空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

棄権、絶対ダメ!

 この年末の忙しい時期になって、多くの人は予想もしていなかったであろう衆議院の総選挙が行われることになった。

 驚き、そして困惑しているのはおそらく黒沢だけではあるまい。
 まず、この時期に衆議院を解散する意味も理由もわからない
 そしてまた、貴重な一票を投ずべき党も候補者も見つからない

 衆議院の議席では圧倒的多数を誇る自民党だが、政党支持率で言えば三割強と、過半数を大幅に下回っている
 安倍首相と自民党は、選挙結果による議席数をもとに「民意を得ている」と胸を張るが、実のところを言えば「安倍自民党を不支持の人が過半数以上」なのだ。三百に近い今の自民党の議席数は、小選挙区制というマジックの結果に過ぎない
 もし選挙が得票率に応じて議席を配分する比例代表制のみで行われたなら、自民党の議席は間違いなく過半数を遙かに下回るものとなり、政権の保持すら難しかっただろう。

 有権者で最も多いのは自民党ではなく、実は「支持政党なし」の無党派層なのである。
 国民の多くが無党派層になってしまう理由は、黒沢にもよくわかる。何しろかく言う黒沢自身が現時点では「支持政党なし」だからだ。

 はっきり言うが、黒沢の政治思想は保守だ。サヨクやリベラル派の人々の言う現実を無視した綺麗事は反吐が出るほど嫌いで、国防は重要だし、日本社会の良き伝統も守るべきだと思っている。
 だから20世紀の間は、黒沢は一貫して自民党を支持してきた
 しかし21世紀に入り小泉政権になり、一部の強者だけを富ませて弱者を容赦なく切り捨てる、いわゆる新自由主義に大きく舵を切って以来、黒沢は自民党に票を入れたことは一度もない。
 小泉純一郎は首相だった頃に「自民党をブッ壊す!」と大見得を切ったが、小泉純一郎が自民党を大きく変質させてしまって以来、黒沢は自民党を見限ったと言っても良い。

 小泉元首相や安倍現首相が強力に押し進める新自由主義的な政策には、黒沢は絶対に反対である。
 さりとて石原慎太郎や橋下徹が主張するような、過激な極右思想にもただ嫌悪しか感じない。
 かと言ってサヨクに転向したわけでもなく、黒沢の思想は相変わらず保守のままである。
 そしてまた黒沢は大の宗教ギライで徹底した無神論者だから、宗教政党に票を入れるくらいなら「死んだ方がマシ」と本気で思っている。
 ゆえに本当に票を投ずべき党と候補者が全く見当たらず、選挙の度に本当に困っている。

 黒沢と同様に「票を入れたい党も候補者も見つからずに困っている人」は、自民党を含めたどの政党の支持者より多いのではないだろうか。
 今の政権もウンザリだが、サヨクでも某新興宗教の信者でもなく、民主党があてにならないこともよーくわかっている。維新の会(維新の党)やみんなの党や石原サンの党も最近ではメッキが剥がれて来ていて、口先と勢いだけの見かけ倒しの集団であることが明らかになってきた。そう感じて政治と政治家の現状に絶望すら感じている人達も少なくないのではないだろうか。
 ね? 今の安倍自民党の強者優先の新自由主義的政策に反対でも、「サヨクでも極右でも、あの宗教の信者でもない人」にとっては、票を入れるべき党と候補者が本当に見つからないんだよ。
 だから選挙が盛り上がらず、「投票に行くのも馬鹿馬鹿しいし、面倒くせえ」という話になって、結局棄権してしまったりするんだよね。

 でもいくら入れるべき党や候補者が見つからなくても、黒沢は「棄権だけはいけない!」と声を大にして言いたい。
 何故なら無党派層で「支持する政党も票を入れたい候補者もナシ」の貴方が棄権して投票率が下がれば、組織票を持つ党と候補者が楽に大量に当選し、そして彼らが「我らは国民に信任された!」と胸を張ることになるからだ。で、その後の国政も、すべて彼らの思うままに動かされてしまう。
 そして国の政治が妙な方に動かされてしまったとしても、国民の権利である投票権を自ら捨て棄権した者には、不平や不満を言う権利は何もないのだ
 だからこそ有権者の義務として、棄権だけは絶対にしてはならない
 投票せぬ者、政治に一切の不平を言うべからず
 これは、民主政治の鉄則だと黒沢は信ずる。

 黒沢はサヨク嫌いの保守だが、小泉純一郎や安倍晋三の率いる21世紀の自民党も大嫌いだ。そして橋下徹や石原慎太郎らはもっと嫌いだ。さらに宗教政党も大嫌いで、民主党にも失望している。
 だから本当に、票を入れるべき政党も候補者も見つからずに、選挙の度に困惑している。
 しかし黒沢は、棄権だけは決してしていない。毎回必ず投票に行き、支持できる党も候補者も見つからなくても、消去法でどうにか選んだ党と候補者に一票を入れている
 小泉純一郎や安倍晋三の押し進める、「この国を派遣さんだらけの格差社会にし、一握りの強者をより富ませる為の自民党政治」に歯止めをかける為の批判票を、いろいろよく考え抜いて入れ続けている。「野党でもただアジって人心を煽るだけの極右政党でなく、今より少しでもマシな政治をしてくれそうな党と候補者はどこだろうか?」とね。

 少なくとも黒沢は選挙には必ず行き、どこかの党と誰かの候補者の名前を書いて票を投じている。
 だが「棄権したくはないが、投票したい党も候補者も本当に見つからないんだ」という人も、現実に少なからずいると思う。
 しかしそれでも、棄権だけは絶対に止めてもらいたい。
 何故ならば貴方の棄権は組織票をより強くし、そしてその選挙結果を貴方自身も是認したことになるからだ。
 棄権の影響は、ただ貴方の一票が減っただけではとどまらない。世の中には縁故や上司や神様wwwなどの意志に動かされて、雨が降ろうが嵐が来ようが特定の政党と候補者に必ず投票する人達が少なからずいて、棄権する人が増えれば増えるほど、その人達が推す党と候補者たちが当選圏内に近づく結果になるのだ。
 だから自民党のある元総理は、「無党派層は寝ていてくれた方が良い」とまで言った

 それは単なる暴言ではなく、本当に選挙の真理なのだ。投票率が下がり、棄権する無党派層の有権者が増えれば増えるほど、組織票のある政党と候補者がより有利になって行く
「票を入れたい党も候補者も無いから」と棄権してきた無党派層の者たちに聞きたい。
 それで良いのか、本当に?
 我が国の選挙が組織票によって決まり、その圧力団体によって日本の政治が動かされるままで、貴方は本当に良いと思うのか?

 そうそう、組織票や圧力団体と言えば、ヘイトスピーチで知られるあの在特会は、安倍首相の支援団体であり、安倍氏が自民党の総裁選に出馬した時も在特会のメンバーが応援に駆けつけていたことも記憶にとどめておきたい。

 棄権する人は、大まかに言って二通りに分けられる。
 これまで繰り返し述べてきたような、「いろいろ考えたのだけれど、入れたい党や候補者がどうにも見つからなくて」という人達と。そしてそもそも政治や社会に元から関心が無く、「選挙なんかオレに関係ないし、どーでもイイよ」と思っている人達と。
 現実に本当にいるんだよね、政治や選挙に本当に無知無関心で、「興味ないし、メンドクセぇ」と、折角の休日に選挙に行く僅かな手間と時間さえ惜しがるバカたちが

 あ、「忙しくて選挙に行く暇も無い人だっている」と言われるかも知れないけれど。
 でも不在者投票だって出来るのだし、「ぜひ選挙権を行使したい!」って気持ちさえあれば、その時間すら作れないことはまず無いと思うけど?
 もし「投票したいけど、本当にその時間も取れないんだ」という職場があるとすれば、間違いなく労働基準法違反のブラック企業だから、労働基準監督署に通報してやれば良いだけのこと。

 で、いろいろ考えたものの票を投ずべき党と候補者がどうにも見つからなくて棄権しようが、バカで何も考えないで投票に行く時間もただ遊んで過ごそうが、“棄権”という結果では同じになっちゃうんだよ。
 はっきり言って“棄権”は、考えて悩んだ結果の棄権と、何も考えずにただ遊んで過ごして棄権する低脳と、結果の上でまるで区別シマセン
 いつも迷った挙げ句に棄権している貴方、それで本当に良いのかな? 意識も知識も低く何も考えずに棄権しているバカ達と一緒で。

 もし「自分が棄権してきたのは、票を入れるべき党も候補者もまるで見つからない今の政治と政治家に失望しているからで、何も考えずに遊んでその日を過ごして棄権している意識の低いバカ達とは違う」と言うのであれば。
 票を入れたい党や候補者がどうにも見つからないとしても、有権者の義務と責任として、とにかく投票所にだけは足を運んでもらいたい
 そしてどの党の名もどの候補者の名前も書かずに、そのまま白票を投じて貰いたい
 白票こそが、「票を入れたい党も候補者もナシ」という貴方の意志を示す唯一の道だからだ。
 各政党や各候補者の得票数だけでなく、白票の数も選挙結果にしっかりカウントされる。だからもし「白票が最も多く、当選した議員の得票数を越えた」というような事態になれば、「有権者は、今の政党も政治家もまるで信任していない」という事実を数字で明確に突きつけることになるではないか。

 ちょっと想像してみてほしい。もしある選挙区で白票が、他の候補者達の得票数を超えたとしたら。

 山田太郎(自民・前) 152,000票
 海野弘志(民主・元) 115,000票
 川上竹男(共産・新)   33,000票
 白票            201,000票

 こうした場合でも選挙そのものは無効にはならず、山田氏が当選となるのだが。
 しかしそれでも「自分の得票数より白票の方が多かった」となれば、その候補者は胸を張って「選挙民に信任された議員です」とは言えなくなるだろう。
 もしこんな事が本当に起きたら面白いと思うが、どうだろうか。
 比例区で、白票が既存の政党の得票数を越えるような事があってもまた面白いと黒沢は思う。

 もし貴方が「いろいろ考えたけれど、票を入れたい党も候補者も無いから棄権するのだ」と言うのであれば。ただ無知で無関心な人たちのように投票に行かずに寝て過ごすのではなく、とにかく投票所に足を運んでほしい
 投票用紙には何も書く必要はない、そのまま白票を投じてくるだけで良いのだ。それで貴方のすべての政党と候補者に対する不信任の意志を、白票という数ではっきり示すことになる。
 白票と棄権は似ているようでも意味はまるで違うことを、棄権を考えている人達には是非理解して、思い直して戴きたいと切に願う。
 例の自民党の元総理が「無党派層には寝ていてもらいたい」と漏らしたように、棄権は強い組織力を持つ政府与党の思うつぼなのだ。

 黒沢自身も、票を入れたい党も候補者も見当たらなくて困っている一人だが。しかし今度の総選挙では白票ではなく、とにかく安倍自民党の暴走に歯止めをかけるべく、反安倍の方向で何とか党と候補者を選んで票を投ずるつもりだ。

 何しろ安倍首相自ら、「今度の選挙の争点はアベノミクスだ」と言っているし。
 それにまた、今度の選挙については「安倍政治の中間選挙だ」という声もある。
 一部の富裕層だけをより富ませ、庶民には物価高だけを押しつけているアベノミクス
 内閣による集団的自衛権の憲法解釈の変更や、特定秘密保護法の制定
 こういう安倍政治を是とする方は、遠慮なく与党に票を投じれば良いし。
 そしてそれら安倍的な政治すべてに否定的な黒沢は、安倍政治に最も強力に反対してくれそうな政党と候補者に票を投じるつもりだ。

 が、そのどちらの道も選べずに、「票を入れたい党も候補者もない」とお嘆きの方たちは。
 お願いだから棄権だけはせず、少なくとも投票所に足だけは運んで、そして白票を投じて今の政治家達すべてに対する不信任の意志を示してもらいたい
「無党派層には寝ていてくれた方が良い」
 元総理ともあろう人にそこまで言われても、腹も立てずに素直に「寝ていて」棄権できる人がいるとしたら、その人は「人間の資格のないバカだ」と黒沢は断言する

 さあ、来月の総選挙には、皆で投票に行こう!

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