空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

ウォッカと果汁だけの缶チューハイ、キリンの本搾り

 缶チューハイは安い。
 例外も無いではないが、新ジャンル酒より安いものが多い。
 自販機で買う缶ジュースより安いものが少なくなく、それでいて果物の味がして酔えるのだから、これが売れていてもおかしくないと思う。

 ただ、筆者がいつも気になるのは、缶チューハイの原材料だ。
 果汁入りとは言っても大半はせいぜい数パーセントで、中には「果汁0.1%」という、殆ど詐欺に近いような“果汁入り”の缶チューハイすらある。

 缶チューハイに入れてある果汁は、実際には「形だけ」と言っても過言ではなかろう。
 私達が缶チューハイを飲んだ時に感じる果物らしい味は、実は糖類と酸味料、それに香料で作られているのだ。
 だから大半の缶チューハイは、飲むと次第に甘ったくる感じるようになってくる。

 で、「缶チューハイは甘すぎる」という批判に応えてか、「糖類無添加」とか「カロリーハーフ」などと謳った缶チューハイも売られているが、それに騙されてはいけない。
 原材料表示を見てみれば、糖類がただ甘味料に置き換えられているだけで、香料等の添加物であの味と香りが作られている事に変わりはないのだ。

 香料や糖類や甘味料や酸味料等の添加物を使わない、お酒と果物だけで作ったチューハイがないものか。
 そう考えていろいろ探した結果、見つけたのがキリン本搾りという缶チューハイである。
 この本搾りのシリーズとして、オレンジとグレープフルーツとレモン、それに季節限定の商品としてピンクグレープフルーツと7種の贅沢ブレンドが店頭に並んでいたが、原材料表示を見るとどれも本当にウオッカと果汁のみだ。

 それで筆者が購入した酒の専門店では、どれも税抜き99円で売られていた。
 この果汁をたっぷり使った缶チューハイが、他の果汁はせいぜい数パーセントで糖類や酸味料や香料で味を作ったものと同じか、より安いくらいの値段で売られているのだから驚きだ。

本搾りオレンジP1090746

 で、まずその本搾りのシリーズの、オレンジから飲んでみた。
 第一印象は、「とてもスッキリ、サッパリ」だ。
 果汁は45%使用している。
 4.5%ではない。本当に45%もオレンジ果汁を使用している。

 正直に言うと「スッキリ、サッパリ」という印象が強くて、最初のうちは少し物足りないくらいに感じてしまうくらいだ。
 実際、果汁数パーセントで糖類や酸味料や香料で作っている普通の缶チューハイの方が、本物の果物らしいと感じてしまう人もいるかも知れない。

 しかし飲み進めて行くうちに、次第に「これこそ本物の果物の味だ」と感じるようになってくる。
 変なしつこい甘さも無く、口に残るのは自然なサッパリした甘さと果物本来の香りだけだ。
 この果汁とウオッカだけの缶チューハイを飲んでみると、他の缶チューハイがいかに糖類や酸味料や香料で人工的に作られた味なのかわかってくる。

 最初は「こんなものか?」とやや物足りなく感じてしまうかも知れない。
 しかし飲めば飲むほど、その自然な果物本来の味がわかってくる。本当にサッパリしていて、甘さも酸味も驚くほど自然だ。

本搾りピンクグレープP1090744

 次はピンクグレープフルーツを飲んでみた。
 これもオレンジと同じで、とてもスッキリ、サッパリとした印象。
 糖類や甘味料の甘さは全く無く、果物本来の自然でほのかな甘さのみだ。
 しつこい甘さは全く残らず、後口がとてもサッパリしている。
 お酒が苦手な人にも試しに飲んでみてもらったが、「これは美味しい!」と言ってくれた。

本搾りグレープフルーツP1090781

 今度はグレープフルーツを飲んでみた。
 プルタブを開けると、爽やかなグレープフルーツの香りが漂う。
 飲むと爽やかな酸味とほのかな苦みが口の中に広がる。微妙な差だが、ピンクグレープフルーツより素直でよりグレープフルーツらしい味に感じた。
 果汁28%と言うが、確かにグレープフルーツのジュースよりやや薄味に感じる。
 しかし甘ったるさが無く、糖類や香料等の添加物でグレープフルーツの味を作った普通の缶チューハイよりずっと自然な良い味。
 とにかく自然な果汁の味と香りを感じる。

本搾りレモンP1090778

 続いてレモンだが、プルタブを開けるとまず爽やかなレモンの香りが広がる。
 飲むと適度な酸味と僅かな苦みがサッパリしていて、とても良い感じ。
 これもレモン果汁とウオッカのみで、糖類や甘味料は一切入れていないのに酸っぱ過ぎず、変な甘さも無くてとても美味しい。
 糖類や甘味料や香料で味を作っていないサッパリ感と美味さは、このレモンが最もよくわかるかも。飲んだ後、口の中がとてもサッパリする。
 オレンジやグレープフルーツと違って、レモンの酸味と僅かな苦みがあるだけだから、食中酒としてもかなりイケると思う。和食よりも、揚げ物系などの洋食に合う印象。
 この糖類や甘味料を全く使ってないレモン果汁とウォッカだけの缶チューハイ、「缶チューハイは甘いから……」と敬遠している方にこそ、是非味わってみてほしいと思う。

本搾り七種P1090775

 キリン本搾りシリーズの最後に、7種の贅沢ブレンドを飲んでみた。
 7種と言うのは、グレープフルーツ、ライム、オレンジ、シークワーサー、レモン、すだち、かぼすという事だが。
 プルタブを開けると、柑橘系の爽やかな香りが漂う。
 味もとにかく柑橘という感じで、酸っぱ過ぎず、変な甘さも無くてとても良い感じ。
 とにかく自然で爽やかな感じ。

 ここまで書いてきて思うのだが、何度「スッキリ、サッパリ」、そして「爽やか」と述べてきただろうか。
 ウオッカと果汁だけで作られているキリンの本搾りのシリーズは、それほどその印象が強いのだ。
 裏を返して言えば、糖類や甘味料と酸味料、それに香料を加えられている普通の缶チューハイが、「どれだけ甘ったるく作りモノっぽい味に仕立てられているか」ということだ。
 実は最初の一口めは、糖類や香料等を使った缶チューハイの方が味が濃く、こちらの方がより本物の果汁らしく感じるかも知れない。
 しかし糖類や香料等で味を作った缶チューハイは飲む毎に変な甘ったるさを感じるようになり、後口にも作りモノっぽい不快感が残る。
 それと比べると、このキリン本搾りの自然な味わいと後口の爽やかさは本当に素晴らしいと思う。

イオン・カロリーハーフP1090855

 筆者は比較の為に、イオンカロリーハーフ・チューハイグレープフルーツも買って飲んでみた。
 これは糖類ゼロと言うだけあって、他の糖類入りの缶チューハイよりは甘ったるくない。しかし糖類の代わりに甘味料(アセスルファムK)を加えているだけに、キリン本搾りのグレープフルーツより甘い。
 黙って飲めば、グレープフルーツの味はする。しかしキリン本搾りと比べてしまうと、味がどこか作りモノっぽいのだ。
 これはのウォッカとグレープフルーツ果汁の他に、酸味料と香料とクエン酸Naと甘味料が入っている。
 だから「糖類無添加」や「カロリーハーフ」の文字に騙されてはいけない。
 糖類は入れてなくても、代わりに甘味料が入れてあり、酸味料や香料その他も加えられているのだ。

 ちなみに、果汁とウォッカだけで作られているキリン本搾りは、当たり前の事だが糖類無添加だから、カロリー量も比較的少ない。
 例えば本搾り7種の贅沢ブレンドの100ml当たりのカロリーは39kcalで、イオンのカロリーハーフ・チューハイグレープフルーツと殆ど変わらない。
 果汁を45%も入れた本搾りオレンジですら、50kcalである。

 スッキリ、サッパリして後味も爽やかで、甘ったるさや作りモノっぽい味も無い。
 それでいて値段も安く、カロリーも比較的低い。
 缶チューハイは嫌いではないけれど「甘ったるいのが、どうも苦手で」という方は、是非このキリン本搾りのシリーズを試してみていただきたい。
 置いてある店はそう多くなく、置いてあっても目立たぬ場所という事も多いけれど、お酒があまり好きでない人にもお勧めデス。

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