空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

出来の良いスタンダード・スコッチ、デュワーズ・ホワイト

 筆者がよく行く酒の量販店に、「多くのバーテンダーに高く評価されている」という趣旨の宣伝文句が書かれているスコッチがある。
 それが今回取り上げる、デュワーズ・ホワイトだ。

デュワーズ・ホワイトP1100318

 色は明るめの黄金色で、キャップを開けるとハニーで穏やかな甘い香りが漂ってくる。
 スモーキー香はごく僅か。
 値段は酒の量販店で千円ちょっとだが、同価格帯のウイスキーの中ではかなりなめらかで、実際に飲んでみてもアルコールの刺激も少なめだ。

 それはもちろん、12年モノのスコッチや、二千円クラスの国産ウイスキーと比べたら、アルコールのツンツンした感じはある。
 しかし同価格帯のスタンダード・スコッチの中では、明らかにまろやかで飲みやすい。
 ストレートで飲んで充分に甘くおいしい。
 むしろ割ってトワイスアップにしてしまうと、より飲みやすくはなるがやや水っぽく薄く感じてしまうくらいだ。

 このデュワーズ・ホワイトは、スタンダード・スコッチの中ではライトなタイプに属すると思う。
 ライトなタイプのお手頃価格のウイスキーは、味と香りが控え目である為に、アルコールのツンツンする刺激が目立ち、色と香りを付けた甲類のウイスキーに近い味わいになってしまうものが少なくない。
 しかしこのデュワーズ・ホワイトはマイルドで上品で、ストレートで飲んでも口当たりはなめらかだ。

デュワーズ・ホワイトP1100410

 デュワーズ・ホワイトの輸入業者はバカルディジャパンだが、筆者が買ったものはオリジナルの大きなハイボール・タンブラーを付けて売られていた。
 そしてそのハイボール・タンブラーの箱に書かれている内容によれば、ハイボールはデュワーズを世界に広めたトミー・デュワーズが、1905年にアメリカで誕生させたのだという。

デュワーズ・ホワイトP1100413

 あえてそう書いたハイボール・タンブラーを景品に付けて売るという事は、「デュワーズ・ホワイトはハイボールで飲むのがお勧め」と輸入業者は考えている、という事だろう。
 そして造ったジョン・デュワーズ&サンズ社も、デュワーズ・ホワイトは割って飲むことを前提にしているのだろう。

 で、ハイボールにもして飲んでみたのだが、確かにハイボールにすると香りが立ち、ごく僅かだったスモーキー香もちゃんとわかるようになる。
 ただハイボールにすると冷やされるせいか、常温でストレートで飲んでいた時に感じた甘みが引っ込み、代わりにビターさが出てくる。
 そのデュワーズ・ホワイトのオリジナルのハイボール・タンブラーの箱には、ウイスキー1に対して3~4のソーダを入れるように書いてあった。筆者はその濃い方の1:3で作ってみたが、個人的にはそれでも薄めにかんじられた。
 元々がライトな味わいなので、濃い味でじっくり楽しみたい者には、割ってしまうとどうしても薄く感じられてしまう。

 とは言え元々が上品でまろやかなスコッチだから、ハイボールもとてもなめらかで飲みやすく、下手なビールより間違いなく美味い。
 甘くなく、そしてビールほど苦くもない冷たい炭酸飲料としてハイボールを飲む人が多いようだが、その用途にこのデュワーズ・ホワイトは持ってこいだ。「ハイボール=角瓶」などと決め付けずに、ハイボールが好きな方はこのデュワーズ・ホワイトのハイボールも試してみてもらいたいと思う。
 上品で癖が無く、それでいて味と香りもちゃんとあるハイボールを楽しめることを保証する。

 しかし個人的には、このデュワーズ・ホワイトはストレートが最も味わい深くて美味いと思う。
 それはもちろん、ジョニーウォーカーやバランタインやシーバス・リーガルなど12年モノのブレンデッド・スコッチとは比較にならない。
 だが千円ちょっとで手に入るウイスキーの中では、数少ないストレートで美味しく飲める製品の一つだ。
 ハイボールでも悪くない。
 だがハイボールだけでなく、一度は是非ストレートで飲んでみてほしいスコッチだ。
 トミー・デュワーズ氏がハイボールを誕生させたという由来からも、デュワーズ・ホワイトはおそらく割って飲む事を前提にブレンドされているのだろうが。
 しかし筆者自身は、割らずにそのまま飲むのが最も楽しめる。

 このライトで上品で繊細なスタンダード・スコッチは、割るとどうしても薄く感じられてしまう。
 しかしストレートではアルコールの刺激が少しキツく感じるという方は、ロックか、またはウイスキー2に水1で割ってみることをお勧めする。
 1:1のトワイスアップではやや薄くなり過ぎるが、2:1程度に濃いめに割るとアルコールのキツさがかなり消えて、ストレートは苦手な人でもきっと飲めるのではないかと思う。

 このデュワーズには12年モノもあるが、それもいつか必ず飲んでみようと思わせるほど、デュワーズ・ホワイトは出来が良いウイスキーだった。

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コメント


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普通にストレートで。

普通にストレートで。

普通に呑めるウイスキーです。

妙な安心感がありましたよ。

この価格でも「大丈夫なもの」は
他にもあるかも知れませんね。(笑)

ogotch | URL | 2016-10-07(Fri)12:11 [編集]


Re: 普通にストレートで。

> 普通にストレートで。
>
> 普通に呑めるウイスキーです。
>
> 妙な安心感がありましたよ。

 デュワーズ・ホワイト、販売者はハイボールで飲ませたいようですが。
 それはともかくとして。
 大好き、とまでは言いませんが、値段を考えればかなり出来の良いスタンダード・スコッチですよね。

黒沢一樹 | URL | 2016-10-13(Thu)14:33 [編集]