空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

黒ビールの入門に最適なキリン一番搾りスタウト

 イギリスやアイルランド、それにドイツなどの比較的気候が冷涼な地方のビールはコクがある濃いめのものが多く、それに対してハワイなどの暑い地方のビールは軽めだと聞く。
 確かに日本でも暑い時期には軽めのビールをよく冷やしてゴクゴク飲みたいものだし、逆に寒い時期にはコクのあるビールをじっくり、ゆっくり飲みたいと思う。

 それでか、近所のスーパーのビール売場で、キリン一番搾りスタウトが並んでいた。ギネスを意識してかどうかはわからないが、黒い缶がズラリと並んでいるとよく目立つ。
 実は筆者は、ビールはギネスが大好きだ。それでキリンが副原料ナシで造った黒ビールがどれだけギネスに迫っているか気になって、思わず一本買ってみてしまった。

キリン一番搾りスタウトP1090357

 で、家に帰り少し冷蔵庫に入れてからプルトップを開けてみると、ほのかにカラメルに似た甘い香りが漂う。
 グラスに注ぐとコーヒーのような濃い色で、泡も茶色だ。
 飲むとまず苦みを感じるが、それもホップの苦みというより、ローストされた麦の香ばしい苦みだ。
 そしてボディは意外に重くなく、他の一番搾りに似てスッキリ飲みやすい。ギネスより間違いなく軽いビールだ。
 それだけに、ギネスよりも飲みやすく一般ウケしそうな感じだ。

 だからそれゆえ、飲みごたえのある重めのしっかりした味わいを求める人には物足りないだろうと思う。
 実は筆者も、「ギネスに比べてかなり物足りない」と感じた。

 とは言うもののイヤ味は全くないし飲みやすいし、本場の本格的な黒ビールと比べさえしなければ味も香りもとても良くて、かなり美味しいビールだと思う。
 と言うより、本場の本格的な黒ビールは好き嫌いがハッキリ分かれるだろうが、この一番搾りスタウトを飲んで「マズい、苦手だ」と言う人はかなり少ないだろうと思う。

 という意味で、一番搾りスタウトは一部の黒ビール好きを対象にしたのではなく、一般のビール好きを対象にした良く出来た商品だと思う。
 普通のビール好きが、寒い時期にじっくり飲むのに向いたビールだ。

 また、これは黒ビールのお試し用と思っても良いと思う。
 これを飲んでみて「美味い!」と思ったら、ギネスとかにも挑戦してみてほしいし。
 そしてこの香ばしい苦みが苦手なら、黒ビールは今後避けておけば良いし。

 繰り返すが、個人的にはギネスの方が好きだ。
 しかし本場のギネスより五十円以上安く、それでいて副原料ナシでイヤ味もなく、日本人の好みにも合わせたこの一番搾りスタウトは、間違いなく良く出来たビールだと思う。

 と言うより、一番搾り横浜づくりにしても、一番搾りとれたてホップ岩手県遠野産にしても、キリンはここのところ良いビールを出していると思う。
 スタンダードの一番搾りも、筆者の好みにはやや軽すぎだが飲みやすく悪くない、良いビールだと思う。そしてそれに胡座をかかず、いろいろな味わいの一番搾りを出してくるところに、キリンの本気を感じる。

 ただ出来れば、その本気さと熱意をウイスキーの方にも向けていただければもっと嬉しい。
 富士山麓は好評だが、所詮は千円を切る価格帯の普及品だ。その上にはロバート・ブラウンもあるものの、発売されてからかなりの年月が経つし、そろそろその価格帯で新商品を出しても良い頃ではないか。
 出来れば二千から三千円くらいの価格帯で、「さすがはキリンだ」と通を唸らせるような新製品のウイスキーも出して貰いたいと切に願う。

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