空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

ウイスキーを使わないハイボールを飲んでみた(タカラ焼酎ハイボール・ドライ)

 筆者は「ウイスキーは大好きだが、ハイボールは好まない」という、ハイボールが人気で「ウイスキーと言えばハイボールにするのが当然」というムードさえある現在の日本では、かなり少数派の人間だが。
 しかしここのところ、筆者は当ブログでハイボールとハイボール缶の事ばかり書いている。
 そしてそれには、ちょっとしたわけがある。

 誰の言葉かは失念したが、こんな名言がある。
ある意見を抱いたら、同時に正反対の考えも思いつかない者は知的とは言えない
 例の安保関連法案についても、貴方自身が反対でも賛成でも良い。
 しかしただ賛成あるいは反対と叫んで、「反対するのは中韓に媚びる売国のサヨクだ!」とか、「賛成するのは戦前に戻したい右翼の軍国主義者だ!」とか一方的に決めつけるのではなく、「なぜ反対(賛成)するのだろうか」という事もきちんと考えてみない者は知的とは言えないという事だ。

 白状するが、筆者は以前はかなりのミリオタだった。
 と言っても銃剣突撃がお得意で、バンザイ突撃やら自爆攻撃やら神風特別攻撃やらを兵士らに強要した大日本帝国軍には、同じ日本人として申し訳ないが、何のシンパシーも感じない。
 で、少年の頃の筆者が夢中になったのは、事もあろうにあのナチスドイツ軍だったのである。

 ドイツ軍は凄いぞ、ティーガー重戦車だの、ジェット戦闘機だの、無敵の新兵器を開発して。迷彩服やアサルトライフルや対戦車ロケット砲などの、現代では当たり前になっている装備を開発して最初に採用したのも、あのナチスドイツ軍だ。
 そして指揮する将軍たちにも名将が多く、巧みな戦術で、少数の部隊で数に勝る敵を撃ち破った事も少なくない。

 で、最初はそのドイツ軍をただ「すごいなー!」と憧れの目で見るだけだった。
 だがそのうち、ただ「ドイツ軍、かっこいい!」だけでなく、「ナチスとは何で、ヒトラーとは何者なのか?」という事もじっくり考えるようになり、さらに「ナチスとヒトラーが目の敵にしたユダヤ人とロシア人とは、どんな人達なのだろう?」という事も、深く考えるようになった。

 それで今では、「前線で戦ったドイツ軍は兵士としては勇敢で有能だが、ヒトラーは悪だしナチズムは絶対に否定すべき」と思うに到った。
 そしてユダヤ人とロシア人についても、「良い人や素晴らしい人が大勢いる」とわかるようになった。

 誤解しないで貰いたいが、筆者は強権的なソビエト政府やロシアの現政権や、パレスチナ人を酷い目に遭わせているイスラエル政府は嫌いである。
 しかしロシア人とユダヤ人の多くには好感を持っていて、「良い人が大勢いる」と思っている。

 戦車のプラモデルや戦争映画などの影響で、少年の頃にドイツ軍マニアのミリオタになってしまった筆者であるが。
 しかしその課程でいろいろ調べて深く考えてゆくうちに、やがてヒトラーとナチスは大嫌いになり、ユダヤ人やロシア人に親近感を抱くようになってしまった。

「なぜドイツとナチスはユダヤ人とロシア(ソ連)を敵視したのだろう? ユダヤ人やロシア人とは、どんな人なんだろう? そしてナチズムとは何なんだろう?」
 ただ「ドイツ軍、カッコいい!」で終わらせるのではなくて。
 このように「なぜ?」と「どうして?」という疑問を突っ込んで考えて行くと、子供の戦車のプラモ作りからナチズムやユダヤ人問題やロシア人についての考察にまで、思考が広がる事もあるのだ。

 だから筆者は、近年の日本でのハイボールの流行についても、ただ「俺はハイボールは嫌いだ!」で終わらせたくはなかった。
 筆者がハイボールを嫌いなのは間違いのない事実だが、多くの日本人がハイボールを好んでいるのもまた事実である。
 それを「好き嫌いは個人の問題で、他人がとやかく言うものではない」と切り捨ててしまったら、知識や体験が広がらないし、ハイボールを好きな人と嫌いな人の間で相互の理解が広がらないではないか。

 筆者はハイボールは好まない。
 しかし「好きだ」という人達の意見や味覚も知りたいと思う。
 だから「ああ、やっぱり好きになれないや」とか文句を言いながら、またハイボールを飲んでみるのである。
 で、今回はタカラ焼酎ハイボール・ドライを飲んでみた。

タカラ焼酎ハイボールP1080896タカラ焼酎ハイボールP1080897

 ウイスキーはいつもトワイスアップやストレートなどで、その濃い味と香りを楽しみながらチビチビ飲んでいる筆者にとって、何倍にも薄めハイボールにしてゴクゴク飲んでいる人達は、「本当はウイスキーをあまり好きではないのでは?」というように思えてならなかった。
 実際、ハイボールにしてみると、例え1:3程度のやや濃いめで割っても、香りは殆ど飛んで無くなってしまうし、味もかなり薄まってしまって、あの豊かで濃く複雑な香りと味が台無しになってしまっているように思えるのだ。
 ただ、アルコール度数だけでなく味や香りのキツさも薄まって、かなり飲みやすくなっているのも事実ではある。

 それでウイスキーは濃いのが好きな筆者は考えたわけだ、「ウイスキーと言うとハイボールしか飲まない人達は、本当はウイスキーをあまり好きではないのでは?」と。
 筆者にとっては、アルコール度数9%のサントリーの角ハイボール缶〈濃いめ〉でも、かなり「薄め」に感じたが。
 しかし同じサントリーの、度数6%でしかもスピリッツも加えられているジムビームシトラスハイボール缶でも、ウイスキーの味は確かに感じられた。
 それで筆者は考えたのだ、「炭酸で何倍にも薄めなきゃウイスキーを美味しく飲めないのなら、いっそウイスキーなど使わず焼酎でハイボールにした方が、より“すっきりアルコール”として楽しめるのではないか?」と。
 で、あえて一滴のウイスキーも入っておらず、果汁の味も付いていないタカラ焼酎ハイボール・ドライを飲んでみた。

 感想デスか。
 まさに「ウイスキー入りのハイボールから、ウイスキーだけを抜いた感じ」デシタ。
 下手に薄~くウイスキー味の付いているハイボールより、間違いなくスッキリしていて飲みやすいように感じた。
 だから「ウイスキーはロックやストレートでも、ハイボールでも飲む」というのではなく、「ウイスキーはハイボールか薄めの水割りでしか飲まない」という方は、いっそウイスキーの入らない焼酎ハイボールの方がスッキリ美味しく飲めるのではないかと思う。

 しかしこのタカラ焼酎ハイボール・ドライは、ドライとは言うものの、焼酎をただ炭酸で割っただけでなく、糖類と酸味料もしっかり加えられているからね。飲み口こそウイスキー入りのハイボールよりスッキリしているものの、口の中に甘さが何となく残り、後口はビールよりサッパリしない感じだ。
 甘いものはおかずにしたくないし、甘いものを飲みながら食事もしなくない筆者としては、「食中酒には、タカラのこの焼酎ハイボール・ドライよりビールの方が良いのでは?」と言いたくなる。
 けど「甘いのも厭だけれど、ビールの苦さも厭だ」となると、やはり酎ハイでなくウイスキーを使ったハイボールが良い……という事になるのかなぁ。

 とは言うものの、ウイスキーを使ったハイボール缶にも、糖類や酸味料を使ったものが多いからね。そうしたハイボール缶は、飲むと何とも言えない甘さが口の中に残るよ。
 となると、「ゴクゴク飲める炭酸系のすっきりアルコールが欲しいけれど、甘いのも苦いのも厭だ」という人達は、手頃な値段のウイスキーと炭酸水を買って来て自分で作るか、角ハイボール缶〈濃いめ〉を飲むしか無いかな。
 同じサントリーの角ハイボール缶でも、普通のはレモンスピリッツだの酸味料だの食物繊維だのいろいろ入っているし、トリスのハイボール缶は通常のものだけでなく〈濃いめ〉の方でも、糖類と酸味料に加えて香料まで入っているのでご注意を。
 角ハイボール缶〈濃いめ〉は、ウイスキーと炭酸水だけで作られている、数少ないハイボール缶デス。

 そうそう、筆者はウイスキーなどいろいろなお酒のことを、独断であれこれエラソーに書き連ねているせいで、このブログを目にした一部の方から、アル中の廃人のように思われているようだが。
 以前にもこのブログで書いたが、実は筆者はアルコールにかなり弱い体質なのだ。
 実際、日本酒を飲めばただ盃に一杯飲んだだけでも、顔がしっかり赤くなってしまうくらいだ。そして少しでも飲み過ぎると、すぐに頭が痛くなってしまう。
 だから「酔う為に飲む」など、筆者にはとても考えられない事である。
 筆者にはマゾの性癖は全く無いから、酷い頭痛と吐き気に苦しんでもなお過度の飲酒が止められない人の気持ちが、本当に全くわからない。
 良い酒を、ほんのちょっとだけ、ゆっくり味わって飲むのが、筆者の流儀である。

 だから酒のことをあれこれエラソーに語っている割に量は飲んでいないし、酒にお金もかけていない。
 何しろ筆者の場合、700mlの普通のウイスキーを一瓶飲み切るのに半月近くかけているのだ。そこそこ良いウイスキーを飲んでも、財布はさほど痛まない。
 さらに筆者は外で飲み歩くことが少なく、増してや女性がサービスしてくれるようなお店には、無理に誘われでもしなければ絶対に行かない。
 筆者にとって酒は手酌で充分で、「美人にお酌されたお酒は美味しい」という感覚が全くわからないのだ。

 いや、筆者はゲイでは無いし、綺麗な女性は大好きなのだが。
 この際だから言うが、筆者はまだ未婚だが複数の女性とお付き合いをしてきていて、魔法使いになる資格はとうの昔に無くなっている。
 ただ“玄人童貞”なのである。
 風俗関係のお店には本当に全く行った事も無いし、利用したいと思った事も無い。女性とはただ「好きだ!」という気持ちでしか交際した事が無いし、女性をお金で買う男の気が知れないと、心から思っている。
 だからキャバクラとかに行って、札ビラを切ってモテているつもりになっている男の気持ちが、同性ながらまるでわからない。

 風俗店や女性がサービスする飲食店で、「自分がモテているのではなく、お金がモテているのだ」となぜわからないのか、それが不思議だ。
 そして自分自身でなくお金でモテていて何故それが気持ちイイのかも、筆者には理解できない。
 ホリエモン氏を見ればわかるように、お金があれば女性にもモテるだろうが、群がって来るのはどうせカネ目当てのビッチに決まっているではないか。だから筆者は、お金が無くても相手をしてくれるまともな女性こそ選びたい。

 というワケで、元々量も飲めず、綺麗な女性のいるお店にも自分からは決して飲みに行かない筆者は、酒は家で好きなものを自分のペースで少しずつ飲む事が殆どだ。
 お金もあまりかからないし、飲んでもほろ酔い程度になれば充分に楽める。
 と言うか、二日酔いに苦しみ、それだけでなく酒の上での失敗を重ね周囲の人々にも迷惑をかけても大量飲酒が止められない人の気持ちが、筆者には全くわからない。
 だから飲んでは周囲の人にからみ、イッキ飲みなどを強いるアルハラ人間には、ただ「死んでしまえ!」としか言えない。

 しかし今の日本には、まだ皆で酒を飲む事で仲間意識を持ち、飲めない者は仲間外れにする空気が確実にある。
 少しの酒で酔ってしまう筆者などは、大学のコンパや職場での飲み会で、本当に厭な思いをしてきたよ。「先輩の酒は飲むものだ!」とか、「潰れるまで飲まなきゃ駄目だ」とか、あるいは「酒に弱い者などいない、吐いてまた飲んで強くなるものだ!」と固く信じているバカが、特に強い立場の年長者の中に確実に居るからね。
 だから酒に弱い体質の者は、日本では間違いなく損だと、筆者自身そうした酒に弱い者の一人として痛感しながら生きてきた。

 だが酒に酔いやすい事にも、メリットが無いわけでもない。
 まず、ちょっとの酒で心地良く酔える為、酒代が安くつく事である。
 そしてその分、良いお酒を買う事ができる。
 ペットボトルや紙パック入りの安酒を浴びるほど飲んで酔い潰れた挙げ句に、二日酔いに苦しむのではなく。
 良いウイスキーや純米酒や本格焼酎や副原料ナシの本物のビールなどをちょっとだけ飲み、ほろ酔い程度の良い気分になって家族との会話や、読書やテレビを楽しんで床に就くのは、とても快適で楽しい。
 酔って醜態を曝すのも、二日酔いで頭痛と吐き気に苦しむのも本当に厭だ。

 綺麗事を言っているのではない。筆者は少しでも飲み過ぎるとまずひどい頭痛がして、それでも更に飲むとどうしようもなく眠くなってしまって、本当に大量飲酒が出来ないのだ。
 そして同じアルコール度数の酒を同じ量を飲んでも、粗悪な安酒だと間違いなく悪酔いする。

 で、話はタカラ焼酎ハイボール・ドライに戻るが、こいつを飲み終わろうという頃にはもう頭痛がし始めた。
 吐き気や眠気にまでは到らなかったが。
 アルコール分7%の缶酎ハイをたった350ml飲んだだけで、軽い頭痛がし始めたのである。
 度数9パーセントの角ハイボール缶〈濃いめ〉を飲もうが、ウイスキーを自分好みの濃さで2杯飲もうが頭痛など全くした事が無かったのに、このタカラ焼酎ハイボールではたった1缶で悪酔いしてしまった。
 ついでに言うが、その晩は別に体調が悪かったわけでもない。
 とすると、悪酔いした原因として考えられるのはアルコールの質、という事になるのではないだろうか。
 それを考えると、「ハイボールを甲類の焼酎でなく、ちゃんと樽熟成したウイスキーで作るのは、勿体ないようでもそれなりに意味のある事かも知れない」と思わされた。

 お酒に強い人だったら、甲類の焼酎で作った酎ハイだろうが、ウイスキーで作ったハイボールだろうが、酔い心地に違いはないだろうけれど。
 アルコールに弱い者の一人として、「ちゃんとウイスキーを使ったハイボールより、酎ハイの方が早く悪酔いする」と断言する。
 特に女の人の場合、果物味の酎ハイをその飲みやすさに騙されてジュースのようにゴクゴク飲むと潰れてしまう可能性があるので、くれぐれもご注意を。

 と言うわけで、筆者はハイボールは好きではないけれど、酎ハイも個人的にはあまりお勧めしたくないかな。
 喉の渇きを潤すのや、食中酒に「苦くないすっきりアルコール」が飲みたい方には、やはりお気に入りのお手頃価格のウイスキーを、好みの濃さで自分で炭酸水で割って飲むことを勧めたいな。
 喉が渇いている時には氷を入れてやや薄めに、食中酒としては氷なしでやや濃いめに……という感じでね。
 けど筆者は、やはりウイスキーは食後に、トワイスアップかストレートで飲みたいデス。

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