空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

今回も定番スコッチのホワイトホース

 先週はジョニ赤について書いたが、今回もまた定番中の定番スタンダード・スコッチのホワイトホースについて書きたい。

ホワイトホースP1080422

 ジョニ赤もそうだが、ホワイトホースも専門の酒屋だけでなく、スーパーやドラッグストアなどの洋酒コーナーでも売っていたりするほどありふれたスコッチだ。
 それだけにウイスキーに興味のある人で「ホワイトホースは飲んだ事が無い」という方は、まずおられないのではないだろうか。

 で、そのホワイトホースだが、香りはまず甘く、そして続いて程良いスモーキーさが続いてやって来る。甘いと言ってもカラメルのようなベタつく感じてはなく、青リンゴのように爽やかな感じだ。
 口に含んでもその甘い印象は変わらないが、同時にスパイシーな感じも受ける。
 印象としてはジョニ赤にも似ている。しかしホワイトホースの方がよりストレートでシンプルな味わいに感じる。

 そのせいだろうか。ジョニ赤はアフターテイストもかなり強く残ったが、ホワイトホースは切れが良く飲んだ後の香りも口の中にあまり長く残らない。
 比べてみれば、ジョニ赤の方がよりスモーキーで力強いだろう。しかし飲んだ後で深く呼吸をすれば、スモーキー香を伴う心地よい香りが確かに口の中に蘇ってくる。
 このホワイトホースは、キーモルトの一つにアイラ島の銘酒ラガヴーリンを使っているが、「なるほど」と頷かせる香りが間違いなくある。

 ただ、ハイボールにしたり薄く水で割ったりすると、そのホワイトホースらしい個性はかなり薄れて、他のウイスキーを使ったハイボールや水割りとあまり変わらなくなってしまう。
 ジョニ赤の場合は薄く割ってもそれに負けない“らしさ”が残ったが、ホワイトホースの場合はただのウイスキーになってしまうように感じる。

 と言っても、「ホワイトホースのハイボールはマズい」と言うわけでは決してない。
 筆者自身がハイボールや薄い水割りを好まず、ストレートやトワイスアップなどの濃いめで飲むのを常にしているために、個人的に「ホワイトホースのハイボールは物足りない」と思うだけだ。
 シングルモルトやピュアモルト、それに長期熟成したウイスキーをハイボールにして飲むと、本来の味と香りが損なわれて不味くなっているのがハッキリわかって、それはもうひどくガッカリさせられる。しかし千円ちょっとで買えるようなリーズナブルなウイスキーの場合、その原酒の若さと炭酸の効果が合わさって意外に悪くない味になったりする。
 そしてホワイトホースのハイボールも決して不味くはなく、「飲みやすいか、どうか?」で言えば間違いなく飲みやすいと言える。
 それだけに、元々ハイボールが好きな方なら、多分「ホワイトホースのハイボール、なかなかウマいじゃないか」と思うだろう。

 どちらも定番中の定番スコッチだけに、ジョニ赤もホワイトホースもどこか似た風味を持っている。
 ただジョニ赤の方がより複雑で力強くスモーキーで、ホワイトホースの方が癖が無く飲みやすいように感じる。

 ホワイトホースもジョニ赤も、千円ちょっとで買えるスタンダード・スコッチとしては大好きだし、どちらも良く出来ていると思う。
 ただ、個人的な好みをあえて言えば、ジョニ赤の方がやや好きだ。
 しかしジョニ赤はスモーキー香もはっきりあるし、アフターテイストも強く残るから、飲む人と場合を選ぶところがある。
 その点、ホワイトホースはジョニ赤ほど個性が強くない分だけ、誰にでも勧められると思う。食後に濃いめでゆっくり味わっても良し、食中酒としてハイボールや水割りにして飲んでも良し……という感じで。

ホワイトホースP1080421 ウイスキーP1080183

 筆者はこのホワイトホースも、近くの酒屋で税抜き938円で手に入れた。それも日本製のオリジナルグラス付きで、だ。
 ジョニ赤(オリジナルグラス付き)を同じ値段で買った時にも感じたのだが、これだけの品質のウイスキーを税抜き千円で手に入れられるなんて、本当に幸せなことだとつくづく思った。

 その酒屋では、同じ時にサントリーの角瓶も「ハイボールにしてお飲み下さい」と、グラスではなくジョッキ付きで税抜き1028円で売っていたけれど、筆者はそちらの方はスルーして買わずに帰って来た。
 ハイボールもウイスキーの飲み方の一つだとは思うけれど、濃いめでじっくり味わうより、炭酸で薄く割って飲む事をメーカーが強く勧めるようなウイスキーなど、筆者はちょっと飲むのは遠慮したいデス。
 でもこの日本では、ジョニ赤やホワイトホースより高いくらいの角瓶の方をあえて買う人が少なからずいる(むしろそういう人の方が多い)というのが現実なのだ。ウイスキーはあくまでも嗜好品だし、好みは人それぞれとは言え、筆者としてはこの現実にちょっと溜息をつきたくなる。
 日本人の一般常識としては、やはり「ウイスキー=ハイボール」なんデスかね、悲しいけれど。

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