020-05-31(Sun)16:09 [編集]


私はハイボール大好きです。特に香りの強いアイラモルトの炭酸割、最高じゃないですか。
つい最近ウイスキーそのものの魅力に気づき、少しずつバーに行ったり、少し良いウイスキーを買い始めた私にとって、本当に良いウイスキーというのはどんな飲み方をしても美味しいものなんだと実感しています。ハイボールもストレートもトワイスアップもロックも大好きです。例え何十万もするようなウイスキーであっても、どんな飲み方をしてもその価格に相応しい味がするはずです。
投稿者さんが言っている『もったいない』という考え方は至極真っ当だと思います。しかし、嬉しいことに世界中のウイスキーが豊富に輸入されてくる日本で築かれた『ハイボール』という文化を容易く見限ってしまうのはそれこそ『もったいない』のではないでしょうか。
ストレートで飲んだこのウイスキーが美味しいから、じゃあ次はハイボールで飲んでみよう、反対にハイボールで飲んだあのウイスキーが美味しいから次はストレートでいってみようかな、というような気楽な感覚でウイスキーを楽しむのも良いと思いますよ。
投稿者さんが、このハイボールは美味しいな、と思えるようなウイスキーに出会えることを願っています。

| URL | 2020-07-29(Wed)07:20 [編集]


Re: タイトルなし

> 私はハイボール大好きです。特に香りの強いアイラモルトの炭酸割、最高じゃないですか。
> 本当に良いウイスキーというのはどんな飲み方をしても美味しいものなんだと実感しています。ハイボールもストレートもトワイスアップもロックも大好きです。例え何十万もするようなウイスキーであっても、どんな飲み方をしてもその価格に相応しい味がするはずです。
> 日本で築かれた『ハイボール』という文化を容易く見限ってしまうのはそれこそ『もったいない』のではないでしょうか。





 ご丁寧なコメント、ありがとうございます!
 戦国末期に日本に来た宣教師は、日本人について「軽い酒が好きな陽気な民族」と評していました。
 確かに日本人は、アルコール度19~20%に出来る日本酒にすら加水して、15~16%にして飲んでいますよね。
 本格焼酎も、25%のを6:4程度のお湯割りにして飲んでいますし。
 少なくとも奈良時代から千数百年もそうした酒を飲んできた日本人に「度数40%以上のウイスキーを、ストレートで飲め!」と要求する方が無理で無茶なのかも知れません。
 そんな日本人に、ハイボールはちょうど合っていたのでしょう。
 そして以前に流行っていた水割りより、ハイボールの方が明らかに味も香りも立って美味しい。
 ハイボール、頭から否定しないようにします。

 わかっているんですよ、ハイボールも良いウイスキーを使うほど美味しいことと、ハイボールにすればストレートや水割りでは「不味い」と言い切れる安物ウイスキーも意外に飲めてしまうことも。
 あと、一部ですが、何故か水割りの方がハイボールより美味しいウイスキーもあったりして、ウイスキーの奥深さには驚かされます。

 ウイスキーは何年もの樽熟成が必要なので、何年先もの需要を予測して生産しなければなりませんから、「売れなくても困るけれど、売れすぎても困る」というのが難しいですよね。
 今のウイスキーが一時期のブームで終わらず、長続きしてくれることを祈ります。

黒沢一樹 | URL | 2020-08-02(Sun)15:31 [編集]