空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

姉系はビミョー④・“イイ人達”は敵

 ただ黒沢が中高校生の頃は、今みたいに引きこもりとか当たり前じゃなかったからね。不登校なんてただのズル休みとしか思われなくて、そんな事したら校内で大問題になっちゃう。
 だから黒沢の少年時代には不登校って選択肢も無く、周囲から孤立してどれだけ白い目で見られても、毎日登校し続けて、周りの皆と闘い続けなきゃならなかった

 闘うって、「ナニ大袈裟なこと言ってんだよ」って思う人もいるだろうね。
 でもそれは決して大袈裟ではなくて、事実黒沢は小中学生の頃には、イジメの対象になってた時期もあったよ。だって周囲から浮いてる変わり者で、物言いはエラソーだし、しかも小柄で童顔ときてるしね。

 よくさ、「イジメには当然報復すべき!」とか「イジメは、イジメられる方にも原因がある」とか、2chなんかでも激論になってるよね。
 黒沢は実際イジメに遭った方だから、立場としては「報復無罪」って方に近いかな。
 でもそれとは反対に、周りと合わせない変わり者はイジメられて当然って言い出すヤツ、絶対出て来ると思う。
 そーゆー集団行動万歳で“自分”ってモノが無い人にも解りやすく言うと、「殴る蹴るは暴行で、モノを壊したり隠したりも窃盗なり器物破損という立派な犯罪です」というコト。
 実際に手を出さなくても、脅迫とか恐喝って犯罪にもなりうるしね。そこまで行かなくとも、名誉毀損とか侮辱罪って罪もあるし。さらに付け加えると、言葉で相手を追い詰めた結果、精神を病ませてしまった場合にも、傷害罪が適用されるんだよ。

 でも周りと変わっていようが、周りの空気に合わせなかろうが、日本の法律のドコを見ても何の罪にもならないよね。
 だからイジメをする人は犯罪者で、変わっていようが空気を読めなかろうが、それは全然罪じゃない……ってこと。それを考えれば「イジメられる方が悪い」という屁理屈が通用するかどうかくらい、いくら脳に皺の少ない集団行動至上主義者たちでも解るよね?
周りと合わせないし変わってるから、みんなでイジメちゃおう」なんてのはね、ただのリンチで犯罪行為でしかないの。

 でも現実にはイジメは学校から無くならないし、イジメに遭ってても誰も助けてなんかくれない場合が多いからね。
 だから黒沢はイジメられた時は「目には目を」で、暴力には暴力で応じたよ。正当防衛って言うより、下手をすれば過剰防衛かも知れない。

 繰り返すけど黒沢は小柄で、顔も童顔系で全然凄みとか無かったからね。当然ナメられやすいし、そして学校での人間関係って、「コイツならイジメても大丈夫」って一度認識されたらもうオワリと言うか、卒業するまで奴隷も同然の運命が待ってるよね?
 だからそうされないように、黒沢は暴力をふるわれた時には、体格も腕力も度外視してとことん反撃したよ。相手の方が圧倒的に強かろうが、何発殴られようが、ブッ倒れても起き上がって狂ったように反撃するの。
 いや、それでも体力差が歴然とあるから、勝つとかは出来ないんだよ。けど「コイツに手を出すと、キ○ガイみたいに反撃して来やがるから、ブッ殺すくらいの覚悟でかからなきゃダメ」みたいに思わせちゃえば、相手の方が腰が引けて来るんだよね。
 だっていくらイジメっ子でも、人殺しにまでなる覚悟のある奴なんて、殆どいないからね。いくら気に入らないイジメてやりたい奴がいても、それより自分の将来の方が大切だもの。

 おかげさまで、中学時代の黒沢のあだ名のうちの一つには、差別用語になっちゃうけど“テ○カン”ってのもあってさ。だってチビがHP無視で学校のDQN達と喧嘩するんだもの、「キ○ガイがキレて“発作”を起こしやがった」くらいの勢いでキレてかかんなきゃ立ち向かえないよ。
 でも中には、後先のことなど考えないDQNもいるからね。だからマジで命の危険を感じて、護身用のナイフ持参で登校していた時もあったくらいでさ。
 何しろあの頃は校内暴力全盛の時代だったから、学校もかなり物騒だったんだよ。
 ……この時の黒沢って、殆どもうナントカに刃物、ってヤツだったかも。

 イジメはもちろん、する方が悪いに決まってる。
 でも学校みたいに狭くて小さな世界でも、先生は頼りにならないし同級生も誰も助けてなどくれなくて、自分の身は自分で守るしかないのが現実なんだよね。
 だから取るべき道は、平たく言えばまあ「暴力には暴力で」ってコトなんだけど。

 戦争の問題でも犯罪の問題でも、「暴力は絶対イケナイ、話し合えば解り合える」なんて言う人が絶対いるけどさ。そしてそーゆー人達って、ホントみんなウンザリするほど“イイ人達”なんだよねえ。
 でもそのテのキレイ事をスラッと正気で言えちゃうイイ人達って、黒沢は生理的に好きになれないんだ。だってそういうイイ人達の“善意”と“人を信じるキモチ”が、この世の中を被害者の苦しみより加害者の人権を尊重しちゃうような、ワルと犯罪者に優しい社会にしちゃってるからね。

 黒沢も含めて、人間の心には“悪”の部分も絶対あるんだよ。だからキミが「どう思いたいか」っていう理想や願望はどうあれ、現実問題として“悪いヤツ”は間違いなくいるし、それは仕方ないと言うか当然のことなんだよね。
 確か二十人に一人だったかな、“良心のない人間”って一定の確率で間違いなく存在するんだ。
 良心のない人間って、まあ悪人って言っちゃっても良いと思う。
 だから現実問題として、自分だけでなく家族や友人を、そうした悪人から守らなきゃならないワケで。
 と言うか、周囲に危害を加える良心のない人間が存在するとしたら、まず排除して隔離するしかないじゃん。現に今被害に遭っている、弱い立場の人を守る為にね。
 ハイ、綺麗事がキライな黒沢は、“排除の論理”を否定シマセン。

 って言うと必ず「ジンケンがどうのこうの……」って言い立てる輩が湧いて来るけどさ、「加害者の人権」と「何の罪もない被害者の安全と人権」とでどちらが優先されるべきか、そこに議論の余地など無いと思うけど?
 なのにそれでも、本当にワルい人なんて、世の中に誰もいないんだ。彼らは悪い家庭環境や社会によるギセイ者なんだ」なーんて寝ボケたことを言う“イイ人達”がいるから、結果的に悪がのさばっちゃうんだよねぇ……。

 女子高生コンクリート詰め殺人事件。
 光市母子殺人事件。 
 市川市一家四人殺人事件。
 名古屋アベック殺人事件。
 北九州監禁殺人事件。
 本当に悪い人なんて誰もいない、悪いのは社会や環境であって、気持ちを理解して温かく見守れば必ず立ち直れる。本気でそう信じてる人は、上に挙げた事件をググってみるとイイよ。

 極論だとわかってるけど、「世の中から戦争や犯罪やイジメが絶えないのは、そういう“イイ人達”がいるせいじゃないか」って黒沢は思ってる。だってそういう悪に甘く罪を簡単に許しちゃう“イイ人達”が、結果的に社会を悪人に有利にして、悪をより大きく育ててるんだもの。
 例えばもしヒトラーや北の将軍サマの“善意”を信じて、彼らの言い分を聞き入れていたらどうなるか。それを想像してみれば、悪いヤツに甘い受容的な態度で接したらどうなるかも、簡単に解るよね。
 ヒトラーも女子高生コンクリ殺人のクソガキも、化け物でも悪魔でもないからね。キミや黒沢と同じ“人間”なんだよ。
 そして人間には良心のないヤツが、少数だけど間違いなく「いる」のだよ。この同じ社会の、キミの隣にもね。

 でも黒沢が繰り返し言う「人間の善意を信じるイイ人達」には、その現実がどうしても理解できないんだよ。「理解できない」というより、主義や理念から理解することを頭から拒絶しちゃうんだよね。
 ヒトラーやスターリンのした事や、或いは女子高生コンクリ事件や市川の家族四人殺し事件など、現実に起きた話をいくら聞かせても、「信じられない、そんな人がいるなんて!」の一言で切り捨てて、後は耳を塞いでその話を聞くことすら拒絶しちゃうんだよ。

信じられない!
 ってのは、何とも便利な魔法の言葉でね。その一言で自分が認めたくない人間の醜い部分から目を背け、自分の美しい理想に合わない悪鬼のような存在は、人間の範疇からキレイに除外してのけちゃう
 いい気なもんだよ、悪いヤツがどれだけヒドい事件を起こそうが、ただ「信じられない!」の一言で、自分の甘っちょろい人間観や「人の善意を信じたいってキモチ」を守り通しちゃうんだから。
 こんな“良い人達”がいるから、結果的に悪が社会からちっとも減らないんだよね。

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