空と虹と恋と

 大好きな写真のこと、そしてゲームやコミックスの話から歴史&時事問題まで、思いつくまま雑多に語ってみたいと思っております。さらに筆者の度重なるイタい失恋話についても、どうぞ憫笑しつつお読み下さいまし。

バローVクウォリティ白わいんマスカットと株式会社アルプス

 これを言うと、「文化のわからぬ、野蛮人め!」と罵られてしまいそうだが。
 実は筆者は、ワインの味がよくわからない。
 ウイスキーも日本酒もビールも本格焼酎もブランデーもカルヴァドスもジンも好きだが、ワインの味は今ひとつピンと来ないのだ。

 筆者の親戚に、葡萄とワインの産地である山梨県在住の人がいて。
 それでその親戚に、ワインも何度か頂いた。
 山梨県では名門のワイナリーであるサドヤのそれなりのワインだけでなく、フランスの伝統ある農園のワインも頂いた。
 それでも「不味くはないが、別にそう美味くもないよな」という程度の印象しか持てなかった。
 それどころか、内心「同じ値段の純米吟醸酒の方が、ずっと香り高いし旨いだろうに」と思ってしまったくらい、筆者はワインに対する感性が鈍い人間なのだ。

 そんなワインの味に無知な筆者だが、千五百円以下のお手頃価格のワインの中に、時々「好きだな」と思うものがある。
 それはたいがい国産の、フルーティーさを売りにした飲みやすいワインだ。
 特に長野県塩尻市の株式会社アルプスのワインにはハズレが無く、どれを飲んでも「安いのに美味いな」と思ってしまう。

 その株式会社アルプスが、バローというスーパーの自社ブランド製品として、製造したワインを提供している。
 バローのVクウォリティ白わいんマスカットというのが、それだ。
 バローのブランドで売り出されている、同じ白わいんシャルドネや赤わいんカベルネソーヴィニヨンとコンコードも、製造元は株式会社アルプスだ。
 株式会社アルプスの普通のワインは千円程度で、それでも充分にお手頃価格だが、バローブランドのものは税抜きで498円と激安だ。
 で、何種類かある中で、フルーティーでやや甘口で飲みやすいという、まず白わいんマスカットを買って飲んでみた。

バロー白ワイン・マスカットP1110870

 グラスに注いでみると、甘酸っぱいフルーティーな香りが漂う。
 五百円から千円で買えるワインとしては、香りはかなり豊かな方だ。
 飲んでみると、「やや甘口」という表示の通りに甘さはやや抑えめで、酸味もそれなりに感じる。
 甘味と酸味の他に僅かに苦味や渋味もあり、とてもフルーティーな上にコクや確かな味わいもある。
 飲んでいると、口の中いっぱいにマスカットの味を感じる。
 さすがは株式会社アルプスの製品だけあって、フルーティーで飲みやすく、これが税抜きなら五百円しないとは信じられない品質だ。
 嫌みが全く無く、どんどん飲める。

 ただこのワイン、ゆっくり飲んでいると次第に甘さを強く感じるようになり、室温に近いくらいまでぬるくなると甘ったるく重く感じるようになる。
 甘さは温度によって感じ方がかなり変わり、温度が低いほど甘さを感じず、高くなるほど甘くなるというが。
 これはキリッと冷やしてこそ、美味いワインだ。
 冷蔵庫から出してテーブルに置いておくと、最初の一杯目は良いのだが、二杯目、三杯目と飲むに従って甘ったるさを強く感じるようになる。
 だからこのワインは、常に冷蔵庫に入れておくべきだ。
 グラスに一杯注いだら瓶は冷蔵庫に戻し、二杯目を飲む時にはまた冷蔵庫に注ぎに行く。
 そうすれば、味が甘ったるくなり過ぎず、程良い甘味と適度な酸味とほのかな苦味や渋味のハーモニーが楽しめる。
 冷蔵庫から出してテーブル上に放置して飲み続けるのは、甘味が強くなり過ぎるからくれぐれもやめた方が良い。

 本来ワイン好きではない筆者だからこそ、このフルーティーで飲みやすいワインを美味いと思うのであって、本当のワイン好きはもっと辛口で渋味もあるものが好きなのだろうと思う。
 しかし塩尻市の株式会社アルプスが造った、このバローのVクウォリティ白わいんマスカットは、マスカットの風味がとても生きていてフルーティーで飲みやすく、お酒を飲み慣れていない女性や、ワインの“通”ではない人などには、とても喜ばれるのではないかと思った。
 これで税抜きなら五百円もしないとは、信じられない安さだ。
 マスカットの味を堪能できるフルーティーで良質なワインだが、テーブルワインとして気取らず気楽に飲みたい。

 ちなみに株式会社アルプスがバローのブランドで出している白わいんシャルドネや、赤わいんカベルネソーヴィニヨンとコンコードも同じ値段だ。
 しかしバローのブランドではない、株式会社アルプスの名で出している同等製品は税抜きで千円弱になっている。
 この価格の差は、いったい何なのだろうか。

 バローのオリジナル商品は、安さが第一のVセレクト、味や製法や素材にこだわりつつ“お求めやすい価格”も実現したVクウォリティ、製法・素材を厳選した贅沢な逸品Vプレミアムの三種類に区分されている。
 そしてこの白わいんマスカットはVクウォリティで、贅沢品でこそないものの、ただの廉価品ではない筈だ。
 大手スーパーのオリジナルブランドにし、ただ流通コストをカットしただけで、ここまで安くできるものなのだろうか。

 で、株式会社アルプスの名前で出しているワインと、同社が造ったバローブランドのワインのラベルをよく見比べて気付いたことがある。
 どちらも酸化防止剤無添加を売り文句にしていて、製法そのものはほぼ同じなのだろう。
 ただ株式会社アルプスの名前で出されている物は、長野県のどこそこの農家と契約した葡萄を使い……と書いてあり、原料の産地も明示されている。
 だがバローブランドの方にはそれが無く、さらに「輸入ぶどう果汁使用」と書かれている。
 つまり製造元は同じ株式会社アルプスでも、バローブランドの方は原材料に輸入ぶどう果汁を使うなどの妥協もしてあるということだ。
 ただ飲んですぐ「あ、これは輸入ぶどう果汁も使ってるね」とわかるほどの差は感じなかった。
 ワインの味がよくわかる、こだわりのある方でなければ、バローブランドの方でも良いのではないかと思った。

 ちなみに株式会社アルプスは、バローにVプレミアム信州メルロー&ブラッククイーンを、税抜き1580円で供給している。
 こちらは輸入ぶどう果汁を使用せず、塩尻桔梗ヶ原産のメルローを65%、松本平産のブラッククイーンを35%使用したものを、フレンチオーク樽で13ヶ月熟成させたという逸品だ。

 それにしても。
 このバローに供給されている株式会社アルプス製造のワインを飲んでみて、「やはりこの会社は、安くて良いワインを造る」と改めて感心させられた。
 通好みのワインではないのかも知れないが、株式会社アルプスが造るワインは価格が手頃な上に、ワインがあまり好きでない者も美味しく飲めてとても良いと思う。

PageTop

どちらが幸せ? ある結婚式での事

 もう何年も前の話だが。
 筆者は同じ大学の友人だったAの結婚式に出た。
 そしてそこで、筆者とAの共通の友人であるBとも再会した。

 新郎である友人Aは公務員で、そしてAの父親や叔父たちも皆それなりに地位のある公務員だった。
 だからAの結婚式も、Aの住む辺りでは最も立派なホテルで挙げられた。
 そして新郎側が呼ぶ職場や親戚関係の人間が多すぎた為、新郎が招待した自身の友人は筆者と友人Bの二人だけに絞られたくらいだった。

 その式は大変華やかかつ豪華に執り行われたが、筆者は列席していて微妙に居心地の悪い気分だった。
 まず花婿と花嫁の記念撮影の際、二人はとても綺麗に着飾り、晴れやかな顔でカメラの前に立った。
 そのスタジオの隅にいた筆者の耳に、ホテルの従業員の中年婦人達の陰口が耳に入ってきた。
 撮影が長引いて、予定の時間より遅くなってしまった事への悪口がまずあって。
 そして新郎新婦が会場のホテルの貸衣装を使わず、別料金を払って衣装の持ち込みをした事に対する「お金を無駄に使っちゃって」とか「お金のある人はいいご身分だよね」などという、嫉みとやっかみの言葉の数々が続いた。
 その時はただ、「一流ホテルの筈なのに、従業員のしつけがなってない」と呆れただけだったが。

 筆者は新郎Aを個人的によく知っているが、Aはとても腰が低くて威張ることなど全く無い良い奴だ。
 しかし式が始まると、Aの側の親戚連中から、新婦の家を明らかに見下す「上から目線」の発言が繰り返された。
 Aの親戚の間だけで、ひそひそ話されたのではない。
 皆の前に立ってマイクを持って喋る祝福の言葉の中で、Aの親戚は新婦が母子家庭であることをあえて話し、「その新婦が、我がA家に嫁として入るからには……」などという時代錯誤な嫁としての心得を、平然と偉そうに喋った。

 新郎Aの親類の言葉は、Aの親しい友人である筆者にもとても不快だった。
 だから新婦の母親や親戚は、もっと不愉快であったろう。
 筆者の近くに、新婦の祖父と思われる老人がいて。
 その老人はひどく苦い顔をしていただけでなく、Aの親戚が何か言う度に悪態をついていた。
「ふざけるな」
「馬鹿め」
「なに言ってやがる」
 Aの親戚が新郎新婦に祝いの言葉を喋っている間ずっと、その老人は悪態を吐き続けていた。

 そのすぐ後の披露宴で、豪華な料理が出されて。
 そこで筆者と新郎Aの共通の友人であるBが、筆者にこう言った。
「俺は結婚式に出るのが大好きなんだ。だってみんな幸せで、ニコニコしてるからさ」
 筆者はただ耳を疑うと言うより、椅子から滑り落ちかけるほど驚いてしまった。

 新郎新婦の記念撮影の時も、それに続く式の時も、Bは筆者の隣に間違いなく居た。
 なのにBには、従業員の新郎新婦に対する陰口も聞こえず。
 新婦とその家を貶める、新郎の親戚の上から目線の偉そうで不愉快な発言の数々にも気付かず。
 そしてそれに対し、新婦の祖父らしき老人が悪態をつき続けていたことも、全く知らず。
 それで皆が幸せでニコニコしていると、本気で信じて疑わずにいた。
 自分を不快にさせる人間や世の中の悪い面には本当に気付かず、明るく良い面しか見えないし見たくない人が本当にいるのだと、筆者はその時つくづく思い知らされた。
 ちなみにこの友人Bの職業は、小学校の教師だ。

 従業員の陰口や、新郎側の親戚の傲慢な発言や、新婦側の祖父の悪態など、同じ挙式に出てその負の部分にすぐ気付いてしまう筆者と。
 そうした負の暗い部分の存在に気付きすらせず、明るく良い面だけを見ていられる友人Bと。
 はたしてどちらが幸せで、どちらが不幸なのだろうか?

PageTop

華やかな花を見付けました

fx30-100407-P1020739.jpg

 黄色、それほど好きなわけではないのですが。
 ただ目につきやすいので、すぐ撮ってしまいます。

 昼間はまだまだ暑いですが、朝晩が涼しくて助かっています。
 何しろ私の住む地方では、真夏は夜も熱帯夜ですからね。
 それで夏は、いつも睡眠不足になってしまうのです。
 エアコン? そんな文化的なものは無いんですよ、私の部屋には。
 だから今年の夏の熱帯夜も、ずっと扇風機のみで耐え続けました。

PageTop

黄色はやはり目立ちますよね

fx30-100407-P1020738.jpg

 以前、こんな色の車に乗っていました。
 目立ちましたよー、それはもう。

 黄色が好きで買ったというわけではなくて、ただ中古車で安かったから買ったのです。
 でも市内に同じ車種で同じ色の車は他に一台も無くて、外出しただけで知人に「この前、○○に行っただろ?」と言われる有り様でした。
 目立ちたくない私としては、ちょっと辛かったです。

 ただエンジンの吹け上りが物凄く良く、ハンドリングもシャープで運転していてとても楽しかったです。
 それで修理不能になるまで、十数年乗り続けてしまいました。

 今の車は白の地味な車なので、車を見かけられて「○○に行っただろ?」と言われることは殆ど無くなりました。
 目立たない幸せを味わいつつ、今の車が長持ちしてくれれば良いなと思っている今日この頃です。

PageTop

やはり春が好き

fx30-100406-P1020735.jpg

 経済を考えると、夏は暑く冬は寒いのが良いのだとか。
 でも季節の物を扱う仕事をしていない私は、つい「一年中、春か秋のような過ごしやすい気候だと良いな」と思ってしまいます。

 で、これから秋になるわけですが。
 私個人としては、秋より春の方が好きです。
 秋の紅葉も素敵ですが、桜が咲き若葉が萌える春の方が、やはり好きです。

PageTop