
私、小学校の低学年の頃から本当に読書が好きです。
脳内の空想の世界で遊ぶのが、本当に好きです。
だって仕方ないじゃないですか、チビだし、顔も良くないし、生まれつき病弱で体力も無いし(今も障害者手帳を持っています)。
現実の世界で良い目を見られないから、せめていろいろ想像して心を癒すしかないのですよ。
私は「脳内の空想の世界で遊ぶ」ということを知っているので、ずっと一人でも、本さえあれば全く退屈しません。
だから「寂しいから一人でいられない」とか「外に出て誰かと何かしていないと退屈でならない」という人が存在することが、頭では理解できても心ではわからないんです。
私、何日も一人で誰とも会わずに家でじーっとしていても、本さえあれば全く平気です。
本を読むだけでなく、マンガを読むのも映画を見るのもゲームをするのも好きです。
好きなんですよ、一人遊びが。
どうぞ「寂しいヤツwwww」と笑って下さい、私は本当に一人でも平気なんで。
これでも若い頃は写真に打ち込み、それも女の子ばかり撮っては「いーよ、いーよ、綺麗だね! 今度は顔を少し傾けてー、うん、オーケーオーケー、可愛い!」とか調子の良いことを、恥ずかしげもなくペラペラ喋っていたりもしたんですよ。
女の子を前にしてカメラを持つと、こんな軽い言葉が本当に自然に次々と出て来るんです。
それでいて「丸一日誰とも会わずに一人で読書に没頭しているのも好き」という面もあるのだから、私は変なヤツです。
と言うか、私は女好きなのに、本質的には女性にマメでは無いんです。
デートはデートで楽しめるし、女性との会話も全く苦にしないのだけれど、「何日もずっと一緒にいる」とか「こまめに連絡を絶やさずにいなければならない」となると、いつも面倒くなってしまうんです。
だから彼女が出来ても、いつも結局はフラれるのですよねwwww。
でも物語の世界で空想に浸るのは、本当に楽しいです。
チビで顔が良いわけでない上に病弱で。
そして年子の姉と比べられては「出来損ないの弟」と言い続けられて育って。
それで世を拗ねて、『ヱヴァンゲリヲン』のアスカや『機動戦艦ナデシコ』の星野ルリのように人は皆バカと見下して生きてきた私を救ってくれたのが、脳内にどこまでも広がる空想の世界だったのです。
私はかつて「地元の病院では無理だから」と、県外の大学病院で大手術を受けたことがあります。
手術には七時間半かかり、入院も二ヶ月半しました。
その時も私、スーツケースに文庫本をギッシリ詰め込んで持って行きました。
本さえあれば寂しくないし、不安も無いんです。
むしろ「遠くだし、大変だからいいよ」と、家族にも見舞いを無理しないよう言ったくらいです。
私は自分の想像力に随分救われたと思うし、本があれば今後も一人で生きて行けると思います。


