空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

毎日新聞に寄せられた二つの人生相談から、恋愛と結婚について考える

 筆者は幾度かの恋愛(と失恋)を経験した挙げ句、かなり長いこと独身のまま過ごしているが。
 そうした適齢期を過ぎても独身でいる者たちに対し、マスコミはよく「結婚しない女、結婚できない男」という言い方をする。
 そういう発言を耳にする度に、筆者はカチンと来る。

 独身でいるアラフォーなどの女性は「結婚できるのに対し、自らの意志で独り身でいる」と肯定的に見られ、それが男性だと何故「結婚したいのに、人格や容姿や収入などに何らかの欠陥があってできないでいる」というように、否定的に見られるのだろうか。
 筆者自身について言えば、別に生涯独身で通す決意をしているわけではないけれど、女性との出逢いはあっても不運にもそれが結婚にまで至ることなく、今に至ってしまっている。

 親戚などからもよく「早く結婚しなさいよ」と言われているのだが、現実問題として独り身でいて困る事が殆ど無いから、今日に至ってもまだ婚活もせずにいる。
 筆者は得意というわけではないが、とりあえず料理くらいは一通り作れる。実際、筆者が交際してきた女性の殆どは、筆者よりも料理が下手だった。
 交際してきた中で筆者よりも料理が上手かった唯一の女性は、調理師の専門学校を卒業した半ばプロの料理人だった。
 そして掃除も洗濯も、今では機械がこなしてくれるから、上手いも下手も関係が無い。
 だから独り身でも別に困らないし、と言うよりむしろ下手な相手と結婚しようものなら、楽になるどころか家事の負担が増えるだけの話になってしまう。

 何しろ今は男女平等で、家事も分担するのが当たり前の世の中になっているからね。そして筆者は、男である筆者より家事が不得手な女性を数多く見てきた。
 で、彼女らはこう言うのだ。
「家事は出来る方がやればいいでしょ」
 と言うわけで、筆者が誰か女性と親しくなると、料理や洗い物などの家事を筆者がやらねばならなくなる事が少なくなかった。

 ならば女性が同等かそれ以上にお金を稼いでくれるかと言うと、そうでもなくて、日本の女性の殆どは「稼ぐのは男の義務」と考えている。
 実際、筆者が女性と交際した時には、食事や交通費や宿泊費や入場料などのデートにかかる費用の全部を筆者が負担してきた。
 そして相手の女性もそれを当然と思っていて、「割り勘で」とか、「次には私がお金を出すね」などと言ってきた女性はまずいなかった。

 いや、筆者自身もデートで割り勘というのは、どうも興醒めだと思っている。
 レジに行ったら自然にスッと男が支払う方が、どう見てもスマートだと思ってはいるよ。
 けどね、「おカネは男が払って当然、でも男女平等で同権だから家事は出来る方(つまり男)がやればいいでしょ」という姿勢を見せられちゃうと、その子との明るく楽しい結婚生活が思い描けなくなっちゃうわけデスよ。
 お金も出して生活を支え、かつ家事の大半もこなさなきゃならなくて……って、殆どATM兼用の下男じゃん。

 で、一人暮らしの経験の無い若い女性などよりずっと家事がこなせてしまう筆者は、イケメンでもお金持ちでも無いくせにあれこれえり好みをした挙げ句に、今もまだ独り身でいるわけデスが。
 そんな筆者の気持ちを、結婚からますます遠ざけてしまう記事が、二日続けて新聞に載ったのでアリマス。
 我が家で読んでいる新聞は、一応全国紙の毎日新聞だけれど。
 その毎日新聞のこの9月25日の人生相談のコーナーに、こんな相談が掲載されたのだ。

 彼との食事がつまらないんです。私が話しかけると、ちゃんと答えてくれるのですが、それ以外は黙って食べます。私は楽しく会話したいのです。先日、あまりにも黙って食べていたので、腹が立って殴ってしまいました。どうすれば彼と楽しく食事ができますか?(20代・女性)

 ……絶句シマセンカ。
 別に無視しているわけでもなく、話しかければちゃんと返事をしているんだよ? それで殴られるって、筆者など「その彼氏、よく耐えてるじゃん」と言いたくなってしまう。
 と言うよりむしろ、「それでも別れないでそんな女と付き合い続けるって、その彼氏はドMなのでは?」って気持ちが本音だね。
 筆者なら、殴られたというだけで、間違いなく別れるけれどね。

 例の人生相談を、男女を逆にして考えてみよう。

 彼女との食事がつまらないんです。僕が話しかけると、ちゃんと答えてくれるのですが、それ以外は黙って食べます。僕は楽しく会話したいのです。先日、あまりにも黙って食べていたので、腹が立って殴ってしまいました。どうすれば彼女と楽しく食事ができますか?(20代・男性)

 もしこんな相談を寄せたとしたら、相談者は非難されて叩かれまくりになるに違いない。
「どんな理由があろうと、女性を殴るなんて酷い!」
「貴方のしている事は間違いなくDVです、一度カウンセリングを受けなさい」
「ちゃんと返事をしている彼女を殴るなど、貴方は余りにも幼稚です」

 DVってのはさ、女性だけの伝家の宝刀ってわけではなくて。
「男に殴られるのは痛いけど、女になら殴られても痛くない」なんて事は、現実にはあり得ないのだ。
 女性が男を殴ったり蹴ったりする行為だって、間違いなくDVだ。
 仮にさほど痛くなかったとしても、「暴力をふるわれた」という事で心に傷は残るよ。男だから殴り返さず我慢したにしろ、「彼女に殴られた」という事で傷つかない男がいるとしたら、それは間違いなくドMという性癖の人間だ。

 しかもその相談者の女性は20代の若さで、「腹が立って殴ってしまいました」と言うのだから、甘えて軽く可愛く叩いたわけではない事は明白だ。
 にもかかわらず日本では、「男が女性に手を上げるのは絶対にしてはいけないDVで、女が男をブン殴るのは愛情表現」みたいな、誤った認識がなされている
 今は男女平等で同権なんだからさ、女性が「思い通りにならないから」と彼氏を殴るのも立派なDVでモラハラだ。

 しかしその人生相談の回答者で劇作家のわかぎゑふ氏のコメントは、いかにも今の日本の風潮通りでお気楽だ。
「あなたは彼を愛してらっしゃるのですね。食事中に会話をしたい。なのにできない。それが高じて殴ってしまうなんて、まるでフランス映画にでも出てくるようなシチュエーションじゃないですか」
 ……殴るのも愛、ってわけデスか、日本の女優で劇作家さんの見解によれば。
 でも「殴るのも愛してるから」というのが通用するのも女性限定で、男性がソレを言うと「フザケンナ、この最低のモラハラDV野郎!」と罵倒されちゃうんだよね。

 筆者自身について言えば、この相談者の女性の彼と同じで、食事中にはあまり喋らないタイプかも知れない。
 と言うのは、まず食べている食事を味わう事に集中したいので。
 一般的に男性は女性より同時に二つの事をこなすのが苦手で、相談者の彼も「食べるか喋るか、どちらかに集中したい」というタイプなのではないかという気がする。

 それと、回答者のわかぎゑふ氏も「人間というのは、食事時の態度にかなり個人差があります。(中略)食べることに関しては育った環境や好みでかなり変わります」と触れているが、筆者は食事中に喋ることそのものは否定しないけれど、口の中にまだ食物を入れたままモゴモゴ喋る人間は大っ嫌いだ。クチャラーと似たような、食べ物を咀嚼する音と一緒に喋られるのが不快でならない。
 だから筆者はそのような人には、「ものを飲み込んでから話して下さい」とお願いする。
 そしてそれでも聞き入れてもらえずに、相変わらず口の中にものを入れたまま話しかけられた場合には、無視して答えないようにしている。

 子供っぽい、と思われるかも知れない。
 だが「口の中にものを入れたまま喋らない」というのは、欧米でも常識のテーブルマナーだ。
 それを知らず、「食事は喋りながら楽しく食べるもの」と信じ込み、口の中にものを入れたままクチャクチャ喋るのは下層階級の人間のみだ。

 だから筆者は、テレビのコメンテーターが口の中にまだものがある状態でモゴモゴと味の感想を言うのが非常に気になっていて不快である。
 アレはテレビの放送時間の関係と、間を空けて視聴者にチャンネルを変えられないように急いでコメントする必要に迫られてしている事であって、「口の中にものを入れたまま喋るのは、下品でマナー違反なのだ」という事実を、ぜひご理解願いたい。

 欧米では楽しく会話しながら食事をしているからと、そしてテレビのコメンテーターもそうしているからと、口の中にものを入れながら喋るのは、本当にやめてほしいと思っている。
 欧米の中上流家庭では、口の中にものを入れたまま喋ると、その家庭の母親に「食べながら喋るなんて、忙しいこと」と窘められるという。

 思うに相談者の彼は、食事は話すよりまず味わいたいのと、それと口の中に食べ物がある状態で喋るのに抵抗があるのではないかと思う。だから話しかけられれば、飲み込んでから答える……と。
 で、相談者の女性は、口の中にまだ食べ物が入っていようが関係なく、喋りたい瞬間に喋らなければ気が済まないタイプの人で、「口の中にものを入れたまま喋らない、喋りたければ飲み込んでから」と教えられた事もないのだろうという気がする。
 そして「腹が立ったから彼を殴ってしまった」とか、決して育ちが良いようにも思えないし、筆者が回答者なら「別れなさい」と答えてしまうかな、その相談者の彼の為に。

 そしてその翌日の9月26日には、続いてこんな人生相談が寄せられていた。

 主人が内緒でアイドルグループのファンクラブに入っていることが分かりました。気持ち悪い存在になってしまい、視界に入ってくるだけで吐き気がします。子供が3人いるので離婚はしたくないですが、生理的に受け付けなくても我慢するしかないのでしょうか?(40代・女性)

 この日の回答者は作家の高橋源一郎氏で、高橋氏の実の母親が森進一の熱狂的なファンで、ファンクラブにも入っていたことを書いた上で、相談者の女性をこう優しく諭していた。
「いいじゃないですか、アイドルのファンになったって。しょせん、幻なんだから。ご主人も寂しいのかもしれません。察してあげてください。現実の人間に夢中になるよりずっとましですよ」

 相談者の女性が40代とすると、夫も同じ40代か、もしかすると50代といったところか。で、AKBとかももクロとかのファンクラブに入っていたら、確かにちょいと呆れられてしまうかも知れない。
 でもさー、「母娘揃ってジャニーズのファン」とか、いい年をしたオバハンで息子くらいの年の韓流スターのファンで韓国まで追っかけをしてる人、女性(特に主婦)にはかなりいるよね。
 もう孫と言っても良いくらいの年齢の氷川きよしの熱烈なファンのオバアチャン達だって、大勢いるよね。

 結局さ、傍から見れば同じなんだよ、AKBやももクロのファンのオジサンも、ジャニーズや韓流スターのファンのオバサンも
 なのにAKBファンのオジサンについては「気持ち悪い、視界に入るだけで吐き気がする、生理的に受け付けない」とまで叩く一方、自分たちが夢中になるジャニーズや韓流スターについては「ステキじゃない!」と居直ってはばからないのだから、女性の神経ってスゴいよね。

 それに比べて男は呆れるほど寛大だ。専業主婦の妻が娘と一緒にジャニーズや韓流スターに夢中になって追っかけまでしても、呆れ顔をしつつも許してしまってる。
「いい年して気持ち悪い、視界に入るだけで吐き気がする、生理的に受け付けない!」なんて暴言を吐いて毛嫌いしたり、まずしないものね。

 なのに「夫がAKBやももクロを好きになるのも、妻がジャニーズや韓流スターに夢中になるのと同じだよね?」という正論を言っても、女性にはまず通じないんだよね。「でも気持ち悪いものは、気持ち悪いの!」みたいな感情論だけで終わりで、冷静な話し合いすら出来ない女性がすごく多いのが現実で。
 女性はまず感情で理屈抜き。そしてその女性の感情の前には、正論は全く通用しない。これ、筆者が幾人もの女性と交際してきた長年の経験で、いやと言うほど味わってきた現実デス。

 繰り返し言うけれど、筆者は別に「結婚なんて絶対したくない!」などと思っているわけではないよ。
 ただ家事能力は一応あるから独身でも暮らしには何も困っていないし、焦って妥協してまでする必要を全く感じていないのだ。
 むしろもし不出来な妻と結婚などしてしまったら、余計な負担が増えてより不幸になるだけ……という感じで。

 そして毎日新聞に二日続けて掲載された人生相談は、そんな独身生活をこじらせかけている筆者の結婚に対する見方を、より冷ややかにさせてくれマシタ。
 食事中に喋らない彼を殴る20代女性に、アイドルのファンになった夫を「気持ち悪い、視界に入るだけで吐き気がする、生理的に受け付けない」と毛嫌いする40代の妻って……女性と共に暮らす事って、本当に息苦しくて耐える事ばかりなんだね。

 でも思うのだけれど、筆者のように家事が人並みに出来る男って、女性にとって結婚相手としてはなかなか厄介だよ。
 だって自分が一応家事が出来て一人暮らしにも困ってない分だけ、女性を選ぶ目もシビアになってくるからね。自分より稼ぎが悪い上に家事能力も劣る女性などと、誰が結婚しますか……っての。

 と言うと、女性達には「愛が無い!」って怒られるだろうけど。
 でも結婚生活ってボランティアじゃないんだからさ、「家事能力も無く低収入の妻の為に一生たくさん稼いで、家事もして尽くしてあげよう」なんて、冷静な頭があればまず思えないよ。
 貴女たち女性だって、稼ぎも無く家事能力も無い男に“愛情”だけで一生尽くしたい、なんて思わないでしょう?
 それと同じだよ、男だって。

 だから女性は、低収入でも家事能力だけは人並みに身につけておいた方が良いデスよ。
 男は家事能力だけでは結婚できないけれど、女性ならそれが可能だから。
 で、一人暮らしの経験が無くて家事が出来ない、そして大手の企業か公務員で平均よりは高収入の男をオトせば、後は安定したそれなりに良い暮らしが出来るのではないかな。

 ネットで“たおぱんぱ”という言葉を知ったけれど。
 呆れたね、世の中には母親や妻に、タオルとパジャマとパンツを出しておいて貰わないとダメな男が本当にいるのだとか。
 筆者は自分の下着や衣類の置き場所はもちろん知っているし、そもそも自分の着る下着や服は自分で選ばないと気が済まないよ。
 いい大人の男が自分の下着を母や妻に買って選んで貰うなんて、はっきり言って気持ちワルイ。

 でもね、こういう“たおぱんぱ”の男の方が、妻としては間違いなく扱いやすいよ。だってこういう男は、妻が居なければ暮らして行けなくなっちゃうからね。
 家事が苦手な男は結婚すると妻に依存して、妻が居ないと何も出来ない男になりがちだから。だから家事が不得手な男の方が、いざとなると妻に弱いね。
 で、逆に筆者のように家事が一通り出来てしまう男は、妻の言う通りにさせにくいんだよ。だって喧嘩して妻に実家に帰られてしまっても、暮らして行くのに別に何も困らないからね。

 筆者は家事は人並みに出来るし、デートでは(彼女の好みも聞くけれど)細かいプランを立てるのも運転も支払いも全部自分でやって、彼女には何もさせなかった。そして彼女の相談事にはとことん付き合って話を聞いたけれど、彼女に相談事をして弱い所を見せたりは全然しなかったなー。
 こんな筆者は、長く付き合ううちによく「あたしの居る価値ある? 全然頼ってくれないし、いなくても良いみたい」と言われたよ。
 それで現在でも独身でいるわけだけれど、本当に難しいデスね、女性と付き合うのって。

 これまでいろいろ恋愛をしてきて思うのだけれど、男は容姿も収入も平均に達しているのだけれど弱い所や少し危なっかしい所があって、女性に「あたしがついていて支えてあげなくちゃ」と思わせるタイプが一番楽に結婚しているような気がする。
 そうわかったからと言って、今さら自分のキャラを変えて、そういう隙のある男を演じるつもりはないけれどね。

 結婚したくないわけではないけれど一応の家事能力はある筆者としては、結婚については今まで通り、焦らず成り行きに任せ、「良い人が居たら考えるけれど、ずっと独身でも構わない」という姿勢で遠そうと思ってイマス。
 周囲の現状を見ていると、結婚にあまり夢を抱けないんデスね、実際。
 安倍首相がいくら出生率を上げようと旗を振ろうと、そして福山雅治が結婚しようと、素直に「お国の為に結婚して子供を作りましょう」とは思えない筆者は、非国民なんでしょうかねえ。

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