空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

献血は、ぜひ出来るうちにしておこう!(献血せずに輸血を受けてしまった者の後悔)

 恥ずかしながら、幼い頃の黒沢は注射がとても怖かった。それで予防注射の際には、幼稚園児の頃には泣き喚き、小学生になった後は注射をしないで済む嘘の言い訳を必死に考えたものだった。
 まあ、大きくなった後はさすがに注射から逃げたりせず、顔色ひとつ変えずに注射を受けたけれど。
 それでも「注射が苦手」ってのは、大人になっても変わらなかったね。

 でさ、献血もその必要性は頭ではわかっていたのだけれど、「腕に針を刺して血を採る」ってのに、どうも抵抗があってさ。
 ……やっぱり注射が厭だったんだよね、大人になっても。
 しかも献血って、その注射針を刺したままにするワケじゃん、それも数十分も。それを思うと腰が引けてしまって、なかなか献血に行けなかった。

 そしたらまだ二十代のうちに、手術が絶対に必要な大病をしてしまってさ。
 簡単に言うと、腸の奥に出来た大きな腫瘍(約2.5kg)を摘出しなきゃならないはめになってしまって、全身麻酔で七時間半の大手術になってしまったのだ。
 で、あちこち切って、臓器に癒着した腫瘍を剥がし、そして腫瘍と臓器の間にできていた血管も切って……なんてやっていたから、とても縫って止血し切れなくてさ。
 だから術後も血は傷口からどくどく出っぱなしでさ、それで体内に溜まる血をドレーンで何日も排出し続けたよ。

 当然、手術中は輸血しっ放しだったし。
 そして手術中に大出血したらしく、術後に気がつくと腕の他に首筋にも太い輸血の管が刺さっていたよ。
 その二本目の輸血の管はすぐに外されたけれど、腕からの輸血は術後も24時間以上続けられて、黒沢の病室の枕元には、輸血のパックが段ボール箱で置かれていたくらいだった。

 ホントね、黒沢はその時に死んでもおかしくない命を、多くの方々の善意の献血のおかげで助けられたんだ。
 だから術後、ものすごーく後悔したよ。「針で刺されるのが何となくコワイ」とか思って、その必要性を頭では理解しながら一度も献血せずにいた事を。
 でね、術後は「このお返しに、何十回でも献血したい」って思ったよ。

 ……でも駄目なんだよね。
 規定で、過去に一度でも輸血を受けた者は献血出来ないんだ。「献血したい」って本気で思って、そこはちゃんと調べたよ。
 だから黒沢は、多くの方々の善意の献血をいただいた恩を、死ぬまで返すことも出来ないままでいるんだ。
 自分は多くの人から輸血を受けて命を救われていながら、当人は一度も献血をしてこなかった。この事については、本当に一生悔い続けて行くことになると思う。
 この「多くの人から血を戴きながら、自分は一度も返しておらず、そして今後も返したくても返せない」事は、本当に黒沢の人生の負い目だよ。

 人生、本当に何があるかわからないから。まだ二十代で若くたって、黒沢みたいに大病をする事だってあるんだよ。
 事故とか事件とかは、それこそいつ我が身に降りかかって来るかわからないしね。
 だからさ、他の誰かの為にでなく将来の自分の為に、献血はしておいた方が良いよ。

 今、輸血用の血が不足気味で、それも十代や二十代の若い人があまり献血しなくなっているそうで。そして一人で何十回も献血を繰り返す、一部の人達に頼っているらしいよ。
 一度も献血した事のない黒沢には、こんな事を言う資格は無いけれど、献血はホント一度でもしておいた方が良いから。
 だってさ、一度でも献血した事があれば、いつか自分が輸血をされる立場になった時に、胸を張って血を貰えるじゃん。「前に預けた血を、ただ返して貰うだけ」って
 でも黒沢のように一度も献血をした事が無いと、輸血を受けた事がずっと世間の皆様に対して“借り”のままとして残ってしまうから。
 だから「ぜひ若いうちに献血しておくと良いよ」って、二十代のうちに輸血の必要な大病をしてしまった黒沢から余計なお世話ながら言わせて貰いたいな。

 でも、思うんだけど献血の規定を、もう少し緩く出来ないかなあ。
 確かに黒沢は過去に輸血を受けた事があるけれど、B型やC型の肝炎ウイルスには感染してない……って検査でもハッキリしてるんだよ。エイズ等だって感染してるかどうか、調べればすぐわかる事だし。
 だから「過去に輸血を受けた者も、献血OK」って事にすれば、献血の量もグッと上がると思う。
 だって黒沢のように過去に輸血を受けた者ほど、献血の大事さをよくわかってるからね。

 輸血用の血が足りないと言う報道を見て、「もし輸血経験者でも献血OKなら、五十回でも百回でも献血して“恩返し”するんだけどなあ」と心から思った黒沢デス。
 日本赤十字社の関係者の皆さん、この献血の条件の緩和、ホントに何とかなりませんかね?

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