空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

NIPPON PREMIUMの缶チューハイ三種を飲んでみた

 唐突だが、筆者は桃が好きである。
 だからスーパーの酒売場で白桃のチューハイを見た時も、つい衝動買いしてしまった。
 何しろ税込み価格118円で、街角の自販機で買う缶ジュースよりも(本当にごく僅かだが)安い。
 そして『山梨県産』と目立つように書いてあれば、桃好きとしては買わざるを得ないだろう。
 缶の下の方の宣伝文句にもこう書いてある。

 豊かな自然で育まれた山梨県産白桃の果汁をたっぷりと使用。フルーティーで香り豊かな白桃チューハイです。


 無論筆者も大人だから、こうしたメーカーの宣伝文句に騙されるほど馬鹿ではない。
 それに缶の中程に、「果汁6%」と書いてあるのを見落とすほど迂闊でもない。さらに原材料に、白桃果汁とウオッカの他に「果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料、クエン酸Na、酸化防止剤」と書いてあるのも、ちゃんと見て確かめた。
 だが街角の自販機で買う缶ジュースや缶コーヒーなどより安いのだから、「まあ一度くらい騙されてみようではないか」と思って試しに買ってみた。

白桃のチューハイLUMIX FX9 461

 で、合同酒精が製造してオエノンが販売した、このNIPPON PREMIUM山梨県産白桃のチューハイだが。
 プルタブを開けても、白桃の香りはそれほど立たない。飲んでみれば確かに白桃の味も感じるが、度数3%という割にはアルコールっぽさと言うか、「これはただのジュースではなく酒だ!」と感じさせる部分があった。
 しかしかなり飲みやすく、スイスイ飲めてしまう。他のチューハイには初めはジュースのようでも、次第に焼酎の味と刺激を感じるものが少なくないが、これは逆だ。
 初めは僅かに感じたアルコールが、飲むほどに気にならなくなってくる。そしてほろ酔い程度に酔いが回ってくると、ジュースのように美味しく飲めてしまう。香りも悪くない。
 この合同酒精のNIPPON PREMIUMの缶チューハイのシリーズは、缶のサイドに「日本の美味しさをお届けしたい。そんな想いを込めたNIPPON PREMIUMです」などと書いてあるが。
 ちょっと大袈裟なとは思うし、「この味と香りの殆どは、香料と糖類と酸味料で作り出したものだろwww」とも思うものの、それなりに美味しいし、街角の時間期で買う缶ジュースより安い値段でほろ酔い程度になり良い気分になれる事は認める。

 このNIPPON PREMIUMの白桃のチューハイが悪くなかったので、同じシリーズのパイナップルのチューハイといよかんのチューハイも買ってしまった。

いよかんのチューハイP1090671

 で、続いて愛媛県産いよかんのチューハイだが。
 柑橘系の缶チューハイは少なくないが、その殆どはグレープフルーツかレモンで、ミカン系のチューハイは比較的珍しいように思う。
 ただ缶の宣伝文句には「温暖な気候で育まれた愛媛県産伊予柑の果汁をたっぷりと使用。爽やかな伊予柑の風味をお楽しみください」とあるものの、その「たっぷりと使用」された果汁は僅か7%であって、コレもまた殆ど果糖ぶどう糖液糖&酸味料&香料&クエン酸Naで作り出した味と香りである。

 プルタブを開けると、これも白桃のチューハイと同じでさほど香りは立たない。だが香りそのものは、香料使用の割に意外に自然だ。
 飲んでみても味も自然で、みかんジュースのようだ。これは白桃のチューハイと違ってアルコールの味や刺激は殆ど感じず、缶を見せずにグラスに注いで黙って飲ませたら、ただのみかんジュースと思ってゴクゴク飲んでしまう人が多いのではないだろうか。
 とは言うものの、3%とは言えこれはしっかりアルコールの入った酒である。だからいい気になってゴクゴク飲んでいると、胃が熱くなっていつの間にか酔っている。
 だからコレを黙って未成年の、特に女子に飲ませてしまうとかの悪事は厳禁だ。

 ただ欠点を言うと、少し甘過ぎるように思う。初めのうちは気にならないのだが、飲んでいるうちに甘さがやや重く感じられるようになってくる。
 この甘さがあるから、チューハイにありがちな甲類焼酎っぽいアルコールの刺激を感じないのかも知れないが。ただ「チューハイは甘いから苦手」と言う人には、このいよかんのチューハイは合わないと思う。
 しかし甘さや香料によるフルーツの味の下に甲類焼酎の刺激が潜むチューハイが多い中で、これはジュースのように飲めてほろ酔い気分にもなれ、しかも自販機の缶ジュースより安いのだから、文句を付ける方がおかしいのではないか。

パイナップルのチューハイP1090682

 さて、最後に沖縄県産パイナップルのチューハイだが。
 例の缶の宣伝文句には、「沖縄の太陽をたっぷり浴びて熟した、厳選パイナップル果汁を使用。甘酸っぱくてジューシーなチューハイです」とある。
 このパイナップルのチューハイに使用されている果汁は、僅か3.5%である。だから流石にいよかんのチューハイのように「果汁をたっぷりと使用」などとは書けず、たっぷりなのは浴びた沖縄の太陽と書いてあるあたりが笑える。
 しかしそのいよかんのチューハイだって、「果汁をたっぷりと使用」とは言え僅か7%である。それはパイナップルのチューハイの3.5%と比べれば倍ではあるが、7%程度の果汁で「たっぷりと使用」と誇らしげに言い切る姿勢には疑問がある。
 とにかく、このパイナップルのチューハイもまた、例の殆ど果糖ぶどう糖液糖&酸味料&香料&クエン酸Naで味と香りを作り出したチューハイである。

 その香料の効果だろうか。これはNIPPON PREMIUMの他の白桃やいよかんのチューハイと違い、プルタブを開けた途端にパイナップルの香りが辺りに広がる。
 味もパイナップルのジュースそのもので、アルコールの刺激は殆ど感じない。そしていよかんのチューハイと同じで、「ただのジュース」と思って飲んでいるうちに酔ってくる。
 これもいよかんのチューハイと同じで、最初は良いのだが飲んでいるうちに次第に甘さが重くクドく感じられてきた。今回飲んでみたNIPPON PREMIUMの三種の缶チューハイの中でも、最も甘いかも知れない。
 ちなみに缶に表示されている栄養成分を比較してみても、このパイナップルのチューハイが最もカロリーが高い。
 繰り返すが、果汁はただの3.5%でしかない。にもかかわらずパイナップルらしい味と香りを感じてしまうのは、香料のマジックか。
 飲んだ後、空き缶を片づけずにしばらく放置していたら、いかにも作り物クサい、自然の果汁はほど遠い安っぽい匂いが缶のプルタブの開口部から漂ってきた。うん、これはやはり香料と糖類と酸味料で殆どの味と香りを作り上げたものである。

 とは言うものの、この三種のNIPPON PREMIUMは、ジュースとしても悪くない出来である事は確かだ。
 缶チューハイの中には香料と糖類と酸味料で作り上げたジュースっぽい味の下に、アルコールの刺激が見え隠れして、「ジュースとして飲むには刺激があって酒臭く、酒として飲むには甘ったる過ぎる」というものか少なくない。
 しかしこのNIPPON PREMIUMはそのアルコールの刺激や酒臭さが無く、ジュースとしても自然に飲めてしまう。無論、天然果汁の割合が高い(少なくとも70%以上)のジュースとは比較にならないが、同じように香料と糖類と酸味料で殆どの味と香りを作り上げたジュースなら他にもたくさんある。
 酒として飲むには甘ったるいが、チューハイにありがちなアルコールの刺激が無く、ジュースのように飲めて気持ち良くほろ酔い気分になれるこのNIPPON PREMIUMのチューハイ、筆者はなかなか良く出来ていると思った。
 なにしろこれで、僅かだが自販機の缶ジュースより安いのである。

 酒は百薬の長とも言われるが、適量さえ守れば体に良いことは確かだ。血行が促進され、体からスッと張り詰めていた力が抜けるだけでなく、心の緊張もほぐれて朗らかになるのが自分でもわかる。
 ビールなら瓶で一本、日本酒なら一合、焼酎なら120cc、ワインなら一合強、ウイスキーならダブル一杯(60cc)という限度を守りさえすれば、酒は体にも心にも良いのである。
 そういう意味で、この度数3%で自販機の缶ジュースより安いチューハイは、お手頃価格で程良く酔えて良いと思う。
 但したくさん飲みたい、しっかり酔いたい人には、度数9%くらいのストロングタイプをお勧めする。この3%のチューハイでは、飲んでも飲んでも殆ど酔えないだろう。
 と言うより、ほろ酔いで留める気などさらさら無く、たくさん飲んで酔っぱらいたい人は、ストロングタイプであろうとそもそもチューハイなど飲まないだろうが、ね。

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